とうき達は商店街でやっていた福引で強運を見せ、A賞のイタリア旅行を当ててしまった。
そして、現在は善子と、飛行機の中でイタリアに到着するのを待っていた。
「イタリアなんて行ったことねぇーな。どんなとこなんだ?」
「えっ、とうき行ったことないの?」
「おん。海外進出初だ。そういう善子はAqoursのみんなと一回イタリアに行ったんだっけ。」
「そうよ。イタリアすごいんだから!ヨハネの聖地でもあるんだから!」
「それは楽しみだな。善子、顔が眠むそうだぞ。昨日の夜寝てないだろ。」
「だって楽しみで寝れなかったんだもん。」
「どうせ、つくまで時間あるんだし寝とこうぜ。じゃないと向こうで楽しめないぞ。」
「それもそうね。じゃ、おやすみ。とうき。」
「おやすみ。」
そうして俺達二人は眠りに着いた。
−−−−数時間御−−−−
「あ〜。よく寝た。もうすぐ着くようだな。善子はまだ寝てんのか。相変わらず可愛い顔だな。おーい。善子起きろよ。もう着くぞ。」
「う〜ん。もう着いたの?」
「うん。着いた。降りるぞ。」
−−−−−−−−
「ヨハネ。他の地にぃ〜堕天!!」
「さて、先にホテルに荷物届けにいくか。」
「ちょっと、待ってよ。スルーしないでよ。」
「ごめん、ごめん。善子は今日も可愛いな。」
「まぁ、いいわ。リトルデーモン。このヨハネが加護を授かりに行くから今宵のアジトに荷物を置いたら、ヨハネに付いてきなさい。」
「加護?まぁ、善子はイタリア2回目だからな。案内してくれたら助かる。」
−−−−−−−−
「ここが善子が行きたかった場所か?」
「ひとつ。間違いを正しましょう。今の私は堕天使ヨハネではなく天使ヨハネです。けして、よ、善子などと言う名前ではありません。」
「なるほど、それが新しい設定か。いいと思うぞ。善子は普段から天使みたいに可愛いからな。」
「もぉー!善子言うな!今は天使ヨハネなの!ここで加護を授かったの!!」
どうやら、ここが善子が来たがっていたらしい。
イタリアのヴェネツィア・フィレンツェ・ピサ?らしいなんで、善子がここを気に入っているかというと何やらギリシャ神話のヨハネと縁があるあらしくそれが理由なそうだ。
「はい。」
「この手は何よ?」
「手繋がないと、かわいい天使がどっか飛んでいっちまうだろ。まぁ俺が手繋ぎたいだけだけど。」
「本音が漏れてるわよ、まぁ丁度ヨハネの手が空いているから貸してあげてもいいわよ。」
「じゃ、決まり。次はとりあえず有名なスペイン広場に行ってみるか。」
そうして俺たち二人は手を繋ぎスペイン広場へ向かった。
「流石はイタリアの有名な場所だな。人が多いな。」
俺がスペイン広場で多い人を見渡していると、その中のフードを被って顔がみえない男に違和感を感じた。
そして、その時フードの男も俺達に気がついたらしく。突然かなり離れた距離から走り出し、こちらに向って走ってきた。
「なんだ?」
その時俺は本能的に危険を感じてよしこの手を引っ張り男が走ってくるのを避けた。
見るとそれは途中で走りではなくタックルのような形になっていた。
それを避けると。男は俺達の背後にあった民家にぶつかった。
ピシィ!!!
