周りが寝静まり、静かになった夜……
新は今、海鳴市が一望できる丘にいた……
夜のため、目立たぬように紺色の無地のシャツとズボンを着たうえ、明るいところに入らないよう徹底している……
「……よし、誰もいないな?」
周囲を見渡し、誰もいないことを確認した新は、死者と生者の殺しあい(ハロウィン·パーティー)を行うために両手を合わせて薄く周囲にオーラを飛ばした…
ここで、死者と生者の殺しあい(ハロウィン·パーティー)について詳しく説明しよう
新の発、死者と生者の殺しあい(ハロウィン·パーティー)は魂の提灯(カボチャノランタン)を使うことを前提とした鍛練用の発である
オーラを薄く飛ばして気配を読み取る"円"……
その範囲内にある死んでいった虫や小動物をはじめとした生き物たちの負のオーラを収束させてモンスターを生み出すのである
そして、そのモンスターを倒すことでそのモンスターを作り出していた負のオーラを魂の提灯(カボチャノランタン)が回収……
保管することで自身の総合オーラ量の嵩ましを図ったものである
しかし、この死者と生者の殺しあい(ハロウィン·パーティー)、発動するにあたってルールが存在するのである
夜にしか発動させることが出来ない、発動時は両手を合わせた所謂"柏手"を取らなくてはいけない
などがある
その中にあるルールの一つとして、これがある
"生み出すモンスターは自身の総合オーラ量につき一体"
これだけ読むと解りづらいだろうか?
簡単にいうと、新自身の総合オーラが100あると仮定して、円の中にある負のオーラが250とした場合、生み出されるモンスターは二体……
残りの50は切り捨てられる
因みに、この切り捨てた50はまた死者と生者の殺しあい(ハロウィン·パーティー)するときに回収される
でだ、話を戻すが公園やお墓等にも負のオーラはあるにはある……
だが、前者は死んだ生き物が小さいものが多く、後者は供養されているからなのかオーラの質が悪い……
その為いくら発動させても一体から二体がほとんどであった……
その為、何時もと同じ感覚で円を行った新なのだが……
これが駄目だった……
「……やっべ……!?」
新が今いる場所は、公園やお墓のように人の手が入っていない、自然豊かな丘だ
その為、死んでいった生き物達の負のオーラは計り知れない……
長い間留まっているものもいるだろうから、その数と質は公園やお墓等とは比べ物になら無い
つまり……
「……最悪だ……」
生まれたモンスターは、一体二体では効かないということである……
その数、6……
「かろうじてラッキーなのは、全員の居場所がバラバラなことだけだな……」
円で出現した場所を確認した新はそう言いながら時間を確認する……
時刻は、午前一時三十二分……
「タイムリミットは一時間、それを越えたら……」
ー大変なことになる……
そう思った彼は、覚悟を決めた顔で白いバットを具現化させる新……
「……よし、やるか!!」
彼はそう言うと、近くにいるモンスターに向かって駆け出すのであった……
____________
「なのはちゃん、見える?」
「う~ん……暗視魔法使ってるけど、やっぱりよく見えないかな……」
「仕方がないよ……暗視魔法は遠くを見るのに適してないから……」
一方で……
アースラで話をしていたなのは達は「今夜もまた反応を起こすかもしれないから待機していてくれ」と頼まれ、泊まり込みで待機
その日の夜に早速来たということで、なのは達は反応があった海鳴市を一望できる丘に来たのである
「探査魔法は、魔力の反応が弱すぎて使い物にならないんだよね?」
「うん……どこを探せば……」
―地道に探すしかないのでは?
そう思ったその時だった……
―シュゴォォォォッ!!!
『……へ?』
突然現れた大きな竜巻……
それが消えたと同時に、空からなにか落ちてきた……
『!?』
―なんかヤバイ……!?
それを、約二年ほど荒事を仕事としていたなのは達はそう感知して、慌てて離れるなのは達……
それは、幸か不幸かなのは達の近くに落ちてきた……
―ドッシィィィンッ!!!
大きな音を立てて落ちてきたソレ……
ソレを見たなのは達は、驚きで目を見開いていた
「な、なんやこれ……?」
「……魔物?」
「へ、地球にもこんなのいるの?」
ソレ……
様々な虫の特徴が混ざったような、おぞましい見た目の生き物を見て驚く三人……
しかし、三人はさらに驚くことになる……
―最初は、グー……!!
『へ?』
空から聞こえた、そのかけ声……
ソレを聞いた三人は、上を見る……
そこにいたのは……
―ジャン、ケン……!!
「あれって……」
「な、何で空から……?」
「新くん!?」
凄まじい速度で落ちて来ていた、新がいた
「キィィィックッッ!!!!」
彼は目に見えないながらも、なのは達も感じてしまう凄まじい力を蹴りに込め、生き物に落下の勢いを混ぜて放ち、頭を踏み潰してしまった……
ソレを食らった生き物は、ピクピクと痙攣した後動かなくなり、光の粒子となって新のそばを漂っていた顔の掘られた南瓜に吸い込まれていった……
「……よし、俺の八割分ゲット……!!」
―やっぱり、共食いさせると強くなる分オーラの所得量が増えるな……
嬉しそうにそう言う新……
どうやらなのは達に気づいていないらしい……
ソレを見たなのは達は、お互いに目配りすると頷き、話し掛けるために新のもとに向かうのであった……
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