現代の高校生達は、大正で鬼狩りをする ~召喚鬼滅譚~   作:籠城型・最果丸

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全集中の呼吸の使い手


・炎の呼吸 基本型九つ
 日輪刀の色 赤
 使い手 煉獄槇寿郎、煉獄杏寿郎、南雲ハジメ、坂上龍太郎

 ・恋の呼吸 基本型九つ
  日輪刀の色 桃
  使い手 甘露寺蜜璃、菅原妙子


・水の呼吸 基本型十つ+一つ
 日輪刀の色  青
 使い手 鱗滝左近次、冨岡義勇、鱗滝錆兎、鱗滝真菰、村田、竈門炭治郎、谷口鈴
     八重樫雫、宮崎奈々、中村恵里、仁村明人、滝沢膵花、■■■■

 ・蛇の呼吸 基本型十つ
  日輪刀の色  青紫
  使い手 伊黒小芭内、玉井淳史

 ・花の呼吸 基本型十つ
  日輪刀の色  薄紅
  使い手 胡蝶カナエ、栗花落カナヲ、白崎香織、八重樫雫

  ・蟲の呼吸 基本型十つ
   日輪刀の色  藤
   使い手 胡蝶しのぶ、園部優花


・雷の呼吸 基本型六つ+一つ
 日輪刀の色  黄
 使い手 桑島慈悟郎、獪岳、我妻善逸、天之河光輝、辻風来、■■■■

 ・音の呼吸 基本型最低五つ
  日輪刀の色  橙
  使い手 宇髄天元、野村健太郎


・風の呼吸 基本型九つ
 日輪刀の色  緑
 使い手 粂野匡近、不死川実弥、八重樫雫

 ・霞の呼吸 基本型六つ+一つ
  日輪刀の色  白
  使い手 時透無一郎、時透有一郎、遠藤浩介

 ・獣の呼吸 基本型八つ+三つ
  日輪刀の色  藍鼠
  使い手 嘴平伊之助、相川昇


・岩の呼吸 基本型七つ
 日輪刀の色  灰
 使い手 悲鳴嶼行冥、永山重吾


・日の呼吸(ヒノカミ神楽) 基本型十二つ+二つ
 日輪刀の色  黒
 使い手 継国縁壱、竈門炭治郎、南雲ハジメ、■■■■、■■■■、■■■■


・月の呼吸 型の数十六つ
 日輪刀の色  紫
 使い手 継国巌勝(黒死牟)、■■■■、■■■■、■■■■、■■■■

以下オリジナル呼吸

・光の呼吸(派生元 雷の呼吸)基本型五つ
 日輪刀の色  極彩
 使い手 天之河光輝

・影の呼吸(派生元 炎の呼吸)基本型九つ
 日輪刀の色  煤
 使い手 清水幸利、愈史郎

・氷の呼吸(派生元 水の呼吸)基本型十つ
 日輪刀の色  空
 使い手 辻綾子、吉野真央



第肆節 鬼狩り

第拾話 赫灼の初任務 ~竈門炭治郎編~

 

俺は鱗滝さんが用意してくれた、禰豆子が入っている箱を背負って、鎹鴉に言われた通りに、北西の町へ来た。俺にとって鬼狩りとしての、最初の仕事だ。その町では毎晩少女が消えているという。

 

鈴は反対方向へ行ってしまった。でも鈴なら大丈夫だ。俺には判る、鈴は強い。俺にできるのは、鈴が無事に鬼を倒せることを祈るだけだ。

 

町の大通りを歩いていると、頬に傷が付いていて、やつれた一人の男の人とすれ違った。

 

「ほら、和巳さんよ。可哀想にやつれて…」

「一緒にいた時に里子ちゃんが襲われて、家に引き籠るようになったから…」

「毎晩毎晩気味が悪い。ああ嫌だ」

「夜が来るとまた、若い娘が攫われる」

 

夜の度に少女が攫われる……鴉から聞いたのと同じだ。間違いなく、この町には鬼が潜んでいる。

 

もうこれ以上犠牲を出すわけにはいかない、そう決意した俺は和巳さんを呼び止めた。

 

「和巳さん! ちょっとお話を聞きたいのですが、いいですか?」

 

 

俺は和巳さんに里子さんが消えた場所まで案内された。

 

「ここで里子さんは襲われたんだ。里子さんに襲い掛かった瞬間、突然里子さんの足元がぬかるんで引きずり込まれそうになったんだ。その後、誰が里子さんを食べるかで争いになって……その隙に俺は里子さんを連れて逃げたんだ。信じて貰えないかもしれないが…」

 

その後、鬼に恐怖を植え付けられた里子さんは部屋に引き籠るようになって、里子さんの父親は娘が恐怖を植え付けられたのを和巳さんのせいにして彼の言い分を信じずに打ったのだそう。

 

でも和巳さんから嘘の匂いはしない。だから…

 

