異端の科学者と忘れられた技術 (凍結)   作:翔馬

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このシリーズは今年初の投稿です。
長くなりました。
それではどうぞ~(^-^)



仇敵 

体が熱い……熱くてたまらない。

 

馬乗りになってテラフォーマーを、殴り続けながら

アルバルドはそう感じていた。

とにかく体が熱い。

 骨が痛い。

 

アルバルドの自我は、激痛と体の中を駆け巡る、激しい熱によって失われていく。

 

「落ち着け、アルバルド・ローレンス!! 」

 

薄れゆく意識の中、アルバルドの耳に

若い男の冷静な声が聞こえてくる。

 

 

「そのテラフォーマーは、もう死んでいる」

 

アルバルドの尻の下で、倒れているテラフォーマーを指差しながら、政彦は淡々と呟いた。

 

 

 

──────────────────────────────────

 

 

(テラフォーマーを殴り殺すか)

まさに阿鼻叫喚の地獄である。

さっきまで、軽口を叩いていた、男2人が、原型を留めていない、物言わぬ骸となり、周りで害虫の王の奇怪な叫び声がこだまする。

下手な戦場よりも酷いありさまだ。

 

そんな中、政彦はアルバルドの尻の下でぴくりともしない、顔をぐしゃぐしゃに潰されたテラフォーマーの死骸を見る。

 

政彦がアルバルドの暴走に気づき駆けつけるのに、要した時間は約3分

その三分間でアルバルドは、同僚二名と、テラフォーマー1体を殺したのだ

カップラーメンが出来上がる間に

2人の尊い命が失われた事になる。

 

恐ろしいまでの手際の良さだ。

 

「ぐるるっ!!」

 

猛獣のような、うなり声を上げアルバルドが、テラフォーマーの死体に噛みつきその肉を喰らう。

 

口元にテラフォーマーの白い体液が付くが、お構いなしで喰らい続ける。

動いて腹が減ったのだろう。

 

そんなアルバルドの様子を見た、政彦はある決断をして、首を数回振ると、

なるべく足音を立てないようにして、

テラフォーマーを貪ってる、アルバルドの背後に回り込む。

 

「恨んでくれて、構わないぞ」

 

政彦は懐から取り出した、拳銃を

アルバルドの後頭部に押し付けた。

 

最早正気でないアルバルドを止めるには殺すしかない。

 

政彦はそう決断した。

 

 

『何をしてるんだね』

 

突然のアルバルドの暴走で、パニックになっていたジェラルドが、正気に戻って、政彦に呼びかける。

スピーカーから流れてくる、声に焦りがあり、彼に余裕がないのが

わかる。

 

「アルバルド・ローレンスは正気ではない。

犠牲を増やさないためにも、彼を処理する事に決めた」

 

はっきりとした口調で、銃口の先を見ながら、政彦は言う。

 

『何も殺さなくても』

 

「この状況で何を言ってる!! 」

 

政彦は、ジェラルドの言葉を遮り

叫ぶ。

 

「既に2人死んだ。

それにどうみても、アルバルド

・ローレンスは正気じゃない。

それに、人為変態した手術者を

一撃だぞ。

ただの人間など拳の拳圧だけで殺せるぞ」

 

政彦は記録室の、ジェラルドを納得させようと、言葉を尽くす。

 

「すまないが……運がなかったと思ってくれ。

アネックスの戦闘クルー達がいるのなら、生け捕りも可能だろうが。

俺1人では無理だ」

 

すまないと、頭を下げ謝罪する政彦。

 

「恨んでくれて構わない。

責任も取る、だが俺は……」

 

そこで口を閉じ、拳銃の引き金に指を掛け

 

「これが最も犠牲のない方法だと、信じてる」

 

『待て……今軍隊に救援要請を』

 

構わず発砲した。

 

 

 

4

 

 

「じっ……」

 

突然腹に出来た、空洞を見下ろしながら、テラフォーマーは首を傾げる。

 

