「ねー美波、気にならないの?」
「何のこと?」
美亜が職場体験3日目を過ごしている時、熱犬孤児院では穏やかな時間が流れていた。
拳士はソファーに仰向けに寝そべりながら、編み物をする美波へと視線を向ける。熱犬孤児院の懐事情は決して暖かくない。穴の空いた靴下は縫って補修するし、どうしても着れなくなった服は巾着や雑巾などにリサイクルされる。
基本的に手先の器用さを要する仕事は美波の担当だ。一度挑戦してみたがどうにも上手くいかずぐちゃぐちゃになってしまった。その時に作った下手くそな巾着袋は、何故か未だに美波が愛用している。恥ずかしいから捨ててくれと何度頼んでも聞いてくれない。意外と頑固な先輩なのだ。
編み物をする美波、垂れ下がる髪、差し込む日の光、一枚の宗教画のような光景をこのまま眺めていたいと思ってしまう。でも今は他にやりたい事があるのだ。
「美亜のことだよ。今何やってるのかなーとか、ミルコがどんな風に教えてるのかなーとかさ」
拳士がそう聞くと、美波は裁縫の手を止めて考え込んだ。
「気にならない……と言えば嘘になるわね。確かにこんなに長い間離れちゃうと心配、メッセージでも送ってみようかしら」
そう言って携帯を取り出した美波を慌てて止める。連絡を取られては意味がない、せっかくの作戦が台無しだ。
「だったらさ、こっそり見にいっちゃおうよ!もしかしたらパトロールとかしてるかもだし、美亜に気付かれなければ大丈夫だよ!」
私達が見にくるなんて絶対に美亜は嫌がるだろうから、連絡を取らずにこっそり見に行く。
そんな拳士の提案に、美波はため息を吐いて裁縫を再開した。
「はぁ……そんな事したら美亜が嫌がるでしょ。それにミルコにも迷惑よ、ただでさえ美亜の引き受けを頼んでるっていうのに……」
だが、ここで易々と引き下がる拳士ではない。今日は風斗が避難訓練で学校に、かおりも友達の家に泊まる。つまり2人のことを気にせず孤児院を離れることが出来るチャンスなのだ。この日を逃せば、ヒーロー活動をしている美亜を見る機会は暫く来ないだろう。
「頼むよーいっしょに行こうよー。大丈夫ばれないって、遠くからこっそり見守るだけだからさー」
美波の背後から手を回し、じゃれつく拳士はふとある事に気づく。美波の裁縫がいつもより遥かに遅いのだ。思い返してみると、昨日あたりからぼーっとしていたり、何かを考え込んでいる事が多かった気がする。
「もしかして……美亜のことめっちゃ考えてた?」
拳士の問いかけに沈黙を貫く美波だったが、その赤く染まった耳が何よりも物語っている。
「ほらやっぱり!気になるなら素直に言えばいいじゃん!」
「で、でもダメよ!迷惑になるし絶対嫌がるわ!」
付き合いの長い拳士には分かる。本当は行きたくて堪らないのだろうが、年上の意地、院長として騒ぎ立てるのはみっともないから、そんな理由で我慢している。
「行こうよー!お願い!この通り!」
そんな時は理由を作ってあげればいい。後輩がどうしてもというから仕方なく、そんな言い訳を作ってあげれば意外と推しに弱い美波はコロッと落ちる。
「はぁ……何でそこまで見たいのかしら……まぁ後輩の頼みを無碍にはできないわよね……」
頬に手を当て悩むような素振りを見せてはいるが、その表情はとても嬉しそうだ。
「しょうがない、行きましょうか。でも遠くから見るだけだからね、絶対大声を出したり近づいたりしたらダメよ」
美波はそう言いながら準備のために自室へと向かう。その足取りはスキップしそうな程に軽く、鼻歌まで歌い出す始末だ。きっと本人は気付いてないんだろう。
「本当に……可愛い先輩だよなぁ」
