クールビューティーな紗夜さんを返して(涙)   作:黒ハム

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お気に入り登録、評価、感想などなど本当にありがとう。やっぱり、一人でもお気に入り登録や高評価してくれたら何だかんだで嬉しいし、感想も楽しく読ませてもらい返させてもらっています。

最近、そこそこ安定したペースで投稿したいと考えています……が、マイペースな人間には計画を立ててとかは無理だと悟りました。……投稿間隔がバラバラなの本当に許して。

今回はいつもと趣向を変えて短編集。いつもに比べたら何倍も短いものを集めました。短編によって文字数はバラバラです。

注意(という名のいつもの)。例の二人は最後の短編以外は付き合っていません。


短編詰め

もし音楽の力=戦闘力になる世界だったら

 

「りんりん、けー兄。もしさ、音楽の力=戦闘力になる世界があったらどう思う?」

「クソ。ふざけてる。そんな世界を作った神は頭飛んでる」

「あはは……うーん。そうだね……私たちRoseliaはきっと、普通の人より強そうだね……そしてけいさんは…………うん」

「戦闘力ゼロですね。いや、寧ろマイナスかも」

「まいなす?ということはけー兄が守りたくなる存在に……?」

「ゲームでいうお姫様ポジション……かな?」

「なるほど!魔王の手に渡りかけた時に、紗夜さんが立ちはだかって『慧人さんに手を出すものは私が許さない!』ってカッコよく魔王に宣言するんだよ!」

「『慧人さん、心配しないで。私たちが必ず守るから』って言って、紗夜さんの両側に私たちも並ぶんだね……」

「うわぁ……守られる側とか正直似合わねぇ……」

「だよね!けー兄って大体守る側だもんね!」

「正確には……すべてを破壊する側な気が……」

「否定できねぇ……まぁ、もしそんな世界があったらよろしくな」

「任せてよ!りんりんもけー兄も、何か起きたらあこが守ってあげる!」

「それはたくましいね……あこちゃん」

「普段は心配するな。何かあってもなんとかするから」

「あこだってカッコよく解決できるもん!」

「けいさんの場合は……カッコよくというか……何というか……」

「へいへい。とりあえず、クエスト行くぞ」

「おー!」

「そうですね」

 

 この後、三人はNFOのイベントクエスト攻略に行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンヘラ(?)紗夜さん

 

「慧人さん……どうして私じゃダメなんですか?」

「いえ、コレには特に深いわけはないんですけど……NFOの周回ですし」

「そんなに私以外の人がいいんですか?私じゃダメなんですか?」

「まぁ、向こうから誘ってきただけなんで……」

「私はずっと待っていたのに……何で私以外の誘いに乗っちゃったんですか……?」

「その……はい。すいません。今度は紗夜さんも誘いますから……」

「紗夜さん()?」

「紗夜さん()ですね。はい」

「それならいいんです……慧人さん。私には慧人さんしかいないんです。慧人さんしかないんですよ」

「紗夜さん……!」

「例外としてポテトとギターと日菜とNFOとRoseliaとお菓子作り等々がありますが、慧人さんしかないんです」

「紗夜さん…………例外が多すぎて悲しくなってきます」

 

 この後、慧人はNFOのイベント周回に紗夜を誘った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にらめっこ VS.紗夜

 

「慧人さんってあんまり笑わないですよね」

「そうですか?」

「えぇ。人を陥れている時くらいしか笑わないかと」

「ひでぇです。俺も普通に笑いますよ」

「例えば?」

「……人が断末魔をあげているとき?」

「それはアウトです」

「……ふむ。難しいですね」

「そうですね……では、にらめっこをしましょう」

「……そこまでして笑わせたいですか?」

「えぇ。とにかく、行きますよ」

 

(と、言われたが生憎。俺は相手を泣かせることは出来ても、笑わせることは出来ない。さてどうしたものか……)

 

「紗夜さん。改めて見ても可愛らしいですね」

「なっ……!」

 

(な、なるほど……そういう作戦ですか。人は嬉しいと感じると口角を緩ませる……つまり、相手を褒めて自然と笑顔にさせる作戦!ならば、こちらも……!)

