Re:腸狩りと魔獣使い救済ルート   作:青い灰

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ラン(エキドナ)の魔法について

彼女はヒューマ系統の魔法を使いますが、
精霊が水属性なため使えるのは
治癒魔法とヒューマ系統のみです。

ヒューマ(氷属性系)は火属性だと思われている
方がいるようなので説明すると、
エミリアやパックの火属性のヒューマは
超低温の熱による氷です。

対して、レムや水精霊エキドナが使う
ヒューマは水属性ですね。
(レムは水属性。激動の一週間、白鯨戦を参照)

よって、火、水属性では
ヒューマはどちらも使えます。

元々エキドナは全属性に適正があるらしく、
リゼロ世界の全魔法を使えるらしいのですが
乗っ取ってるのが水属性の精霊だったので
ヒューマ系、治癒魔法しか使えません。

結構な頻度で氷魔法出てきますが
猫さんがヒューマ系好きなんですかね?



第3節「レム」

 

 

2日後……

俺とエルザはロズワール邸を出ることになった。

ロズワールはいないらしく、

見送ってくれるのはメイドの3人。

 

「さて、そろそろ行くか。

 レム、ラム、フレデリカ、元気でな」

 

「お気をつけて、シルバ様」

 

「…………」

 

「行ってらっしゃいませ、兄様」

 

この3日でフレデリカともある程度は

仲良くはなった。

しかし本当に背が高いな………

絶対ガーフィール身長吸われただろ。

それにしてもラムが黙ってるのだが。

 

「兄様」

 

「どうした?」

 

「また来るのよね?」

 

「おう。何時になるかは分からないけどな」

 

「分かったわ。気をつけて」

 

「お前も皆と仲良くな」

 

扉を開け、エルザと共にロズワール邸を出る。

そして門から出て、

アーラム村へと歩き始める。

途中で精霊エキドナが出てきた。

 

「…………案の定、ですね。

 やはり合ってたようです」

 

「私がやらなくて本当にいいのかしら?」

 

「あぁ。予定通り、エルザは森を探してくれ」

 

「了解したわ」

 

エルザが道を外れ、森に入っていく。

その瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の背後に現れた氷の盾が、鉄の凶器を防いだ。

弾かれた音が響き渡り、俺はゆっくりと

振り向いた。

 

「手が滑ったということで………今なら許すぞ」

 

「必要ありません。

 許される前に肉塊になって頂きますので」

 

その、視線の先にいたのは。

凶悪なトゲ付きの重々しい鉄球、

手からそれに伸びるのは鉄の擦れる音を鳴らす鎖。

 

 

 

 

「じゃあ、殺し合いだな。レム」

 

「あなたはもう必要ありません。兄様」

 

 

 

モーニングスターを構え、

レムはこちらへそれを振り下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よくもまぁ、そんな小さい身体で

 器用にそれを振り回せるもんだ、なッ!」

 

鬼化して襲いかかってくるレムの

モーニングスターを刀で弾く。

 

 

~~~~~~~~数時間前~~~~~~~~~~

 

 

部屋で屋敷を出る準備をしている時のことだ。

エキドナが出てくる。

 

「シルバ、気づいてるだろう?」

 

「何が?」

 

「あの青髪の鬼のことだよ。

 君への敵意が隠しきれてない。

 背中から刺されるタイプだからね、君は」

 

……………まぁ否定はできない。

エルザにもいつか後ろから刺されるかもしれん。

そのうちメィリィも見つけるわけだし……

困ったな、俺のせいなんだけど。

 

「長年共にいて尊敬している姉をとられたんだ、

 そりゃあ後ろから刺したくもなるだろうね」

 

「なんかお前が言うとムカつくな。

 悪意しかねぇだろ」

 

「まぁね」

 

「おい」

 

もう否定もしなくなったエキドナを睨む。

とにかく、スバルの時と同様に襲って来る。

エルザは森の探索に当てて

1人の俺を襲いやすい状況を作ればいい。

 

「嵌めるようで悪いけど……ごめんな、レム」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「それっ!」

 

「エル・ヒューマ!!」

 

エキドナとレムの氷魔法が衝突する。

勿論エキドナは本気を出していないが、

それは俺も同じこと。

 

「ゴーア!」

 

「っ!?」

 

レムが更に氷を周囲に装填したが、

火魔法なら氷程度なら楽に溶かせる。

俺が魔法を使えないと思っていたのか、

レムは驚愕の表情を浮かべた。

そのまま至近距離まで接近し、回し蹴りを放つ。

レムもそれに反応し、しゃがんで回避する。

 

「やるね」

 

「舐めないで下さい!」

 

至近距離から放たれる銃弾のような速度の

拳を首を傾けて回避し、

その腕を掴んで投げ飛ばす。

 

「………っ!」

 

「レム、やめよう。

 それとも意味があるのか?」

 

「意味ならあります!

 もう……私から奪わないで下さい!!」

 

「…………」

 

「私と姉様の居場所を……

 姉様を、もう私から取らないで!!」

 

なるほど、そう言うことか………

しかし3年会ってない間に俺嫌われたのか。

悲しみ。

 

「八つ当たりも甚だしいね」

 

「黙ってろ性悪」

 

エキドナを黙らせる。

なんでコイツは余計なことばかり言うのだ。

 

「だから……!!」

 

レムがモーニングスターを再び振り上げる。

エキドナに何もしないように制止させて、俺は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肉が、潰れる音を聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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