今日も学園生活部は平和です   作:ランガー

1 / 1

がっこうぐらしの続編の連載が始まる日にこんな小説を投稿する奴が居るらしい

※ギャグです
※とんでもないキャラ崩壊があります。ってかキャラ崩壊しかありません
※他作品がメインなので更新速度は遅くなります


平和な学園生活部

 学園生活部。私立巡ヶ丘学院高校にある部活動である。

 

『学園生活部とは、学園での合宿生活によって、授業だけでは触れられない学園の様々な部署に親しむとともに、自主独立の精神を育み皆の模範となるべし』

 

 有り体に言えば学校の設備を借りまくって寝泊まりしようという部活であるが、その根幹にあるのは『楽しく生きる』ということである。

 

 世界が滅んでいても。絶望が大地を覆い、死が闊歩していても。

 それでも笑顔で『私たちは元気です』と言い張る。

 

 これは、そんな部活に所属する七人の女の子たちのお話。

 

 

 

 

 

 

 

 巡ヶ丘学院高校()()の教師にして学園生活部顧問でもある佐倉慈の朝は早い。

 

 

 

「う~ん…………あと五分……」

 

 ……なんてことはなく、学園生活部の中でも遅い方だったりする。

 前々から朝は苦手だったし、人数の関係で他メンバーと別室なのも遅起きに拍車をかけている。

 まあ今となっては出席必須の朝礼やうるさい上司は()()()()()ので、一限目に授業が入っていない大学生のような起床時間でも問題ないのだが。

 

 部員たちも慈を叩き起こすような真似はしない。みんな慈がいつも頑張っていることを知っており、休める時にしっかり休んでほしいと思っているのだ。

 その思惑は図らずも慈の『生徒に起こされるのは教師として情けないので自力で起きたい』という気持ちとマッチしており、こうしてねぼすけ教師めぐみちゃんが誕生したわけである。

 

「ふえっ? もうこんな時間……?」

 

 時計を見た慈は大きなあくびをしながら、のそのそとスローな動きで布団から脱出した。

 

 今の慈からは教師の威厳は全く感じられない。童顔なのも合わせてまるで休日の高校生だ。

 もっとも彼女にその自覚はなく、元から教師の威厳などほぼなかったのだが。

 

 そんな慈の朝一の仕事は――

 

 

 

「ヒャッハー! めぐねえのお着替えだああああ!!」

 

「きゃあああああああああ!!」

 

 襲いに来た直樹美紀(ヘンタイ)を撃退することである。

 

 

 

 

 

 

 

 いつものように慈にセクハラをかまそうとして、いつものようにあっさり撃退された美紀は、いつものように正座をさせられていた。

 

「あのですね、美紀さん。貴女がレ……ゴホン! 女性が好きだということは知っていますし、それを否定するつもりはありません」

 

「まあ否定されても開発すればいいだけの話ですけどね」

 

「お黙りなさい」

 

「ハイ」

 

 いつものほんわか教師はどこへやら。怒りと呆れが入り交じった表情でSEKKYOUを続ける。

 今の慈を見れば普段から『めぐねえ』と呼んでいた生徒たちも『佐倉先生』と呼んでくれることだろう。

 

 惜しむらくは今この学校に残っている生徒にそんな簡単に影響される人物は居ない、ということか。

 

「しかし、貴女はもっと節操というものをですね」

 

「え? もっとS○X?」

 

「は?」

 

「いや、マジに返されるとさすがに辛いです」

 

 この話ももう何回目だろうか。10を超えたところで考えるのをやめたが、少なくとも一日一回は確実に言っている気がする。

 生徒思いで頑張り屋の慈もお疲れムードと言わざるを得ない。

 

「……みーくんがまたしかられててくさ」

 

「ん?」

 

「あ」

 

 二人しか居ない部屋に突如第三者の声が聞こえてきた。

 二人がそちらを見ると、部屋の入口から一人の女の子がこちらを覗いていた。

 

 彼女の名前は若狭瑠璃。鞣河小学校に通っていた小学生である。

 本来なら高校には似つかわしくない人物であるが、()()()に偶然姉に会いに来ていたためこうして一緒に暮らしている。

 

「……りーねーがごはんできたからよんできなさいって」

 

 どうやら学園生活部の家事を担当している姉のお使いで二人を呼びにきたようだ。

 

 説教の途中ではあるが、無関係の小学生の前で叱るのはよくないだろう。慈の説教はここまでとなる。

 

 もちろんそれは美紀もわかっており、

 

「るーちゃん♪ お使いができたご褒美にお姉さんが気持ちいいこと――」

 

 このように速攻で唾を付ける(意味深)わけである。

 ロリからお姉さままで、好き嫌いをしない美紀は小学生も守備範囲内なのだ。

 

「ふんっ!」

 

「あべし!」

 

 もっともそれが成功するとは限らない。

 美紀のセクハラは別の女子生徒にジャーマンスープレックスを食らったことで中断させられた。

 

「……おそろしくはやいとうじょう、わたしでなきゃみのがしちゃうね」

 

「ふふ……るーちゃん、大丈夫だった?」

 

「……だいじょうぶだ、もんだいない」

 

 この女子生徒は若狭悠里。瑠璃の姉である。

 

 先程まで別室で食事の用意をしていたのだが、妹の(貞操の)危機を感じ取って瞬間移動で駆け付けてきた。

 妹のためならたとえ火の中水の中森の中、どこにでも現れるのが『姉』という生き物なのだ。そこに物理法則など存在しない。恐るべし。

 

「私はちょっと()()してくるからるーちゃんとめぐねえは部室に行ってて、ね?」

 

「アッハイ」

 

 妹に手を出そうとしたぐるぐるおめめの不届き者を連行する悠里。さすがの慈も口を挟めず、素直に見送る。

 

「……わろす」

 

「私達も部室に行きましょうか」

 

「……おk」

 

 相変わらずな生徒たちにため息をつきながら、慈も瑠璃を連れて部室となった生徒会室に向かうのだった。

 

 

 ここは学園生活部。()()()()変わった少女たちが学校で楽しく暮らす部活動である。

 




めぐねえ&るーちゃん生存だぞ。喜べ

☆キャラ紹介
・佐倉慈
通称めぐねえ。他が他なので相対的に頼れるキャラになった

・直樹美紀
通称みーくん。三度の飯より女好き

・若狭瑠璃
通称るーちゃん。ネットに毒されている

・若狭悠里
通称りーさん。シスコン
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。