「信じます! 信じますよ!! 信じる!!」

 

もうこれ以上犠牲を出すわけにはいかない。和巳さんには里子さんと一緒に笑って過ごして欲しい。俺はその一心で鬼の匂いを辿った。

 

地面には微かに鬼の匂いが残っていた。だけど、斑というか、変な感じだった。まるで複数いるかのようだった。微妙に違う鬼の匂いが混ざっている。

 

夜になるまで匂いを辿っていると、急に匂いが濃くなった。

 

俺は匂いのする方向へ駆けていく。

 

「どうしたんだ急に!!」

「匂いが濃くなった!! 鬼が現れてる」

 

近道に俺は家の屋根に飛び乗り、屋根を駆け抜けていく。

 

そして鬼の匂いが一番濃い場所で屋根から降りた。ここには二種類の匂いがする。鬼と、人間の女の人。姿は見えないが、匂いは地面からした。

 

俺は匂いが一番濃い場所へ刀を突き刺した。すると、地面が沼のようにぬかるんで、中から人間の女の人が姿を現した。まだ生きてる。

 

俺が女の人を掴むと、沼から強い力で引かれる。だけど、俺の方が早かったのか、鬼から女の人を引き剥がすことができた。

 

姿を現したのは、二の腕を少し切った、三本の角が生えた鬼だった。

 

沼は恐らくこの鬼の血鬼術だ。だとすればこの鬼は…

 

(異能の鬼!!)

「攫った女の人たちはどこにいる!! それから二つ聞く…」

 

俺が途中まで言いかけたところで、歯軋りをし始めた。

 

歯軋りが激しさを増した後、鬼は沼に潜った。

 

「和巳さん、この人を抱えて傍に立っていてください。俺の間合いの内側なら守れるので」

 

俺は女の人を和巳さんに預け、刀を構えた。

 

(地面や壁なら多分どこからでも出てこられる。何もない空中からでも出てくる可能性がある。だけどこの鬼は、潜っている間も匂いを消せない!!)

 

鬼の匂いが濃くなった。

 

(来た!! 水の呼吸 伍ノ型………)

 

だが、中から飛び出したのは一人ではなく…

 

(三人!!! だが、落ち着け。俺ならやれる!!)

 

俺は刀を勢いよく下に振り下ろした。

 

(捌ノ型 滝壺!!)

 

三人共傷を受けているが、頸を斬るまでは至らなかった。

 

(まだ浅い!! 三人共急所を外れている!! 途中で型を変えたからだ)

 

三人の鬼はそのまま沼の中に消えた。全く同じ匂い。基本的に、鬼は群れないと聞いた。一人の鬼が三人に分裂していたのか。

 

二人を守りながら三人の鬼を斬る………気後れするな!! 必ず聞き出せ。鬼舞辻無惨のこと!! 鬼を人間に戻す方法を!!

 

鬼が姿を現すのを待っていると、さっき戦った鬼とは違う、別の匂いが近くからした。

 

その鬼の匂いが一番濃い場所……それは、女の人の着物の中だ。

 

「おい、お前! その人の着物から出てこい!! いるのは分かっている!!」

 

俺が叫ぶと、女の人の着物が揺れ、隙間から細い糸のようなものがたくさん飛び出した。飛び出した糸は一か所に集まり、鬼の姿を形作る。

 

「ほう…気づいていたのかぁ。鬼狩りに気づかれるのは三日振りだなぁ……てめぇ、只者じゃねぇな」

 

見た目がほとんど同じだった鬼とは違う匂い…コイツが里子さんを襲った、鬼!

 

「貴様ァアアア!!」

 

今度は少し離れたところから鬼の声がした。

 

「一度ならず二度も邪魔をする気かァァァ!! 女の鮮度が落ちるだろうがァ!!もう今、その女は十六になっているんだよ。早く喰わないと刻一刻で味が落ちるんだ!!」

「だからてめぇとこの鬼狩りが戦ってる隙にこの女を喰おうとしたんだろうがぁ」

「冷静になれ、俺よ」

 

また鬼が姿を現した。

 

「まぁ、いいさ。こんな夜があっても。この町では随分十六の娘を喰ったからな。どれも肉付きが良く美味だった。俺は満足だよ」

「俺は満足じゃないんだ俺よ!! まだ喰いたいのだ!! そいつのせいで一昨晩女を取り逃がした!!」

「一昨晩…取り逃がした…まさか、里子さんか…」

「里子?誰のことかねぇ」

 

一本角の鬼が一番上の着物をめくろうとしたところで、別の鬼が一つのかんざしを見せびらかしながら口を開いた。

 

「一昨晩取り逃がした女なら、今頃本体が喰っているだろうよ。その鬼が言った通り、味は落ちてるだろうがな。それでも喰わないよりは大分ましな方だ」

 

和巳さんの目から涙が零れる。俺は怒りにまみれる。だが怒りに気を取られて接近してくる鬼に気づかなかった。俺は咄嗟に避ける。鬼の右手は塀に穴を開けた。その隙を逃さず、鬼の腕を斬った。また斬り損ねた。鬼は直ぐに沼に潜った。

 

俺が気を取られている隙に、鬼は壁から飛び出してきた。

 

(しまった、壁に近づきすぎた!!)