 

「そ、そんな……慧人さんはとても格好いいですよ」

「いえいえ。そんなことないですよ」

「目も真っ直ぐ一点の曇りもなく……」

「紗夜さんの目も凄く綺麗ですよ」

「私なんて……」

「そういう紗夜さんの謙虚な所も好きですよ」

「慧人さんの率直に物を言える所も好きです」

「照れて頬を紅くしているところも可愛らしくて好きですよ」

「そうやってたくさんいいところを見つけてくれることも好きです」

 

((((一体、この二人は何をしているんだろうか……))))

 

 この後、紗夜が恥ずかしさのあまり慧人の胸に抱きついたため、お互いの顔が見れないという事態に陥った。結局、勝負は引き分けとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にらめっこ VS.千聖

 

「慧人。にらめっこをしましょう」

「はぁ?嫌だよ」

「あら?負けるのが怖いかしら?」

「いや、何でやらないといけないんだよ」

「そうね。あなたは嗜虐的な笑みを浮かべることがあっても、純粋な笑みを浮かべることがないから……かしら」

「ひでぇ。紗夜さんにも言われたけどマジで悲しいです」

「ということでやりましょうか」

「はぁ……」

 

(ふふっ、変顔をして笑わせるのは三流。一流のドSがやることは……)

(さてさて、どうしたものか……ぶっちゃけめんどくせぇ)

 

「慧人。命令よ。笑いなさい。さもなくば、あなたの秘密を紗夜ちゃんにバラすわ」

「…………」

 

(さぁ、どうくるかしら)

(なるほど……それだったら)

 

「千聖」

「何かしら?もしかして、私を脅そうとしている?それは残念ね。どんな脅しにも屈しないわ」

「笑わなければ、お前を襲う」

「それって、性的な意味で?」

「もちろん」

「……♪」←喜びのあまり笑顔になる千聖。

「……(スッ)」←呆れながら鏡を指さす慧人。

「……!??」←自分が笑顔になっていることに絶望する千聖。

「……(フッ)」←勝利を収めて、敗者を鼻で笑う慧人。

 

 この後、二人は第二回戦を行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こいつが魔王です

 

「「「うーん……?」」」

「どうしたんですか?三人して考え事ですか?」

「けいさん……いえ、今回のNFOのイベントが中々攻略できなくて困っていたんです」

「イベント?あぁ、確か……犯人を見つけるやつでしたっけ?」

「えぇ。舞台はある街。そこには、魔王の手先が侵入したと情報が入った。手先は一人だけ。しかし、その街の住民になりすましている……」

「で、その手先を捕まえるか倒さないといけないんだよね~……しかも、街全体がフィールドと同じ判定。自分たちが時間をかけすぎるとその手先に奇襲されちゃうし……」

「また、ヘイト要素で、街の人々に不快な思いをさせてしまうと、段々と情報が入らなくなったり、噂だと攻撃されたり、本当に酷い場合ボス級レベルのNPCが討伐に来るとか……まぁ、最後のは本当に噂なんですけどね。だから、推理力とか情報収集力、運なんかも絡んできて……」

「まだ一度も倒せていません。しかも、クエストを受注する度、人々の構成や、街の構造、偽装する相手の種類を変えてくるので……」

「初心者やソロでも挑戦できるのに、長年やって来た猛者のパーティーでも攻略出来るとは限らない……だから、まだ噂だと数パーティー、ソロだと片手で数えるほどしか攻略できていないとかなんとか……やはり、今までにないような形式のクエストである以上、どうしても攻略に時間がかかっていますね」

「あーあれなら、攻略しましたよ」

「そうなんですよ。あのけいさんでも攻略出来ていない…………えぇっ!?攻略したんですか!?」

「もちろんです。三回目くらいで、初めて攻略して、その後は軽く周回できるほどに。何なら俺の仲間内で、クエスト攻略のタイムアタックに挑戦しています」

「な、何度も攻略出来るとは……!それは一体どんな攻略法なんですか?」

「簡単ですよ。街の人全員皆殺しにすればいいんで」

「「「…………?あなたは何を言っているんですか?」」」

「だって、その街から全員居なくなれば、手先も居なくなるんでしょ?」

「「「…………」」」

 

(((そういえば、この人は頭おかしかったんだ……!)))