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「しっかし平和なもんだな」
「当たり前だろ、こんなにヒーローがいる中で犯罪を犯すバカはそういないぜ」
職場体験3日目、ミルコと美亜はファン達と別れパトロールを続けていた。時刻は6時に差し掛かり、夜の闇に染まった街は平和そのものだ。
それもそうだろう。先日のヒーロー殺しによるインゲニウム襲撃事件により、今この街には平時の何倍ものヒーローがいる。勿論ヒーロー殺し本人による再犯も警戒しているだろうが、どちらかといえば模倣犯や愉快犯による犯行を抑制する意味があるように感じる。
そもそもヒーロー殺しはインゲニウムを倒す程の実力者だ。有象無象がいくら集まろうと意味がない。本命は横で欠伸しながらも周囲への警戒を怠らないミルコだろう。多くのヒーローを配置することで、少しでも早くミルコを呼ぶ事ができる。
「なぁ、こんだけいれば私達のパトロールは充分じゃないか?そろそろ帰ら――
美亜が歩くだけのパトロールにも飽き、帰宅の提案をしようとした時、突如爆発音が街に鳴り響いた。
「なっ!?爆発だと!どこから……」
「頭上に注意しろ!!美亜!血腕を出しとけ!」
遠くから聞こえた音だった為、何の音なのか、どの方向から聞こえた音なのか、美亜の判断が遅れる。対してミルコは瞬時に聞き分けており、音の方向へと臨戦態勢を取る。頭上への注意は美亜だけではなく、周囲のヒーローや一般人に向けたものだろう。爆発による振動や衝撃で物が落ちてくるかもしれない。そんな時一般人を守るのは個性が使えるヒーロー達なのだから。
立て続けに爆発音がなる中でミルコは油断なく周囲を見渡すが、幸い物が降ってきそうな気配はない。
これはヒーロー殺しの仕業なのだろうか。奴は基本的に騒ぎを起こさず、裏路地などで目立たず犯行に及ぶ。だとしたら別の
「おい!ヒーローは一般人の非難誘導だ!現場には私が向かう!」
そして瞬時に周囲へと指示を出す。サラリーマンや学生、家族連れなどまだ人通りが多い。パニックになって遠くへ離れようとしたり、その場で立ち止まってスマホを向ける人達が出ている。被害が広がれば危険だ。ヒーローの声ならば聞くだろうし、ヒーロー達は周囲の避難マップぐらい頭に入れているはずだ。
「美亜、てめェも非難誘導に加われ!非難マップはこれだ。その個性で人を護れ、頼んだぜラミア!」
美亜は既に血腕を展開し戦闘態勢充分だが、ここで連れて行くわけにはいかない。勿論どんな敵だとしても護り切って勝つ自信はあるが、万が一の際にあの2人に顔向けできない。面食らっている美亜の頭を乱暴に撫で、脱兎の如く駆け出した。
『保須市中心部広場にて大男2名が暴れているとの事。個性不明、現在複数名のヒーローが交戦中』
ミルコは全速力で駆けながらヒーロー専用の情報アプリを確認する。大男2名、やはりヒーロー殺しの仕業ではなかった。未だ鳴り止まぬ爆発音を聞く限り、数名のヒーローでは抑えられない程の敵なのだろう。一刻も早く駆けつけるべく人混みを避けビルからビルへと壁を蹴る。
一方、取り残された美亜は途方に暮れて佇んでいた。突然の爆発やパニックに陥る一般人に混乱してでは無く、非難誘導という訳の分からない指示に対して途方に暮れているのだ。
とりあえず渡された地図を広げてみる。緊急避難場所が赤でマークされていたが、そもそも自分が今どこに居るのかが分からない。そんな状態で非難誘導なんて出来るはずもない。
「あの……私職場体験してて……」