 

また紙一重で鬼の攻撃を躱す。しゃがむと今度は地面から手が突き出される。後ろに跳ぶと、背後で鬼が待ち構えていた。

 

(全集中っ…水の呼吸)

 

俺が呼吸を発動させようとしたところで、箱の中で眠っていた禰豆子の蹴りが鬼の頭に直撃した。

 

「…なぜ、人間の分際で、鬼を連れてる」

 

箱から出た禰豆子は和巳さんの許へ歩み寄り、和巳さんと女の人の頭に手を置いた。

 

「…禰豆子」

 

禰豆子は鬼へ踵落としを喰らわせようとした。だが、当たる直前で沼に潜り込まれた。禰豆子が深追いをしようとしたが、俺はそれを止めた。

 

「禰豆子!! 深追いするな!! こっちへ戻れ!!」

 

俺の声に反応して禰豆子がこっちに向かって来た。しかし、地面から鬼が姿を現す。禰豆子はそれを跳んで避けた。

 

鱗滝さんから言われた。今の禰豆子は鬼だ。つまり、必ずしも俺が守ってやらなければならない程弱いわけじゃない。

 

(いいのか? 任せても。二人を守ってくれれば攻撃に専念できる…鱗滝さん…)

 

俺が迷っていると、足元の鬼の匂いが濃くなった。そして沼に引き込まれる。

 

俺は意を決した。

 

「禰豆子。俺は下に行く!! 二人を守ってくれ」

 

地上の鬼は禰豆子に任せ、俺は沼の中の鬼を倒すべく、沼に潜った。

 

沼の中には、今まで攫われた人たちの着物や持ち物が浮いていた。

 

(なんの罪もない人たちをこんなにも殺した!! 許せない…許せない!!)

「ククク、苦しいか小僧。この沼の中には殆ど空気もない。さらに、この沼の闇は体に纏わり付いて重いだろうハハハハ!! 地上のようには動けんのだざまをみろ!! 浅はかにも自ら飛び込んできた愚か者め」

 

舐めるなよ!! 一体俺がどこで鍛錬したと思ってるんだ!! 狭霧山の頂上はもっと空気が薄かった!! さらに、水の中でこそ力を発揮する技がある。

 

二人の鬼がじぐざぐに曲がりながら沼の中を進む。

 

(!! 沼の中でこんな角度の動きができるのか。でも関係ない!! 攻撃のために接近した所を斬るだけだ!!)

 

足場もない不安定なこの場所でも使える型。上半身と下半身の激しい〝ねじり〟で強い渦動を発生させる。

 

鬼が俺に接近した時、隙の糸が見えた。

 

(全集中・水の呼吸 陸ノ型)

 

俺は体をねじって刀を振るう。

 

(ねじれ渦!!!)

 

渦は鋭く大きな刃となり、周囲を巻き込んで切り裂いた。

 

そろそろ苦しくなってきた。禰豆子へ加勢すべく俺は上を目指した。

 

 

地上へ戻った俺が最初に見たのは、鬼が禰豆子の顔に風穴を開けようと手を突き出そうとしていたところだった。この時俺は気がつかなかったのだが、別の鬼は消えていた。

 

それを見た時、俺は無意識で動いていた。鬼の攻撃が禰豆子に当たる直前で俺は、鬼の両腕を斬り落とした。

 

「妹に触るな!!」

 

俺の気迫に鬼の膝が崩れ、地面に座り込む。

 

「お前たちは腐った油のような匂いがする。酷い悪臭だ。一体、どれだけの人を殺した!!」

「女共はな!! あれ以上生きていると醜く不味くなるんだよ! だから()()()()()()()()!! 俺たちに感謝しろ」

 

喰ってやった、という言葉で俺の中で何かが切れた。怒りのままに鬼の口を横に裂く。

 

「もういい」

 

俺は鬼に刀を突きつけて鬼に尋ねる。

 

「鬼舞辻無惨について知っていることを話してもらう」

 

鬼舞辻無惨という名を聞いた途端、鬼は黙り込んだ。よく見ると顔面蒼白で、汗が止まらずに震えていた。

 

「……言えない」

 

鬼の震えが激しさを増す。

 

「言えない、言えない、言えない言えない言えない」

 

この鬼からは、骨の奥まで震えるような恐怖の匂いがした。そして斬り落とされた腕を再生して俺を引き裂こうとする。

 

「言えないんだよオオオ!!!」

 

