はてさて、どうなることやら。
なかよし部の復刻イベントが始まりましたね。
私はとりあえず190連目を引きましたが、クロエはまだ出てくれません。大概だぞクロエくん。もう天井まで一歩。
あの、天井ギリギリで来たりしないよね?そんなことないよね?
ps
気づけばお気に入りが1900突破!
評価も3600突破!
一体何が起こったというのだ……ありがとうございます!!!!
これからもよろしくお願いします〜!
p.s
4/25
何故かランキングに載っててびっくり。
誤字報告も感謝です!
現在、かっぺ星人編6話中の4話まで出来ておりますので、お待ちくださいな。
これまでのミッションにはなかった事態。加藤と東郷は不審に思いながらも混乱することはなかった。
冷静に状況を観察し、整理する。
「向こうもステルスを使ってる、とか……?」
「あり得る話だな」
ステルス機能を有しているのはこちら側だけとは限らない。星人の能力はこちらの常識を大きく逸脱している。千手観音がまさしくそれであり、バラバラになっても元に戻る自己復元能力、人体を容易く切り裂くレーザービームなど、様々な力を持っていた。
(だが……)
東郷の直感が違うと訴えかけている。
──違和感。
そう、今持っている情報の中に、何かが混じって──
(……!)
そして、気づく。
そこにあったのは──
「
部屋の標準装備であるXガン、Xショットガン、Yガンのスコープには、レントゲン機能が搭載されており、生物の肉体を透かして見ることが可能だ。
Xショットガンの銃口の先。そこにいた人間の体の中に異物──チビ星人が収まっていたのだ。
「! 東郷さん、もしかして」
「ああ。
特徴、人マネ。
ガンツが寄越した情報のひとつ。
その理由が今にして明らかになった。彼らは人の動作を真似るのではなく──
そうやって人間に擬態していたのだろう。悪趣味だな、と東郷は一言呟いた。
「人マネッて、そういうことかよ……!」
「ああ、おそらくな。おそらくガンツの標的にされたことを察知し、急いで擬態した。姿形を変えても、動きの不自然さというものはどうしても残るものだ」
東郷は自衛官──つまり、プロである。
日々体を鍛え、多くの戦闘経験を積んできた。甚爾ほどではないが、人間の身体については詳しく知っている。だからこそ、彼らの違和感に気づくことが出来た。
「確かに。歩き方も不自然ですね」
「サイズが違うからだろうな」
近くで見れば、もっと顕著に分かる筈だ。
「──まずは数を減らそう」
ロックオンし、トリガーを引く。
時間差で3体の人の形を模したチビ星人の身体が飛び散る。人の肉塊の中にチビ星人らしき白い肉片が混じっていた。
そしてやはり人の真似をしていたとはいえ、ガンツのステルスの影響下にはあるらしく、周りの人間は気にせずに歩道を歩いていた、
「加藤。全てとは限らないが、奴らは人間に化けている。だからまずスコープで覗いて中身を確認しろ」
「……はい!」
動きに不自然さはあるが、確実に看破できるわけではない。スコープを使い、中身を確認してから戦闘に入るべきだ。
誤って常人を撃ってしまえば、それこそ取り返しのつかないことになる。
『──破壊する』
──突如、加藤と東郷の脳内に声が響いてきた。その直後、二人の間に何かが飛び降り、加藤の身体を殴り飛ばした。
「がッ!?」
「加藤!」
加藤はフェンスに背中を打ち付け、東郷は目の前に現れた襲撃者から距離を取り、引き金を引いたが、そこには既に襲撃者の姿はない。
「速い!」
「大丈夫か、加藤」
「はい、スーツのおかげでなんとか」
立ち上がり、二人は襲撃者の姿を確認する。
襲撃者は人の姿をしていた。リクルートスーツに身を包んだ一般人──だが、瞬きを全く行わず、表情筋はピクリとも動かない。
確認するまでもない、間違いなくチビ星人だろう。
東郷がチビ星人に銃口を向け、撃とうしたその時、再び脳内に言葉が囁かれる。
『貴様らは同胞を殺した。許されない』
そして。
声は一つだけではなかった。
『殺してやる』
『許さない』
『このような……許さぬ』
『死よりも辛い目に遭わせてやる』
5匹。いつの間にかチビ星人に囲まれていた。
人の姿をした個体もいれば、そのままの個体もいる。だが、彼らは皆等しくこちらに殺意を向けてきていた。
