六花テーマを作って愛用したらそのまま俺への愛が重くなった件について   作:白だし茶漬け

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少しデュエル描写の方、書き直してみようかなと思っているこの頃。


アエテルヌム・カイ

 3ターン目終了

 桜雪 花衣 残りライフ8000

 手札:2墓地:3除外:1 デッキ:28

 

 □⑫□□□

 ⑥⑦⑧⑨⑩

 ⑪

 □□③□□ □□①□□

 □④□⑤□ □②□□□

 

 星空彼方 残りライフ:7400

 手札:2墓地:3除外:0デッキ:35

 

 遊城十代 残りライフ:8000

 手札:1 墓地:4 除外:0 デッキ:32

 

 

 ①:E・HERO バブルマン

 ②:伏せカード

 

 ③:銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)

 ④:銀河百式

 ⑤:伏せカード

 

 ⑥:六花のひとひら

 ⑦:六花聖痕カンザシ

 ⑧:六花精華 カイリ

 ⑨:六花聖痕ティアドロップ

 ⑩六花の精痕 ひとひら

 ⑪:六花聖痕 ストレナエ

 ⑫:伏せカード

 

 

 花衣君の新たなカード、【六花聖痕】……。

 ダークネスの力によって作り出されたカードのせいなのか、本来六花の属性が水から闇属性へと変貌し、効果も更に強力になっている。

 

 それに、フィールドに出すまでカードは闇に包まれて確認ができず、どんな効果かは出るまで分からない。

 

 油断ならないデュエルだ……。

 

「俺のターン!」

 

 デュエルは2週目に入り、十代さんのターンが始まる。

 その時だ、どこからともなく音が聞こえる。

 

(……エンジン音?)

 

 上を見あげると、黒い物体……いや、ジークが俺達の上を通り、カーマの町へと飛び立った。

 

 だが、エンジン音はまだ俺の耳に届いており、そこからわずか数秒でその正体が姿を現す。

 

「おーい! 彼方ー!!」

 

 上空に飛び立つのは黒い飛行機……ハーキュリーベースだった。

 

「おいおいおい……まさか……?」

 

 ハーキュリーベースの船首から、焔君が飛び出し、そのままこっちに向かって落ちてくる。

 全貌が見えるほどの高度から、パラシュートも何も無い焔君はそのまま真っ直ぐ落ちていくと、俺の背後に着地した。

 

「いっっってぇぇぇ……!」

 

 焔君は着地の衝撃に耐えきれずに体を震わせ、歯を食いしばって涙目をこらえる。

 

「焔君……君は本当に人間かい?」

「あぁ!? あったりめぇだろ!」

 

 あまりにも説得力が無さすぎる。だって、大凡高度千メートルから落ちてきたんだぞ? 

 

 化け物以外の何者でもないんだけど……。

 

「それよりも、アイツ! ……花衣なのか?」

 

 焔君は俺と十代さんの相手である花衣君を見る。

 かつての友の姿とはかけはなれた風貌に焔君は最初戸惑い、溢れ出る花衣君の闇に気圧されていた。

 

 だが彼は……1歩前に踏み出した。

 

「おいおい、なんだよその黒い服。悪趣味だろ」

「……」

 

 花衣君は何も答えず、むしろ焔君を認識すらしていないようだった。

 その反応に焔君は怒り、花衣君に掴みかかろうとしていた。

 

 だが、焔君の前に黒い氷が行く手を阻み、それは俺達を逃がさない檻にもなっていた。

 

「このデュエルに部外者は入れない。そして、ここから出る事も許されない。俺とお前達、どちらかが消滅するまでな」

「部外者だぁ!? ふざけんな! 俺とお前は……!」

 

 その後の言葉が花衣君の耳には届かず、氷の壁が焔君を拒絶した。

 

「おい! なんだよこれ!」

 

 焔君が勢いよく氷の壁を壊そうと蹴りを入れたりしたが、氷はビクともせずにそびえ立っていた。

 

「……どうやら、閉じ込められたようだな」

「そのようですね。続けましょう」

「あぁ。行くぜ花衣! 俺達とお前、どちらかが消し飛ぶまでな!」

 

 十代さんの目が左右それぞれ違う色に光り始める。

 どうやら本気を出すようだ。

 

「俺は魔法カード【イービル・アサルト】を発動! 手札を1枚捨て、デッキからレベル4以下の【E-HERO】を特殊召喚する!」

「【E-HERO】……!?」

 

 覇王の時に使っていた、悪魔族のHEROをここで使うのか……。

 十代さんの雰囲気が一変し、全てを圧倒する覇気で、闇をうち払おうとしていた。

 