「嘘だろ?アイツのタックルで家にヒビがはいっただと。」
男「久しぶりだな。」
男が口を開き顔は見えないが男がニタリと笑ったのが分かった。
それと同時に俺はその男の声が誰の声なのかがわかった。
「お前まさか。」
俺がそう言うと。男はフードを取りその顔を表した。その男の正体とは…
「よぉ、スカイツリーぶりだな。佐藤とうき。」
「お前は、、村津か…。」
そこにいたのは数ヶ月前のスクールアイドルのライブ会場を爆破しようとした。犯人村津という男だった。
「お前は警察に捕まった。はずじゃ…」
「俺は目的のために抜け出した。」
「目的だと…まだスクールアイドルをねらっているのか…」
「いや、佐藤とうき。俺はな…あの時全部をぶち壊して全て終わらそうとしてた。あのキラキラした物を壊せりゃ、警察に捕まってもいいと思った。
だがな、そこにお前と吉田雄飛が立ちはだかった。
俺はあの時楽しかったんだよ。特に佐藤とうきお前だ。あの爆弾だらけの会場から一人も死人を出さなかったらしいな。
俺はお前みたいな強い奴と戦いたいんだよ。わかるよな?お前を倒して俺が世界一強いことを証明する。」
そう言って村津は大きく振りかぶりパンチをくり出してきた。
俺は善子をお姫様だっこしながらそれを避けた。
「あいかわらず、おしゃべりな奴だな。」
「ほら、戦えよ!お前のために更に強くなった!!俺を楽しませろよ!!」
(まずいな、コイツ前より力が上がってやがる。
それに前回は雄飛と二人がかりで抑え込めたが、今回は俺一人だし。この状況で善子を守りながら戦うのは難しい。)
「どうした!!避けんな!!」
村津がまたパンチを繰り出したがそれを避けると丁度後ろにあった噴水が粉々になり、そこでやっと広場にいた他の人たちも危険に気づきみんな逃げ始めた。
「邪魔な虫たちは退場したか。殺す手間ははぶけたか。」
「くっそ、善子ちょっと離れてろ。本気で行くから。」
「とうき行っちゃだめよ!一緒に逃げよ!」
「コイツの狙いは俺だ。 だから、、おれがやる必要がある。離れて見ててくれて。」
そういい、善子の背中を押した。
「やっと戦う気になったか。」
「お前みたいなイカレ野郎と戦うのは気が引けるが、やらないと被害がでかくなる。」
「楽しませろよ。な?」
そこから激しい戦闘が繰り広げられた。正面からの殴り合いそこから対人戦に持ち込み小技を出した。激しい戦闘だが、一つだけ分かるのが…
「とうきが押されてる?」
「クソが、俺も強くなったはずだが、コイツの強さは尋常じゃね。」
「どうした?お前、前より弱くなってねぇか?」
村津の攻撃コンボが怒涛に入ってきたが俺は全て防ぐか流すしかできずに反撃ができなかった。
「くっ、、善子にダセェとこ見られるだろうが…。」
「なるほど、あれがお前の大切なものか。その目の前で俺が無惨に殺してやるよ。」
村津は渾身のタックルをして来ようとした。俺はそれをジャンプで回避してかかと落としを喰らわせ。怯んだとこで思いっきり殴ってふっ飛ばした。
「逆転だ。クソが。手間かけさせやがって。」
村津がふっ飛ばされ気絶し、終わったかと思ったのだが…
「あー。やっぱお前おもしれぇわ!!お前達をつけて正解だぜ。こっからは本気で行く。」
村津は瓦礫の中から平然と出てきて上の服を脱ぎ自分の胸を叩いた。チェストビートだ。そのままこちらに向って走ってきた。
「まじかよ。遊び感覚だったってことかよ。なんでまだピンピンしてんだよ。」
「おら、どうした?さっきので終わりとか言うなよ。」
「くそ、コイツチェストビートするたび攻撃力が上がってんのか?俺は持久戦向かねぇのに。」
なぜだか分からないが村津はチェストビートするたび攻撃力が上がり、俺は奴の攻撃を捉えられなくなり始め徐々にダメージを受け始めていた。
体育祭の時に分かった事だが俺は持久力が全くないこれ以上はまずい状況だ。
「おら!ボケっとしてんじゃねえ!」
その時、村津の拳を頭にもろもらった。
「やべっ、いいもん喰らった。頭がぼやけて…」
「もう勝負は決まったな、少し残念だったぜ!じゃあな。佐藤とうき!!」
村津が俺に目がけてタックルしてくるのが薄れる意識の中で見えた。
そのタックルを喰らう前に俺の意識は暗くなりそこで途切れだ。丁度意識を喪った俺の体に村津のタックルが激突した。
