夜…
海鳴市にある大きな公園で、新は仁王立ちしていた…
そのそばには、カボチャのランタンがふよふよと浮いている…
「("円"による探査では、周りに人はいない…いけるな)」
オーラを薄く周囲に展開することで周囲を感知する技、"円"で誰もいないことを確認した彼は、そのまま彼はあるものを探す…
「(…あった…やっぱり公園だからか、小さいやつが多いな…お!?猫らしきものがある、ラッキー♪︎)」
"円"のなかにある探し物…
死んでいった生き物達のオーラ
俗に言う、怨念、負のオーラと呼ばれるものである
新はそれらを一ヶ所に集まるように誘導していく…
それにより、負のオーラが集まるごとに変質していく…
―ギチギチ…ッ…ギチギチ…
何かが軋む音と共に、姿を見せていくソレ…
「…うわぁ…これは…」
全貌を明らかにしたソレを見て、少し引いたようすを見せる新…
それは、猫のからだでありながら大きさは軽自動車と変わらず、その体にはカマキリやクモ…
ゴキブリナメクジ蟻ミミズにカラス…
俗に言う害獣害虫の特徴をもった、モンスターと呼ぶにふさわしい生き物であった…
作り出した本人が言うのもなんだが、醜悪である…
「って、ボォッとしてる暇無いんだった!」
新がそう言うと同時に、モンスターが新に襲いかかるのであった…
_____________________
命の提灯(カボチャノランタン)…
新が最初に作り出した、カボチャをくり貫いて作る提灯
ジャックオランタン型の念具系発である…
これの効果は単純…
自身の殺した生き物、または自身のオーラを貯蓄して好きなときに取り出せるというものである
新はアプリゲームのガチャなんかはほとんどしないでたくさん貯めておいて、一気に回すというスタイルである…
そのため、新は戦わない時はオーラをランタンに溜め込んで、有事の際に一気に使えるようにしているのである
殺した生き物のオーラも同じに溜め込める…
釣った魚や害虫駆除で殺した生き物のオーラは負のオーラとして回収が出来るのでそれらも率先して行っている…
お陰で趣味は害虫駆除と魚釣りである…
母親には感謝されている
しかし、それだけだと戦闘の訓練ができないし、得るオーラは少ない…
そこで、新しい発、
その名も死霊と生者の殺し合い(ハロウィンパーティ)の出番である…
効果は自身の円の内部にある死んでいった生き物達の怨念をはじめとした負のオーラを一ヶ所に集めて怪物を造るという単純なものである…
夜の限られた時間しか使えない、時間がたつほどモンスターのオーラが減っていく、等の弱点があるが、それでも僥倖である
それを相手にすることで新は戦闘訓練を行いつつオーラの回収を行えるのだから
「ふぅ…終わった…」
モンスターとの戦闘から数十分経ち…
倒れたモンスターを見ながら新は一息つく
「(俺って円以外にも周の適正があるのかな?)」
オーラになっていくモンスターが、ランタンに吸い込まれていくのを見ながら新はぼんやりと考える…
周とは、自分以外のものにオーラをまとわせて性質を強化したり付与したりする技術のことである…
新は夢の中での修行で円が得意であることを知ったので、死霊と生者の殺し合い(ハロウィンパーティ)を思い付いたのである
「周を使った発も考えるか…」
そう考えながら、ランタンのオーラ収集が終わったのを確認した新はこっそりと誰にもばれないように家に帰るのであった…
何方の投稿ほうがいい?
-
今の作品を削除して書き直す
-
今の作品を改稿する形