大変長らくお待たせしました!!
それでは本編どうぞー!
「急げ!!」
「は、はい!!」
階段を急いでかけ降り
スカイツリー下に停めてある警察車両の間を走り抜け、立体駐車場にある雄飛の車に体を滑り込ませた。
「爆弾は?」
「ここにあります!」
「よし…じゃあ、いくぞ!!」
いま、目の色が変わった気がしたのは気のせいだろうか…。
少し不安を覚えながらシートベルトをつけた次の瞬間、
キュルルルルル!!!
二人を乗せた車がホイルスピンをさせながら加速し始めた。俺は椅子に抑えつけられた。
「ちょ、ちょっと、ここまだ駐車場!」
「しょうがないだろ!こうでもしないとおれらが吹き飛ぶ!」
雄飛は巧みに車をコントロールし、立体駐車場をとんでもないスピードで降りていく。
「先輩!料金所ありますよ!」
「いまはこうするしかない!」
そういうと、雄飛はアクセルをさらに踏み込んだ。
ガシャン!!
料金所の棒は吹き飛び、警報がなる。
「これ、まずくないですか?!」
「あとで、あやまる!!心配すんな!」
も、ものすごく心配なんだが、…
さらに、スピードを上げながら裏通りを抜け、大通りにでる。
「とうき!」
「は、はい!」
「Goo◯leマップで渋滞に巻き込まれず、首都高まで行けるルートを探してくれ!」
「はい!」
というか、この人運転すごいな、すごいを通り越してやばいぞ…。
そうとうきが言うのも仕方がない。
一般道なのにも関わらず、とんでもないスピードでかっ飛んでいく。法廷速度はゆうに超えている。
すると、前にある信号が黄色から赤に変わった。
「先輩!赤ですよ!」
「わかってる!」
そういうと雄飛はサイドブレーキに手を掛け、思い切り引いた。
キイイイイイイ!!!
それと同時に車の後輪が滑り初め車両の進行方向を変え、そのまま大通り一つ手前の路地にはいっていった。
「先輩、ルートそれてますよ!」
「ああ、わかってる!次左折だな!」
「は、はいっ!」
そうこうしているうちに首都高に入った。
しかし、渋滞が多少緩和されたものの、交通量はまだ多い。
「くそっ!やっぱりまだ多いか!とうき!爆発までの残り時間は?」
「あと5分です!」
「ここからなら、レインボーブリッジまでが限界か…!そこまで一気にいく!捕まっとけよ!」
シフトダウンし、さらにアクセルを踏み込む雄飛。
回転数があがり、甲高くエンジンが唸る。
そして、車の間をすり抜け、滑るように走っていく。
左右の横Gに振り回される。
い、生きた心地がしない。とうきは雄飛を横目で見ながら思った。
そして、異変に気づいた。
そう、周りの車が止まって見えたのだ。
恐る恐る、速度メーターに目をやった。
その瞬間、俺は自分の目を疑った。
250キロ、スピードメーターにはそう表示されてある。
気を失いかけたその時…、
「とうき!!」
「は、はい!」
「もうすぐレインボーブリッジに着く!投げる準備しろ!」
「な、なげる?!」
「じゃなきゃここまで来た意味がない!窓空けて準備するんだ!」
「え、ええ?!」
困惑しながら言われた通り窓を開けると轟音と共にとんでもない勢いで風が入ってきた。
「う、うぐっ!」
い、息ができない!!
でも、ここまできたらやるしかない!
爆発までの時間をみる。
残り10秒だった。
雄飛はガードレールギリギリまで車を寄せた。
あとは、おれが投げるだけだ。
だが、一つ問題がある。
そう。この風である。
窓から流れ込んでくる風に煽られず、正確に海に投げる必要があるのだ。
俺は自分の勘を信じ、力一杯なげた。
「おらぁぁぁ!!!!!」
そして…
ボカァァァァァァン!!!!!!