そして、おれは死んだ、死んだはずだった………
「何?俺のタックルを喰らってまだ立ってやがるのか?」
そこにはタックルを喰らって意識がなくなったはずの佐藤とうき?が立っていた。
???「あたりめぇーだろ。てめぇーのタックルなんて痛くもねぇーんだよ。」
「なんだ、お前雰囲気変わったか?」
「俺様が佐藤とうきだ。」
「意味が分からん。だが、まだやれるならなんでもいい楽しませろよ。」
「俺様は久しぶりの外で雑魚の相手で頭にきてんだよ。」
「ふん、言ってくれる。さっきまでの押されようを覚えてないのか?もう一度タックルでふっとばしてやる。」
そう言い、村津はもう一度佐藤とうき?にタックルしようと迫ってきた。
「言ったろうが。俺様にはそんな攻撃効かねぇってよ。」
俺様は地面に埋まっているマンホールを足で無理やり蹴り開けそれを蹴り上げ、マンホールの面を自分の体と水平に保ち瞬時にそれをそのまま向きをたもったまま回し蹴りで走ってくる村津の方に蹴り飛ばした。
「ぐっ?!」
「もう終わりか?俺様のおもちゃにもなってねぇが。」
「ふん。やはりお前は俺を楽しませてくれる。」
「俺様は何も楽しんでねぇんだよ。」
村津が再び大振りの攻撃してきた。
「何したっててめぇは俺の相手にならねぇーよ。 」
佐藤とうき?は電柱をへし折ってそれを村津にくれてやった。
ゴンッ
鈍い音とともに村津は…
「あ、、あがっ…」
「なんだ、もう気絶したか。」
「と、とうき……?」
「おい。さっきから何みてんだよ。女。」
「え、あなたとうきじゃないわよね。誰なの?」
「俺様がとうきだ。こいつが偽もんだ。こいつが俺様を封じ込めた。こいつの意識がなくなったから俺様が出てこれったってわけだ。」
「それって、どういうこと?」
「つまりおめぇーが知ってる佐藤とうきじゃないってことだよ。俺様はこいつに恨みがある。だが、体が同じだからなぁー殴れねぇー。けど、いいこと思いついたぜ。こいつ中からずっと見てた。津島善子。こいつの大事なもの。それを……壊す。」
俺様は善子の首を掴んだ。
「な、なんで……」
「言ったろ。俺様はこいつに恨みがあるって。おい。しっかり自分自身で好きな女を潰すとこ見てろよ。俺様を閉じ込めた恨みだ。」
「や…め…てぇ…」
「あん?悪いな恨むならこいつを恨め。」
そして、佐藤とうき?は善子を掴んでいる逆の手で思いっきり殴ろうとした。
しかし、それは寸止めで止められた。
「ふん。よほどこの女の子とを大切にしてんだな。まだ意識があるなんて。」
−−−−佐藤とうきの意識の中−−−−
「文化祭の時ラストのリーダーと戦ったときの最後の記憶がなかった。その後病院の先生に精神の事言われた時にまさか…とは思ったけどやっぱりお前がだったか。」
「あん?てめぇがこんなクソせめぇ中に閉じ込めて久しぶりに目覚めたよんだよ。だからてめぇの大事なもん俺様がぶち壊す。」
「母さんが死んだ日。俺のせいでお前が生まれ閉じ込めていたのも俺のせいだ。だが、善子は関係ねぇ。」
「てめぇを殴ってやりてぇが体はひとつなもんでよ。それにてめぇを殴るより。こっちの方がダメージでけぇだろうが。」
「やめろ!!」
「うるせぇ!今はこの体俺様のもんだ。」
−−−−−−−−
「さて、これで手出しはできねぇな。さぁ、さっきの続きだ。楽しませろよ。」
「と…うき。め、目を覚まして…」
「ああ。目覚めたら伝えといてやるよ死に際は苦しそうだったって。」
佐藤とうき?が今度こそ殴ろうとした時一台の原付きが俺様の前に止まった。それに乗っていた男が降りてきた。
???「とうき。バイクの扱いと女の扱いは教えたが女をそんな風に扱うのは教えた覚えはないぞ。」
「あん?なんでてめぇが。」
「ほいと。」
その男は俺様を軽く殴り佐藤とうき?が怯んだ間に善子を奪われた。
「てめぇ…」
「ん…?寝てたのか。」
それと同時に瓦礫に埋もれてた。村津が目を覚ました。
村津はあたりを見渡し、状況を理解した。
「面白い、佐藤とうき。再び戦おうぜ。その前にそこのおっさん邪魔だな。退場願おう。」
???「おっ、何か違うやつもいたのか?良いぞ。二人同時にいらっしゃい。」
「なめやがって。」
村津と同時に男に飛びかかったが、次の瞬間には二人共意識がなくなっていた。
ウーーー
「騒ぎを聴いてもう警察が来たか。ちょっとそこのお嬢ちゃん、とうき連れて行くの手伝ってくれないか?」
