空を目指すは機械の翼   作:ミヤフジ

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軽く説明回です。


後、零戦の20mm少なすぎ…………(WarTundar)




第六翔

「さて、授業を始めるぞ。」

 

 

黒板の前に立ち授業開始の宣言をする千冬。

黒板には白文字で

 

『第○○○統合戦闘航空団について』

 

と書かれている。

 

 

「まず初めに、先程の質問にて鷹月がした質問について答えておこう。」

 

 

黒板に振り返りスラスラと文字を書いていく千冬。

それに続いてノートに千冬の書いた文字を移していくクラスメイト達。

 

 

「美緒達の言っていた『第○○○統合戦闘航空団』についてだが、これは二年前より正式に発足された連合軍隷下の特殊独立部隊の総称だ。」

 

 

カツカツと黒板に追加で『連合軍』『独立部隊』と言った単語を書いていく。

 

 

「ここで言っている『連合軍』とはなんだかわかるか織斑?」

 

 

黒板に書くのをやめ、正面に向き直る千冬といきなりの質問にあたふたする織斑一夏。

 

 

「え…………NATOとかみたいなものか千冬n……じゃなかった織斑先生!」

 

 

後少し遅ければ喰らっていたであろう出席簿を降ろしながらも織斑一夏を人睨みする千冬。

叩きはしないがそれだけで冷や汗ものの一夏には溜まったものではない。

 

 

「ギリギリだな、次はないぞ織斑。

それとお前の答えは全くの不正解だ。

鷹月、お前はわかるか?」

 

 

いきなり火の粉が降りかかってきた鷹月。

若干涙目になりながらも千冬の問に答えていく。

 

 

「は、はい、今現在世界中で『連合軍』の名称が使われているのは『8カ国IS技術及び軍事協力同盟』で創られた多国籍部隊のみです。」

 

 

「正解だ。

織斑、もっと勉強しておけ。」

 

 

また黒板に向き直り先程鷹月が答えた同盟の名前を書いていく。

 

「この『8カ国IS技術及び軍事協力同盟』と言うのは通称『Eight Witches(8人の魔女同盟)』と呼ばれている。」

 

 

黒板にまた書いていく千冬。

簡単ながらも同盟の内容を書いているらしく、先程より長く書いていた。

 

 

「この同盟の主な目的はISの部品企画の統一、技術交換、更にはそれぞれの次世代機開発における意見交換etc……ISに関してだけでも多くあるがもちろんそれだけじゃない。

この同盟内では貿易、関税の低額化、等の一般物に関する物もある。」

 

 

ここでいったん黒板に書くのをやめクラスメイト達がノートに写す時間を作る。

しばらくノートに写す音が聞こえるがこれも数分で静かになる。

 

 

「この同盟にはアメリカ、ロシア、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、フィンランドの7ヵ国+αで締結されている。

この7ヵ国を『連合国』、7ヵ国の軍を『連合軍』となる訳たが」

 

 

織斑、何故連合軍なのかわかるか?

 

 

もう失敗は許されないぞと、狼を思わせる鋭いつり目が暗に織斑一夏に伝えている。

最早顔色が青を通り越して白になっている織斑。

 

 

「えっと…………他の国より強い、から?」

 

 

直後降ってくる隕石(出席簿)が織斑一夏の頭に直撃する。

あまりの痛みに再度机に倒れる織斑一夏。

 

 

「残念だが半分しか合っていない。

確かにこの同盟は生半可な国では太刀打ち出来ない、下手をすれば恐らく世界最強だろう。

しかしそれだけではない。

この同盟の主目的がIS技術の交換だということは話しただろう?」

 

 

ここで一度区切る千冬。

持っていたチョークを片付け手についた汚れを落としてから両胸の前で腕組みをする。

 

 

「話は変わるが諸君は誰がISコアを作っているか?」

 

 

クラスの大半が音量は違うが口々に一人の名前を呼ぶ。

 