すると、前者個体の身体が真っ二つに分かれ、中からチビ星人の本体が現れる。油断は出来ないと判断したらしい。
チビ星人たちが一斉に動き出す。
彼らが狙ったのは東郷だ。仲間を屠った憎き仇。まずは彼を殺す。テレパシーにより怨嗟の念を囁きながら、東郷に迫る。
──が、それをカバーするように加藤が体当たりして妨害する。
「ここに固まっていたら囲まれます。動き回りながら迎撃しましょう」
「そうだな」
「だけど、相手は俺たちより速い。追いつかれた時は俺が対応します。だから東郷さんは、行けそうな時に射撃してください」
「了解した」
方針を定めた加藤と東郷は、囲まれることを防ぐために移動を開始する。
スーツの力は鍛錬で学んでいる。何メートル飛ぶことが出来るかは既に身体が覚えていた。
ビルとビルの間だろうと、二人は躊躇することなく跳躍し渡っていく。
チビ星人もそれを追う。
『逃がさん!』
「遅いッ!」
2棟ほど移動した辺りでチビ星人が追いついて来たが、加藤が迎え撃つ。
チビ星人の動きは確かに素早い。銃はロックオンを使わなくては捉えることは出来ないだろう。
だが、速いと分かっているのなら対応は十分に可能だ。
何故なら加藤たちは知っている。
チビ星人など目ではない──伏黒甚爾という存在を。
2体のチビ星人が巧みなコンビネーションで近接戦を仕掛けて来るが、加藤には当たらない。避け、いなし、カウンターを決め、多少の攻撃は喰らいながらもしっかりと対応出来ている。
そして、残りの3体のチビ星人は東郷を狙おうと動くが、東郷の姿が突如として消えた。
何処に行った──と思った矢先、1体の身体が破裂した。
ステルス。
周波数を弄ることで他者から自分を見えなくするコントローラに搭載された機能。無敵というわけではないが、初見殺しとしては十分に機能する。
ステルスを起動した東郷は既に別のビルへと移動しており、そこから狙い撃ったのだ。
2体のチビ星人は東郷を一旦諦め、加藤を殺そうと飛び出そうとするが──既に遅い。
ロックオンされていたため、2体の体は同時に吹き飛んだ。
(流石、東郷さんだ)
チビ星人が射撃された音が聞こえ、東郷が倒していっていることを確認した加藤は、チビ星人の1体を投げ飛ばし、Yガンで固定する。
Yガンは攻撃用ではなく捕縛用。"上"と転送することで殺さずに点数を得ることの出来る武器だ。
1体を転送した加藤だったが、もう一匹のチビ星人にYガンを蹴られてしまう。Yガンはそのままビルの下へと落ち、加藤に残されたのはホルスターにあるXガンのみ。
『よくも、我が同胞を──!』
「くッ、うぉぉぉぉお!!!!」
そのままチビ星人が横薙ぎの蹴りを放つ。加藤はそれを腕でガードし、踏ん張りながらチビ星人の脚を掴み地面に叩きつけた。すかさずXガンをホルスターから抜き、倒れるチビ星人に突きつける。
引き金を引けば銃弾が発射され、チビ星人は死ぬ。
その思考が過った瞬間、加藤は一瞬だけ動きが止まった。
チビ星人。
彼らだって仲間がいる。加藤たちと同じようにコミュニティを形成し、生き延びようと必死だ。もしかしたら、家族だっているのかもしれない。
そう思うと、軽く感じていたXガンが重く感じた。
オマエはこれからコイツの命を奪うのだと、加藤と同じ声で、加藤の耳元に囁いている。
千手の時とは違う──感情に任せてがむしゃらに振るうわけではない。
自分の意思で。
加藤はこの星人に手を掛けなければならない。
(殺す……けど、本当にそれが──いや)
加藤は、覚悟を決めた。
こちらから手を出してしまッたとはいえ、彼らを放っておけば多くの人間に危機が及ぶ。
それは加藤の大切な人──家族にも襲ってくるかもしれない。
だったら。
やらなければならないだろう。
「すまない」
謝罪──それが加藤に出来た精一杯の贖罪。
数秒後、チビ星人は物言わぬ死体となった。
「加藤、大丈夫か?」
「東郷さん……はい、大丈夫です」
東郷が加藤の精神状態を気にかけるが、加藤は頷いた。
もう、殺さないとか殺せないとか言ってられない。
誰かを救いたいのなら、誰かを切り捨てなければならない──なら、加藤が救うのは星人ではなく、この星の人間だ。
「俺はもう──迷いません」
4回目のミッション。