 

「あーでも、一回あったのはアレですよ。ヘイト値って溜めすぎると、凄腕の冒険者的なのがプレイヤーを倒そうとするんですよね~いやぁ。そいつら、どんどん湧くし、地味に強いからウザいんですけど、ずっと戦っていると、魔王の手先が現れて『加勢しよう』って感じで仲間になってくれたんですよ。うんうん。あの時は熱かった。背中は預けたって感じで、迫り来る精鋭部隊を虐殺していくんで……」

「ねぇ、りんりん。紗夜さん。けー兄が手先でいいんじゃないの?」

「うん。いいと思うよ」

「いえ、少し待ってください。この話にもオチがあるはずです」

「オチですか?オチは、全ての敵を倒した後、ボロボロの手先と固い握手を交わして、油断したところをスキルでぶちのめして、クエストクリアですね」

「あ、違うね。けー兄が魔王だね」

「ちなみに仲間内での最速記録は、先輩が初手街全体を爆破で2秒です。俺はまだ街を破壊し尽くして2分ですかね」

「…………私たちは普通に攻略していきましょう」

「そうですね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ババ抜き リベンジ

 

 CiRCLEにて。

 

「慧人さん。ババ抜きのリベンジです」

「はぁ……え?二人でですか?他の人は?」

「居ません。これは私とあなたの真剣勝負です」

「なるほど……サシでやろうと。…………え?ババ抜きを二人でやるんですか?」

「私が勝ったら、慧人さんは明日、勉強漬けです」

「…………俺が勝ったら?」

「…………?」

「……え?何も考えていないんですか?」

「さ、最初から自分が負けることを考える人は居ないです。まぁ、もし慧人さんが勝ったら私に一つだけ何でも命令できる権利をあげましょう」

「へー……ん?何でも?」

「で、でも!え、エッチな命令はいいです……あ、い、いいわけないですからね!ダメですからね!絶対にダメですよ!」

「へーい。まぁ、それなりの命令にしておきますね。うーん、どうしようかな……」

「分かりました……ってなんで私が負ける前提なんですか!私が勝ちますからね!」

 

 数分後。

 

「こっちです!」←紗夜。ババを引く。残り二枚。

「外れです」←慧人。ババを引かれる。残り一枚。

「ふ、ふふっ。慧人さん。どっちか分かりますか」←シャッフルして差し出す。

 

(この反応……ババは右側だな。確実に)

(う……この顔はバレている……?じゃ、じゃあ……!)

 

「け、慧人さん。心理戦をしましょう」

「……いや、今していると思うんですけど?」

「私のことが嫌いなら、慧人さんから見て左側を。私のことが好きなら、慧人さんから見て右側を取ってください」

「はい」←速攻で右側を引いた慧人。

「あっ……」←自分でやっておいて照れる紗夜。

「はい、紗夜さん。紗夜さんから見て右側がババですよ」

「なるほど。ありがとうございます」←左側を引く紗夜。

「…………」←平然と嘘をついた慧人。

「騙しましたね!?えぇっと、私と一緒に居たいなら、慧人さんから見て左側。私と居たくないなら、慧人さんから見て右側を」

「はい」←速攻で左側を引いた慧人。

「あっ……」←更に照れる紗夜。

 

((((こいつらは何しているんだ……))))

 

 この後、十数回の攻防の末、Roseliaの面々が来ていたことに気付き、練習を始めることになったため、勝負は引き分けとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慧人。好感度が見えるようになる。

 

「好感度の見える眼鏡?弦巻家の試作品?」

「はい。-100~100までの数字で表れるはずです」

「なるほど。黒服さんは……10?」

「嫌いな場合はマイナス。好きな場合はプラス。ただ、±30くらいは普通とか他人とかその程度のレベルです」

「30を超えると?」

「友達として好きとか、恋愛対象として好きとか、細かくはアレですが、数字が高いほどあなたを好きと言うことですね」

「ふぅーん。まぁ、適当にかけてみますわ」

「お願いします」

 

 しばらく歩き、CiRCLEに到着。

 

(なるほど。すれ違うやつは基本的に0……そもそも知らないレベルとか興味ない。後は目つきで怖そうと思われ下がる程度。でもまぁ、上も下もそこそこの数値はあれど30は超えないし、下回らないか……) 

 

「あれー?眼鏡かけてるんだね」

「本当だ……似合ってますよ……」

 

(あこちゃんは79……りんさんは86……ふむふむ)

 

「まぁ色々とな。それにしても今日は早いな」

「うん!早く練習するんだ!」

「スタジオはもう空いてるよ」

「じゃあ、行ってきますね……」

 

(なるほど……ん?でもマックス100だから相当高いんじゃ……)

 

 数分後。

 

「冬木。スタジオは空いてる?」

「やっほー。あれ?眼鏡かけてるの?」

「まぁな」

 

(友希那さんは70……ん?リサ姐94って……なんか高くね?)

