VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた 作:七斗七
コメント
:大草原
:かつて見たことないくらいの激怒で草
:知性を感じないタイプの怒りじゃん
:デビューしたばかりの新人に殺意を出した先輩がいるってマジ?
:なっさけない声の匡ちゃんすき
:そりゃ体液全部抜けって言われたらキレますわ(笑)
:実質今日から呼吸禁止とかこの娘鬼畜すぎるだろ……
「こ、怖いのである……なんでそんな怒るのであるか……」
「私とストゼロは一心同体。言うなれば日本食に米、侍に刀、還ちゃんにおしゃぶりみたいなものなんだよ」
「バブリエルのはむしろ同体だとだめじゃね?」
ああ、今も体内のストゼロが私に力をくれるのを感じる……愛だ、これは愛の力だ。
そうだ、やっぱりストゼロは私のメインヒロインなんだよ。ストゼロちゃんちゅきちゅきちゅちゅちゅちゅごくっごくっごくっ……。
「プハアアアァァァ!! アルコールで全身が受精しちゃってるううううううぅぅぅぅーーーー!!!!」
「――――――――」
「おーおーこれは相当シュワシュワしてんね! 会長、大切なものを守るために本気モードとなったシュワッチと戦う準備はできたか?」
「ぁ……ぁの……態勢を立て直す時間を貰っても……」
「会長! 逃げるな! これはお前が始めた物語だろ? 自分の名を忘れたか!」
「ッ!! そうである! 私は宮内匡! 偉大なる宮内家として負けは許されん! 戦う、戦ってやるぞ!!」
「がんばっちくびー」
「さっきまで応援してくれてたのにいきなり投げやりである!? まぁいい、シュワちゃん先輩! お酒なんか飲んでないで宮内を見ろ!」
お? この小娘、まだ立ち上がるか。
いいだろう、私のストゼロ真拳で再起不能にしてやる。
「シュワちゃん先輩! お酒は美味しいのかもしれないが、リスクも沢山あるのである!」
「ほう、でもストゼロだ」
「ぇ、ええ? いや、負けるな宮内! まず! 飲み過ぎは体調の悪化を招く!」
「だがストゼロだ」
「……ストゼロを飲んでいる限り清楚とは呼ばれない!」
「されどストゼロだ」
「そんな……貴様には……一体なにが見えているんだ……?」
「ストゼロだと思うよ」
コメント
:これがライブオンだ
:語彙力とか関係なしにやばすぎるとしか形容できん
:ハレルンのツッコミがwww
:ミヤウチィ! 逃げていいぞ
:同志が撤退を許した!?
:バトルモノかギャグモノかはっきりしろ
:ストゼロモノなんだよなぁ
:なんだそのジャンル……
「まぁマジな話すると、ぶっちゃけ飲酒量に関しては多くないよ。休肝日も設けてるしそこはだいじょぶ!」
「そうなのか? 宮内はまだお酒飲めないからそこらは分からないのでな……晴先輩から見ても問題ないか?」
「配信外でも飲んでるんだったら問題ありだけど、そうじゃないなら全然大丈夫な範囲じゃないかな。シュワッチ結構お酒強い方だしね」
「そうそう! なんたって飲みすぎるとましろんからお怒りが来るからね! ましろんに飲酒管理されているわけだ」
「飲酒管理……き、きs」
「規制しなくていいからね」
「先を読まれたのである!? シュワちゃん先輩はエスパーなのか!?」
「段々と君の思考が分かってきただけだよ」
もう本当にこの子は……その想像力の使い方次第では天才的な発明もできるんじゃないか?
「えっと、次は清楚と呼ばれないことだけど……」
「そうである。さっきも宮内に当時を褒められて嬉しそうにしていたではないか! 清楚だけではない、女性なら誰しもかわいいやキレイと言われたいであろう。自らを否定しろと言っているのではない、内に秘めることで得られるものもまたあるということだ」
「なるほどねぇ……褒められたいのは正直ある。ちやほやされたい、私は私が好きな人が無条件に好きだ」
「ありっち」
「一部例外あり」
「それならば!」
「でもね、私はストゼロを愛しているんだよ。それ以外に理由はいるかい?」
「え?」
「心音淡雪はストロングゼロを愛しています」
「いや、突然のタ〇チは意味が分からな」
「それでは歌います、聴いてください。しーんぱーいないからねー♪」
「FOOOOOOO!! シュワッチかっこいいいいいぃぃーー!!」
「――――――――」
この世に愛に勝るものなし。
「き、危険だ……この人は危険だ……今の宮内ではあまりに準備不足……せ、戦略的撤退だ!!」
コメント
:これは逃げても仕方ない
:あたおか
:ストゼロが懸かっているシュワちゃんはハレルンでも苦戦するぞ
:wwwwww
:今まで培ってきたルールが通用しないタイプの裏ボスじゃん
ふっ、やはりストゼロ真拳は最強、完全勝利であったな。