俺は間一髪で避け、頸を斬った。また、何も聞き出せなかった。

 

禰豆子は塀に寄りかかって眠っていた。血が止まっていたから、回復するための眠りだ。

 

(ごめん、ごめんな。もう少し待ってくれ、兄ちゃんがきっと、人間に戻してやるからな)

 

そして座り込んでいる和巳さんへと歩み寄る。

 

「和巳さん、大丈夫ですか?」

「………婚約者を失ったばかりで、大丈夫だと思うか」

 

里子さんを襲った鬼は姿を消していた。俺はあの鬼がどうなったかは知らないけど、里子さんはもう……

 

「………和巳さん、失っても、失っても、生きていくしかないです。どんなに打ちのめされようと」

 

和巳さんに羽織を掴まれる。

 

「お前に何がわかるんだ!! お前みたいな子供に!!」

 

大事な人を失った悲しみは、痛いほどよくわかる。俺もそうだった。家族を殺され、妹の禰豆子は鬼になってしまった。

 

「俺はもう行きます。これを」

 

その場に落ちていたかんざしを、和巳さんに渡す。そして礼をし、その場を後にする。

 

「すまない!! 酷いことを言った!! どうか許してくれ。すまなかった……っ」

 

和巳さんに手を振り、俺は進みだす。後ろで別の人の声がしたが、俺はある一つの志に従って進み続ける。

 

俺だけじゃない。どれだけの人を殺し、痛めつけ苦しめた、鬼舞辻無惨。俺はお前を絶対に許さない。

 

 

「次ハ東京府浅草ァ。鬼ガ潜ンデイルトノ噂アリ!!カァアア!!」

「えっ、もう次に行くのか」

「行クノヨォオ!!」

 

鴉が言うままに、俺は浅草を目指す。俺が浅草に到着したのは、二日後のことだった……

 

 

 

 

第拾壱話 光に舞う蝶 ~花柱・胡蝶カナエ編~

 

それは、香織と雫、カナヲが最終選別に行く三年前のこと。

 

私、胡蝶カナエは膵花ちゃんのお陰で今も柱として頑張れてる。上弦の弐にやられた傷は膵花ちゃんのお陰で完治した。そのお陰で後遺症も無く今も鬼狩りを続けられてる。そして()()()()()()()

 

その日も、私は鬼を倒していた。 

 

「はぁ~、どうしたら鬼と仲良くなれるのかしら……」

 

私は鬼と仲良くなりたい。両親は鬼に殺されたけど、鬼にだってきっと悲しい過去があるはず。私はそんな鬼たちを救いたかった。

 

「カァ~、次ノ任務ハ、光柱、天之河光輝トノ合同任務。合流シタ後、東北東ニ向カエ!」

 

次の任務は天之河君との合同任務だった。私は鎹鴉の言う合流地点に向かった。

 

 

合流地点に向かうと、天之河君が立っていた。

 

「ごめんね~、ちょっと待たせちゃったかな?」

「いや、さっき着いたばかりだよ」

 

傍から見ればまるで待ち合わせをしていた恋人同士に見えるだろう。だけど、私と天之河君の関係は単なる同期に過ぎない。

 

「それじゃあ、そろそろ行きましょう?」

「そうだな」

 

私と天之河君は共に東北東へ向かった。

 

 

「そう言えば、何で天之河君は鬼殺隊に入ったの?」

「ある女の子三人……いや、二人を探しているんだ」

 

成程ねぇ~、女の子かぁ~。甘露寺ちゃんも殿方に巡り会うために入ったそうだし、天之河君も男の子だな、と思った瞬間だった。

 

「そういうカナエは、何故鬼殺隊に?」

 

いきなり天之河君に下の名前で呼び捨てにされたから、思わず顔が赤くなった。

 

「ちょ……いきなり下の名前で呼び捨てにされるなんて思ってもみなかったわ……」

「いや、カナエには妹がいるみたいだし、姉妹揃って胡蝶と呼ぶのはどうかと思ってね」

「そうだったのね。でもせめてさん付けはして欲しいな……」

 

天之河君の同門と聞いている辻風君でさえちゃんとさん付けで呼んでいた。というか膵花ちゃん以外の女性は皆さん付けで呼んでいる。

 

「そうか、ごめん。ところで……」

「あっ、さっきの質問に答えてなかったわね。私鬼殺隊に入ったのはね、私やしのぶと同じ思いを人にさせたくなかったからなの」

 

私としのぶは両親を鬼に殺されて、悲鳴嶼さんに救われた。

 

「そうだったのか……何の罪もない人の幸せを奪うなんて………俺は絶対鬼を許さない!」

「でもね、私は人だけじゃなくて鬼も救いたいの」

「鬼を救うだって? 自分の事しか考えられないあの醜い化け物達を?」

「違うわ、天之河君。鬼はね、哀れで悲しい存在なの。鬼たちにもきっと悲しい過去があるはず。私はそんな鬼も救いたい、って思ってるの」

 