腹に穴が出来たのは、撃たれたからなのだが、今回が初陣であるクローン

テラフォーマーにはわからない。

 

わかるのは、あの鉄の物体を持った男が、何かをしたという事。

 

「ぎぎっ」

 

「全く、アルバルド・ローレンス

の後は、お前たちの番だと言うのに

せっかちな奴だ」

 

政彦は、空気の読めない乱入者に毒づいた。

 

 

実は、生き残りのテラフォーマー達が

政彦とアルバルドに近づいて来ていた。

政彦はそれに気づいていた。

でもアルバルドの方が危険と判断し

先にアルバルドを倒そうとしたのだ。

そこへテラフォーマー達が乱入したのである。

 

生き残りのテラフォーマーは二匹

政彦は銃口を向けながら、背後を一瞬見やる。

背後のアルバルドは、テラフォーマーの上半身を殆ど食べ終え、下半身に口をつけている。

 

テラフォーマーが二匹自分に迫っていると言うのに、食事優先らしい。

 

「テラフォーマーがそんなに上手いとは思わんが、味覚は人それぞれか」

 

(間違いなく、人為的な事故

首謀者の次の手はなんだ? )

 

テラフォーマー達と睨みあいながら

政彦は、敵の分析をする。

 

(技術者の誘拐、あるいは最新装備の強奪、もしくはMO手術のデータか)

 

「じじっ」 「ぎっ、ぎぎ」

 

銃で狙われているのも、お構いなしで二匹のテラフォーマーが、距離を摺り足で、詰めてくる。

一瞬で距離を詰めれる瞬発力があるのに、ゆっくり近づく二匹に、政彦は

不気味さを感じる。

 

 

政彦は思考するのをやめ、戦闘に集中する。

 

「考えても仕方ない。

まずは目の前の敵を倒す」

 

バァーン、バァーン。

 

政彦は残り弾数の全てをテラフォーマー達に叩きつけた。

 

 

 

「政彦さん」

 

訓練室で、テラフォーマー2体を相手どる、政彦を記録室から、見ている

ジェニファー。

記録室は、訓練室の上階にあり

モニターを通して見れるし、肉眼で

窓の外から見ることもできる。

発砲を終えた、政彦は空になった拳銃をしまい、日本刀でテラフォーマーに斬りかかっている。

また、いまだに食事を続けているアルバルド。

 

(アル兄さん一体どうして

 しまったんですか)

兄と慕う、従姉の夫の信じられない

狂態に嘆き悲しむジェニファー。

 

 

記録室内も酷い有り様になっていた。

ジェラルドは政彦との会話後

 モニターで見学していた、VIPより

 どうなってると罵声の限りを浴びせられ、新薬を作ったジェフリーは、この世の終わりとばかりに、両膝をつき天を仰ぎ、嘘だ、こんなはずではと放心状態。

 他の研究員達は、我先にと部屋から逃げ出す者。

 あるいは、騒ぐ者、責任の擦りあいをする者。

 誰も、事態を収拾しようとしない。

 否、出来ないでいる。

 

『ジェニファー!! 』

 

 そんな最中、ジェニファーにスピーカー越しに、政彦の声が聞こえる。

 

「政彦さん」

 

慌ててジェニファーは返事をする。

 

普段冷静な政彦の切羽詰まった声。

それも当然。 

武装しているとはいえ、政彦は手術を受けていない

生身の人間なのだ。

 

『安全装置があるだろう。二匹のテラフォーマーの安全装置を起動してくれ!! 」

 

ジェニファーの答えを待たず、用件だけ政彦は伝えた。

それを聞いたジェニファーは、何も言わず政彦の指示通りに動き安全装置の起動ボタンを押す。

 

 

待つこと10秒

まだテラフォーマーの安全装置は爆発しない。

 

念のためジェニファーは更に、30秒数えて待つ。

 

「起動しない!!」

 

ジェニファーは、安全装置が起動しないのを知る。

 

「政彦さん!! 」

 

ジェニファーは、慌てて訓練室の政彦を見る。

 

