.......もちろん、私の別作品である、龍が如くとバンドリのクロスオーバーシリーズとは別の世界線ですよ。
拝啓、お父様、お母様。
私は今、
「ねえ、.......他のガールズバンドの子と喋らないでってアタシ言ったよね。」
目の前のお姉さん的な美少女に監禁されています。
泣きたい。私の家になんでいるのことの人。
――私の名前は
そして目の前にいる、目のハイライトが消えちゃってるギャルっぽいお方がRoseliaのベース担当、今井リサさんだ。.......はい、ご立腹です。
どうやら彼女はヤンデレらしい。
.......まあ、ヤンデレというのはアニメ好きや漫画好きにとって知らないジャンルでもない、最近メジャーにはなりだしてるジャンルだ。
(でもそれは創作物だからいいもんであって現実で起きると恐怖でしかないんだよなぁ!!)
はっきり言うとリサ先輩からの私への好意は異常だ。
私は一人暮らしのはずなのに、何故かご飯を作って待ってくれていたりだとか、
というかそもそも合鍵を渡してなんかないのにどうやって入ったのか、
というかそもそもどうやって私んちを特定したんだ。
「ねえ、質問に答えてよ、カナ。なんで他の子と喋るの?」
あっふぇwこぉっわw
いつ見てもこぉっわw蛇に睨まれたカエルってこんなんなんだろうな。
「いや、ですからリサ先輩.......。アレは私から話しかけたんじゃなくて、氷川さんから話しかけてきたんですって.......。」
「でも会話してたよね?」
「大したことじゃないですよ.......。ゆ、許してくだしゃい.......。怖ぇ.......。」
私が話しかけている間も、リサ先輩はずいずいと顔を近付かせてくる。
ハイライトの消えた目は妙に威圧感がすごい。
泣きそう。泣いていい?
「.......なんで言うこと聞いてくれないの?」
「いや、なんというかそれはですね.......。」
「.......だったらもう、こうしちゃえ。」
ヒュォンッ
ガツンッ
「アァッ!?危なっ!?ちょ、ちょっと!?あんた何考えてんすか!!振り向きざまにナイフを私の足に突き立てるとか何考えてんすか!?私が足上げて避けなかったら刺さってましたよ!!?」
「だから刺しに行ったんじゃん。モウガッコウニイケナイヨウニネ。」
「ヒェッ」
刺し傷を作るんじゃないよこの人。
私の足切断しに来てるんだけど!?
「私が1番夏波を愛しているんだよ.......!?どうして答えてくれないの.......?ネエ.......!?」
ァビャアアアアアア.......泣
怖すぎるんだけどォ!
ってアレ!?なんか知らんけど締められてた縄が緩んでる.......!?
(これはチャンス!私の貞操と大事な足を守るためにもここは逃げよう.......!)
「.......カナ、ご飯作ってくるけど.......。ニゲタラダメダヨ?」
少し思いとどまってしまった。
いや怖いもん。.......でも私は私が大事だ!
幸い私が今一人暮らししている家は玄関からキッチンまでは意外と遠い。
作業の音が聞こえた瞬間に逃げ出そう.......!
...................トン.......トン.......。
よし来た.......!
縄も解けた.......!
こういう時に、窮地を脱出する時に使うのは己の足.......!
「にーげるんだよォー!スモォーキィーッ!!!」
「うわあっ!?なんなんだぁこのひと!?」
おい今スモーキー本人いなかったか。
いや、そんなことを言っている場合じゃない!
逃げ切れるまで止まるんじゃあねえぞ!!
最低限のものだけ持って、玄関から飛び出す。
さあ逃げろ、リサ先輩が勘づいてしまう前に!
――――――――――――――――――――――――
「カナー!ご飯できたよー.......ってあれ?.......いない.......。.......ふーん。.......ソウイウコトスルンダ.......。キキワケノナイコダナァ.......、カナミハ.......♡」
そう呟くとリサは『とあるグループ』に連絡を入れた.。
「.......アタシタチカラニゲラレルトオモワナイデヨネ.......♡」
.............................................................
アッ殺気を感じた。今私は商店街に向けて走り出している。
あっそうだ(唐突)リサ先輩のような、私に対して狂気的な行為を向ける物好きなヤンデレ達は他にもいっぱいいる。
.......タイトルから察しているとは思うけど、私の先輩.......、つまり『3年生のガールズバンドのメンバー』の全員から好意を寄せられている。
おっかしいなあ!?最初はリサ先輩だけで、そこからRoseliaに広まって.......、んでその繋がりで他のガールズバンドにもあって.......。
何だこのインフルエンサー!?
「やだぁー!?私はまだ死にたくないぃ.......!!」
困難に頭を抱える。
「.......どうかいたしましたか?」
誰かに話しかけられる。が、悩んでいる分、頭をあげる余裕などない。
「ひ、人から逃げていて.......。どこか隠れられるところとか.......。」
「それは.......、怯えてしまって可哀想に.......。大丈夫ですよ夏波さん.......。私が守ってあげますから。」
「本当ですか!?.......ん?『夏波さん』.......?あなた一体誰でs」
「氷川姉です。」
To be continued...(デーデレッデッデデッデレー
「さて、もう逃げられませんよ。.......オウチニカエリマショウカ.......♡」
「やだぁ!!私おうち帰りたくないぃ!!ママァ!!」
「私がママですよ。」
「えっ怖ッ。じゃなくて!!離して!離してぇぇぇ!!」
――――――――――――――――――――――
再びところ変わって私の家。
ところ変わってというかところ戻って。
「.......どうしてリサの元から逃げたのかしら?」
「夏波.......、言うこと聞くって、約束したじゃん.......?」
「逃げようとしたのは、いけませんね.......。」
「.......夏波さん.......。悪い人です.......。」
アッレー増えてね?
.......というわけで私はRoseliaの3年生組.......すなわち、4人の人間に今現在監禁されている。ボーカルの湊友希那、ギターの氷川紗夜、ベースの今井リサ、キーボードの白金燐子.......。
どうして.......。
「どうして私なんですか.......泣」
「そりゃあひとつしかないよ!」
「「「「カナミガウンメイノヒトダカラ.......♡」」」」
.......私は、ヤンデレの先輩たちに囲まれた。
いやーヤンデレって難しいね。
.......あれ、どうしたの夏波ちゃん、虚ろな目をして。
夏「私汚されちゃった.......。新シリーズの主人公が一話目で汚されちゃった.......。」
描写してないしセーフでしょ。
夏「雑か貴様なんだおめェぶっ殺すぞ」
衝撃の野沢雅子。
2話「アイドルに囲まれた」