「えっとこっちの人は?」
「そいつ?嬢ちゃんの知り合いじゃないんだろ?」
「はい。」
「じゃこいつは警察に任せよう。俺達は早くとんずらしねぇと。警察の世話になちゃうぜ。とりあえず、とうきを病院に連れてく。」
警察「おい。起きろ。」
「うぬぉ、俺は…そうか佐藤とうきと知らないおっさんにやられた。あいつは、、面白い奴らだ。」
警察「大人しくしろ。連行する。」
「おい、待て、、俺はまだ負けてない。くそ体が動かん。俺に触るな。」
村津。イタリア警察によって再逮捕。
−−−−イタリアの病院にて−−−−
俺は目を開けると知らない天井があった。
「ここは?どこだ。」
「とうき?目を覚ましたの?今度こそ。とうきよね。」
「善子?あ、そうだ俺は暴走して。善子ごめん。お前を傷つけて。」
「うん。私こわかったの、とうきがいつものとうきじゃなくなって。」
そう言いながら善子は俺を抱きしめた。 その目に涙を浮かべていた。
「ごめん。ほんとに。」
「でも、一回とうきが助けてくれたでしょ。」
「それでも、傷つけた。」
「ゴホン。そろそろ。イチャイチャをやめてもらいたいんだが。」
「イチャついてねぇよ。」
「とうきこの人が助けてくれたんだよ。」
「知ってる。俺もあいつの中から見ていた。さぁいちから説明してもろうか。なんであんたがここにいるんだ。
親父。」
「親父ってとうきのお父さんってこと?」
「ああ、あんたは四年前に行方不明になったはずだ。」
「とうきわかってないな。行方不明キャラはだいたい生きている。」
「生きてたんなら。なんで母さんが死んだ時に帰ってこなかったんだよ!!」
「菫子が死んだことは知っている。四年前俺は飛行機でヨーロッパに行く途中飛行機が事故でイタリア近くの海で墜落してな、そこからなんとか泳いでイタリアにたどり着いたんだが3年間記憶がなくてな。帰れなかった。お前らに迷惑をかけた。すまん。」
「姉ちゃんも知らないのか?」
「愛香も知らない。俺こそ聞きたいんだがさっきのあれはなんだ?お父さんお前をあんなふうに育てた覚えはないぞ。それにこんな可愛い子を彼女に持つような男の覚えもない。」
「うるせぇ。人の女をイヤらしい目でみんな。この子は津島善子だ。」
「そうか善子ちゃんか。とうきにはもったいない美少女だな。よろしくね。」
「あ、はい。津島善子です。よろしくお願いします。」
「俺の事はお父さん。いや、パパってよんでくれていいからね。善子ちゃん。」
「善子ちゃん呼びやめろ。」
「だってJKだろ。いいじゃん青春じゃん。そういえばとうきもうやったのか?どこまで行ったんだ?」
「うるせぇ。何もやってねよ。それより話戻すぞ。」
「あー。そうだったな。」
「さっきの俺はな。」
「ちょっと待った。」
「なんだよ親父。」
「さっきの俺とかあっちの俺とかわかりにくいからとうきはとうきであのとうきはアサルトバーサーカーモードでいいんじゃねーか。」
「か、かっこいい。」
「いや、待て善子。アサルトまではまだいいだが。バーサーカーってマッカッサーかなんかか?まぁいいとりあえずアサルトバーサーカーモード通称ASBモードにしよう。」
「よし。それでいい。」
「それでだな。母さんが死んだ日。
俺の予知夢で母さんが死ぬ事が少し直前に分かって助けようとしたんだけど病気の進行が全然抑えれなくて結局何もできなかった。
その時の後悔から人格が2つになっちまったんだも思う。
怒りを抑えれない俺がASBモード。
奴はそこから一人の人物として育ち最初の頃は俺自身も何も思わずにASBモードを外に出していた。だがやつは全てを壊したいと言う思考に変わっていき、俺が危険を感じ心中に閉じ込めた。
まさかあそこまでの力になってるとは思わなかったがな。」
「とうきにそんなことがあっただなんて。」
「だが、ASBモードと同時に村津を相手にするとは親父が一番バケモンだろ。」
「あれくらいは余裕だ。忘れたか。お前に戦闘を教えたのはおれだ。」
「ASBモードの発動条件は俺の意識がなくなった時。そして、俺がみずから意識を切り替えることだ。」
「なるほどな、なら対策は簡単だろう意識をずっと保ってればいい。あ、寝てるときは?どうなんだ。」