私みたいな隊士は鬼殺隊の中でもかなり珍しかったみたいで、あまり理解してくれる人はいなかった。解ってくれたのは、お館様と膵花ちゃん、それに辻風君だけだった。

 

「鬼め……カナエをこんな風になるまで恐怖で怯えさせて……ますます許せなくなってきたぞ」

 

違う。私は心の底から鬼を救いたいって思ってる。両親を殺した鬼は許せないけど、鬼にだってきっと悲しい過去があるはずだから、私は鬼を救うために鬼を斬る。

 

「俺が柱になる前、君が上弦の弐に殺されかけたって聞いたんだ。安心してくれ、もしその鬼がまた現れても、俺がカナエを守るから…」

「それはダメ!!」

 

天之河君が驚いた表情で私を見る。

 

「あの鬼は……物凄く強かった………あの時膵花ちゃんが助けに来てなかったら、柱である私だって、もしかしたら死んでいたかもしれないの……」

 

天之河君は鬼殺隊に入って直ぐ、下弦の壱を倒したって聞いた。階級がまだ癸だったというのにもう上弦に最も近い強さを持つ下弦の壱を倒したのだから、天之河君も相当な実力を持っている。だけど、上弦の鬼…特に参より上は別次元の強さだ。たかが下弦の鬼を倒した程度じゃ上弦の鬼には敵わない。

 

「きっと膵花だって、カナエを守るので精一杯だったに違いない。安心しろ。俺が必ず、カナエと膵花を守るからな」

 

違う。膵花ちゃんはあの時、上弦の弐とほぼ互角に渡り合っていた。もし、あの時夜が明けていなかったら、あの鬼を倒せていたかもしれない。膵花ちゃん以外で、たった一人で上弦の鬼と並ぶ程の実力を持った柱は、恐らく辻風君だけだろう。

 

「香織と雫も、きっと何処かで俺の助けを待ってるはずだ。だから……」

 

香織と雫の名を聞いて、私は蝶屋敷にいる二人の少女を思い浮かべた。

 

「ちょっと待って、天之河君…もしかして、あの二人と知り合いなの?」

「そうだ……って、カナエ、知ってるのか!? 蝶屋敷は何処にあるか知らないか!? 二人は蝶屋敷にいると膵花から聞いたんだが、場所が分からない上に立て続けに任務が入って…」

 

私の口から二人の名が出た瞬間、天之河君が血相を変えて私に二人の居場所を問い詰めた。

 

「よかったら任務の後で、蝶屋敷まで案内するけど……それでどう?」

「本当か! 香織と雫に会わせてくれるんだな?」

「え、ええ……」

 

別に会うだけなら問題はないと判断し、天之河君の頼みを了承した。

 

それからというものの、特に当たり障りのない話ばかりが続き、気づけば目的地の手前まで来ていた。

 

「ここが例の場所か……」

「仲良くできそうな鬼だといいな」

 

鬼の目撃情報があったのは、林の中だった。

 

「鬼の気配がする。近くにいる」

 

天之河君が鬼の気配を察知したようで、私も立ち止まり、周囲を見回す。そして私の真後ろから、恐ろしい速度で近づいてくるものの気配を感じ取る。

 

天之河君の方は先に気づいていたようで、私に警告を飛ばす。

 

「危ない! カナエ!!」

「花の呼吸 肆ノ型 紅花衣」

 

鬼の頸目掛けて大きく円を描くように斬る。

 

(しまった……話も聞かずに斬っちゃった……でも向こうから襲い掛かってきてたし、まあいいか)

 

「天之河君! 後ろ、取られてるわよ」

「なっ!?」

 

ふふっ、お返しよ。

 

天之河君は鬼の攻撃を寸でのところで躱す。

 

「光の呼吸 壱ノ型 残光十字・至光!!」

 

柱の私でさえ視認が困難な速度で抜刀し、鬼を十字に斬りつけた。

 

だが、その後も鬼は現れ続けた。あっという間に私と天之河君は囲まれた。鬼は基本群れないはずだけど、今回の鬼は群れている。それが異常だった。

 

近くに親玉がいるはずだと睨んで、周囲を見渡すも弱い鬼ばかり。私が型を出そうとすると、不意に天之河君が警告を飛ばした。

 

「カナエ! 避けろ!! 上だ!!」

 

刹那、私達の脳天から何かが降って来た。直前で躱すことができたけど、さっきのを喰らっていたら間違いなく死んでいた。

 

「ほう、今の攻撃を避けたか」

 

舞い上がった土煙が晴れると、そこには巨大な金棒を持ち、一束に纏められた棘のような髪を生やした、鬼が立っていた。角も立派なものを二本生やしている。

 

そして、何より奇妙だったのが、複数の目が一列に並んでいたことだった。

 