政彦は、日本刀でテラフォーマー達に

手傷を与えて、自分は無傷のままで善戦している。

とはいえ、テラフォーマー2体に包囲され、テラフォーマー達はパンチのラッシュを打ち込んでいる。

当たりどころがわるければ、生身の政彦ならかすっただけで、死んでしまうだろう。

命がけの綱渡り状態は変わっていない。

 

「政彦さん」

 

そんな政彦の姿を見て、ジェニファーは迷った。

 

彼からは、父親の側から離れるなと

言われている。

だが、ここにアルバルドが乱戦に加われば政彦の命はなくなるかもしれな  い。

迷った末に彼女が出した答えは。

 

「ごめんなさい、政彦さん。

あなたの言うことは聞けません」

 

ジェニファーはポケットから、小型の電子ロック付きのケースを出すと、急いでロックを解除する。

開いたケースの中には、緑色の液体の

入った、注射針が三本。

 昆虫型MOの変身薬だ。

 

「人為変態!! 」

 

ジェニファーは首筋に、注射針を当てながら、叫んだ。

 

 

「どうやら、計画通り言ってるみたいだな」

 

 

 突如入り口の方から、聞こえて来た声に、注射を打つのをやめ、ジェニ  ファーは顔を上げる。

 

いつの間にか、2人の男が記録室の中にいる。

 

ジェニファーが政彦の戦いに釘付けに なっている間に侵入されたのだが

 ジェニファーにはわからない。

 侵入者達は若い日本人だった。

1人は十代後半ぐらいの童顔の少年

 ぱっと見もっと若く見える。

もう1人は血に飢えた猛獣のような

 鋭い目をしており、錯覚なのだろう

が、血の匂いをその男から、ジェニファーは感じた。

 

どうみても、UNASAの職員ではない。

顔も知らないし、目の鋭い男から

 感じるのは

 

(殺気?!)

 

ジェニファーは、再び人為変態しようと注射針を首筋に持って行く。

 

 「人為変態!! 」

 

 ジェニファーは変態するために、薬を打とうと注射器の、液を注入するた め指を動かそうとするが、突然横から衝撃を受け吹っ飛ばされる。

 

 「あう!! 」

 

ジェニファーは転がりながら、悲鳴を上げる。

 

「研究員が、手術受けてるなんて、危なかったね。

 変態されたら厄介だったね〜」

 

 鞘に入れたままの刀を肩に、担いだ まま睦男が笑う。

 

ジェニファーが注射針を刺そうとしてるのに、気づいた睦男が背中に隠し持っていた刀で殴ったのだ。

 

 遠心力を利用し、不意をついた

ノーモーションの一撃にジェニファー

 は反応できずもんどり打つことに

 なったのだ。

 

 「あれダイロンさんは? 」

 睦男はさっきまで、一緒に行動していたダイロンが来てないのを、不思議に思い、ゼンに聞く。

 

「……」

 

その話しかけられたゼンだが、それに気づかずずっとモニターを見つめ続け ている。

 

彼はモニターに映る、テラフォーマー

 と戦っている男を食い入るように

見ている。

 テラフォーマーの剛拳をかいくぐり

斬撃をみまっては、離れる男を。

 

 「アメリカに来ているとは、掴んで いたが、まさかこんなとこで会う

 とはな」

 

 心の底から嬉しそうな、笑みを浮か

 べながら、ゼンは喜びの声を上げ  た。

 

「睦男!! 」

 

モニターを見たままで、ゼンが

呼ぶ。

 

 「何ですか? 」

 

やっと返事してくれた、睦男は

飼い主に呼ばれた犬みたいに、嬉し

そうな声を出す。

 

「俺は、訓練室に行く、教授の

確保は任せた」

 

それだけ言うと、ゼンは訓練室の方へと歩いていく。

 後ろでダイロンサンは?と睦男が

言ってるが、彼の耳には入らなかった。

 ゼンには、仇敵、太田政彦しか

 見えていなかった。

 

「待っていろ、すぐに兄たちの待つ

冥府に送ってやる」

 

