RE:LyricalxHunter   作:ティファールは邪道

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少し長いので、二つに分けます


二十五話:会議·一

「以上が第97管理外世界の念能力者……固導新に関する情報です」

 

新の実家、固導家での話し合いが終わった日の夜……

 

リンディは時空監理局の本部の要請で緊急会議を行っていた……

 

議題は勿論、新に関してだった……

 

昨日念能力の存在が明らかになったばかりで会議が開かれる、というのは極めて異例だがその異例が認められるほど重要であると言う意味でもある……

 

「リンディ提督。彼、固導新の話では何人か同じ存在……念能力者、ですかな?その存在がいるように思えるが」

 

「はい……彼が念能力を手にした経緯によると、"誰でも手にする事が出来る"という特性上、何人もいるそうです……しかし、彼の行動範囲内で自分と同じ念能力者は見つけてないとのとこです」

 

何らかの念能力者組織があれば何らかの接触を考えるが、新の念能力は実際は転生した際の特典で身に付けたもの……

 

そんな存在はないし、無い存在と接触を図るなんて無理な話である

 

しかし、管理局上層部からすれば少しでも念能力とそれらを使う者たちを把握し、技術を知りたいというのが本音である

 

引き入れるにしろ、処分するにしろ、だ

 

「だが彼は本当にその世界の出身者か?もしかすれば管理局の存在を知っており管理外世界に逃げただけかもしれん」

 

「その可能性は低いと思われます」

 

上層部の一人が発したその言葉に、リンディは即答した

 

「彼のご家族も調査しましたが、ご家族全員がその世界出身であることは調べがついてますし、次元世界や管理局、魔導師に関する知識も持っていなかったこと。そして、彼のもつ力自体が今まで見つかった事のない技術です……類似するようなものもありませんでした」

 

-でも、早妃さんに関しては一年前より先の情報がないのよね……?

 

答えながらも、そんなことを思い出すリンディ……

一年前に、ボロボロで倒れていたところを新が見つけて保護したのだが記憶喪失になっており、固導家の人間に懐いている、ということで養子にした、という事情を新の父から聞いたのだが、その拾われる前の痕跡がなかったのである……

 

まるで、()()()()()()()()()()……

 

何でかしらね……?

 

「その世界の国の上層部はそれを把握していないのか?」

 

リンディがそう思っていると、上層部の一人が問いかける

一度考えるのをやめたリンディはその問いに答えた

 

「はい、彼に念能力を教えた人物曰く第97管理外世界において歴史的な観点から見てももはや魔法等の存在はゲームや本、空想の存在でしか知られておりません。

ですが過去にはその存在が公にあった可能性もあるとのことです」

 

そう言ってモニターに表示された新たな資料は、第97管理外世界の過去の資料だった

 

「過去には何らかの形で存在したようですが科学技術の向上に伴い消えていった存在と考えるべきだと思います」

 

第97管理外世界

文化レベルBで魔法技術もない世界なのだが、なぜか過去の資料等を調べれば魔法だけでなく、俗に言う超常と呼ばれるに値する事柄に関するモノが出てくる……

 

魔術、錬金術、呪術を始めとする魔法技術……

それらを記した魔導書、人の生き血をすする妖刀、オーパーツ……

 

それらを扱う魔術師や仙人の存在……

 

さらに過去の歴史上の出来事には陰陽師と呼ばれる存在が政治に関わっていた時代もあれば、魔女狩りなんてものまで行われていた記録が存在する……

 

そう、存在しないといわれていた筈の魔術……超常に関する資料が多いのだ

 

曰く、念能力を扱う念能力者は、地域などによって呼び名が変わり、その中に魔術師も含まれているのだそうだ……

 

つまり、それらの呼び名で呼ばれていた人々の正体は念能力者で、さらにその一部になのはやはやてのような本当の魔力持ち……リンカーコアを持つ人がいたのではないか?

 

という見解が生まれたほどである……

 

だけど今回の事に関してはそれこそが重要になる

 

第97管理外世界は独自の技術、又はそれに類する技術を持っていたが科学の進歩と共に衰退し歴史から消えた……

 

つまりをはじめとする今現在残っている魔術師たちは、衰退した技術を代々受け継いできた最後の生き残りから受け継いだ、いわば最後の念能力者という推測が成り立ち説得が出来るのである……

 

そう、念能力者の存在に関する推測はたてる事が出来る

 

だけどそれが真実かどうかは解らないため、捕捉としておいている状態である

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