「デッキから【E-HERO デス・プリズン】を特殊召喚! 効果でデッキから【E-HERO シニスター・ネクロム】をデッキから墓地に送る」

 

 墓地に送られたカード……アレは確か……。

 

「更に、【イービル・アサルト】をコストに墓地に捨てた【E・HERO シャドー・ミスト】の効果で、デッキから【E・HERO ネオス】を手札に加える」

「……ネオス!」

 

 ネオスのカードに花衣君が反応した。あれは、ダークネスからなのか、それとも花衣君がなのか……どちらちにしようと、あれが花衣君の心の壁を壊せる突破口になるはずだ。

 

「墓地の【シニスター・ネクロム】の効果発動。墓地のカードを除外し、デッキから【E-HERO ヘル・ライダー】を特殊召喚し、効果を発動。デッキから【ダーク・フュージョン】を手札に加える」

「……結局お前も闇の力に囚われているという訳か」

 

 ダーク・フュージョンを手にした十代さんを見て、花衣君は嘲笑っていた。

 

「お前はかつて、ダークネスを、闇を否定した。だが、実際にはどうだ。闇に打ち勝つ為に闇の力を使う……結局、人間は闇から逃れられないのさ」

「あぁ、そうだ。覇王は俺の中の心の闇そのものだ。……だが、ダークネスとは違う力だ」

 

 十代さんは手にしたダークネス・フュージョンをディスクに刺し、効果を発動した。

 

「魔法カード【ダーク・フュージョン】! フィールドの【デス・プリズン】と【ヘル・ライダー】で融合召喚!」

 

 2体のモンスターがダーク・フュージョンの光によって溶け合い、2体のモンスターの体が変貌していく。

 

「現れろ、【E-HERO インフェルノ・ウィング-ヘルバック・ファイア】!」

 

 現れたのは、悪魔族のHEROであり、フレイム・ウィッグマンとは対象的なモンスターだった。

 

 本来あれは、フェザーマンかバースト・レディのいずれかが融合素材にいないといけないが、最初に出したデス・プリズンの効果で、そのモンスターを代用した事により、召喚したモンスターだ。

 

「【インフェルノ・ウィング】の効果でデッキから【ダーク・フュージョン】の名が刻まれたカードを手札に加える。俺が手札に加えるのは【E-HERO トキシック・バブル】、こいつは自身の効果で特殊召喚可能だ」

 

 フィールドにトキシック・バブルが特殊召喚され、更にダーク・フュージョンで特殊召喚したインフェルノ・ウィングが存在する為、更にカードを2枚ドロー出来る。

 

 ここでの手札増強は大きい。ここで更なる展開が見込めれば、花衣君の盤面を崩す事も夢じゃないはずだ。

 

「花衣、俺は……お前と楽しいデュエルをするために、今ここで全力で倒す! 魔法カード【ダーク・コーリング】! 手札の【ネオス】と【トキシック・バブル】を除外し、融合召喚!」

 

 フィールドにネオスが現れ、ネオスが金色に輝くと同時に、刺々しい黒い鎧を身にまといつつあった。

 それはまるで、覇王への生まれ変わりを表している様で、息をすることさえ忘れてしまう凱旋だった。

 

「HEROの支配者よ! 闇の力で正義を貫け! 現れろ! 

【E-HERO ネオス・ロード】!!」

 

 E-HERO ネオス・ロード

 レベル10/闇属性/悪魔族/攻2500/守2000

 

「【ネオス・ロード】……!」

 

 まるで覇王十代を思わせるような出で立ちは正しく支配者に相応しい出で立ちだ。

 戦士というより、まさに王と言うに相応しい程だ……。

 

「【ネオス・ロード】の効果発動! 相手フィールドのモンスターのコントロールを奪う。我が軍門に下れ、【六花聖痕ティアドロップ】!」

「私が花衣様以外の方に下る事は有り得ません」

「罠発動【六花雪華】」

「それは……彼方が無効にした罠か」

 

 しかも見た事ないカード……あれも作り出したって言うのか? 