 憎しみのこもった、酷薄な笑みを

浮かべ、復讐者が牙を剥く。

 

 

 

 ゼンが訓練室に向かってる同じ頃 1人単独行動を取っていたダイロンは

 アーノルド准教授と一緒にいた。

 

「あの娘だ」

 

アーノルドは、記録室から飛び出してきた、二十代前半ぐらいの、女性を指差して言う。

 

記録室から一番最初に出てきた、その

 女性は、よほど怖い目にあったの

だろう。

 体をブルブルと振るわせて、頭を抱え、廊下にうずくまってる。

 

「ワシが片付けるので、見張りを頼む」

 

准教授の意外な申し出に、一瞬

 ダイロンは目を見開く。

 

「自らやると」

 

「人任せばかりとはいくまい。

それにワシなら警戒されずに、やれるしの」

 

ポケットから、無針の注射器を取り出す。

 

中味は言わずもがな、毒薬である。

 

膝を抱えうずくまってる研究員は

実は、アーノルドの部下だった。

 目元のそばかすと薄目の赤い髪が

特徴の女の子で、一見幸薄そうな、真面目そうに見えるが、ブランド好きの

ギャンブル好きと言う、面も持っており。

借金付けだったが、アーノルドが

 建て替えて駒にしたのだ。

 胸が大きかったからである。

 

「自分の女を平然と始末しようとは

 非情だな」

 

マーズファイトで、人を殺した事も

 あるダイロンが、非難の目で見る。

 

「借金の利息分を、体で何回か

払って貰っただけじゃよ」

 

 何の情もこもってない、冷たい声で

アーノルドは言う。

 

 その苛烈さを見た、ダイロンが

心の中で、アーノルドの評価を

上げる。

 

(欲深いだけの、豚かと思ったが

なかなかどうして、オーナーが

 助力するだけの、価値はあるという

訳か)

 

 「了解した。

  見張りは任して貰おう」

 

「手短に済ませるよ」

 

アーノルドはそう言って、注射器を背に隠しながら、用済みになった駒

 の女性に近づいていく。

 

その時

 

「おい!! こんなとこで泣いてて

何かあったのか? 」

 

廊下に男の大声が、響き渡る。

 

 声の主はジャレッドだった。

触らぬ神にたたりなしと、逃げ出した

 ジャレッドだったが、いつまでも

 逃げてるのはまずいと思い、記録室 に戻ろうとして、その途中で

廊下に泣き崩れている、女性

 を見つけた。

 ギャンブル狂いとはいえ、根は実直 な彼は、ほっとけおけず声をかけたのだ。

 

 「記録室にいた研究員だな。

 実験はどうなったんだ。

 何で泣いてるんだ?」

 

 ジャレッドはかがみ込んで、泣き崩れている、女性の肩を揺すりながら

 大声で話しかける。

 もっと優しくしてやれと、思うが  目は心配そうに、しかめている

 ので彼なりに心から心配してるの

 だろう。

 

「こんなはずじゃ……」 

 

 女性はジャレッドの問いに答えず

 独り言をつぶやく。

 

「ちょっと実験を失敗させて、発言  権増やしたいだけだって、言ってたのに」

 

「おい、本当にどうしたんだぁ?

ローレンス教授は、アルバド副長代理 に何かあったのか? 」

 

何かあったと思ったジャレッドは

 色々、問いかけるが独り言を返してくるだけだ。

 

 「私こんな積もりじゃ……人が死ぬなんて」

 

 女性の独り言の中に、とんでもない

一言が聞こえたジャレッドは顔色を

変える。

 

 「何だって?! 人が死んだって

 実験が失敗したのか? 」

 

うずくまる女性の両肩を、激しく 

 揺さぶりながら、ジャレッドは

問い詰める。

 

 問い詰めながら、ジャレッドは背後に人の気配を感じ思わず振り

 返る。

 

振り返ると、アーノルドが無針の

注射器を握りながら、背後に忍び寄 

っている。

 

 「准教授何で? 」

ジャレッドは困惑しながら、アーノル ドを不思議そうに見上げる。

 

「准教授!! 」  

 

 准教授と言ったジャレッドの声

 に今まで、無反応だった女性が

反応して声を上げる。

 顔を上げた、女性とアーノルドの

目があう。

 

 「ロイ様どういう事ですか?