 

「似合ってるじゃん☆」

「ありがとうございます。スタジオは空いてますよ」

「そう。ありがと」

「じゃ、いってくるね~」

 

(90越えって相当じゃ……まぁいっか)

 

 数十秒後。

 

「こんにちは慧人さん」

「こんにちは紗夜さん」

「今日は眼鏡をしているんですね。中々似合ってますよ」

「……ん?」

「どうしましたか?」

 

(100?……いや、どんどん上がっていくんだけど……え?計測不能って出てきているんだけど?マジ?)

 

「あ、いえ。何でもないです」

「そうですか?ではこれで」

 

(ふむ……壊れたのか?)

 

 この後、眼鏡を返したが黒服さん曰く、数値が高すぎて壊れたそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポテトゲーム(二人が付き合ってる前提)

 

「ポテトゲームをやりましょう」

「待ってください。ポテトゲームって何ですか?」

「え?知らないんですか?常識ですよ」

「ポッキーゲームは知ってますがポテトゲームは初耳です。何ですか?ジャガイモの皮をむいたときの切れなかった長さでも競うんですか?」

「それは皮むき大会です。いいですか?一本のフライドポテトを両端からお互いに食べていくんです。先に口を離した方の負けです」

「……それ、ポッキーゲームですよね?」

「ポテトゲームです。ちなみに、ポテトが折れても負けです」

 

(……フライドポテトって折れるのか?)

 

「ちなみに私は無敗です」

「……誰かとやったことあるんですか?」

「いいえ。初めてやるので無敗です(どやぁ)」

「…………はぁ。やりましょうか」

 

 と、そんな感じでお互いに向き合って、両端を咥える。普通なら、恥じらいとかあるのだろうが……

 

「……(もぐもぐ)」

「……(可愛い)」

「……(もぐもぐ)」

「……(普通に可愛い)」

「……(もぐもぐ)」

「……(凄く可愛い)」

 

 紗夜は目の前のポテトを食べることに必死。慧人はそんな紗夜を可愛く想いながら食べるため、二人に恥じらいはなかった。

 そしてポッキーと違いフライドポテトが簡単に折れるはずもないので……

 

「……んんっ!?」

「……んん」

 

 二人の唇は重なるのだった。そして、十数秒の後、二人の唇は離れ、そこには透明な糸のようなものが……

 

「紗夜さん?あなたどこまで強欲なんですか?」

「あれ?この勝負って多く食べた方が勝ちなのでは?」

「勝手にルールを追加しないでください。それに、そうだとしても人の口の中のポテトまで奪おうとしますか?普通」

「慧人さんのですからね。ただ、慧人さんの口の中、ポテトの味がしましたよ?」

「でしょうね。おそらく、あなたの口の中もポテトの味がするはずですよ」

「…………むぅ。ルール上は引き分けですか……慧人さん」

「何でしょう?」

「絶対に負けませんからね」

 

(絶対に何かがおかしいと思うのは俺だけか?)

 

 ちなみに、何十戦としたが勝敗は付かなかった。

 勝負が付かなかったので別の勝負に切り替えたが……その後のことはご想像にお任せします。




最後から二つ目のやつ。もし、千聖の好感度の表示がマイナスとか行っていた場合、この作品の千聖と慧人の関係が……うん。更にヤバいことになりそうだなー

最近あったこと。バイト先で、音痴でリズム感ない人はギター弾けないってストレートに言われた。知ってはいたが…………うん。心の中で泣いた。

次回……まさかの未定。
候補としては、
・紗夜さん慧人にキレる
・慧人バトル漫画のラスボスになる
・崩壊しかけのCiRCLEでまりなさんと……
のどれかです(たぶん、おそらく、めいびー)。
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