「あぁ!君はミルコのとこの子か!とりあえず周りの安全を確認しつつ、皆に避難場所を説明してあげてくれ。多くの人はこんな時の避難場所なんて分からないから。後は声掛けをして、怖がってしまった人を安心させてあげてくれ。頼んだよ若きヒーロー君!」
近くにいたヒーローに聞いてみたが感心する程的確な指示が返ってきた。非常事態でも冷静に、職場体験生でも出来そうな指示を当てがう判断が出来ている。ここで私を避難させる方が安全なのだろうが、それではヒーローとしての経験にならないと考えたのだろう。
とりあえず指示に従い、逃げようとしている人に避難場所を教え、へたり込んでしまった人を励まして避難するよう声をかける。これが中々難しく、特に避難を促すのが大変だ。怖がって動けなくなった人にどんな言葉を掛ければいいのか。しばらく悪戦苦闘しながら、美亜は様々な人に声をかけ続けた。
爆発音がしてから1分経たずして現場に到着したミルコの視界に、脳をむき出しにした筋骨隆々な2匹の怪物が大暴れする光景が飛び込んだ。その内1匹が倒れたヒーローに向けて拳を振り下ろそうとしている。
「
次の瞬間、ミルコの飛び蹴りが脳無の胸部へと突き刺さった。ただの飛び蹴りだが、ミルコの速度と跳躍力が合わされば大砲の如き威力を持つ。極大の衝撃に脳無は吹き飛ばされ、ビルを粉砕して瓦礫の下敷きとなった。
「知ってるぜェ!テメェら脳無ってんだよなぁ!とりあえずぶっ飛ばす!!」
もう1匹の脳無は、突如吹き飛ばされた仲間と現れた脅威に暴れる手を止める。
筋骨隆々な体、人間とは思えない顔と骨格、何より剥き出しになった脳味噌。コイツらは雄英高校を襲撃した『脳無』と呼ばれる敵と特徴が類似している。
ミルコが事件後に聞いた情報では、オールマイトと互角に撃ち合い壮絶な殴り合いの末捕らえられた筈だ。その脳無が持っていた個性は『ショック吸収』と『超再生』の2つ。
反則級の個性に素の身体能力もオールマイト並となれば化け物級の敵だ。そんなヤツを2体も同時に相手取るのは流石に苦しい。
だが今の蹴りで吹き飛んだ所を見るに、少なくとも『ショック吸収』の個性は持っていないようだ。確かUSJの脳無は現在、『タルタロス』に収監されているから同一個体では無いのだろう。もしかしたら個体ごとに個性が違うのかもしれない。それならば私1人で何とかなる可能性がある。
「お前らも非難誘導に行け!コイツらは私がヤる!!」
ミルコの言葉に対する周囲のヒーローの反応は早かった。ミルコに敵の特徴を伝えながら、傷ついた仲間を救助してその場を離れる。
敵を制圧するのもヒーローの役目だが、それ以上に一般人を守る事が大切だ。敵の制圧はNo.6ヒーローミルコに任せ、数が多い自分たちが救助に回る事が最適解だ。
ミルコはヒーロー達の言葉を聞きながらも、脳無へと向けた意識は逸らさない。瓦礫の中から起き上がってきた脳無は、体を潰す勢いで蹴り入れたにも関わらず全くの無傷。やはり『再生』を持っている事に舌打ちをするが、あえて不敵に笑う。
「まぁいい、最近ガキのお守りばっかでよォ、体が鈍ってんだ!『再生』してくれるってなら丁度いい!サンドバッグになってもらうぜ!!」
「ん?」
美亜が移動しながら逃げ遅れた人を探していた時、携帯の通知音が鳴った。画面には緑谷からのメッセージが届いた通知が来ている。
「これは……位置情報か?何でこんな場所を……」
緑谷からクラス全員に送られたメッセージ、それは保水市の裏路地を示した位置情報だった。このタイミングで謎の位置情報、緑谷のことだから何らかの意味があるんだろう。そして、美亜は直ぐにその意図に気づいた。
「まさか……ヒーロー殺しか!?」
