RE:LyricalxHunter   作:ティファールは邪道

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めっちゃ難産でした


8話:お茶会と邂逅

原作シーンを見た日の翌日…

元幼なじみの追求を何時も通りスルーし、帰宅した新は、元幼なじみが来る前に家を出て翠屋に向かう…

 

約束していたお茶会が、すずかの家にてやる事になった為、道案内をかって出たなのはと合流するために翠屋に向かっていた…

 

「あ、あー君やっと来た!!」

 

待ちきれなかったのだろうか?

翠屋の前で待っていたらしいなのはが、新のことを見つけるやいなや新の前まで走り寄ってきた

そんな彼女にこんにちはと挨拶する新

 

「こんにちは、あー君!」

 

元気いっぱいのなのはの後ろから、落ち着いた雰囲気の青年が歩いてくる…

なのはの兄、高町恭也だ…

 

小太刀二刀・御神流…

 

正式名は『永全不動八門一派・御神真刀流小太刀二刀術』という古流武術の一つで実戦的な暗殺武術の使い手で、恐らく陸上戦に限って言えば、リリカルなのはのキャラ全員にも勝てると言われているらしい…

 

…本当に人間かな?

 

「久しぶりだね、新君」

 

「あ、お久しぶりです。恭也さん」

 

-先日はご挨拶できず、申し訳ありません

 

そう言いながら、ペコリと頭を下げる新…

なんでも、快気祝いをしたあの日、恭也も店の奥…正確には家の敷地内にある道場に妹といたらしいのだが声をかけれなかったのである

そんな彼に対して、気にしなくて良いと言ってくれる恭也…

 

「キュッ?」

 

「あ、ユーノ君起きた?」

 

そのタイミングで、なのはの上着のフードに入っていたイタチ…?のような生物が顔を出す…

 

「あー君は会ってなかったよね?ユーノ君だよ」  

 

ー最近、一緒に暮らし始めたの

 

そう言いながら、手に乗せたユーノをみせるなのは…

 

ユーノ·スクライア…

 

遺跡の発掘を生業とするスクライア族出身の結界魔導師でなのはと同い年の男の子である…

 

なのはが魔法と出会うきっかけもいえる存在で、現在は魔力の回復のためにフェレットのような動物の姿に変身しているのだそうだ

 

尚、視聴者などからは婬獣等と呼ばれたりと結構かわいそうな目に遭ってるキャラクターでもある…

 

「へぇ…賢そうだね?」

 

原作でユーノのことも知ってる新だが、それはスルーし、頭を撫でる…

 

実は新、中々の動物好きである

 

「そういえば、恭也さんもお茶会ですか?」

 

「ん? ・・・ああ、俺は別の用事でな」

 

ユーノの頭を撫でながらふと気になったことを恭也に聞く新は、返された言葉に?を浮かべる

 

「別の用事?」

 

「お兄ちゃんは恋人さんに会いに行くの♪」

 

「恋人…?」

 

それを聞いた新は原作知識を思い出す

 

ーあ、そういえばすずかのお姉さんと付き合ってるんだっけ…?

 

その一方で、話が聞こえていたのか恭也の顔が赤い

 

「ほら!もう行くぞ!!」

 

「はーい」

 

「わかりました」

 

「私たちについて来てね?…後、そろそろユーノ君のこと撫でるのやめてあげよ?」

 

「あ、ごめん」

 

なのはの苦笑しながらの言葉に謝りながらユーノから手を離す新は、二人の後をついていくのであった…

 

___________

 

「あー君、着いたよ?」

 

 

なのはについて歩くこと数十分、目の前には豪邸が存在した

 

「………ここ?」

 

新の問いに頷くなのは…

 

ーいや、結構お金持ちの家の子だって知ってたけど、ここまで!?あれってアニメの描写で大きく見えてたんじゃないの!?

