VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた 作:七斗七
さぁ再開だ。ストゼロよ、キュンちゃんを覚醒へと導いてくれ。
「いや待てよ。もしやストゼロちゃん、私が嫉妬しちゃうんじゃないかと心配して、キュンちゃんに集中できなかった説もあるな。ふふっ、心配しないでストゼロちゃん。私は皆に平等に頑張る、貴方のそんなところも好きよ。だから今はキュンちゃんに力を貸してあげて? そうだ、じゃあそんな不安も吹き飛ぶようなことしてあ・げ・る♥」
コースターの上のストゼロを手に取り、口元へ近づける。
「チュッ」
愛しい缶の想いに応えてあげる為――私はその飲み口に口づけをした。
「チュッ……ジュル……ジュルルルルゥゥゥヴヴヴヴヴ!!!!!!」
コメント
:おい音音音音!!!!
:熱烈過ぎる……
:BANされちゃう! ストゼロにディープキスしてBANされちゃう!
:面白いBANのされ方選手権にでも参加したのかな?
:お下品ですわ!
<相馬有素>:ありがとうございますありがとうございますありがとうございますでもくやしいくやしいありがとうございますでもくやしいでもストゼロちゃんならあああありがくやしいでございます興奮で脳が脳があばばばばば ¥50000
:有素ちゃん、君ってやつは(泣)
:これは脳が完全に焼き尽くされましたね……
:清楚を音読みするとストゼロだと思っている女
――あぁ、ストゼロとキスをする私の姿たるや、なんて呑気なことなのだろう。でも仕方ない、この時の私はあんなことが起きるだなんて想像が及びもしなかったのだ。
「――ッ! よし! 今じゃないかストゼロちゃん!? ……違うかぁ」
その後、どれだけ待っても待っても待っても――
「ここだ! 完璧なチャンス! もう中盤だしここで逃すと後がない!! ……なんでぇ!? 今だったでしょストゼロちゃん!!」
ゲームが終わる真の最後の最後、その瞬間まで――
「もうこれで30日終わっちゃう!!!! ストゼロちゃん! お願い! お願いだからぁ!! ここで世界がひっくり返るくらいの大逆転を見せてえええぇぇーー!!」
あのストゼロちゃんが――微動だにもしてくれないなんて――
【ED・最終フォロワー2万人・キュンちゃんは大人気配信者になることは諦めたが、趣味として配信は続けていくことにした】
「ぁ」
aogyaoui
「ぁぁ」
ngosue2ji7sdasi00
「ぁぁあああ!!」
ijgsijosguhぎおうそjれほswh41kこうい44いすすすすすっすうっすうすすとととすすす
「ぼぎゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!!」
コメント
:wwwwwww
:遂に精神崩壊しちゃったか……
:今日ほんとに情緒どうした笑
:どーどーどー……
:絶望の向こうに行っちゃったなこれ
:仕方ないよ、シュワちゃんからすれば天地がひっくり返ったみたいなもんだ
:ストゼロ完全敗北ですね……
「ごめん今からう〇ち漏らすわ」
コメント
:!?!?
:はあ!?
:ちょちょちょちょ
:今度はなに!?
:ストップストォォップ!
「止めるな皆! きっと私が清楚過ぎたからカオスに生きるストゼロちゃんに愛想尽かされちゃったんだ! ゲロのカードを既に切っている私がもう一度振り向いてもらうにはこれしか――配信でう〇ちを漏らす道しか残されていないんだ!!」
コメント
:それだけは無いから安心していいよ
:淡雪ちゃんが清楚なわけないだろ!
:大丈夫、漏らしても漏らさなくても君は君のままだよ
:自分の汚さを卑下し過ぎだって!
:思考回路にう〇ち詰まってますよ
「お前らさぁ……はぁ、なんかいつも通りのコメント欄のおかげで逆に落ち着いてきたからもういいや……」
コメント
:そりゃどうもー
:よかった……危うく伝説という名の黒歴史が増えるところだった……
:もう少しで排便しながらストゼロに復縁を迫る激ヤバ女が見られたのかと思うと惜しくもある ¥211
:捨てないでえぇー!!(ブリュリュリュリュリュ!!)
:もうなんかとにかく汚ねぇよ!
「そ、そうだね、なんとかしないといけない思いが強すぎて変なこと言っちゃった……流石に反省します……」
……くっ、それでもやっぱりこんなのストゼロちゃんらしくないよ……一体なにが起こっているんだ……?
配信時間は……まだ余裕ある、よしっ!
「それじゃあ次のプレイが最後! 作戦を練り直して今度こそフォロワー100万人達成するどー!」