グロスター編
※数字の測定は【Lucky Draw】というアプリでランダムに測定しています。
目安として、
0〜100までの値の中で数字が高ければ高いほどKAN-SENの子のヤンデレ度が高くなります。
ゾロ目の場合は何かボーナスを付けたいと思っております。
登場する艦は作者の好きなKAN-SENです。ご了承下さい。
「指揮官、指揮官! また明石の発明に協力してにゃ!!」
執務室の扉が大きな音を出して開かれると、そう言って明石さんがトコトコと僕に近づいて、腕より長い袖から10インチ程の緑色のタブレットを出して、執務中の僕の机の上に載せて左腕にグイグイ押してきた。
(明石さん……またよく分からないモノを作ってる……
この前は「人差し指と中指で指拳銃を作ってにゃ! ……そうそう!
そして、少し曲げて……はい!どうもにゃ! ぐふふ、これは良いモノにゃ!」
謎の要望を出された僕の右手を、明石さんは色んな角度からバーコードスキャナーのような物で光を当てていた。
その翌日は、明石さんの売店は一層賑わっており、何故か、普段クールでキリッとしているティルピッツさんやグラーフさんが僕とすれ違うと顔を真っ赤にして、お腹の下辺りを抑えていた。具合が悪そうなので声を掛けてみたけど、大丈夫よ(だ)、と言って御手洗いに駆け込んで行った。本当に大丈夫かなぁ……?)
「明石、ご主人様の執務の邪魔はご遠慮下さい。まだご主人様には午前中の業務が残っておりますので。あと、用があるならノックしてから入りなさい」
不安が増しつつも、渋々僕が肯定の返事をしようと口を開く前に、今日の秘書官のロイヤルメイド隊の教育係、グロスターさんがかしこまった言葉を明石さんに放つ。
「まぁまぁそんな堅い事言わずに、にゃ? それに今回は指揮官の、KAN-SENのマネージメントを手助けする機械なのにゃ!」
僕の机をコンコン、と叩くと明石さんが真面目な事を言った。
確かに、この母港にはKAN-SENの子が多いし(特にお姉さん系の大人の女性の人が殆ど)、一括で管理が出来るならば、それは便利なんだけど……。
「もう既に執務室に、似たような機能のモニターパソコンがあるよ?」
グロスターさんも頷くと、
「何言ってるのかにゃ指揮官! KAN-SENの体調は1分1秒!、 リアルタイムで変化するのにゃ!
それなのに指揮官は目の前に病気の子が居たら、見放して一々執務室に戻って確認しにいくのかにゃ!? 鬼! 悪魔! クソリプ!」
体全体を使って怒る表現をする明石さんだったが、あまり怖くないのがまた愛くるしい所でもある。最後のは何だ。
執務をサボらないようにガン飛ばしてくるグロスターさんの方がよほど雰囲気出てる。ほら、今みたいに。
何で考えてる事分かるのかなぁ…?
「わ、分かったよ。それで何が分かるようになるの?」
「ふふふ……それはつまり、KAN-SENの子達の愛の深さが分かるのにゃ!!」
自信満々に胸を張って説明してくれるけど、それこそパソコンで確認出来るんだけど……。僕しか見ることが出来ないけど。
「そんな暇があるなら帰りなさい。もっとまともなモノを作ってから出直して来なさい」
グロスターさんが明石さんの発言を一蹴すると、何やら明石さんがグロスターさんに耳打ちをしていた。
(そんな事言って、明石特性の【指揮官ボイス〜初モノ総受けバージョン〜】を聴きながらトイレの個室に居たのはどこのメイドさんかにゃ? 一体、ナニをしていたのかにゃ〜?)
(……!?!? 何を急に……!)
(違法ダウンロード防止で、指揮官ボイスは基本的に1種類に1個しか売らないのにゃ。それに音漏れしてたし、メイド隊の教育係のグロスター様のお耳は随分と下にあるんにゃ〜?)
(……それでその機械はご主人様には、影響は無いのですね?)
(話が早くて助かるにゃ。勿論、その機械には愛の深さを教える機能しか無いから、指揮官には影響ないにゃ……KAN-SENは知らんけどにゃ(ボソッ))
(えっ?)