「お前が此奴らの親玉か!」

「そうだ。俺様の髪の毛から作った、我が傀儡たちだ」

 

どうやらこの大群の鬼は、目の前の鬼が作ったもののようだった。

 

「よく見たらお前ら、柱か?」

「それがどうした!!」

「フッ、丁度いい。ここでお前ら二人を地獄に叩き落せば、あのお方から更に血を分けて頂き、十二鬼月になれる!!」

「あのお方だと? そのお方とやらの情報を吐き出せ!!」

「浅はかだな青二才が。お前らの前であの名を口に出せば、跡形も無く潰されて終わりだ」

 

恐らくこの鬼は、鬼の首魁、鬼舞辻無惨に分けられた血の量が多いのだろう。

 

「天之河君、貴方は周りの鬼をお願い。本体は私が倒す」

「しかし……」

「大丈夫よ。腐っても私は柱よ?絶対大丈夫だから」

「さっきから何コソコソと話してんだァ!?」

 

金棒が地面に叩きつけられた。

 

「おい、そこの鬼! 柱である俺達に挑んだことを、後悔させてやる!!」

 

天之河君が刀を抜く。極彩色に輝く刀身が、月明りに照らされてより一層輝く。

 

「ははは、面白れぇ。いいだろう、後悔するのはお前らの方だ!! 地獄に叩き落してやる!!」

 

そう言って鬼は金棒を右肩に担ぐ。この鬼との戦いの火蓋が、切られた瞬間だった。

 

「花の呼吸 伍ノ型 徒の芍薬」

 

鬼に向かって九つの斬撃を放つ。しかし全て避けられてしまった。

 

「血鬼術 血ノ池」

 

地面が泥沼のようにぬかるんで、足を取られた。そこへ更に追い打ちを掛けるように鬼は攻撃を繰り出した。

 

「血鬼術 針山霙」

 

上から大量の棘が降って来た。

 

「花の呼吸 弐ノ型 御影梅」

 

それを私は無数の斬撃で叩き落とす。

 

「余所見ッ!!」

 

だけど、油断していた私は金棒の一撃を喰らってしまった。周りにいた分身たちは天之河君が全部片づけたようだったので、追撃を受けることはなかった。

 

だが、私が吹き飛ばされたことが、天之河君の怒りを買ってしまった。

 

「貴様……よくもカナエを……許さない!」

「落ち着いて! 天之河君!!」

「光の呼吸!」

 

天之河君が強力な技を発動させた。

 

「伍ノ型 終焉・神威燦燦(しんいさんさん)!!」

 

無数の斬撃が音よりも速く繰り出される。あまりの速さに鬼が光に包まれているように見えた。

 

三十秒程続いた後、斬撃は止んだ。鬼の方は跡形も無く消えていた。

 

「ふぅ~、もう大丈夫だ! カナエ! 鬼はもう死んだ!」

「天之河君……私を助けたのはいいけど、もう少し周りに気を遣ってね…」

 

鬼のいた方向に生えていた木々が三十間先まで薙ぎ倒されていた。

 

その後、帰還した私と天之河君はお館様に呼び出された。天之河君は町中でのあの技の使用を控えるよう言われたのだった……

 

 

 

 

第拾弐話 常雨の雷と無能呼ばわりの隊士 ~稲玉獪岳編~

 

光輝が柱になったという報せが届いてから三年が経った。だったら何だ、というのが本音だ。彼奴は自分の非は認めない癖に他人の非には容赦なく小言を挿む奴だ。しかもあれで悪意が全くないらしいのだから余計に苛立った。

 

光輝が柱になった次の年に、俺も最終選別に赴き、鬼殺隊に入ることが出来た。善逸が先生に滅茶苦茶頬を打たれて泣きながら最終選別に行ったのはその二年後だった。

 

善逸が鬼殺隊に入ったことで、俺も善逸と同時に兄貴の継子になった。だが、兄貴は柱である故か、自分の屋敷を空けることが多い為、基本各自別行動になっている。それでも文通は続いている。やたら善逸から手紙が送られてくるが、まぁ光輝の小言よりは幾分ましだ。

 

そんなある日、俺は任務帰りで林の近くを通っていた。すると、五人の男の声が聞こえてきた。声のした方向に寄ってみると、光輝と同い年位の四人組が善逸と近い年の隊士に話しかけているようだった。

 

「よぉ、南雲。何してんの? お前が刀持っても意味無いだろが、マジ無能なんだしよ~」

「ちょっ、檜山言い過ぎ! いくら本当だからってさ~、ギャハハハ」

「しかも南雲の刀の色、〝黒〟らしいぜ?」

「ホントかよwwじゃどの呼吸も極められねーじゃんww」

「なぁ大介、最終選別に()()()()()()()()のこの無能に俺らで稽古つけてやんね?」

「おぉ、いいじゃん。俺ら超優しいじゃん。マジの刀じゃなくて木刀なら隊律違反にならないし。無能のために時間使ってやるとかさ~。南雲~感謝しろよ?」

 