 

「【六花雪華】は相手がカード効果を発動した時、自分フィールドの【六花】をリリースする事でその効果を無効にする」

 

 ネオス・ロードの効果は不発になってしまったが、十代さんはむしろ笑っていた。

 

「……やっぱりな。お前はダークネスなんかじゃない」

「何……?」

「ダークネスは自分こそが絶対とか、他の奴の事なんて考えてなかった。けど、お前はそのティアドロップを守る為に動いた」

「だからなんだ」

「お前の中には、ダークネスの闇よりも強く、優しい闇がある。それを見失うな、花衣!」

「何をっ……馬鹿なッ事を……!」

 

 十代さんの言葉が、初めて花衣君に届いた。苦しそうに胸を抑え、呼吸を乱れた姿にティアドロップ達は花衣君に寄り添い、十代さんに敵意の目を向けた。

 

「これ以上旦那様の心を土足で踏み込むのならば、容赦はしませんよ」

 

 冷たい声に、カンザシの傘が鋭く開く。氷片が舞い、まるで触れれば裂けるかのような冷気が辺りに満ちた。

 

「そうだよっ! これ以上花衣君を虐めないで!」

 

 ストレナエの声には、幼さの残る怒りと恐怖が滲んでいた。

 花衣君の苦しげな顔に耐えられなかったのだろう。愛しい主が、目の前で心を乱されている。それが彼女たちの理性を焦がしていた。

 

 俺は僅かに身構える。

 

 怒りに満ちた六花達の気配は、次なる攻撃の予兆を孕んでいる。

 ここで下手に言葉を継げば、花衣君に届き始めた思いすら、かき消されかねない。

 

「【六花雪華】のリリースコストは、お前の【ネオスロード】で受けてもらう」

 

 花衣君の拒絶が形を現したかのように黒い氷がネオスロードを包み込み、光となって消える。

 

「そっちがその気なら、俺も全力で行かせてもらうぜ」

 

 十代さんの瞳に再び火が灯る。デュエルは止まらない。

 そして、その闇の奥にいる花衣へ届けるため、彼は再びカードを構えた。

 

「見せてやるぜ、宇宙を満たす闇の力と破滅の光が交わる究極の力を!」

 

 十代さんが最後に残したカードの1枚が光り輝き、フィールドが光で包まれていく。

 

「俺は魔法カード【ビックバン・フュージョン】を発動!」

「【ビックバン・フュージョン】……?」

 

 ここまで新たなカードが次々と現れたが、あのカードも初めて見る。しかも、あの感じは恐らく、レゾンカードだ。

 

 その名の通り、ビックバンを起こしたカードが十代さんのフィールドのモンスターを全て破壊すると、その爆発は花衣君のフィールドまでに及んだ。

 

「このカードが発動された瞬間、俺の場のモンスターは全滅するが、その分お前のカードも破壊する! 俺は【六花雪華】と【六花来々】を破壊!」

「これで万能無効とリソース確保が消えた!」

 

 そして、フュージョンカードという事はあのカードは融合機能も存在する筈だ。

 だが、十代さんのフィールドは先程全滅し、手札もあれ一枚だ。融合召喚の素材になれるモンスターはフィールドにはいない……という事は。

 

「【ビックバン・フュージョン】はあらゆる領域のカードをデッキに戻す事で、融合召喚出来る。俺は除外の【E HERO ネオス】と墓地【E-HERO ネオス・ロード】で融合!」

 

 2体のネオスがビックバンの光の中へと飛び込み、光は終息し、人の形を型どった。

 

「宇宙を満たす優しき闇と宇宙を滅ぼす破滅の光の力を今ここに! 無限の力で奇跡を起こす究極のHERO! 」

 

「来い! 【(エタニティ)HERO ユニバース・ネオス】!」

 

(エタニティ)HERO ユニバース・ネオス】

 レベル11/融合/光属性/戦士族/ATK3500/DEF2500

 

 瞬間、フィールドの空気が張り詰めた。

 次の瞬間、宇宙そのものを纏ったかのような戦士が降り立つ。

 

 漆黒に煌めく星々が散りばめられた鎧。

 流れるようなマントは銀河の渦が螺旋を描き、歩を進めるたびに虚空に星の軌跡を刻んでいく。

 

 まさに宇宙そのものと言わんばかりの存在は最早HEROという枠組みを超えていた。

 

「【ユニバース・ネオス】の効果発動! デッキから【ネオス】と名のつく融合モンスターを見せ、その融合素材をデッキから除外する事で、【ユニバース・ネオス】はその効果を得る!」

「何っ!?」

「俺は、【ネビュラ・ネオス】を見せ、デッキから【ブラック・パンサー】と【グラン・モール】を除外する。【ユニバース・ネオス】は【E HERO ネオス 】は除外しなくてもいい」

 

 つまり、デッキにネオス以外の融合素材がいれば何度でも効果が使えるのか……。

 

「さらに、【ユニバース・ネオス】は見せたモンスターの召喚時効果も使える! 【ネビュラ・ネオス】は相手フィールドのカードの数だけカードをドローし、相手モンスターの効果を無効にする」

 