大規模な爆発、暴れる敵、この騒ぎに乗じてヒーロー殺しが犯行に及ぶ可能性は高い。ミルコを初めとしたヒーロー達の視線が逸れたこの状況は、ヒーロー殺しにとって絶好のチャンスの筈だ。
そして、何故か分からないが緑谷は保水市にいる。もし、緑谷も飯田の目的に気付いていたとしたら。その事実に気付いて飯田を、ヒーロー殺しを探しに行くのではないか。だとすればこの位置情報は、ヒーロー殺しと遭遇した緑谷からのSOSではないのか。
美亜は手元の地図に位置情報の場所を記し、近くにいたヒーローに押し付けるように渡す。そして強いヒーローを見かけたらこの場所に来てもらうよう頼み、駆け出した。
相手がヒーロー殺しの可能性がある以上、半端なヒーローが助けに来ても犠牲が増えるだけになる。時間なら死なない私がいくらでも稼げる筈だ。この場所なら3分程度で着くだろう。それまで死なないといいが相手が相手だ、覚悟はしておくべきだろう。
「自ら命を危険に晒すとは……あいつはアホなのか!」
美亜は悪態を吐きながら駆ける。この位置情報がヒーロー殺しの居場所だとすれば、現場には緑谷と飯田がいる可能性は極めて高い。
飯田なら緑谷1人を抱えて逃げる事ができるだろう。だが他に襲われているヒーローがいたら、他のA組のクラスメイトが来てしまったら面倒だ。轟か爆豪なら何とかなるかもしれないが、他の面々は危険すぎる。
正直、飯田が危険に晒されても仕方のない事だと美亜は思う。自ら復讐という道を選んだのだ。あいつもバカでは無い。兄が敗れる程の敵を相手に、まさか五体満足で帰れるとは思っていないだろう。例えその結果が死であろうとも自分の意思が招いた結果だ。
だが緑谷は、他のクラスメイト達は違う。死地に飛び込む事は阿呆としか言えないが、死んでも仕方がないとは考えられない。
様々な思いを巡らせ走り続ける美亜は、大通りの真ん中で泣いている女の子を見つけてしまった。
「嘘だろ……次から次へと何て面倒な……」
見なかったことにして無視したいが、そうもいかないだろう。膝を抱えて泣いている女の子を無視できるほど腐ってはいない。年は小学校低学年ぐらいだろうか。怯えさせないように目線を合わせ、最大限優しい声色で話しかける。
「大丈夫か?こんな所で泣いてたら危ないぞ」
女の子の両手を握り立ち上がらせ、わざとコスチュームを見せることでヒーローであることをアピールする。それだけで少し顔色が明るくなるんだから、ヒーローの影響力も馬鹿に出来ない。
どうやら少女は避難場所へと向かう途中に両親と逸れてしまったらしい。美亜は地図アプリを起動し、1番近い避難所を少女へと見せた。
「分かるか?避難所はここだ。きっとパパとママもここにいる。気をつけて行くんだぞ」
美亜はそう言い残して立ち去ろうとするが、裾の辺りに違和感を感じて立ち止まる。振り返ると、目に涙を浮かべた少女がコスチュームの裾を引っ張っていた。
(おいおいマジか……こんなことしてる場合じゃ無いのに……)
今も上がり続ける黒煙、小さな爆発音も鳴り止まない。被害の全容も敵も不明な状況では、流石に放っておく事は出来ない。しかし緑谷と飯田がヒーロー殺しと相対している可能性がある以上、呑気に手を繋いで歩くわけにもいかない。
「しょうがないか……ほら、行くぞ」
「あ、ありがとうヒーローのお姉ちゃん」
(ヒーロー……か、まさかそんな風に呼ばれる日が来るとはなぁ)
美亜は少女を背中に背負い駆け足で避難所へと向かう。ここから走れば2分もかからない。幸い緑谷の位置情報からは多少逸れる程度、5分あれば彼らの元へ辿り着ける筈だ。不安に震える少女の背中を軽く叩きながら、はやる気持ちを抑えて走る。
