今回は誕生日回ですので、どうぞお楽しみ下さい!
あこの誕生日を祝う会(5)
リサ:というわけで全員揃ったし、会議を始めようか♪ 20:07
友希那:ところで、なんで今回はこんな形なの? 20:07
燐子:イベントの周回に誘われちゃったので。断ることが出来なかったんです(人ω<`;) 20:08
紗夜:今すぐ私もログインしますので、次のクエストから混ざってもいいですか? 20:08
燐子:もちろん大歓迎です!一緒に周回しましょう(○´ω`○)ノ 20:08
リサ:だから集まるって言ったら二人して断ったんだ…… 20:08
友希那:でもお陰で怪しまれないからいいんじゃないの? 20:09
紗夜:キリがつくまで待機していますね。 20:10
燐子:すぐ終わらせますのでお待ちください(ノ 。-o-。)ノチョイマチ。 20:10
紗夜:了解です。 20:10
お二人はゲームに集中してください。 20:11
燐子:(≧∇≦)b OK. 20:11
リサ:じゃないよ!? 20:11
こっちの会議はどうするの!? 20:12
友希那:まぁまぁ、お茶でも飲んで待っていましょう? 20:12
リサ:それ絶対始まらないやつだから! 20:12
紗夜:ところで、今回のイベントボスはどう攻略しましょうか? 20:13
リサ:紗夜!? 20:13
ところでじゃないよ! 20:13
燐子:そうですね。今回のボスは比較的王道で倒せる相手だと思われます。けいさんがこちらの回
復兼バフを、あこちゃんが相手のデバフと撹乱、氷川さんが私の護衛をし、私の特大魔法で
倒すプランが効率的かと。最悪けいさんがボコるのでオッケーです( ´∀`)bグッ! 20:14
リサ:燐子も違うからね!? 20:14
作戦会議はNFOのチャット内でやってよ! 20:15
紗夜:了解です。 20:15
装備をしっかり整えておきますね。 20:15
リサ:ちょっ、誰か真面目に話し合おうよ 20:15
そう思うでしょ友希那? 20:16
友希那:そうね……あ、ちょっと待って 20:16
リサ:どうしたの? 20:16
友希那:にゃーちゃんが居た 20:17
ちょっと見てくる 20:17
リサ:友希那も!? 20:17
というか既読がさっきから3しかついていないんだけど! 20:18
紗夜:私は居ますよ? 20:18
燐子:ヽ( ´ ▽ ` )ノ ハーイ 20:18
友希那:にゃーちゃん…… 20:18
リサ:ということはさっきから発言がない…… 20:19
紗夜:慧人さん。L○NEの方忘れてませんか? 20:19
燐子:氷川さん……見ていなかったら呼びかけても意味ないかと(。・´_`・。) 20:19
紗夜:それもそうですね。 20:19
諦めましょう。 20:20
リサ:紗夜の諦めが早い! 20:20
もう少し粘ってよ! 20:20
燐子:人生諦めも肝心ですね(*´д`)=з 20:20
友希那:にゃーん 20:21
紗夜:湊さん。真面目にやってください。 20:21
リサ:紗夜もだよ!? 20:21
リサ:あ゛? 20:21
なんか言った? 20:22
紗夜:特に誰がでしょう? 20:22
リサ:うん。慧人くん 20:23
家乗り込まれるのと電話、どっちがいい?(⌒∇⌒) 20:23
友希那:リサが怖いわね 20:23
燐子:私たちは静かにしていましょう( ̄b ̄) シーッ 20:24
紗夜:そうですね。 20:24
リサ:じゃあ、包丁持って乗り込むから待っててね♡ 20:24
友希那:リサが家を飛び出したわ 20:26
燐子:どうやらまた一人少なくなるみたいですね(´・ω・`) 20:27
紗夜:そうですね。 20:27
紗夜:自業自得ですね。 20:28
燐子:自業自得です(((uдu*)ゥンゥン 20:28
友希那:自業自得よ 20:28
紗夜:湊さん。自業自得の意味知っていますか? 20:29
友希那:もももちろんよ 20:29
燐子:ネットで調べれば出てきますよ?( ̄▽ ̄;) 20:29
友希那:ありがとう 20:30
分かったわ 20:30
紗夜:言葉はしっかり覚えるように。 20:30
友希那:はい…… 20:30
燐子:さっきから既読が2しか付いてないですね。分かっては居ましたが、とうとうけいさんも居
なくなってしまいましたか……(ノД`)シクシク 20:31
紗夜:彼のことは諦めましょう。 20:31
燐子:辛辣ですね(;´∀`) 20:31
友希那:ところで会議はどうするの? 20:32
燐子:そうですよね……三人だけですからね 20:32
紗夜:一応前に話し合ったことを改めて送っておきますね。 20:32
皆様はインターホンが鳴り、玄関を開けると目の前には笑顔を浮かべた女性(ただし、後ろには包丁を持って)がいたことはありますか?