大爆発を起こした。
俺は胸を撫で下ろし、先輩の方を見た。
先輩はにかっと笑い、よくやった!と言った。
そして、俺は思った。もう二度とこの人の横には乗りたくない…と。
----スカイツリー下---
「お前の悪巧みもここまでだ!!」
「おとなしくお縄につけ!」
そこまで言って村津は笑った。
「なにがおかしい!!」
「時間稼ぎはもう十分だ。」
「なんだと。」
「バーカ。あんなでかいドームあの爆弾一つで潰せると思っていたのか?」
「お前たちは俺の手の平の上でおどらされていたんだよ。」
俺はヤツの言葉を最後まで聞く前にばいくではしりだしていた。
俺にとって大切な存在の無事を祈って。
「おい!まて!俺も一緒に・・・・」
ガシャーン
「何だ?」
「さぁ、第二ラウンドを始めようか」
ドンドン
「嘘だろ。手錠を壊しやがった」
----バイクにて----
今の俺はものすごいスピードで頭を回転させていた。
まず先に確認したのはニュースだ。
まだドームが爆発したというニュースは見ていない。
その次に村津の言葉だ奴はなかなか頭がきれるやつだった。
おそらく奴はわざと俺たちをにほかの爆弾に誘導し、本名の爆弾の存在を隠したのだろう。
そして、奴がターゲットにするのはおそらくステージ上で踊る、スクールアイドル。
おそらく爆弾はステージ上部に設置されているはずだ。
もし、その下で踊っているのがAqours、善子だったとしたら…。
今はそんなことを考えてるひまはない。
とにかく先を急ごう。
そう思いながらバイクを走らせた。
--そのころ--
舞台裏で待機をする六人の影があった。
「いよいよ、決勝だね…。」
「やっぱりこの瞬間は緊張するずら…。」
「こんな時にAqoursのリーダーはなにしてるの!!」
「そうだね。なんかゆうくんどこかに行っちゃったもんね。」
「曜ちゃん、行きしな一緒じゃなかったの?」
「うん…。車で送ってもらったんだけど、ちょっと用事あるからって…。」
「そうなんだ…。」
「じゃあ、ここはちかがしきるよ!ゆうくんの、いや、弟のために!!」
アナウンス Aqoursの皆さんはパフォーマンスを開始してください。
「じゃあ、みんないくよ!!」
「「「「「「Aqours!!サンシャインー!!!」」」」」」
やっとの思いでドームに到着した。
爆発はまだしていなかったが
そこで、最悪の方の予想があたってしまっていた。
会場から聞こえてる声は聞き覚えのある歌だったからだ。
そう。料理をつくっているときにいつも口ずさんでいたあの歌だ。
---
あの日知った優しさだけ~♪
ん?なんだその曲。
え?これ?今度のライブで歌う曲なの!
ほ~、リズム感よくてかっこいいな。
えっ、そう?ありがとう///
なんで照れてんだ?
実はこれ、私が考案した歌詞で…。
---
「っ!善子…!」
バイクを放り出し、ドームの入り口まで全力で走る。
息が切れ、酸欠になって目の前が少し歪んで見えるが、今はそんなことどうでもいい。
俺はドームに入るとすぐさまに叫んだ。
「ここは危険だ!!早く逃げろ!!」
もちろん、こんなことを言ったところで素直に全員が信じてくれる訳もなく、冷たい視線を送られたり、係員を呼ばれたりした。
だが、俺は叫び続けた。
「早く、早く逃げるんだ!!」
その瞬間…。
ドガァァァァァァン!!!
