ご了承下さい
「………………新?」
「…何…?っていうかどうしたの?」
リンディが本局で開かれた会議に参加している一方で……
新から念能力の説明を受けていた固導家の面々……というより母は新の肩に手をおいて目をキラキラさせていた……
因みに、台所で、である
「たまに……いや、土日祝日暇なときで良いから、掃除とか手伝ってくれない?……お駄賃あげるから」
「?まぁ、俺の発使えば三十分ぐらいで終われるから、別に良いけど……」
それを聞いて、ガッツポーズする母と、それを見て少し引く新……
そんな二人を見ながら、父と義姉はテーブルにおかれた物に触れて感心していた
「……まぁ、お母さんのその反応は解るね……?」
「あぁ、こんなことが出来るなら、おカネを払ってでも頼むわな」
そう言いながら、置かれていた先程まで油などで汚れていた筈の食器類に指を走らせる……
-キュッキュッ♪︎
……油で汚れていた筈の食器は指と擦れてそんな音を出す……
感心しきる二人のそばにある"黒い"カボチャのランタンが自慢げに笑っているように見える……
「確か、"カボチャの創り手(ジャックオランタン)"……だっけ?」
「うん、魂の提灯(カボチャノランタン)とは別の、最近新しく作ったものだよ」
落ち着いた母と共にリビングに戻りながら説明する新……
-もうメモリは頭打ちだけど、問題ないしね
そう言いながら椅子に座る
「?メモリ?」
それを聞いて?を浮かべる早妃
「念能力者って、作れる能力の数が人それぞれ違うんだよ」
-俺の場合は4つね、と説明する
家族に話す分なら問題ない
そう考えた新はそう言った
「?4つってことは他にもあるの?」
うん、と母の問いに頷く新
そして、自分の発について説明を始める
「鍛練用の死者と生者の殺しあい(ハロウィン·パーティー)、オーラ保存の魂の提灯(カボチャノランタン)、作製のカボチャの創り手(ジャックオランタン)、そして隠蔽用のカボチャ隠しの黒い影(バームブラック)」
「……どんなものなんだ?」
「死者と生者の殺しあい(ハロウィン·パーティー)は……」
父の問いに素直に答える新……
死者と生者の殺しあい(ハロウィン·パーティー)の説明が終わった瞬間、家族全員が我慢できないとばかりに立ち上がり、新をしかりつける
「お前毎晩そんなことしてたのか!?」
「それってつまり自分でモンスター創って殺し合う、ってことよね!?下手したら死ぬかもしれないことするんじゃないの!!」
「あんた自殺志願でもあるの!?」
「い、いや……毎日じゃなくて、週に数回……」
―変わらない(んねぇ)よ!!
新の反論に対してそう返す家族……
そして、新を暫く説教した上で、死者と生者の殺しあい(ハロウィン·パーティー)は原則使用禁止……
どうしても使いたいなら、リンディを始めとした管理局員か家族が許可したときのみ使用してもよい……
ということになった……
―実質管理局側しか許可とれないじゃん、てかその許可もとるわけにはいかないじゃん……!!
それを聞いた新は内心そう叫ぶ
家族がそんな危険なことを許可する筈無いし、管理局には念能力の調査は認めているが出来れば本局からの介入は避けたいので、リンディ達に頼むと本局に話がいきそうなので無理……
詰んだ……
そう結論して落ち込む新……
「で、他は?」
「ん?……あぁ、魂の提灯(カボチャノランタン)は……」
父が改めて問い、それに対して答える新……
「魂の提灯(カボチャノランタン)は、いわゆる"オーラの貯金箱"なんだよ」
「貯金箱?」
母の言葉に頷きながら話す
「俺のオーラって周りのオーラを引き寄せる性質で、その引き寄せたオーラを魂の提灯(カボチャノランタン)に入れて保管するんだ」
オーラとは、生命力のことである……
全ての生き物はそれを線香の煙のように垂れ流しにしており、新のオーラはそれらを引き寄せる性質がある……
それを水見式で知った新その性質を利用してオーラの貯金箱のような性質を作ったのである
「で、その溜め込んだオーラで攻撃や防御、補助に回復といった効果を持つ能力を使い捨てで開発、使用できるようにしたんだ」
―そして、その使い捨てのオーラを手っ取り早く補填するために死者と生者の殺しあい(ハロウィン·パーティー)を作った、って訳
そう話した新は、家族を見ると呆れた顔をしていた
「?何か?」
「……いや、だからって殺しあいする能力を作るなよ……」
「ほっとけば溜まるんなら、大人しくしてなさいよ……」
「害虫駆除とかしてたのってオーラがほしくてやってたの……?」
もう、呆れ疲れたような顔になる家族に苦笑するしかない新……
「……で、他は?」
「えっと、隠蔽用のカボチャ隠しの黒い影(バームブラック)……これは、魂の提灯(カボチャノランタン)の問題点を解決するために作ったんだ」
「?問題点?」
「オーラを保存している間、解除することが出来ない……というより解除した瞬間、集めたオーラが霧散する」
"隠"と呼ばれる技術で隠しても良いのだが、それだと神経を使うため疲労が溜まる
そのため、有事以外は影に保存するという方法をとったのだそう
「出し入れするのにある程度の大きさが必要だけど、結構重宝しているよ」
―魂の提灯(カボチャノランタン)の応用である半永久的保存用の魂の蝋燭(ソウルキャンディ)も保存対象だしね
そう言いながら、魂の提灯(カボチャノランタン)から作ったカボチャのランタン型の蝋燭を自身の影にポイポイと入れる……
それを興味深く見る母と早妃……
「荷物運びとか楽そうね?」
「俺の発限定だから、これから言うカボチャの創り手(ジャックオランタン)を介さないと入れらんないぞ?」
母の言葉にそう返す
「カボチャの創り手(ジャックオランタン)はさっき見せてもらったな?」
「うん、入れたモノを材料にして、あらゆるモノを作り出す能力」
そう言いながら、新は冷蔵庫からカルピスの原液を取り出して、コップに注ぎ、水を入れてカルピスを作りながらからのコップを取り出す
そして、それらをカボチャの創り手(ジャックオランタン)に入れる
「それの応用で、仕分け……みたいなことも出来る」
その言葉と共に、カボチャの創り手(ジャックオランタン)から水の入ったコップと、カルピスの原液が入ったコップが出てきて、それを新はキャッチする
「さっきの汚れた食器も、そうやってきれいにしたと……」
「そ、汚れと食器を分けて食器だけ出して、その汚れは更に水と油に分けて水はシンクに捨てて、油は古い新聞紙を追加投入して油を吸った紙屑としてゴミ箱に捨てた」
「便利すぎる……!!」
「入れたままにしておけば、重いものを持ち運ぶのも楽ね……」
「出し入れする時、見られないようにする必要があるけどね」
「…………」
感心しきる姉と母の一方で、父はなにかを考える
「?どうしたの、父さん?」
「……新、ちょっと試してほしい事があるんだが、良いか?」
「?」
父の問いに、新はキョトンとした顔になるのであった……
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