加藤勝はついに決心した。
「いい顔だ──ではまず、
「はい!」
再び現れた5匹のチビ星人。
加藤と東郷はお互いに背中を預け──飛び出した。
◆◇◆
そして、玄野たちも次々とチビ星人を倒していっていた。
チビ星人たちが人に化けていることはすぐに分かった。人ではないと分かった刹那、玄野と桜丘は彼らを倒すべく動き出した。
最初こそは玄野と桜丘でお互いに背中を預けながら戦っていたが、3体ほど倒したところでさらに追加で5体ものチビ星人が襲来。流石にマズイと思った玄野たちは一旦その場を離れることにした。
その時に玄野は気づいた。チビ星人の決定的な弱点──彼らを効率よく屠る方法を。
チビ星人の身体面の特徴としては、スピードが速く、スーツを着た人間を吹き飛ばすほどのパワーだ。攻撃手段自体はシンプルであり、それに交えて彼らはコンビネーションを組みながら襲いかかってくる。
ただ、その辺りは問題ではない。甚爾との鍛錬で感覚が慣れている。
問題はコンビネーション。まだ2〜3体なら対処出来るが、7体は流石に不可能だ。
だから、玄野は
その場所とは──
ビルに着地し、振り返る。
こちらに飛びかかって来る3体のチビ星人。それを見た玄野はニヤリと笑みを浮かべた。
「──
多重ロックオン。
そして、発射。
チビ星人たちは玄野の目の前で破裂し、肉塊へと姿を変える。
「流石ね、計ちゃん」
「そうでもねーよ」
桜丘が感心したように言うが、玄野は照れ臭そうにそっぽを向く。
とはいえ、玄野の戦闘に対するセンス──いや、生き残るセンスは抜群だ。
特別秀でたところはないにもかかわらず、星人の弱点や詰まった状況を打破する方法を見つけ出す。
日常では決して開花することのない、玄野の隠された才能だ。
「けど、アイツらも馬鹿じゃねー。同じ手段は通じないと思う」
「そうね。じゃあどうする?」
「そりゃあ──ここで倒すしか、ないンじゃね?」
そう言って玄野は新たな武器を取り出した。
戦闘にも慣れ、体捌きや銃の扱い方にも慣れて来た。そろそろ使いどころだろうと言うことで、玄野は甚爾からガンツソードの扱いを習っていた。
「ウフ、似合うわね」
「揶揄うなよ──俺がこッちに行く、そっち任せてもいいか?」
「勿論」
◆◇◆
(Zガン──中々の威力だな。市街地で使うもんじゃねえけど)
一通りチビ星人を片付けた甚爾は、ビルの屋上に座り込み、新しく手に入れた武器、Zガンの性能を想起していた。
Zガン。
双銃身の大型銃である"2番"の特典であるこの武器の性能は、簡単に言えば重圧で敵を押し潰すというもの。
使い方自体はXガンなどと変わりはなく、ロックオンも可能である。
ただ、Xガンとの最大の違いは威力と範囲もそうだが、タイムラグが存在しないこと。
撃った瞬間に直径3mほどの範囲に標的直上に円形上の不可視の重圧が降下する。チビ星人に撃ってみたが、一瞬で粉砕された。
弱点らしい弱点はなく、唯一の欠点は連射すると威力が低下してしまうというもの。とはいえ、この威力に耐えられる星人はそうそういない。頭の片隅程度に入れておく程度でいいだろう。
レーダーを確認すると、チビ星人たちの数はもう残り数体となっていた。
制限時間も残り20分とまだまだ余裕だ。
チビ星人の得点は読めないが、1体2点としても15体倒したため30点は貰える。十分すぎる。前回の千手と比べれば温いと言わざるを得ないだろう。
(戦力の向上は順調。あとは情報だけ。
再生される西は甚爾の知る西とは別人だろうが、甚爾としては西の人格には用はない。必要なのは彼の持つ情報。倫理がどうとか語るつもりは更々なかった。
それに、西自体も再生を望んでいたようだし、本人が了承しているのであれば問題はないだろう。
「お。終わったか」
誰かが最後の一体を倒したのだろう。転送が始まった。
一度確認していたが、今回はボスと呼ばれる星人はいないようだった。そういう類のミッションもあるということだろう。
転送が完了する。どうやら甚爾が最後だったようで、部屋には全員が揃っていた。
達成感溢れる表情をしており、特に加藤はこれまでとは顔つきがいい意味で変わって見えた。今回のミッションで何か変わるきっかけがあったのだろうか。
「あッ! 伏黒さんどこにいたンすか!?」