 

新がそう思っている中、なのはがチャイムを鳴らし中からメイドが出てきた…

クラシカルなデザインのメイド服を着こなしたそのメイドは、何とも落ち着きのある雰囲気を出していた

 

「恭也様、なのは様、それと固導新様。いらっしゃいませ」

 

「あぁ。お招きに預かったよ」

 

「こんにちは、ノエルさん」

 

「はじめまして」

 

「あ、そうか。あー君初めて会うんだっけ?」

 

新の返事に、なのはが思い出したように言う

 

「失礼いたしました。私はこの月村家でメイド長を務めさせてもらっていますノエル・K・エーアリヒカイトと申します。固導様のことはすずかお嬢様からきいています」

 

相違って自己紹介してくれるメイド…ノエル

何て言っていたんだろうか、すずかは…

 

「そうですか。あと、俺の事は新でいいですよ?」

 

そうですか?と問いかけるノエルに頷く新

それにたいしてノエルは微笑みながら返す

 

「承知いたしました…では、新様と呼ばせていただきますね?…それでは皆様、こちらへ…」

 

そういいながら案内してくれるノエル…

彼女の案内の下、豪邸の中を移動する新達

外も大きかったが中もそうとう広く、廊下には見るからに高そうな壺や絵画等が置かれている…

 

案内された場所にいたのはすずかとアリサ

それと見知らぬすずかに似た女性とどこかノエルに似ているメイドが一人いた…

 

「あ。なのはちゃん、新君、恭也さんいらっしゃい」

 

「すずかちゃん」

 

「いらっしゃい。なのはちゃん、恭也さん。それと、固導新様。すずかお嬢様の専属メイドを勤めています。『ファリン・K・エーアリヒカイト』といいます」

 

「はじめまして…固導新といいます…ノエルさんにも言いましたが、俺の事は新と呼んで構いません」

 

「お姉ちゃ…じゃなくて、お姉さまもでしたら新様と呼ばせていただきますね?」

 

宜しくお願いします、っと人懐っこいような顔で言うファリン…

 

「来たのね。新」

 

「お呼ばれしたので、お言葉に甘えさせて貰いました」

 

アリサの言葉にそう返す新

そんな固い口調いらないわよ?っと言いながらもどことなく嬉しそうだ

 

「まぁ当然よね。私達が誘ったんだから」

 

「ふふ、アリサちゃんったら」

 

そう言うアリサに、すずかも若干声が弾んでいた

新は空いている席に座りながら紅茶を飲んでいた女性に目を向ける…

 

それに気付いたすずかが紹介してきた

 

「あ、新君は初めてあったよね?私のお姉ちゃん」

 

「えっと…はじめまして、固導新です」

 

ー妹さんにはお世話になってます

そう言いながら頭を下げ、自己紹介する新

 

すると女性は立ち上がり、俺の近くまで来て視線を俺のところまで下げて、

 

「はじめまして。すずかも言っていたけど、すずかの姉の月村忍よ?」

 

微笑みながら自己紹介する彼女を見て、思わずのまれそうになる新…

しかし、咄嗟にオーラによって耐える

 

それを知ってか知らずか忍は視線を戻して恭也のもとにむかう…

聞けば二人は高校の同級生で、予想通りお付き合いをしているのだそう…

 

「お茶をご用意いたしましょう。何がよろしいですか?」

 

「任せるよ」

 

「なのはお嬢様と新様は?」

 

「私もお任せします」

 

「俺も同じく」

 

「かしこまりました。ファリン」

 

「はい。了解です、お姉さま!」

 

そう言いながらメイドの二人はそろってこちらにお辞儀をし、そろって部屋から去っていった。

恭也と忍も、腕を組みながらうれしそうに(忍は特に)部屋を後にした

 

残されたなのはは、すずか達が囲んでいるテーブルの、猫が座っている椅子に行き、先客の猫を抱きかかえ腰を下ろした

 

一方で新は、そこ姿勢を低くすると猫に手を差し出し、匂いを嗅がせ始めた

 

「相変わらずすずかのお姉ちゃんとなのはのお兄ちゃんは、ラブラブだよね~」

 

「あはは…うん。お姉ちゃん、恭也さんと知り合ってから、ずっと幸せそうだよ」

 

「にゃはは、そうだね。前より優しくなったかな…。それに、よく笑うようになったかも」

 

そんな何気ない談笑をしているなのは達…

そんな中、なのはの鞄から出たユーノが、一匹の猫に目を付けられているのを、横目で確認した新は、ユーノを手招きして避難させる

 

「そういえば、今日は誘ってくれてありがとね」

 

「ううん。こっちこそ、来てくれてありがとう」

 

「今日は…元気そうね」

 

「へ?」

 