2分程走っただろうか、次の角を曲がれば後は真っ直ぐ避難所だ。その事を少女に伝えると、ずっと不安そうに歪んでいた表情がパッと明るくなる。この少女が状況を理解しているとは思えないが、立ち登る黒煙に逃げる人達、その上に両親と逸れたら誰だって不安になるだろう。
美亜の脳裏にかおりの姿がよぎり、何故か励ましたくなった。
「怖かっただろ、よく頑張ったな。もう大丈夫――
「どうしたの?」
突如美亜の足が止まる。美亜は不思議そうに聞いてくる少女を無視してゆっくりと地面に下ろした。
「いいか、後ろを向くんじゃ無いぞ」
「え?」
「見るんじゃねェ!!」
思わず後ろを向こうとした少女がビクッと怯えて動きを止めた。美亜は屈んで少女に目線を合わせるとその両肩をしっかり掴む。
せっかく笑っていたのに思わず怒鳴ってしまった。怖がって泣きそうになっている。だが許して欲しい。咄嗟の対応ではこれしか出来なかった。
「怒鳴って悪かった……こっから先は1人で行ってくれ。そこの角曲がったら後は真っ直ぐ行くだけだから」
しかし、少女は涙目で首を横に振った。不安と困惑、懇願が宿った縋るような目が美亜に向けられる。
「やだ……ヒーローのお姉ちゃんと一緒じゃなきゃやだよ。いっしょじゃないと怖いよ……」
こんな時どんな言葉をかければ良いのだろうか。当然美亜には人を慰めた経験などない。参考にするならあの2人、美波さんや拳士さんならどんな事を言うだろう。
「大丈夫、大丈夫だ。私の事をヒーローだと思ってくれているのなら、今度はお前がヒーローになる番だ。きっとお前のパパとママは心配してるから、お前が行って安心させてやれ」
少女は言っている意味が分からないのか、美亜を見つめたまま黙ってしまった。不気味な程の静寂の中、美亜は慎重に言葉を絞り出す。
「実は私はヒーローじゃ無い、まだ見習いの高校生なんだ。正直今も怖いしこんな状況になって混乱してる。だから……そうだな、一緒にヒーローになろう。怖いからこそ勇気を出して踏み出してみないか」
最後にオールマイトっぽさが混じったのが癪に触るが、何とかそれっぽく励ませただろうか。
美亜は恐る恐る少女の顔を見る。目に涙を浮かべてはいるものの、先程までの不安に塗れた表情と違い、僅かだが前向きな感情が見える気がする。
「お姉ちゃん、怖いのに頑張ってるんだ……すごいな……私も……頑張りたい!」
「転ぶなよ、ほら行ってこい」
美亜が少女の背中を軽く叩くと、少女は後ろを振り返る事なく駆け出した。
「頑張れよ……小さなヒーロー」
しかし美亜がその背中を見送る事は無い。決して少女に興味がないとか、飽きたとかでは無い。目線を外せない相手が眼前に居るからだ。
「――さて……待っててくれてありがとう。お前意外と物分かりが良いんだな」
しかし相手からの返事は返って来ず、遠くから僅かな爆音が聞こえるのみ。
大きく溜息を吐いた美亜は、ゆっくりと立ち上がり背伸びをして身体をほぐした。
「そうか……ならば殺すしかないな。貴様に感情があるのかは知らんが……2度も私を邪魔した事を、後悔しながら死んでいけ」
美亜の燃え上がる双眼に見つめられ、その殺気を受けて尚、脳無はじっと佇みその虚な目で美亜を見つめていた。
美亜「爆発?なんで?」
美亜「知らん人に話しかけるのムズ……なんかパニクってるし」
美亜「緑谷?何してんだよ……」
美亜「ガキ?何でこんな時に……」
美亜「おいおい脳無かよ」
たった1日のパトロールで美亜のメンタルはボロボロ。
脳無とタイマン、美亜の明日はどっちだ。
読んでいただきありがとうございます!
じわじわ書いてますので次回もよろしくお願いします!