苗字で呼んでいることから察するに、その五人は知人同士のようだった。だが、関係は悪いようだ。

 

「いや、これでも僕()()()()()だからさ、態々他の隊士に稽古つけてもらったら色んな人に悪いし……」

 

炎柱の継子と聞いて、俺は耳を疑った。炎柱の稽古は恐ろしい程厳しいと兄貴から聞いたことがある。ほとんどの隊士は途中で辞退するのだが、南雲というこの隊士は逃げなかったようだ。刀の色が〝黒〟の隊士は出世できないと聞くが、炎柱の継子なら、それなりに出世は出来るだろう。俺はその南雲という奴に、何か可能性を見出したような気がした。

 

だが、それを聞いた檜山という名前らしき四人組の頭は滅茶苦茶に逆上した。

 

「はぁ? 俺らがわざわざ無能のお前を鍛えてやろうってのに何言ってんの? マジ有り得ないんだけど。お前はただ、ありがとうございますって言ってればいいんだよ!」

 

そう言って男は南雲の脇腹を殴ろうとした。だが、少年の方はそれをあっさりと躱した。

 

「はぁ……炎柱の継子だって言ったのに聞いてなかったの? そんな一撃、師範の打ち込みに比べたら余裕で避けられるよ」

「と、取り押さえろお前ら!」

 

育手の違いでこれほどまでに隊士の実力に差が付くものなのだと、俺は改めて感じた。南雲を複数人で取り押さえようとしたが、逆に南雲が複数人を取り押さえていた。

 

「な、何が起こった?」

「ちょっと前まであんなに弱かったはずの南雲に、俺達が押さえつけられてるだと?」

「信じられねぇ。炎柱の継子ってのはガチだったみてぇだな……」

 

押さえられた三人は南雲の実力を思い知ったようだった。だが、檜山にはそんなことは関係ないようだった。

 

「だから何なんだよ」

「「「え?」」」

「炎柱の継子だからって、調子に乗るんじゃねえぞ南雲!」

 

そう怒鳴り散らして、檜山は刀を抜いてしまった。

 

「ちょっ、檜山! それは流石にマズいって!」

「ガチで隊律違反になるから止めとけよ!」

「うるせぇ! どうせ他に目撃者もいねぇんだし、コイツを殺したって誰にも見つかるわけねえんだよ!」

 

檜山という隊士は馬鹿野郎か?隊員同士で徒に刀を抜き合うのは御法度だってこと忘れてんのか?鎹鴉の存在をすっかり忘れてやがる。そしてまだ見つかってないが俺という目撃者もいるんだぞ。

 

俺は茂みの裏で報告の手紙を書き、鴉を飛ばした。

 

「〝黒〟の隊士は鬼殺隊には要らねぇ。消えろy……」

「消えろよ」

 

何時の間にか俺は声を発し、現場に向かって歩き出していた。

 

「へへっ、お前も分かるか? 刀が黒い隊士なんか無能だってこと」

「お前に言ったんだよ」

「……は?」

「お前のその刀、色が変わってないじゃねえか」

 

檜山の刀の色は、抜く前の色と同じ色だった。つまり、此奴は呼吸を極めているどころかそもそも呼吸自体に対して適正が薄い。

 

「お、お前だって! 雷の呼吸が壱ノ型だけ使えないって言う隊士じゃねえか」

 

ここで、俺のこめかみに筋が浮かんだ。

 

「檜山、だっけか? 俺が一番嫌いな人間を知ってるか?」

「は? あれだろ? そっちの、南雲みたいな弱い隊士のことだろ?」

 

確かに弱い奴は嫌いだが、それ以上に嫌いな奴がいる。

 

「才能を正しく評価しない奴だ」

 

檜山は正にそのような奴だろう。南雲は刀の色が黒だが、だからって呼吸が使えないわけじゃない。きっと、その色に対応した呼吸法があるはずだ。それに、南雲も俺と同じ努力家なのだろうか、妙に親近感を感じる。

 

ここで檜山を殴ったら事態が更にややこしくなるから俺は南雲の襟を掴んでずるずると引き摺ってその場を後にする。

 

「後、お前らがやった事について本部に報告させて貰った」

 

途中檜山の喚き声が聞こえたが俺は無視した。

 

 

俺は林の外まで南雲を引き摺り、そこで降ろした。

 

「あ、ありがとうございます。僕なんかを助けてくれて」

「別に、俺はただ才能を正しく評価しない奴が嫌いなだけだ。さっきのを見ると、嫌な記憶を思い出すんだよ」

 

才能を持っていながらそれを正しく評価されない、俺と同じだった。前までの俺は善逸の才能を正しく評価してなかった。

 