俺は昨日ありましたね……はい。
「うーっす」
「慧人さん!生きていたのですね」
「無事だったのね」
「よかったです……」
なるほど。俺はあの後、生存を危ぶまれていたのか。
まぁ確かにな。俺もまさか二次元のヤンデレ系のものみたく、包丁を持った女子に襲われかけるとは思わなかったわ。いやぁ……ほんと。不用意な発言は控えた方がいいんだな。
「もう、アタシが本気でそんなことやると思ったの?」
「「「…………」」」
(((だって……あの空気は……ねぇ?)))
「…………次からクッキー抜きにしようか?」
「いえ、そんなこと思っていないです」
「……今井さんなりの……ジョークですよね」
「信じているわ。リサ」
……なるほど。これがパワハラか。これが圧力ってやつか。
「なんか思った?」
「いえ、何でもねぇです」
「そう?」
目が笑っていないなーあはは。……これはバレているかな。
「昨日のことが懲りていなかったのかな?」
「それ、リサ姐にも言えますからね?」
「…………言わないでよ。昨日のことは」
「へいへい」
「「「……?」」」
まさか昨日、リサ姐を送っていくときに、巡回中のお巡りさんと遭遇するなんてね……ほんと、包丁持っていることバレなくて助かった。
「とりあえず、皆。準備はいい?」
「もちろんよ」
「任せて……ください……!」
「行けるわ」
「じゃ、慧人くん。手はず通りに」
「ああ、任せろ」
ということで俺は部屋を出て行く。
予定としては最初は普通に練習をして、途中いきなり友希那さんがバースデーソングを歌い出して、周りの皆が合わせる。で、俺はそのタイミングでケーキをワゴンに乗せて持ってくると。
ちなみに、4人から釘を刺されに刺されていることが一つだけある。それは俺は絶対に歌うな、と。俺が歌うと、生誕を祝うはずの日が、死神が誘ってくる最悪の日に変わるそうだ。後はケーキが爆発するからやめろと。
……うん。さすがに俺の歌でケーキは爆発しないぞ?精々、窓が粉々に砕けたり、建物にヒビが入ったり、聞いている人間を病院送りに出来るだけで………………何か言ってて悲しくなったな。
「もしかして……俺の歌は世界を壊せるのでは?」
聞いたことがある。とある世界のとある人物は、その歌声を核兵器と同レベルと称されているそうだ。世界平和を脅かす兵器と同レベルに扱われており、魔獣や怪獣と言った存在をも撃破してしまい、ロボットなどもイカれさせるほどだとか。
「まぁ、さすがにそこまで下手じゃないか」
皆大袈裟なんだよな~うんうん。でもまぁ、俺には歌うことよりも大事な使命があるからな。
「あ、けー兄!皆ってもう来ているの?」
部屋を出て少し歩くと目の前にはあこちゃんが。
「あこちゃん。ああ、揃ってるぞ」
……うわぁ……なんというか。雰囲気で伝わってくる。今日何の日か知ってる?的な感じで……しかも、もしかしたら忘れているんじゃないかな的な不安げな感じもひしひしと伝わり……どうしよ、この空気。何も言わないと悲しませそうだし……あこちゃんって騙すの気が引けるんだよなぁ……
「冬木くんー仕事頼みたいんだけどー!」
「あ、今行きます。じゃ、練習頑張れよ」
「うん!けー兄もお仕事頑張って!」
去って行くあこちゃん。……あっぶねぇ……助かった。
「まりなさん。すっげぇ助かりました」
「……へ?私は普通に予約の整理と楽器のメンテをお願いしたかったんだけど……」
「……え?助け船を出してくれたんじゃなかったんですか?」
「…………あ、そ、そうだよ!ま、まぁ優しい上司ですからね。部下が困っていたら助けるに決まっているじゃん」
「…………」
「…………」
絶対、たまたまだったな。
「あ、そうですよね?じゃあ、俺、Roseliaの方でいろいろと動かないといけないんで、仕事任せますわ」
「え?」
「優しい上司なら部下が困っていたら助けてくれるんですよね?」
「あ……こ、この悪魔!こんなか弱い私に仕事を押しつけて何も思わないの!?」
「……ハッ。何も思わねぇですね」
「ぐぬぬ……!」
