暖かな羽に包まれて   作:グラ〜暴食〜

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はい!バンドリの連載第2弾ということで、新しく書いてみました。
枯れた男は何を見る!も引き続き書いていきたいと思いますのでこの作品もよろしく~





人物紹介

小鳥遊 八丈(たかなし はちじょう) 17歳

高校には行かず、ライトノベル作家一本で生活している修羅の道を行く。
外見は氷川紗夜を男にした感じ。






第1話 暖かな日常

 

 

 

 

 

 

 

 

某CMのあったかい家が待っている。この謳い文句は実際には家の暖かさが保たれるという意味で使われているものだと思っている。しかし、俺が思っている暖かさはこのような物理的なものではなかった。

 

 

 

「いらっしゃいませ!」

 

 

 

くさい言い方になるが心の暖かさだと俺は思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1話 暖かな日常

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、小鳥遊 八丈(たかなし はちじょう)。しがないライトノベル作家だ。中学時代にネットに投稿していた小説を、サイト内のコンテストに出したところ優勝こそしなかったものの編集の方の目に留まり、見事単行本として発売と相成ったのである。ありがたいことに、アパートを借りて一人暮らしができるぐらいには稼がせてもらっている。

 

 

して今回は、三年前から行っているルーティーンをご紹介したい。朝9時に起床し、身だしなみを整えて、ある場所へ向かう。そう近所にある羽沢珈琲店だ。ここのモカコーヒーを一杯飲むところから俺の朝は始まる。そこからは、一時間ほどネタの構想に入り帰宅。プロットやら何やらの仕事を終えて、5時にまた羽沢珈琲店に赴きフルーツタルトとカフェオレをいただき、来る途中で買ったライトノベルを見て文章構成や感情表現について学ぶ……

 

 

のは建前で、この時間になると、ある団体のお客さんがやってくる。それこそが、この時間帯の俺の目的でもあるのだ。

 

「今日も疲れた~つぐ~ケーキ頂戴~」

 

「あ、私も!」

 

「コーヒー」

 

「つぐ!あたしアイスコーヒー!」

 

「はーい!待っててね」

 

そう、この団体さんだ。5人でいつもお店にやってくるのをよく確認する。1人は入って来て早々厨房のほうに入っていくからここの店員さんなのだろう。休みの日に働いているのをよく見る。

 

 

勘違いしないでほしいにだが、決して俺はストーカーなどではない。俺は百合好きなのだ。男という不純物質が存在しない天然のダイヤモンドのような尊さ、それが百合。この5人はこのお店でよく百合百合しいことをしている。あぁ安心してくれ、直接見たりしていない。底辺ライトノベル作家とはいえ想像力は引けを取らないと自負している。

 

 

ということは、声だけで頭の中に百合百合しい展開が繰り広げられるのだ!あ、まって通報しないで!

 

(閑話休題)

 

 

 

 

 

さて、呼び名から察するに赤メッシュが入っている不愛想なのがラン。話し言葉に「~」がよく入るのがモカ。この子のおかげでよくモカコーヒーを飲むことになってしまった。そのモカに便乗してケーキを頼んだのがヒマリ。声が他より大きく元気なのがトモエ。厨房に入っていったのがツグミ。俺は独自にカップリングを組ませていただいた、モカとラン、トモエとヒマリ、このカップリングだ。

 

 

しかし、最近分かった恐るべきことがある。そうカップリングに含まれていないツグミのことだ。脳内シミュレーションの結果、ほかの4人とのカップリング適性があったのだ!ベストマッチではないものの、違和感なくカップリングが成立しまた全てにおいて受けという高性能。あの白い悪魔だって倒せない強大なポテンシャルを持つものそれがツグミというわけだ。しかし、この脳内百合百合カップリング活動に大きな支障が出る案件が近ごろ浮上してきた。そのツグミに好きな男が現れたというのだ。

 

 

いや、だからストーカーじゃないから!そのカプサイシンをこっちに向けるな!

 

(閑話休題)

 

 

 

 

 

 

百合の空間に男が入るなど言語道断、万死に値する。そのせいか、ライトノベルの中身が百合っぽくなっているのは気のせいだと思います。さて今日も俺の聞き耳スキルと妄想力を駆使して不埒な男の情報を探りつつ脳内百合カップリングを楽しんでいこう。

 

 

だから犯罪じゃないから、ちょっとだけだから!先っちょだけ、え?その言い方が犯罪くさい?あ、まて!つうふぉうするなー!

 

(閑話休題)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???~

 

 

 

「あれが、ツグミの好きな人?」

 

私は、窓際の物静かなところのカウンターで本を読んでいるあたしたちと同じくらいの年に見える男の人に目を向けながらみんなに確認した。

 

「真面目そうな人だね~ずっと本読んでるし~眼鏡だし~」

 

「眼鏡だからって真面目判断は安直すぎないか?だけどほんとに集中して読んでるな」

 

最近、つぐみがその八丈さんという人の話をよくする。いくら鈍い私でさえ絶対恋してると思っても、本人は隠したがっていたのであまり追及はしなかった。(一切隠しきれていないが)

 

「真面目な二人の一目惚れの恋…きゃー!」

 

「ひまりうるさい」

 

「みんなお持たせ!」

 

そんなことをみんなで話していると4人で頼んだものを持ってきたつぐみがいた。

 

「お~つぐ、ありがと~」

 

「うん!どういたしまして。ところでみんなでこそこそどうしたの?」

 

「つぐの言ってた人がいたから見てたんだよ!」

 

「ん?それって…あ!八丈さん来てたんだ!」

 

「あ、ちょ、つぐ!?」

 

「お~飼い主に会えた犬見たい」

 

その八丈さんがいると知った瞬間脱兎の速さで近づいていき仲良く談笑を始めた。

 

「あれで隠せてると思ってるからすごいよね」

 

「ま、なんかあったらあたしたちに相談するだろう」

 

「よし!つぐをみんなで応援しよう!エイエイオー!」

 

「「「…」」」

 

「やってよー!」

 

いつも通りの日常に一つの光景が混ざった瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








タイトル詐欺だったと書いた後に感じました。割と好評であれば続編を枯れ男と並行していきたいと考えていマウス。

乾燥ください。





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