「なのはちゃん、最近元気なかったから…。何か心配事があるなら、話してくれないかなって…アリサちゃんと二人で話してたんだけど」

 

「…すずかちゃん…アリサちゃん…」

 

すずかの話を聞いたなのはは、順々に俺達の顔を見ていく。アリサに至っては、紅茶を飲みながら器用に片目だけでウィンクじみたことをした

 

「折角だから、新の事も呼んで現気付けようって思ったわけ」

 

そう言いながらアリサは新の方に目をやると…

 

「う~ん…めっちゃ幸せだけど、ちょっと暑くなってきたぞ?」

 

ユーノだけでなく、複数のねこたちに集られ団子のようになっていた…

蜜蜂で言う熱殺蜂球のようになっていた

 

「ちょっ!?あんた凄いことになってるわよ!?」

 

「ちょ、ちょっと羨ましいの…」

 

「新君、そこ代わって!!私もねこちゃん達に包まれたい!!」

 

それぞれの反応を見せながら、救出しようと動き出すなのは達…

だが、何度も引き剥がしてもまた戻ってくるので、少し時間がかかっている…

 

数分後…

 

「やっと終わったわ…」

 

「にゃはは…皆あー君からはなれようとしなかったね…」

 

「う~~…新君良いなぁ…」

 

「助かった…」

 

やっと新に集っていたねこたちが離れ、少しつかれたような顔をするアリサと苦笑するなのは…

そして羨ましそうに新を見るすずかに潰しそうで動けなかった新は安心して体を動かしていた…

 

そんな時だった…

 

「きゅ~~っ!?」

 

「「「「へ?」」」」

 

突然何者かの悲鳴が部屋に轟き、驚いて悲鳴のした方に目を向ける…

そこには、猫に追いかけられているユーノがいた

どうやら、悲鳴を上げたのはユーノらしい

 

「ユーノ君!?」

 

「アイン、ダメだよ!」

 

それを見てあわててユーノを助けようとするなのはと、猫…アインと言う名前らしいを止めようとするすずか

そんな時、ユーノ達の進行方向、部屋の出入り口に運悪くファリンがやってきてしまった…

 

「いや、そうはならんやろ!?」

 

「あんた何いってんの?」

 

あまりのタイミングの悪さに思わずそう叫んでしまう新と、それに突っ込むアリサ…

 

「は~い、お待たせしました~!イチゴミルクティーと、クリームチーズクッキーで~す!」

 

そんなこちらの状況も把握せず、自らが持ってきたものの紹介をしたファリン…

文章からすると中々のカオス具合である

 

そこに逃げてきたユーノが、ファリンの足下を器用に走り始める

アインも追いかける形で走り出す

 

それを確認したファリンは、前に進もうともうまく行けず、くるくるとその場で回り始めてしまった。結果、自ら目を回してしまい、そのまま後ろに倒れそうになる

 

「やばっ!?」

 

それを見た新は、ファリンの元へ行く

そしてファリンが持つお盆を奪いとると両手で持ちながらオーラでお盆の摩擦係数を強化してカップやクッキー、お皿などが滑らないようにしつつファリンの倒れようとしている方向に先回りして背中で受け止めるように姿勢制御、そしてファリンがぶつかって来た瞬間足を踏ん張りつつバランス感覚とスリッパの摩擦係数を強化、更にぶつかった衝撃をオーラの凝による流を応用して地面に流して完璧に受け止めてミッションコンプリート…

 

お盆に乗ったカップやクッキーも一個も落とすことなく、ファリンを支えることに成功した

見た目がロマンもへったくれもないが、見た目を優先するのはもう少し余裕を持てるようになってからである

 

「「「おぉ~!」」」パチパチパチパチッ!!