「それと、まりなさん。俺のことを悪魔とか、悪魔に対して失礼ですよ?」
「だから魔王とか言われるんだよ!」
ということで押しつけられそうになった仕事を押しつけ、俺は給仕室に向かう。
最初の方は普通に練習するということで……うん。少々暇がある。暇があるのでこちらも最後の仕上げに取り掛かる。
『慧人くん!行ける?』
そこそこ時間が経ったタイミングでリサ姐からの連絡。オッケーと返しておいて、給仕室を出て行く。
崩さないように持って行き、そして扉を開けて入る。
「「「~~♪」」」
目に入ってきたのは驚きのあまり固まっているあこちゃん。そして、友希那さんを筆頭にバースデーソングを歌う四人。
「誕生日おめでとう。あこ」
「「「おめでとう(ございます)!」」」
「友希那さん……皆……!ありがとうございます!」
「宇田川さん。ケーキが届きましたよ」
「ふっふ~ん、アタシたちのお手製だよ☆」
「味だけじゃなくて見た目もしっかりと拘ったからな」
そう言って持ってきたケーキを見せる。
「す、凄い……!あ、写真撮っていい写真!」
「いいよ~せっかくだからあこも一緒に撮ってあげる♪」
「いいの?」
「ほらほら~いくよ~」
「わわっ、えっと、こ、こんな感じで!」
何というか……リサ姐とあこちゃんの写真会が始まったなぁ……うん。
「これは長くなりそうね……」
「そうですね……」
「主役が楽しそうだから……いいと思います」
「だな。とりあえず、すぐに食べられるようセットしておくわ」
「そうね。今のうちにやっておきましょう」
とりあえず、周りのセット……と言っても机を置いたり、皿を配っておいたり、飲み物を準備することだが。
さて、準備も完了したし、そろそろいっか。
「じゃあ、やりますか。リサ姐」
「そうだね~あこ。ちょっとここに立ってもらえる?」
「こう……?」
そして、リサ姐が電気を消す。当然ながら部屋は真っ暗になる。
「さぁ、あこ。両手を床につけて」
「こう……ってうわっ!?」
あこちゃんが両手をつけたところを中心に魔法陣が浮かび上がってくる。
「……すごい演出ね……こんな予定、あったかしら?」
「私も初耳です……というか、すごいですね」
「……まさかのサプライズ……」
「す、凄い!凄いねコレ!」
「ふっふ~ん。それだけじゃないよ?」
「さぁ、闇の女王様。眷族を召喚しましょう」
「……ふっふっふ。我は闇の女王!冥界で生まれし魂よ……混沌を纏い、深淵より我が召喚に応じ、姿を現すのだ!」
その声と同時に一際強くなる光。そして、光が少し収まったとき、あこちゃんの目の前に現れたのは……
「わわっ!?す、凄いよリサ姐!けー兄!眷族が本当に現れたよ!」
「よかったね~あこ」
「おめでとう、あこちゃん」
「うん!」
眷族(ぬいぐるみ)を抱きしめるあこ。よかった。喜んでくれるのならここまでの演出をしたかいがあった。
「もしかして……昨日の喧嘩はワザと?」
「おそらくそうでしょうね……きっと私たちも騙すために。自然な形で二人きりの状況を作った」
「流石の連携……ですね……」
「何も考えていないように見せていたのね……策士ね」
「ふふっ、流石は慧人さんと言ったところですね」
「完全に騙されました……そうですね。あんなことで今井さんが家に乗り込むはずないですね……」
勘違いしているようで悪いけど、これ決めたのキレたリサ姐が乗り込んで色々とあった後だから……騙すというか、伝える時間がなかっただけなんだよな……
「この後に私たち、自分のプレゼントを渡すの?」
「……この演出するのは最後にしてほしかったですね」
「あはは……まぁ、あこちゃんが喜んでくれていますし」
とにもかくにもこうして誕生日パーティーは始まった。
ふぅ。これで当初予定していた誕生日回をやるメンバーは一通り終わったな。
正直、7人目ともなれば……ねぇ。まぁ、慧人と千聖の時は除いても……ねぇ。ネタがないのよ……むしろ、リサと燐子は微妙だけど、最初の導入を被らせなかっただけ褒めて欲しい。
ちなみにですが、最低でも二回、慧人くんが歌う回を予定しています。