少し実験を失敗させて、ローレンス教授を困らせる計画じゃなかったんですか?」

 

 「馬鹿者!! こんなところで何を」

 

 廊下で計画を暴露しはじめた

駒に苛立ちながら、その口を手で

 ふさごうとするが、その前にジャレッドが立ち上がって、仁王立ち

する。

 

 「そこをどけ!! 」

 

 どう考えても、普通でない態度の

准教授に不審の目をジャレッドは

 向ける。

 

 「なのに、私がすり替えた薬を

 飲んだらアルバルド副長代理は

暴走するし、テラフォーマーの

安全装置は外されてるし、こんなの

 聞いてません!! 」

 

「落ち着きなさい、アビー!! 」

 

 准教授は宥めようとするが 

ヒステリックになってる、彼女には

通じない。

 ちなみに余談だが、ロイは

アーノルドの下の名前で、アビーは

 駒の女性の名前のようだ。

 

 「どういう事なのか、説明して

ください」

 

  「説明しよう」

 

 いつの間にかアビーの背後から

 彼女の頭に手を載せたダイロンが

 話しに入ってくる。

 

 

「君は用済みだ」

 

 そう言ったダイロンは、彼女の頭の上に載せている、手のひらに力を込める。

 それだけで、アビーはとてつもない

圧力に押しつぶされように、顔が

 ひしゃげ、両足が地面にめり込む。

 ダイロンがやったのは、簡単な事

ただ頭に載せた手のひらに、体重を

載せて押しつぶしただけ。

 それだけで、アビーはスクラップ

工場でひしゃげて潰される車のように されてしまった。

 

それだけで、仰天だと言うのに、更に

 ジャレッド驚かされる事になる。

 ダイロンの立つその背後、100

メートル程先に、蠢く黒い影。

 その正体をジャレッドは知っているそれは、本来ならここにはいない

 筈の者、研究棟とかあるいは訓練室などでしかお目にかかれない。

 人類の天敵。

「じっ」 「ぎじ」 「じぎぎ」 

 

テラフォーマーであった。

 

「何で、こんなところに脱走したのか?」

 

ジャレッドは訳がわからずテラフォーマーを見る。

 

 「余計な事を見られたし、聞かれた 以上、君には死んでもらう」

 

「そうじゃな、運がなかったのう

アンダーソン君」

 

 アーノルド准教授は、口だけでジャレッドを憐れみ、無針の注射器をポケットに入れると、別のポケットから フィルム型変身薬を取り出す。

 一方ダイロンは、注射器型の変身薬 を取りだす。

薬を使わなくても、ある程度特性を

使えるが、口封じに失敗は許されない  

「「人為変態!!」」

 

薬は違えど、2人は同時に叫んだ。

 

 「准教授は手術を受けていたのか」

 

唖然としながら、ジャレッドは2人の

 変態を見ながらも、懐から拳銃と 

ナイフを取りだす。

 薬は持っていない、一応の武装

として、対テラフォーマー用特殊弾丸 仕様の拳銃を左手に強化複合金属で 作られたナイフを右手に持つ。

遠距離、至近、中距離全てに対応 

出来る、ガンエッジのスタイルだ。

別々の手で二種類の武器を使うため

高度な練度が必要だが、出し惜しみ

して使えないよりましだと、思った

ジャレッドは決断する。

 

 「何が何んだか、わからないが

こんなのとこで死ねるかよ!! 」

 

薬はないが、アメリカ軍人の誇りを

胸にジャレッドは、己を奮い立たせて

 死闘に望んだ。

 

 

 

 

 

 




最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回ベース公開と、政彦と
ゼンの再会になる予定です

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