凄まじい轟音とともに、ステージ上部の屋根が崩れ落ちAqoursメンバーに向かっていく。
「パニックになるな!!落ち着け!非常口はこっちだ!!落ち着いて行けよ!!」
堤防が崩壊したかのように人が一斉に非常口に向かってくる。
俺は必死に誘導しながらステージの方に目をやる。
そこには五人の影があった。
そこに、善子の姿はなかった。
「くそっ!」
俺はステージ横にある階段からステージ上にあがった。
「あんたらがAqoursか!!ここは危険だ!早く逃げろ!」
「で、でも善子ちゃんが、」
「善子のことはおれに任せろ!!」
「え?もしかして善子ちゃんの彼氏さん?」
「千歌ちゃん!今は逃げるよ!」
「きみはどうやって逃げるの?!」
「おれのことは心配いらない!早くいけ!!」
俺はすぐさま瓦礫を片っ端からどけ始めた。
「善子!いるか!返事をしてくれ!!」
これでもかというくらいに叫んだ。
「ここにいるわよ!!」
「善子?!無事か?!」
「足が挟まっちゃって動けないのよ!」
「わかった!今いく!!」
俺は前にあった瓦礫を素手で破壊した。
これが火事場のバカ力なんちゃって。
「とうき!」
「善子!!」
「ありがとう…!助けにきてくれて…」
怖かったせいか、目があった否や泣き始める善子。
「怖かったな。善子。よくがんばった!」
「あ、それとみんなは?!」
「彼女たちは大丈夫だ!さきに避難した。残るはおれらだけだ!」
「出口はあっちにあるわ!」
「よし、そっちからいこう!!」
おれは善子を背負い、立ち上がった。
その途端…。
バァァンン!!
再び爆発が起き、その出口を大きな瓦礫がふさいだ。
そして、さらに追い討ちをかけるように火災が発生する。
「くそっ!!運が悪すぎる!」
「ごめんね、私のせいで。」
「ちがう。これは善子のせいなんかじゃない。今回は特にだ。犯人もわかってる。だから、気にするな。」
「でも、出口が全部塞がっちゃったし、それに火事も…、」
「大丈夫だ。必ず善子をここから出して見せる。」
そうは言ったものの火事のせいで館内の温度は上がり、だんだん熱くなってきた。そして、酸素が薄くなっている気がする。このまま、ここにいたら、[死ぬ]
考えろ、なにかあるはずだ。脱出方法が…。
待てよ、村津はこのドームを完全に破壊するつもりだったはずだ。それなのに中しか壊れていないのはおかしい。もしかしたら…!!
おれはドームの屋根を支える軸の下側にきた。
「やっぱりな。」
軸の下にはもう複数の爆弾が仕掛けられてあった。
「これだ。」
「なに?これ。」
「このドームを爆発されるための爆弾のうちの一つだ。」
「は、はぁ?!ここで死ぬ気?!」
「そんなわけないだろ。こいつを使ってでるんだよ。そとに。」
「そんな都合よく爆発してくれるかしら…」
「これは時限式の爆弾だから問題ない。」
「残り時間は?」
「120秒。」
「二分しかないじゃないの?!」
「いや、二分もあれば十分さ。」
おれは爆弾を出口がふさがった出口に向かってなげた。
佐藤とうきが考えた作戦とは、
頭の中でカウントし、爆発し出口が空いた瞬間に通るというこれまた無茶苦茶な作戦である。
3,2,1,今だ!!
とうきは善子を背負ったまま、入り口まで全力疾走。
ドォォォォォンン!!
直前で爆弾が爆発し、無事にそとに出ることに、成功した。
「ふぅ、なんとか出れたな。」
「善子、怪我はないか?」
「最初挟まってた足以外は大丈夫よ。それに…とうきが守ってくれたから。」
「そうか、それはよかった。」
おれは完全に油断していた。
その瞬間、地面が大きく揺れた。
「なんだ?!」
「っ?!」
ドームの方に目を向けると、更なる爆発が起こりドームの下部がさらに爆発を起こした。
そして、こっちにとんでもないスピードで瓦礫が飛んできた。
「善子!!」
おれは善子を突き飛ばした。
最後に見た善子の表情は驚いた顔だった。
やっば、どんな顔してもかわいいな。善子は。
怒った顔も、悔しがってる顔も、笑ってる顔も。
そんな善子が大好きだ。
俺の背中に激痛が走り、おれの意識は一瞬で途絶えた。
大切な人のために俺は命を捨てた。
悔いは残したつもりはない。
この人生に我が一生の悔いなし。
よかった。その大切な存在が津島善子で。
あなたは命を捧げたいほど大切にしている人はいますか?
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