「普通に星人がいっぱいいた方に。15体くらい引きつけてやったんだから感謝しろや」
「15ッて……まぁ、アンタだしね」
「流石だな、伏黒」
玄野たちも甚爾の規格外さには慣れたらしく、特に驚くようなことはなかった。
「こうして全員生きて帰れたのは初めてだな……」
加藤が、感慨深く呟いた。
これまでのミッションでは新人や経験者関係なく多くの人間が死んでいった。今回は新人はいなかったとはいえ、全員が生還出来たのは大金星と言ってもいい。
「これからもぜッてー生きて帰るぞ……!」
「計ちゃん……ああ、そうだなッ!」
玄野が加藤に拳を突き出し、加藤も笑顔で答えた。
その様子に桜丘と東郷は笑みを浮かべた。甚爾は青臭えと辟易としていたが。
そして訪れる採点の時間。
「今回は1体何点だろうね」
「個体差はなかったから、一人分かれば自ずとわかるだろう」
「確かにそうね。もう採点いらないんじゃない?」
「えー? 俺、結構採点好きなんだけど」
目、瞑っておこうかな、なんていって本気で目を隠す玄野。そういえばまだガキだったなこいつ、と甚爾は思ったりした。
そして玄野の言葉に反応したのか、最初の採点者は玄野だった。
『くろの
21てん
TOtaる53てん
あと47てんでおわり』
「玄野、オマエ何体倒した?」
「7体ッすね」
「じゃあ、1体3点か~。私は9点ね」
玄野の採点から点数から、それぞれの点数が割り出される。
桜丘が3体で9点。東郷が8体で24点。加藤が5体で15点だった。
そして甚爾は——
『駄目ゴリラ
45てん
TOtaる60てん
あと40てんでおわり』
「ま、ボーナスゲームだったな」
「そンなこと言えるの伏黒さんだけッすよ」
玄野に呆れた目で見られる甚爾。
甚爾はそれを無視して、
「ま、ボーナスゲームっつっても、収穫はあった。ミッションには必ずボスがいるわけじゃねーってことだ」
「あー、確かに」
「だが、逆に言えば
「!!」
「そうだな」
東郷のその一言に部屋に緊張が走る。
ありえないことではない。星人の生態は不明。その中に強力な個体しかいない星人もいる可能性は否定出来ない。
もしも千手クラスの星人が多数いるミッションだったら、下手すれば壊滅すらあり得る話だ。
「ま、そういうミッションが来た時は来た時で受け入れるしかねえよ。どのみち避けられやしねえんだ」
「まぁ……極論そうね」
ガンツから逃れるためには"1番"を選ぶか死ぬかだ。避けられないのなら、その時生き残れるように鍛錬を重ねるしか方法はない。
玄野たちもそれもそうだと思い、より一層鍛錬に励む決意をした。
「とりあえず、今日は解散するか」
東郷が言うと、桜丘が頷いた。
「そうね。私も明日は朝早いし」
「何かあるのか?」
「事故で壊したバイクの受け取り」
そんなたわいのない話をしながら、5人は部屋を後にした。
こうして、4回目のミッションは犠牲者なしという結果で終わりを迎えた。
◆◇◆
桜丘にバイクで家まで送ってもらった玄野は、ベッドに入り、眠る直前にふとあることを思い出した。
(あ、そういえば、伏黒さんに
別に玄野の言い忘れはフラグでもなんでもないです(たぶん)
というわけで、チビ星人の編終了ー!
本当は玄野たちの成長を見せて淡々と終わらせるつもりだったんですが、どうせなら、二次創作ではあんまり使われないチビ星人の擬態設定を使うかってことでこんな感じに。
楽しんでいただけたかな……?
裏設定として、チビ星人が増えた理由に他県のガンツに認識されたことを察知して逃げた、みたいなことを考えましたが、まぁあんまり関係ないです。
次は待望の『かっぺ星人編』
新人は、誰がやってくるかな?
完成次第、あるいは気分次第で投稿します。もしかしたら導入部だけ書いて更新するかも。
あと、これは別件ですがTwitterとかやってるので気になる方はフォローしてくださいな。ハメ民ってわかれば即フォロバします。
適当になんか呟いたり、進捗とか載せたりしてますのでぜひぜひ。
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かっぺ星人後からパパ黒介入√
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