「そのへんはシビやだがあくまでも俺らの体は一つ俺が精神的に気絶したときだけで人間の生理的反応には、反応しない。だから俺の体が傷ついたときには、あいつにも影響が出る。」
「まぁ、安心しろ。俺も日本に帰るからまた暴走した時には俺が止めてやるよ。」
「そうしてくれるのは助かるが俺の家は、善子と二人でもう住めねぇぞ。」
「お前は善子ちゃんと同居してるのにも関わらず、まだなのか?俺と菫子なんてもうやってたぞ。」
「うるせぇーよ。なんですぐ下ネタにしようとすんだよ。善子もいるんだぞ。な、善子?」
「あ、うん。」
「何かあったか? 」
「ううん。とうきの荷物とってくるわ。」
「あ、悪い俺も病院の先生に見てもらってから行くから頼む。」
「うん。」
そう言って善子は病院室から出ていった。その横顔はなんだか寂しそうだった。
「とうき乙女心がねぇな。乙女心がないと持てねぇぞ。俺と菫子なんて…」
「あんたらの話はもういいよ。ちょっと悪い後のこと頼んどいていいか?」
「ああ、分かった。一個アドバイスやるよ。お前は善子ちゃんなくしたら一生彼女できねぇぞ。」
「うるせぇ。俺は善子一筋だからな。他の彼女を作るつもりはない。」
−−−−−−−−
「もう帰っちゃうのか。いろいろあったから仕方ないのよね。でもとうきともっといろんなところ行ってみたかった。私いろいろ調べてきたのに。」
「それ言ってくれたら。ちゃんと考えてたぜ。」
「とうき?」
「ごめんな。善子に辛い思いさせちまったな。それに気づけなくてごめん。」
善子に声を掛けると善子は涙を流し俺に泣きついてきた。
「うん。辛かった。いろいろあって、あの時とうきに拒絶された気がして、本当のとうきもそう思ってるんじゃないかって。だからなんて話したらいいかわからなくて。」
俺は自分の手を善子のホッペに手を添えるようにし、親指で可愛い瞳から流れる涙を拭った。善子が目をつむった。そして……そのままキスをした。
「っ?!///と、とうきからしてくれるのは、は、初めてよね?///」
「そういう流れだったからな。まぁ、これが善子への愛ってことだ。」
「とうきの愛ってキス一回分しかないの?」
「え、いやこれは例えでな…俺は善子一筋で…」
「ふふ、冗談よ。私もとうきが一番好き。」
「さっきの事が自分でやってて恥ずかしくなってきた。」
「なんでよ。私はキュンとしたわよ。」
「それはいいとして、イタリアまだ帰りたくないんだろ?いいぜ。予定通り観光してから帰るから。」
「いいの?とうきの体は大丈夫なの?」
「ああ、俺の最優先事項は善子だからな。」
−−−−−−−−
「って事で俺らは予定通りもうちょいイタリア観光するけど親父は先帰るか?」
「そうだな、若い二人の雰囲気を壊したくないから若い頃の夜となればそれはもう…」
「うるせぇ。帰るんだな。」
「そうするぜ。家はまだ沼津に住んでんだよな?」
「あー、そうだが、悪いが家族で住んでた家は売り払ったぞ。」
「マジか。なんで売っちまったんだよ。」
「仕方ねぇだろ。俺と姉ちゃんの学費とかもあったんだし。」
「そうだ。愛香の家に行くわ。愛香今どこに住んでんだ?」
「兵庫で一人暮らししてる。」
「まぁ、そこで住ましてもらうわ。」
「ああ、俺らも帰ったら連絡するわ。」
「じゃね、善子ちゃん帰ってきたら連絡してね。それとな。とうき分かってるよなする時はしっかりつけ…」
「もうさっさと帰れ。」
俺は親父の言葉を遮り蹴りを喰らわせたが受け止められた。
「はー。やっと帰りやがった。」
「大丈夫?」
「いや、しんどい。」
「ふふ、でも面白いお父さんじゃない。」
「どこがだよ。ただのエロオヤジだろ。善子。あんま親父の言ってる言葉は気にすんなよ。」
「気にするなって、えっちの事?」
善子は上目遣いでこちらに聞いてきた。
くっそ、かわいい顔でなんてことを。
「私はとうきとなら別にいいけど…」
いつの間にに善子はそんな事を言うようになったんだ。
ちなみにここで重大発表をすると俺はまだ、○貞だ。
↑
知ってた
「善子、それって…」
「なんてね。まだ早いよね。でもとうき毎晩私のおっぱい触ってるからえっちしてるようなものだけど。」
「ったく俺をからかうなよ。一瞬考えちまったぜ。」
「とうきも、えっちだね。」
なんか今日の善子ドキッとする。
平常心を保つために続きは次の回へ。
−−−−終−−−−
気が向いたらまた書きます