 

「はっ!ご、ごめんなさぁ~~いっ?!」

 

「こ、今度からカートとか使いましょう…?」

 

その動きを見たなのは達は感心しながら拍手し、状況を理解したファリンは謝りはじめる…

そんな彼女を見て台車を使うよう提案する新であった…

 

因みに、ファリンの謝罪の声は屋敷中に響いていたらしく、ノエルは頭を抱えていたと言う…

 

「全く、あの子は…」

 

___________

 

アレから少しして、今は所変わってすずかの家の外にあるテーブルにて、ファリンさんが持ってきてくれたイチゴミルクティーとクッキーを並べ、皆仲良く談笑していた。

 

「しっかし、相変わらずすずかん家は猫天国よね~」

 

「?あれ?アリサの家はワンコがたくさんいるって聞いたけど?」

 

「えぇ、すずかの家みたいに、飼い主がなくなったり、飼えなくなったりっていった事情で居場所が無くなった子を保護してるのよ」

 

ー里親探しとかもしてるわ

 

そういうアリサに、新は言葉を続ける

 

「今度遊び行って良い?…もふりたい」

 

「あんた、まだモフりたりないの…?別にいいけど…」

 

猫をもふもふしながら言う新に、アリサは少し引きながら了承する…

ほんとに好きなんだね、動物が…

 

「あはは…」

 

「全く…でも、ほんとに子猫達かわいいわねぇ」

 

「うん。里親が決まっている子もいるから、お別れもしなきゃならないけど…」

 

「そっか…ちょっと寂しいよね……」

 

すずかから猫事情を聞いて少し寂しそうな顔をする三人。新はそれを聞きつつも、もふるのをやめない

猫が離れたところに別の猫がやってきて、それをもふもふしていた

 

「人生、もふられ飽きた猫と、よってくる猫のように出会いがあれば別れもある。だけど、それを繰り返して成長する。それが人間だ」

 

「…なに大人ぶったこともふもふしながら言ってんのよアンタは」

 

「だって気持ちいいんだもん」

 

「子猫達も気持ち良さそうだもんね?…でも、そうだね。それに、子猫達が大きくなっていってくれるのは、うれしいし」

 

「うん…そうだね」

 

アリサはすずかの言葉にうなずきながら、足下にいた一匹の猫を抱きかかえようとするも、スルリと抜け出し新のもとに向かう

 

「あら?嫌だった?」

 

「ん?どうした?気分じゃなかったの?」

 

少し残念そうにするアリサと、近寄るその子の頭を撫でる新…

刹那、頭に何か、変な音が響く感覚が押し寄せてきた…

 

「…新君?…どうしたの?」

 

「んぁ、あぁ何でもない…ちょっと姿勢が…」

 

「またさっきみたくなるから、一度椅子に座ったら?」

 

すずか達の言葉に応えながら、アリサの意見通り立ちながらなのはの方を見る…

表情から見て、どうやらなのはも同じ感じがしたらしい

 

その時、なのはの膝の上にいたユーノが、唐突に飛び降り森の中へと駆け抜けていった。なのはは席から立ち上がり、ユーノがかけていった方向を見る

 

「あらら、ユーノどうかしたの?」

 

「うん。何か、見つけたのかも。ちょ、ちょっと探してくるね」

 

「一緒に行こうか?」

 

「すぐ戻ってくるから、待っててね」

 

そう言ってなのははユーノが向かった方向に走っていった

すずか達はそれを少し心配そうに見ていた

 

「俺もいってきます」

 

「え、行くの?」

 

「すずかちゃん…森を舐めたらいけない、一度迷ってしまったら最後、住宅街の近くでも遭難したり熊に襲われたりするんだから」

 

「じゃ、じゃあ私も」

 

「いや、二人は帰りが遅くなったら恭也さんに連絡してほしいです…それに、もしかしたらすれ違うかもなのでここで待機を」

 

少し強引な提案だが、小学生の二人には効果があった…

 

「…わかったわ」

 

「それじゃ、お願いね」

 

渋々といったようなその言葉に、黙ってうなずきながら、新はなのは達が目指した森の方へ入っていった…

 

_________________________

 

 

「なのは達、何処まで行ったんだ!?」

 

ユーノを、追いかけて森の中に進んだなのはを追いかけていた新は、思わずそう呟いてしまう…

 

多分、原作イベント起きなかったら遭難してるぞ、絶対に!!

 

そう思いながら走っていると、ちょうど木が生い茂っていない、小さな広場のようになってるところに出た…

 

丁度その時、周りの景色の色が少し変わった…

なんと言えば良いだろうか?

