ゼロの武偵   作:滝瀬

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ハイジャックの後

 

あれが3日前の出来事

 

俺はあの状態の俺の事をRough man(ラフマン)

そう呼んでいる

あのラフマンは荒々しい

どうしてあそこまで性格が荒いのか理解出来ない程

 

ドアを蹴破るなどの愚行

その羞恥に悶えそうになった俺は寮を出た

 

イギリスの王子と会うのはまた別の日になったがフランスに呼ばれているのだ

 

今度こそ普通にフランスに辿り着いた

 


 

床に引かれたレッドカーペット

大きなステンドグラスには2人の赤ちゃん

かなり広い部屋を歩き続けており、衛兵達にめっちゃ見られている

 

奥の部屋に誰か居るようだ

 

「これが余の孫なのか!?なんと!」

 

なんだ、このジジイ

とりあえず車で宮殿らしき物の近くまで連れてこられた

すると、なんかよくわからんが喜んでるおじさんがいる

 

エメラルドグリーンの瞳に金髪

王冠のような物を被って椅子に座っている

 

「この子が・・・アランの息子」

 

もう1人、金髪で白が基調の服

いかにも王子様という見ため

エメラルドグリーンの瞳と父と同じセリアンブルーの瞳

両目が色違いだ

 

俺にジリジリ近寄ってくる

気まずいので後ろに下がると肩を掴まれ

 

「嘘でしょ?こんな可愛い子供があの堅物から産まれるの?」

 

グワングワン揺すられる

 

頭の中は疑問符で一杯だ

なんで俺はこんなに揺すられる

意味がわからないんだが

 

「いや、元から顔だけは良かったけど信じらんないな」

 

「アル、そろそろその子を話してやってくれ」

 

その声で肩から手が離れた

なんだ、ここ

 

「我が孫、ジーク・シリウス」

 

いや、誰だよそれ

俺は秋月 零なんだよ

 

「アランの息子であるお前を王子にしたいと我らは思っておる」

 

誰だよ、アランって

そして王子なんて物になりたがる奴は居ない

居たとしても相当な目立ちたがり屋だ

 

俺だけ差し置いて話はどんどん進む

 

「この剣の名前はグラム。北欧から取り寄せた魔剣」

 

それは伝説の存在だろ

というか魔剣って

もうどこからツッコメばいいのか

 

「この剣をもしお主が抜けたのなら我らはお主の事を諦め、時期王子となるべき人材を探そうと思う」

 

いや、最初から探せよ

というかなんだ、この剣は

 

銀色に鈍く光り、握る重の部分は石となっている

 

丸太だろうか

とにかくよくわからないが木に刺さっている

なんだ、これは

 

「どうした?さっさと抜いて見よ。聞いたぞ、お主が王子というのを嫌がっておると」

 

なるほどな

接着剤か何かでひっつけてんのかこれ

丸太に刺さった剣って絵面的にどうなのさ

 

「そんじゃあ・・・まぁやってみます」

 

とにかくそうとしか言えないので丸太に向かって歩く

王子はやりたくないので抜くしかない

それに、この人たちは話を聞かないのだ

取り敢えずやるだけやって話をできるようにしなくては

 

剣の重に手を添えて見るとなんか、しっくりきそうでこない

 

「抜けないであろう?それは我が国の怪力「あっ、抜けた」なに!?」

 

“怪力でも抜けない”

恐らくそう言おうとしたのだと思う

なので、力を込めて抜いてみると抜けたのだ

王子をやりたくない一心でやったのだが、火事場の馬鹿力とはこの事だろうか

 

ポカンとしている2人を見て俺は困った

 

だって、剣が緑色の淡い光を放っているのだから

 

魔剣って本当にあったんだな

 

「えっと・・・これはどうすれば」

 

「・・・取り敢えず、誰も使えないからジーク。君の物だよ」

 

なんかよくわからんがジークって俺だよな

魔剣とやらを入手したらしい

なんとも言えずわからないまましばらく過ごしたのだった

 

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