「嫌な記憶……そう言えば、檜山君がさっき壱ノ型だけ使えない隊士って言ってましたけど、どういうことなんですか?」

「はぁ、赤の他人であるお前に言うのもあれだが、まあいい」

 

そうして俺と南雲は語り合う。

 

「俺は雷の呼吸が壱ノ型だけが何故か使えないんだよ。同期の隊士にも大したことないと馬鹿にされた。弟弟子の善逸は逆に壱ノ型しか使えないがな」

「善逸?」

「雷に打たれて金髪になった奴だよ」

「じゃあ、最終選別で見かけた金髪の人が善逸って名前なんですね」

「何だよ、お前善逸と同期だったのかよ」

「特に話はしませんでしたけど…」

 

南雲は最終選別で善逸と出会ったらしいが、特にこれといった会話はしなかったようだ。

 

「こういう時に限って光輝に一回喝を入れてもらいたいんだがな」

「……光輝?」

「ああ。俺の兄弟子、天之河光輝は今柱をやってる」

「へぇ~、天之河君が柱か……」

「ん? 知り合いか?」

「天之河君は僕と同郷だよ」

 

南雲は光輝と知り合いだったのか。そいつは初耳だ。

 

「へぇ、すげえな。そいつ、結構面倒な性格してただろ」

「はい……故郷ではよく来と衝突してました」

 

光輝は故郷でよく衝突していた相手がいたらしい。まあ彼奴の性格からすれば痛いほどよくわかる。だが、俺はその相手の名に聞き覚えがあった。

 

「……なあ、南雲。その来って奴、もう少し詳しく聞かせてくれねえか?」

「あ、はい。天之河君とよく衝突していた来、辻風来は僕の数少ない親友です。故郷では同じ釜の飯を食ってましたから」

 

兄貴……善逸の同期に親友がいたのかよ。

 

「その来、兄貴はな、俺と善逸、光輝の兄弟子で、光輝が最初に先生の許を訪れた頃にはもう既に柱だったらしい」

「えぇっ!? そうなんですか!? いや、あいつなら有り得るか……道場で一番強かったからな……」

「すげえだろ、うちの兄貴。噂じゃ他の隊士には見えないものが見えているとも言われてるからな」

「他の隊士には見えないものって……本当に人間なのかと時々疑うことがあるんです」

 

兄貴が本当に人間なのかと南雲に時々疑われていることを知り、俺は冷や汗が流れた。

 

「そ、そんなに凄いのか、兄貴……俺も、早く兄貴のように呼吸の極みに達したいと思ってるんだ」

「呼吸の極み……」

 

呼吸の極みと聞いて、南雲は落ち込んだ様子を見せる。

 

「……そういえばお前、黒刀の隊士だったな」

「はい……僕、炎の呼吸の使い手なんですけど、極みには至れないって言われました。僕ってやっぱり無能なのかな…って思うんです」

「お前はきっと無能じゃねえ」

「……え?」

「刀が黒の隊士は、どの呼吸に適正があるか全く分かってない、って言われてるだけで呼吸自体は問題なく使えるはずだ。それに、黒い刀に対応する呼吸だって、そのうち見つかるかもしれないし、最悪自分で編み出すことだってできるだろ? 兄貴ならきっとこう言うさ」

 

これも何かの才能なのだろう。そう思った俺は、黒い刀の隊士を無能呼ばわりするのが気に食わなくなっていた。

 

「……ありがとうございます。お陰で再び自信を持てるようになりました」

「そうか、人の助けになるっての、気分がいいな」

「では、そろそろ夜明けなのでまた……あっ、僕は南雲、南雲ハジメっていいます!」

「俺は……獪岳。稲玉獪岳だ。下の名前で呼んでもいい。あと敬語は要らねえ。またどっかでな、南雲ハジメ」

「はい……じゃなくて、ああ。また何処かで会おう、獪岳」

 

夜が明けてきたので、俺は南雲と別れ、鴉が示す任務の場所へと向かった。

 

南雲ハジメ……もしかしたら俺は驚く程の才能を持った人物と出会ってしまったのかもしれない。そう感じた俺は更に弐ノ型から陸ノ型までの鍛錬に励んだのだった……




どうも、鮪と鮭と鯨が好物の最果丸です。

今回はオリジナルストーリーとして、カナエと勇者(笑)の合同任務と、任務帰りの獪岳の話を入れました。

第拾壱話の鬼は、ザイゴーグという、劇場版ウルトラマンXに登場する怪獣をモデルにしました。

全部で五つの型を持つ光の呼吸が遂に登場しました。と言っても二つだけですけど……

第拾弐話は獪岳とハジメを絡ませたらどうなるか見て見たかったので、想像しながら書きました。炎柱の継子舐めんなよ小悪党共。


大正コソコソ噂話
『膵花が最初に真菰の声を聞いた時、一瞬愛子先生かと思ったらしい』

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