カラーテレビとモノクロテレビの間…のような色になった

 

「…そういえば、アニメでは結界魔法を初めて使う回だったな、すずかの家でのエピソードって」

 

ーあれ?そういえば、あのエピソードって…

 

瞬間、新は原作での記憶を思い出し、目を見開く

 

「やっば!?…空っぽのカボチャ(カボチャノランタン)!!」

 

瞬間、自身の側でオーラ回収をしていた空っぽのカボチャ(カボチャノランタン)が現れる…

 

その中には、様々な色が混じった炎が灯っていた…

 

ー回収したオーラ量は俺の約2倍…まぁまぁか

 

その炎を見て、新はそう思いながら手を突っ込み、引っこ抜くとその手には何かが二つ、握られていた…

 

それは、空っぽのカボチャ(カボチャノランタン)そっくりの蝋燭…

 

「魂の蝋燭(ソウルキャンディ)」

 

名前を言いながら両手に一つずつ持ち直したそれに自身のオーラを纏わせた瞬間、その二つに火が灯り、それを見た新は

 

 

 

 

それらをためらいなく握りつぶした

"魂の蝋燭(ソウルキャンディ)"、空っぽのカボチャ(カボチャノランタン)に貯めていたオーラを材料にして作られるその発の効果は単純…

自身のオーラのかさ増しである

いや、正確には代用だろうか?

 

それにより広がったオーラによる感知技能…"円"

数秒足らずでなのはの気配を感知した新は、なのはの元へと走り出すのであった…

 

_________________________

 

~なのは視点~

 

私、高町なのはは現在、ユーノ君が出してくれた結界魔法の中でジュエルシードによっておそらく願いが叶えられたすずかちゃんの家で飼ってる子猫を発見しました…

 

したんですが…

 

「お、おっきいの…」

 

ーニャアアアアンッ?

 

周りの木よりもおっきくなってて、見上げることしか出来なくなってます…

 

「た…多分、あの猫の大きくなりたいって思いが、正しく叶えられたんじゃない、かな…?」

 

その大きさに、ユーノ君も思わず顔を引くつかせてます…

 

「大きくなりたいって、確かに大きくなってるけど…」

 

ーそう意味じゃないと思うの、ジュエルシードさん…

 

多分、猫ちゃんは大人になりたいって意味だったと思うよ?

体だけ大きくして姿はそのままは違うと思うの…

 

……。

 

「ねぇ、ユーノ君…封印するまえにもふもふして良いかな?」

 

「な、なのは!?さすがに危ないからダメだよ!?」

 

ユーノ君がそういって止めてきます…

その間、目の前を歩く巨大化した子猫は襲ってくる様子もなければ、その場から離れるそぶりも見せない…

あ、横になってお昼寝し始めた…

 

…。可愛いの。

 

「…ねぇ、本当にもふもふしちゃダメ?」

 

「だからダメだってば!?封印してからにして!?」

 

さすがに怒ったユーノ君…

仕方がないの

 

「それじゃあ、ささっと封印を…。レイジングハート!」

 

私のデバイス、レイジングハートを起動させようとした、その瞬間…

 

「…あっ!いたっ!!なーちゃん!!」

 

突然、後ろから私を呼ぶ声がしたの…

 

「へっ!?」

 

すぐに振り向くと、そこには最近会えなかった、なのはにとって弟のような存在だった、今では大切な男の子…

 

固導新君が、そこにいたの…

 

でも、

 

「いま、なーちゃんって…えへへ…」

 

今そんな場合じゃないのに、昔の呼び名で呼んでくれて嬉しくなってしまうのは、許してほしいです…

 

~なのは視点終わり~

 

____________

 

"円"によりなのはを見つけた新は、赤いビー玉のような宝石をつけたペンダントを握りしめるなのはと、足元にいるユーノ

そして背景のようになってる巨大な子猫を見て固まる(振りをする。混乱しているような動きをしないと不振がられるので)

 

「へ?ちょっ…はぁっ!?ね、こ?…はぁっ!?」

 

巨大化した子猫を見て困惑した振りをする新…

っていうより本当に驚いていた

原作知識で知っていたが、ここまで大きいとは思っても見なかったようである…

 

「あ、あー君!?えっと、これはその…っ!?」

 

なのはも新が来たことで慌ててしまい、しどろもどろになる…

 

「な、なのは説明は後にして、今はとにかく封印をっ!?」

 

そのなのはの様子を見て、指示を出すユーノ…

 

ユーノがしゃべった!?っとさらに驚こうとしたその瞬間だった…

 

「っ!?」

 

自身の後ろから、何かが高速で飛来するのを感じた新は咄嗟に腕を振るいオーラをそちらに向けて飛ばす…

 

ーバチィッ!!!!

