ゼロの武偵 作:滝瀬
監視カメラの映像を回し始めた
ベランダの鍵は閉め忘れており、アリアがベランダから入ってきた
お前か、俺の部屋を荒らして壁にドアを取り付けたの
アリアが銃に弾入れをしている
その銃でなにをするつもりだお前は
どういう原理か分からぬまま壁が破壊された
アリアはその瞬間、顔をかなり引きつらせている
実際、俺も顔を引きつらせておりなにが起きたのか理解してない
壊れた壁だった所から白雪の姿が見える
白雪が壁を破壊しやがった
『この泥棒猫、逃げるなー!!』
泥棒猫=アリアだと考えると俺の部屋にアリアは逃げてきたんだな
白雪は斬りかかったなんでも斬れる不思議刀を持ってアリアを襲う
それを軽々と避けつつ、銃で応戦を開始しながらソファの上に乗ったアリア
『だからなんなのよー!』
アリアはなんか白雪に追っかけ回されてるし何事だこれ
俺に何か恨みがあるかのように家具を壊すな
アリアと白雪が居るのにキンジが居ない
恐らく、キンジのせいでこの有り様なんだ
喧嘩が2人の体力が無くなった時に終わった
SSRの武偵とSランク武偵が戦ったら当然、こうなるよな
動画の部屋の有り様を見て少し泣きそうだ
アリア達が散らかしてキンジ達が片付けたから良いけども
キンジが仲裁に入り喧嘩は終わるように見えた時
『大丈夫だったのよ!赤ちゃんは出来てなかったから!』
思わず絶句した
白雪が何かを言ったがそこはマイクの不調で聞き取れず、ここだけ聞こえる
『はぁ!?』
キンジのその声で映像は終わった
なんだろう、物凄くこの後の続きが気になる
だけど知りたく無い
俺、この時に家に居なくてよかった
「おい、キンジ。なんで白雪とアリアが居る?」
試しに壁のドアを開けてみる事にした
何というべきかアリアと白雪とキンジという奇妙なメンバー
理由を逆に聞きたくなってきた
「それは俺が1番、聞きたい」
「零、帰ってきてたのね。じゃあ、早速だけどアンタも白雪の護衛に着きなさい」
なんだ、その命令口調は
その前に普通は『どこ行ったの?』的な事を普通の人は聞く
まぁアリアに普通を求めてはいけないのだが
「あのなぁ「というかアンタも護衛されるんだけどね」
話を聞くとデュランダルとかいう変な奴がいるらしい
しかもそれが超偵、SSRの武偵しか狙わないのだ
そこで俺と白雪を狙うと予言が出たらしい
中々に的中率は高い
俺を奴隷にしたいアリアはどういう訳かやる気は凄い
白雪はキンジと居れれば何でも良いという感じ
キンジは2人のせいで疲れている
まぁ、何気にこの女2人は喧嘩をしてくれちゃってますもんね
「断る。お前らに護衛されるくらいなら死ぬ」
目を見開いて驚く3人
特にキンジなんかは絶句してる
「はぁ!?アンタ何言ってんのよ!」
キレたアリア
怒られる意味がわからない
俺は俺の身の安全を確保してるんだが
「そうだよ、秋月君。いくら何でも死んだらダメだよ」
そう言いながらキンジ見るの辞めろ
何だその良い人アピール
理由を口に出せば恐らく俺は間違いなく風穴
白雪とアリアがいつ戦うのかわからない
そして、この2人が戦うとなると確実にキンジが関わってくる
まぁ、そうなるとキンジはどこかしらに逃げるだろう
俺とキンジの部屋に着いたドア
そこは鍵をかける事が出来る
もし、アリアと白雪のどちらかが俺の部屋に踏み込んでみろ
部屋の惨状に加えて弾丸の1発くらい俺に当たるかもしれない
トバッチリを俺が貰う可能性が高いのだ
はぁ、どうやって逃げようか