この話とは「僕の彼女は曜ちゃんです!」の未来編となっています。
それでは、本編を、どうぞ!
第1話 朝
……ないで……ないでよ……
ん?聞き覚えのない声だな?
まあ、夢だろ…。気にすることないや。
「ねえ!起きてよ!起きてってば!!」
強く揺さぶられ俺は重いまぶたを無理やり持ち上げた。するとそこには綺麗な顔があった。
そして、俺の意識は完全に覚醒した。
「なんだ、善子か…」
「何よ!人間界の仮の同居人を起こしてあげたんだから感謝しなさいよ!それと、ヨーハネ!」
「もうちょい寝かしてくれよぉー」
「だめよ!学校遅れちゃうじゃない!」
(この子は津島善子。去年、ラブライブ!というスクールアイドルの大会で全国優勝したらしい。なんかいざこざがあったとかなんとかいってたけど。まあ、俺は聞くまでまったく知らなかったんだけど、Aqoursというグループ名でその内の1人らしい。なんで同居してるのかとか、どういう関係なのかはまったく覚えていない。気づいたらこんな感じに毎朝起こされる日々を送っていた。)
「善子、今日の用意なんだっけ?」
「はぁ?!あんたまだ用意してなかったの?!昨日の夜あれだけ言ったじゃない!!それとヨハネ!」
「そうだっけ?」
「そうよ!手伝ってあげるから早く準備しなさい!」
「ありがとう、善子」
「だ、だから!ヨハネだってばぁー!」
「善子、そこにある数学の用意もってきてくれ。」
「はい、これでいいわよね?」
「ああ、ありがとう。」
こんな中二病じゃなければ純粋にかわいいのになぁ。
「なによ、私の顔になにかついてる?」
「いや、なんにもないよ。」
「そう?ならいいけど…」
その後、サクサクと準備をして家を出た。
「鍵はしめた?」
「閉めたよ」
「窓も?」
「だから閉めたって」
「ほんとかしら…」
「本当だよ!!」
そうして早足でバス停に向かう。
「今日も朝ごはん食べる時間ないな。」
「あんたが悪いんでしょ!私朝早くから作ってるって言うのに!」
「そ、それはごめんなさい…。」
「ふん、今回は許してあげるわよ」
「そうやって許してくれるとこ優しいよな」
「う、うるさいわい!」
「あ、やべ」
「え?どうしたのよ…」
「体操服忘れた。」
「はぁ?!もう時間ないのよ!?」
「善子、貸してくれ。」
「は、はぁ?!か、貸すわけないでしょ!」///
「お願い!一生のお願い!」
「それ何度も聞いてるんだけど…、わかったわよ」//
「ありがとう!」
「やべ!バス来たぞ!」
「うそ?!」
「まじだよ!行くぞ!」
そんなことを言いながら走っていると…
「うわっ?!」ズテッ
「善子?!」
「い、いたた…。」
「お前、本当に運悪いな…。」
「う、うるさいわい!そういう体質なのよ!」
善子の足を見ると擦りむいて血が出ていた。
「大丈夫か?」
「こ、このくらい平気よ!」
そういいながら立とうとするもののフラっとして、また尻もちをついた。
「痛っ!」
見ていてとても危なっかしい。
「ほら、」
「なによ、」
「手をかせ」
「学校遅れたくないだろ?」
「でも、もうバスが…」
気がつくとバスが発車してしまっていた。
「しょうがないあれを使うか…。」
「あ、あれって?」
「まあ、とりあえず背中にのれよ。」
「はぁ?!高校生にもなってそんな恥ずかしいこと出来るわけないでしょ!」//
「はいはい、いいから乗る。」ヨッコイショ
「うー…」///
そして、おれは近くのガレージに向かった。
「なによ、ここ。」
「うん?もともと親父が使ってたバイクがこの辺に…」
「あんた免許あるの?」
「ないよ、まあ、運転してことあるし問題ないよ。」
「ほ、法律が、」
「大丈夫、大丈夫。」
「大丈夫じゃないわよ!」
5年以上放置された古びたビニールシートを見つけた。
「お、あった、これだこれ!」
「え、これ動くの?」
「うーん、多分ね」
「本当に大丈夫かしら…」
埃が被っていたので払いのけて、剥がして見ると、
「おっ!けっこうキレイ!」
「そうね、ビニールシートがあったおかげかしら…」
「多分ね。さてさて、エンジン掛けますか。」
「鍵はあるの?」
「ああ、これ」
「え?それはハリガネじゃない!」
「うん、そうだけど?」
「ああ…頭が痛くなってきたわ…」
「~♪」カチャカチャ
「…」
キュッキュッキュッキュ!ブォーン!!
「ふー、掛かった掛かった!行くぞ!善子捕まっとけよ!」
「け、怪我人なんだからもっと大切に扱いなさいよ!!」
第一話
完
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