 

オーラと衝突したそれは、黄色い閃光のようなもの…

ルート的に見て、巨大化した子猫に向けていたようだった…

 

「なにっ!?」

 

その音に驚いたなのはは飛んできた方に目を向け、新もつられるように見る

 

その視線の先の電柱の上、そこに黒いマントを羽織った金髪の女の子、フェイトが立っていた…

 

「あの子…」

 

「知ってるの、あー君!?」

 

この前会ったので、呟き、それを聞いたなのはが問いかけるも

 

「バルディッシュ。フォトンランサー、連撃」

 

[Photon lancer・Full auto fire]

 

女の子の声に反応して、女の子が持っていた杖から男の人の音声が流れ、さっきの閃光が連続で発射される…

 

「あっ!?」

 

「!ブロンズフォンデュ!!」

 

私の声と同時に、あー君の声が響く…

あー君が出したそれは、茶色いような何かが噴水のように地面から溢れていて、それを通過した閃光が茶色く、気持ち大きくなったような気をしながら子猫に当たる前に地面に吸い込まれるように落ちていったの…

なんか、嗅いだことある匂いをしながら…

 

「おい、おまえ何しようとした?…マジで何しようとした!?」

 

少し怒りながら女の子に問い掛けるあー君…

それに対して、女の子は少し驚いていたの…

 

「!?なのは、僕達も!」

 

「あっ、うん!レイジングハート、お願い!」

 

[Stand by, Ready. Set up ]

 

ユーノ君の言葉に私はうなずき、レイジングハートを起動させバリアジャケットを展開した…

 

~なのは視点終わり~

 

____________

 

なんとかなのはと合流出来た新は、驚いた振りをしながら、円にかかっていた此方に、正確には子猫に向かっていた気配に向けてオーラを飛ばし、迎撃や防御を行った後にフェイトに目を向けた…

 

「使い魔を連れた魔導士に、もう一人…あの人って…」

 

少女が小さくそうつぶやくと、魔法の着弾点を子猫の目の前に変更し、子猫を起こそうとする…

 

それに気付いたなのはは、それを防御する際にバランスを崩すが、魔法を使って怪我がないようにした…

 

「大丈夫?」

 

「うん」

 

俺の質問に短く答え、金髪の少女を見据えるなのは。その少女はというと、電柱から飛び、近くの木に着地していた…

 

「同系の魔導士。ロストロギアの探索者か…」

 

「…ロストロギア?」

 

思わずそう呟く新…

 

「バルディッシュと同じ、インテリジェントデバイス…」

 

そう呟きながら構えるフェイト

 

「ロストロギア、ジュエルシード―――」

 

[Scythe form Set up]

 

「っ!?」

 

「―――申し訳ないけど、いただいていきます」

 

フェイトが持っていたデバイスから音声が流れ、デバイスは形を変える…

金色の光が刃のように展開され、それはまるで死神の鎌のようだ…

 

そしてフェイトは、子猫に鎌を構えながら迫ってくる

 

「ちょっ!?なに危ないもん振ってんの!?」

 

それを見た新は、咄嗟に『空っぽのカボチャ(カボチャノランタン)』のなかに右手を突っ込み、燃えてる火を掴むと引き抜くような動作を見せる…

 

そして、抜いた右手には小麦色の握りの黒い金棒があった…

 

しかも、その右手はほんのりと光っているようにも見える

 

「!?」

 

それを抜く際の動作の延長でフェイトの目前に振るい距離を取らせる…

 

「なーちゃん、この娘は任せて子猫なんとかして!!」

 

「へ!?」

 

構え直した新の言葉に固まるなのは…

それを見た新は、

 

「もとに戻せるんでしょ!?この娘は俺が止めるから、もとに戻してあげて!!」

 

「ふぇ~!?」

 

なのはにそういうと、金棒を担いだ状態でフェイトに接近し、背負い投げの要領で叩きつけようとする新と、それを余裕で紙一重に避け、なのはのもとに向かおうとするフェイト…

 

それを見た新は、

 

かかった、っと呟いた

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