異端の科学者と忘れられた技術 (凍結)   作:翔馬

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最新話投稿します。
今回はちょっと冒険してみました。
良かったら見ていって下さい。(^_^)



第15話 変わり者(2)

 

(遅いのう)

 

あれから5分ほど待ったが、娘はまだ来ない。

 

ローレンス教授は、この政彦と言う

友人の息子を見極められないでいた。

 

彼の父が言うには、変わり者で頑固者。

22歳になるこの年まで浮いた話の1つもない。

女好きの父親とは正反対だ。

だが、政彦の父常彦は最後に必ずこう付け加える。

ローレンス教授自身、耳にタコができるほど何度も聞いた。

 

『少々難儀だが、いざと言うときは頼りになる自慢の息子』だと

 

 

誇らしげに楽しそうに、息子の事を

語る友人を、羨ましいと思ったものだ。

 

(ワシには、娘しか出来んかったからのう)

 

ローレンス教授には、妻そして、

結婚した長女に次女に3女のジェニファーと言う、3人とも美女といっても差し支えない、娘がいるが息子はいない。

 

 

 

(だが孫には男の子がいる。

不思議とうまいこといくもんじゃな)

 

 

ローレンス教授は孫の顔を思い出しながら、笑みを浮かべる。

 

「ローレンス教授、どうかしましたか ? 」

 

急に顔をにやけさせた、ローレンス教授を政彦は、怪訝な様子で見る。

 

「いや何でもない!!

もうすぐ孫の誕生日じゃなぁと思い出しての」

 

「そうですか」

 

「それにしてもジェニーは何をしているんじゃ、たった3人分のお菓子と飲み物を持って来るのに、いつまでかかってるんじゃあの娘は」

 

ローレンス教授は腕組みをしながら、

扉を睨む。

 

「お菓子がないから、買いにいってるのでは ? 」

 

「それならそれで、連絡ぐらい送ってくるじゃろう」

 

困った娘じゃとばかりに、ローレンス教授はため息を付く。

 

「それもそうですね」

 

そう言って政彦も同意する。

 

「まぁいい、あれは昔からトロいところがある娘じゃった」

 

 

「ところで、先程の話の続きなんじゃが、常彦君はともかく須美子(すみこ)ちゃんまで愛人がいたとは……彼女の事は知ってるが、男がいるようには見えんかったがのう」

 

ローレンス教授は首を傾げる。

 

 

「母は、両刀使いだったので浮気は主に同性が相手でしたから、気づかないのは当然です」

 

「なんじゃと !! 」

 

言いにくい質問に、あっさりと答えた政彦の驚きの内容に、ローレンス教授は思わず、すっとんきょうな声をあげた。

 

「 つまりレズじゃったのか、須美子ちゃんは」

 

「レズと言うより、バイセクシャルと言った方が正しいですね」

 

実の母の事なのに、政彦は何でもない事のように言う。

 

「政彦君は、その事をいつから知っていたのだね」

 

「母は、8歳の時でしたね。

父は6歳の時です、ふたり共どっちか留守だと、愛人連れ込んでましたから」

 

政彦はしれっとした感じで言う。

 

「それだと、もしかして愛人とその

愛しあってるのを見たり、したのかね」

 

ローレンス教授は、顔をひきつらせながら、表現を曖昧(あいまい)にして言う。

 

「見るというよりは、観てただったな。

ハメ撮り好きだからな親父殿は、最初は自分で取りながらやってたが、大変だから途中からは、俺に撮らさせてたなぁ」

 

「後、他の愛人の相手で疲れた時は、

変わりに、相手させられたっけ」と

 

呟くように語る政彦。

 

「おいおい、嘘だろそれは」

 

(どんな教育をしてるんだ、常彦君達は)

 

ローレンス教授は、信じられないものを、見るような眼で政彦をうかがう。

 

「嘘じゃない。

母がけちで財布の紐がきつくて、親父殿はなかなか金が、自由にならなかったからな。

だから、愛人に恵んで貰っていたんだ。

まぁそう言う愛人は金が魅力的なだけの女性だから、容姿が酷かったり、超肥満だったりするから、親父殿のも相手するのが辛かったりするんですよ」

 

政彦は、手のひらを広げて、話を続ける。

 

その内容はローレンス教授には、とても信じられないものだった。

 

 

政彦が、両親共に愛人がいるのを、知ったのは5歳の時で、十歳の時には、母の愛人である、母の学校の後輩の女性と、初体験を済ませ、父が冷めてきた、一人の愛人とも12歳の時に関係を結んだそうだ。

以来、複数の両親の愛人達と関係を結んできたそうである。

特に父である常彦は、政彦が愛人達の相手をすると、恵んで貰えるお金の量が増えるので、その増えた分を政彦に

与えていたそうだ。

大体1回相手をすると、1万から3万を貰っていたらしい。

 

ローレンス教授は話を聞いてるだけで、頭が痛くなってきた。

 

以前常彦と飲みにいった時、溢した愚痴の事を思い出した。

 

『政彦のやつ、18にも成るのに彼女一人家に連れてこれんとは』

 

 

その時は、まぁ奥手な子何だろうと

思い、機が巡ってきたら一人でも二人でも連れてくるさと、軽い感じで励ましたが、もし今同じ愚痴を言われたら、声を大にして、ローレンス教授はこう言うだろう。

 

(そんな幼い頃から、乱れた性生活を

息子にやらせてたら、そりゃひねくれて彼女も出来んわ)

 

無論口には出さず、ローレンス教授は

心の中にしまう。

 

政彦の幼い頃の乱れた性体験談を最後まで聞き終えた、ローレンス教授は

盛大なため息を吐くのだった。

 

 

 

 

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございました。

う~ん主人公にトラウマを作って、箔をつけようとしたんだけど、やり過ぎたかなぁ?(-.-)


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