というものをいただきました。偶偶、会った人たちは今までに余り会ったことのない人たちという事なんです。描写が少なく、わかりづらい+何時の出来事なのかを書いていないのでレミリアの人間関係が掴めないようになっていました申し訳ございません。設定上、風神録の後~儚月抄にてレミリアが住吉ロケットのお披露目パーティーをする前です。
side傭兵団
「おお!ここがジャパンか!」
「あのビルで宙吊りになりながら窓吹いてる人って…忍者!」
「おい、お前ら静かにしてろ!兎も角、昨日の吸血鬼退治で負傷したマークと新人のヘンリーは待機、それ以外は武器の受け取りにいけ!俺は依頼者とあってくる。」
全く、馬鹿どもがしゃぎまわりやがって…吸血鬼退治の時にマークが負傷したのは痛いな、あいつがいつもなら参謀役で俺がこいつらを締め上げる。それが本来の図式。けどさすがの俺もけが人を扱き使うのは躊躇われる。
「マーク!今回の資料をプリントアウトしたらもうホテルに行って休んでろ。」
「了解、いつもこのぐらいの優しさがあればこっちとしても楽なんだがな。」
「言ってろ、…全員分かったな。解散!」
傭兵移動中…
さて…依頼人が指定した場所はここか…。随分寂れた喫茶店だがなるほど、客がいないので妖怪だのなんだのと話すには最適か。
「ええっと、アルベルト様ですか?」
現れたのは今回の依頼人。
「私たちを雇おうとは随分大それたことをする人ですねミス。」
「…どうしても…。許せない奴らがいるんです。」
目の前の女性はその目に復讐の火を灯していた。またか、こういう依頼は自分たちによく来ている。何せ、相手は妖怪であるからして復讐は諦めるか自分たちのようなものたちを雇うかの二通りぐらいしかない。
「それにしても賢明ですね、我々に依頼を出すとは…。」
この業界のほとんどは偽物という中で数少ない本物を雇うことに成功している。わざわざ外国人部隊である自分たちにコンタクトを取るほどのことをしているのが偶然とは言えないだろう。
「はい、偶偶こういったことに関しては以前より調べていましたので貴方方が本物だと知っていました。」
軽い世間話のつもりだったのだが淡々と答える様子には言外に“仕事の話をしろ”と言っているように見える。
「それで、俺はどこにいる何を退治すればいい?」
「その前にまず。…幻想郷…って知っていますか?」
「あー、名前だけだな…。確か何処かに存在する忘れられた者たちの住まう地、だったっけか?」
「ええ、流石は専門の傭兵ですね、問題は彼らの中には多くの人食いが居、迷い込んだものや意図的に迷い込まされた自殺志願者がその餌食にされているということです。」
「つまりは嬢ちゃんの大切な人がそいつらに食われてたってことか?」
女性はコクりと頷き、数枚の紙を取り出す。
「それは?」
「“御札”と呼ばれる呪術道具であり、私たちが…殺された親友と行ってしまった知り合いとで作り上げた幻想郷に至るための擬似通行証のようなものです。」
「行ってしまった?」
「ええ、とある神社の風祝の女性と共同で作ったものなのですが、その女性は幻想郷に行ってしまったんです。」
「…なるほど…、それではこれを使って幻想郷にいるあなたの親友を殺した妖怪を退治しろ…ということですか?」
「ええ、話が早くて助かるわ。退治して欲しいモノは幻想郷の紅魔館に住まう最低最悪の吸血鬼にして紅魔館の主――レミリア・スカーレット。」
「吸血鬼、タイミングがいいな嬢ちゃん。昨日一匹倒したばかりだ。すぐに済ませてやるよ。」
「では契約成立ですわね。」
女性が手を差し出してくる。
「ああ、頼まれた。よろしくな、嬢ちゃん。」
「依頼主に嬢ちゃんはないでしょ。」
「ん?それもそうか……ええっと…。」
書類がたしかここら辺に…あった。
「よろしく頼むぜ、――マエリベリー・ハーンさん。」
閑話:人里、アリスと別れた後で
「お!レミリアじゃないか。その様子だと無事に永遠亭に行けたようだな。」
「む、慧音か。その節は礼になったな。」
「ありがとうございます、慧音さん。」
レミリアが胸を張ってふんぞり返りながら礼を言い、合わせて咲夜が深々と礼をする。
「いや、私は何もしていない。礼を、というなら妹紅に言ってくれ。」
それよりも声をかけたのには理由があった。
「所でレミリア、咲夜…ちょっと時間を貰えないかな?」
寺子屋
「先生をして欲しい?」
「ああ、最近どうも里の近くで妖怪が活発に動いているみたいでな、里の守護者としての責務は何よりも優先しなくてはならない。」
当たり前だ。命と勉学、計りにかけるまでもない。
「だが、どの程度時間がかかるかわからず、その間の寺子屋をどうすればいいかがわからなくてな…。」
先生か…、ものすごくカリスマの匂いがするな…。
(「レミリア先生!ここの問題を教えてください。」)
(「よかろう…ここの問題はこうしてこうすればいい!)
(「流石はレミリア先生、一瞬で問題を解説されたぞ。」)
(「先生素敵…。」)
(「…凄まじいカリスマだ。流石はレミリア、先生役を任せた私の目に狂いはなかった。」)
(「先生のカリスマは幻想郷1だ!」)
……ありだな。
「良いだろう…。このレミリア・スカーレットが直々に子供たちに教育を施してやろう!」
「――えっ、いや…咲夜を貸してくれればいいのだが…。」
「ふっふっふっ、私の持てる力を全て子供たちに伝授してくれようぞ!」
「…ハァ、仕方がないか…。ではレミリア、どの程度のレベルであれば教えることができるか教えてくれ。国数英理社の五教科で…。」
「舐めるなよ?慧音よ。私は五百年と時を生きる夜の王だぞ?」
「では咲夜と一緒にテストを受けてもらうぞ?」
「よかろう。」
「……その、まぁなんだ…。レミリア…生徒にならないか?少なくとも妖精よりは頭がいいみたいだし…。」
目の前にはものの見事に一桁しか点数の書かれていないテスト用紙が五枚…レミリアのものだった。
慧音の目は呆れと哀れみと驚きとが混じったような何とも言えないものになっていた…くっ。
「さ…咲夜は…?」
「その……。満点だ。」
なん…だと…?
「あの難しい意地悪な問題を満点?」
「いや、ひっかけなどは一切入っていない純粋な知識と教養を図るものだったん…済まない。」
あはは、なんで途中で謝るんだろうか、変な慧音。
「ほら…大丈夫だ!なんだったら個別授業なんかでもやってやるからいい加減泣き止め。」
「…少し暑いから汗をかいただけだ…。」
結局、問題を満点で解いた咲夜を臨時の講師とし、その間はレミリアが監視(という名の生徒)をすることになった。
今回も短い…。あまりにも時間がないせいだ…。
年度の末と始まりは忙しすぎですね。
補足:マエリベリー・ハーン=結界を見る程度の能力をもつ大学生、秘封倶楽部というサークルで活動する。今回、親友がやられてしまったようだが…。
御札:本物の御札を作れる人と結界を見る程度の能力を合わせ、御札を使用した人が結界の割れ目を見ることができる御札を作成できた
閑話=本編とは完全に独立した話。閑話で語られた事は本編には反映されない予定です。代わりに閑話では閑話の話を反映する予定ではあります。
次回更新、金曜までに上げたいです。