なのはside
はじめまして、私の名前は高町なのはです
そして、新君のお姉さんです
といっても、新君自身は覚えてないみたいだけど…
やっぱりあの娘の所為かな?
O☆HA☆NA☆SHIしておこうかな?…とっ、今それは置いといて…
私たちがどこで出逢ったかお話ししたいと思います
えっ、O☆HA☆NA☆SHIじゃ無いのかって?
違うよっ!ちゃんとしたお話しだよ!!すずかちゃん酷くない!?
もう~・・・それじゃ話すね?
あれは、まだ私が五歳の時公園で一人で遊んでた時なんだけど…
お母さん達に嫌われたくなくて、良い子で居続けなくちゃ、って思っていたんだ
お父さんが仕事で大怪我をして入院しちゃって…
そのせいでお店が凄く忙しくなったから、お母さん達も忙しそうにしていてとてもじゃないけど構って貰える状況ではなかったんだ…
お兄ちゃんもお姉ちゃんもお店のお手伝いで遊んでもらえなかったし…
それで、私はこの状況で構ってなんて言ったら嫌われると思って良い子にしなきゃ、良い子にしなきゃって思ってずっと一人で公園で遊んでいたの
そんな時、私の前に男の子が現れたんだ
私よりも少し小さい、同い年位の男の子
それが新君なの
公園で遊ぼうと来てみたら、一人で遊んでいた私に興味をもったみたいで、近付いて来たんだ…
-おねえちゃんだぁれぇ?
ってトテトテって近付いて来てね?
……すごい可愛かった、本当に……
それから、私はその子と遊んでたの
滑り台とかブランコとかの遊具で遊んだり、
おいかけっこしたり
砂場でお城作ったり
そんなことしてたら、新君が帰る時間になっちゃって私泣いちゃったんだ……
遠くから見ていた新君のお母さん、それ見てびっくりしちゃって、私のことなだめてくれてね?
だからかな?私、新君のお母さんに泣いちゃった理由を話したの……
そしたら、それを聞いた新君が、ムギュ~って抱き付いてきたんだ……
私、ビックリしちゃってね?新君の顔を見たの、その時見た新君ね…泣いてたの
泣きながらね……新君、こう言ってくれたんだ……
「ねぇね、いいこ~だいじょうぶだよ?あ~ちゃんがいるから、なかないで?」
って……
それでね?
新君のお母さんも言ってくれたんだ……
「そうだよ、なのはちゃんは十分いい子だから、家族の人が嫌いになんてならないよ!!」
―ずっと我慢してたんだよね?偉い偉い
そう言って、頭を撫でてくれながら言ってくれたんだ……
「子供はね?迷惑を掛けるのがお仕事なのよ?
迷惑をかけられて怒る親なんてまずいないんだから」
―まあ、叱ることはあるけどね?
そう言って、笑ってくれたの……
「もし、それでも心配なら家に来なさい!!そしたら、寂しくないでしょ?」
「?ねぇね、おうちくるの?」
それを聞いた新君がね?すごい目をキラキラさせて聞いてきてくれて……
それを見て私はまた泣いちゃったんだ……
寂しさじゃなくて、嬉しさで……
それから、私はお母さん達に自分の気持ちを素直に伝えたの、そしたら、お母さん達は私の事を抱きしめてくれて……
しばらくの間、新君のお家でお世話になってたんだ……
新君のお父さん、凄かったよ、本当に……
素手で大きな丸太を切ってブランコとか椅子とか作ったりしたんだよ?
まぁ、子供の頃の話だから、何か見間違えたのかもだけど……
それから数日が立ってお父さんが意識を取り戻してやっと家族が元に戻ったんだ……
それで、一度新君たちのことを家にお父さんの退院祝いと私の世話をしてくれた事へのお礼として、招待したんだ……
それで、その時公園での新君と遊んだ事や私を励ましてくれた事とかをお母さん達に話したらお兄ちゃんとお父さんが
『新君、ちょっとその事詳しく教えてくれるかい?(くれるか?)』
木刀を持ちながら聞いてきてたの……
その後?
お母さんにO☆HA☆NA☆SHIされてたよ?
後、新君のお父さんとお母さんからはお説教されてたはず……
まぁ、「もし新君に何かしようとしたら嫌いになるからねっ!!!」
って泣きそうになってる新君のことをあやしながら言った私の言葉が一番効いて、しばらくの間真っ白になってたけど……
まぁ、自業自得だよね?
なのはside終わり
______
「それで、私が小学校に上がるまでの間家族ぐるみで付き合ってたの」
『へぇ~…』
ここは、なのはの家族が経営している喫茶店、"翠屋"……
そこでなのはは、遊びに来ていた友達のアリサ·バニングス、月村すずかを相手に新との出会いを話していた……
因みに、新と早妃の二人もその話を同じ席に座って聴いていた
過去の話を終えて、乾いた喉をオレンジジュースで潤すなのは……
その時、明るめの金髪のツーサイドアップと呼ばれる髪型にしているアリサ·バニングスが気になっていたことを聞く
「あれ?でも新は覚えてなかったみたいだけど?」
「(へ?呼び捨て?)…いや、ちょっと色々有って…」
初対面ながら呼び捨てされたことに驚きながらそう返す新…
小学校に入ってから成宮の干渉が酷すぎて、忘れてしまっていたのだろう…
ってかそうであって欲しい
「あれ?…お姉さん、思い出話に出てないけど…?」
紫色の髪に白いヘアバンドをつけた月村すずかが疑問を口にすると、
「あ、私去年倒れていたところを保護して貰ってね、記憶も無くしてるから養子として引き取って貰ったの、言わば養子ってやつね」
明るい声でいう早妃に、アリサたちは、思っていた以上の理由に、思わず絶句してしまう…
店内に少し重い空気が流れたのを感じて、新はあえて明るく話題を切り替えることにした。これ以上、姉の辛い過去(本人は明るく話しているが)を深掘りさせるのは気が引けたからだ。
「……ま、今は家族全員仲良くやってるから、気にしなくて良いけどね」
「!そ、そうね!…大切なのは今だものね!!」
「う、うんうん!!」
それを察したのか、アリサ、すずかの二人は頷き、なのはも苦笑する…
その後、お茶やお菓子を楽しみながら話をしたりしたのち、Sign(LINEのようなもの)に登録し合って解散するのであった…
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