「さぁ指揮官! 秘書官の許可は取れたにゃ! 早く試すにゃ〜!」
何を言ったか分からないけど、あのグロスターさんを落とし込むって何言ったんだろう。とりあえず機械を試してみるか。タブレットを起動すると、真紅なハートが大きく表示された。
「……? ヤンデレ測定器?」
「そうにゃ! 指揮官は普段からボケーっとしてる事が多いから、KAN-SENからの愛の深さなんて気付かないだろうにゃと思ってにゃ」
何だか凄いバカにされてるけど、僕だって流石に分かるぞ。愛宕さんとか赤城さん、大鳳さん、隼鷹さん、鈴谷さん……あれ? 重桜の子多くない?
「これを機に、初めて同士色々召し上がれにゃ!」
今日の明石さん、凄く年増っぽい……例えるなら、飲み屋でお酒が回って下ネタを大きな声で言う人みたいだ……。オイゲンさんやガングートさんにも限りなく近い。三人で飲んだ時に、急に胸とか股間とか触るからビックリするんだよね……。
「とりあえず、そこのグロスターに試すにゃ!」
明石さんが示した先に立っているグロスターさんが、滅茶苦茶何か言いたげな鋭い目つきでこちらを見ている。まるでシリアスさんが僕に紅茶を溢した事を怒る時と似たような顔してる。
アプリの画面に従って真ん中の大きなハートを押してみた。
※数字の測定は【Lucky Draw】というアプリでランダムに測定しています。
目安として、
0〜100までの値の中で数字が高ければ高いほどKAN-SENの子のヤンデレ度が高くなります。
ゾロ目の場合は何かボーナスを付けたいと思っております。
グロスター→指揮官
ヤンデレ度:75
「75……高いのかな? ねぇグロスターさん…ってどうしたの?」
先程まで明石さんに放っていた怒りの表情では無く、無表情でこちらを見ていた。何で目のハイライトがないのでしょうか。
「ご主人様は、女性経験は?」
グロスターさんが故障した。
普段なら雑談でもそういう話した事無いのに、急に僕への貞操の話になった。
「無いですよ……指揮官やる前も現在も」
だって、仕事してるとそんな気にならないよ……。
「……そうですか。これから予定はあるのでしょうか?」
う〜む、僕もいずれ結婚はしてみたいし、一応有ることにしよう。
「うん。ただ、少なくとも今すぐでは無いし、いつかお見合いする時が来るのかもしれないけれど」
僕がお見合いと言った辺りから、グロスターさんが瞬時に間合いを詰めてきて、確実に掴まれる距離まで来た。女性特有の甘い香りが分かるくらいまで。
「それではいけませんご主人様女性の体は至ってデリケートです経験が無いのならばお見合いの方に乱暴に傷つけてしまいますそこからトラウマや結婚破綻にも繋がりますし子供も授かりにくくなりますですがそうならない為にはこのグロスターが女性へのスキンシップ、振る舞いを頭の先から足の指先までキッチリお教え致しますのでご安心を。しかしご主人様お見合いとはどういう事でしょうか? 縁談の話はいつも私グロスターに相談しなさいと言った筈ですよね? どこの出所も分からない女と優秀なご主人様が結ばれるのは胸が張り裂けそうで心が壊れてしまいそうですやはりご主人様と結ばれるべき人物は私グロスターでしょうしっかりと監督して管理して監視して監禁して調教させていただきますのでご安心を。また二度とお見合いをするなどというふざけた事を言うようであれば今晩私の部屋へ来ていただけますか? 素晴らしい判断が待っていますよ優秀なご主人様」
「うん、そうだね!」
グロスターさんは僕より若干、背が高いが普段はそこまで威圧感が無いんだけど、何だか色んな感情が混ざって重黒い雰囲気のせいで何倍にも見下ろされてる気がした。
そしてその雰囲気に飲まれて、全然話聞いてなかった。
お腹空いた……。
「あっ、ちょうどお昼の時間だね。グロスターさんも休憩取っちゃって」
グロスターさんの話が終わって一緒にいた明石さんが、さっきまでの自信満々な表情とは正反対にあわあわとして青ざめた顔で、
「指揮官、早くご飯に行こうにゃ〜!? 今日は重桜の食堂がオススメにゃ〜!! 早く行くにゃ〜!!」
僕の返事を待たずに左手を掴まれて明石さんに引っ張られてしまった。
「……ご主人様」
誰もいない執務室にカッコカリの指輪を付けている女性の声が低く響いた。
もしよければ良かった話を聞かせてください。
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