『篠ノ之束』

 

世界で初めてISを作り、また世界で唯一、ISコアを作れる天災科学者。

そして今現在、件の篠ノ之束は行方不明。

各国は彼女のいた痕跡すら見てけれていない。

それに何を隠そう、彼女は織斑千冬のただ一人の親友でもある。

 

 

「そうだ。

今現在、世界でISコアを創れるのは篠ノ之束意外他に居ない。

その篠ノ之束も467機のコア意外追加で製作したりはせず行方を眩ませたまま…………

これは去年までの教科書に書かれていることだ。

しかし今年からはこう追加で書かれている。

『今現在、世界中でISコアを創れるのは女性で唯一、篠ノ之束だけである。』

とな。」

 

 

千冬の含みのある発言、教科書に新しく追加された項目。

クラスメイト達の中でも察しの良い何人かは既に気付き始めているようだ。

口々に『そんな』『いやまさか』と言った声が聴こえて来る。

そうして瞬く間にクラス中に広がった。

気が付かないのは織斑一夏ただ一人らしい。

 

 

「どうやら織斑意外分かったようだな。

貴様らが思っているとおり、女性でコアを創れるのは篠ノ之束のみだ、が、男性にもコアを創れる者がいる。

既に100個近いコアを製作しているが、その半数が先程言った同盟各国に回されている。

この意味がわかるか?」

 

 

男性科学者、つまり今だバラしていないが美緒が製作したコアの半数が同盟にまわっている。

美緒からしたらミーナ達を利用しようとするバカども守るために渡したコアだが、それを知るよしもないクラスメイト達には全く別の意味で勘違いされていた。

 

 

「お、織斑先生!

それってその人を守る為だけに同盟が締結され『連合軍』が創られたって事ですか?!」

 

 

もちろんそんなことはない。

ただ過去の歴史、フィクションを含めて考えればまずありえない事であり、あったとしても精々『竹取物語』ぐらいしか美緒は知らないのだが。

話を戻すと、クラスメイト達は歴史上ありえないと思いつつも、世界でもう一人のコアを創れる人間、しかも篠ノ之束が行方を眩ませた現在はこの者しかコアを創れない状況なら有り得るかも。

そう勘違いしていた。

 

 

「半分は正解かもしれないな。

それが本当であれ本当でないであれ、その同盟が締結された事は現実だ。

実際、そのお陰でIS後進国のフィンランドは一気に先進国の仲間入りを果たした訳だからな。

その辺はどうなんだ?」

 

 

ここで一拍置く千冬。

教室を沈黙が支配する。

クラスメイト達の頭には『?』マークが飛び交っているのが見える程混乱しているらしい。

 

 

「同盟発案者にしてコア製作者であり統合戦闘航空団設立者で世界で二人目の男性IS操縦者である『坂井美緒連合軍海軍中佐』殿?」

 

 

再びの沈黙、しかしそれも一瞬。

直ぐに復活したクラスメイト達は息を揃え

 

 

「「「「「「ハァァァァ!?」」」」」」

 

 

この叫び声は遥遠くの整備棟にまで聞こえていたらしい。

そしてまためんどくさくなったと、ため息を吐きながら空を見上げる美緒。

今の彼の心境はただ1つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…………空を翔びたい』

 

現実逃避したい美緒だった。

 

 






高度6000メートルからこんにちわ〜
天鴉です!
今回は簡単な説明回のつもりでしたが、千冬さんしか喋ってないですね(´・ω・`)
しかもめっさ下手くそ…………
次回はIS界のぺリ犬ことセ尻アちゃんの登場っすよ……
どうでも良いけどイギリス戦闘機の『スピットファイア』は癇癪持ちの女性って意味らしいですね。
初期のセシリアちゃんにピッタリのような…………


それはさておき、WarTundarもアプデが来て『烈風来るか!?』て思ったら震電でした。
ちくせう(´・ω・`)
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