 ネビュラ・ネオスの右腕から放たれるエネルギーボールがカイリの動きを封じ、十代さんは更に花衣君のフィールドの枚数と同じ、4枚のカードをドローした。

 

「装備魔法【フェイバリット・ヒーロー】を【ユニバース・ネオス】に装備! これにより、ネオスの攻撃力は守備力分アップする!」

 

 (エタニティ)HERO ユニバース・ネオス ATK3500→6000

 

「更に、バトルフェイズ開始時に【フェイバリット・ヒーロー】の効果で、デッキから【ネオスペース】を発動! これでネオスの攻撃力は500ポイントアップする」

 

 (エタニティ)HERO ユニバース・ネオス ATK6000→6500

 

「バトルだ! 俺は【ユニバース・ネオス】で【六花の精痕 ひとひら】に攻撃!」

 

 ひとひらの攻撃力は0だ。この攻撃が通れば一気に花衣君のライフが削れる……! 

 

「【六花聖痕ティアドロップ】の効果発動! X素材を取り除く事でお前の【ユニバース・ネオス】をリリースする!」

「無駄だ! 【ユニバース・ネオス】はお前のカード効果は受けない!」

「ちっ……」

「行けっ! ラスオブユニバース!」

 

 ユニバース・ネオスが左腕のドリルがティアドロップに襲い掛かる。

 このま破壊されると思われたが、ティアドロップの周りに突然、牡丹の花の壁が作り出され、ネオスの攻撃はティアドロップに届くことは無かった。

 

「なにっ……!?」

「【六花聖痕カンザシ】の効果。俺の六花がリリース以外で場を離れる場合、代わりに手札かフィールドの六花モンスターをリリースする。【六花の精痕ストレナエ】をリリースし、破壊はされない」

「だが、ダメージは受ける!」

 

 桜雪花衣 残りLP 8000→1500

 

「ぐっ……っっ!」

「花衣様っ!」

 

 一気にライフを削られた影響で、花衣君を覆っていた闇が少しずつ晴れていく。

 けれど、その代わりに大きなダメージを体で受けた花衣君は痛みに苦しみ悶えていた。

 

「様子がおかしい……まさかっ、十代さんそのネオスはもしかして」

「あぁ、これは白夜から貰ったカード……レゾンカードだ」

「そうか……だから」

 

 レゾンカード、ダークネスやそれに関連する者を……花衣君を消し去る為に作られたカードだ。

 それに攻撃されたかつ大きなダメージを貰ったせいで、花衣君は今あんな風に苦しんでいる。

 

 もしもあのままライフが尽きれば……花衣君は間違いなく消滅していた。

 

 十代さんもそれを分かっていた筈、だからギリギリを狙ったんだ。花衣君に少しでもダークネスの影響を取り除く為に……。

 

「……花衣様……」

 

 その真意を知らないティアドロップの声は震えていた。

 瞬間、ティアドロップの瞳が更に暗く曇り、今でもこちらに向かってくる様な不穏な空気を醸し出したが、そんなティアドロップに対し、花衣君は肩に手を置き、立ち上がった。

 

「花衣様?」

「……【六花聖痕ストレナエ】の効果発動。リリースされた場合、EXデッキから六花Xモンスターを特殊召喚する。俺は【六花聖華 ティアドロップ】を特殊召喚し、ストレナエはX素材になる」

 

 フィールド上に2体目のティアドロップが現れ、こっちには自我らしき物が感じられなかった。

 

 会話らしい会話は無く、花衣君は虚ろな目で十代さんを見つめた。

 

「……俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ。この瞬間、【ネビュラ・ネオス】の効果を得た【ユニバース・ネオス】はエンドフェイズにEXデッキに戻るが、【ネオスペース】の効果でそれは発動しない」

 

 

 4ターン目終了

 桜雪 花衣 残りライフ1500

 手札:2墓地:3除外:1 デッキ:28

 

 □□□□□

 ⑨⑩⑪⑫⑬

 ⑭

 □□⑥□□ □□①□□ ⑤

 □⑦□⑧□ □②③④□

 

 星空彼方 残りライフ:7400

 手札:2墓地:3除外:0デッキ:35

 

 遊城十代 残りライフ:8000

 手札:1 墓地:6 除外:5 デッキ:23

 

 

 ①:(エタニティ)HERO ユニバース・ネオス

 ②:フェイバリット・ヒーロー

 ③④:伏せカード

 ⑤:ネオスペース

 

 ⑥:銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)

 ⑦:銀河百式

 ⑧:伏せカード

 

 ⑨:六花のひとひら

 ⑩:六花聖痕カンザシ

 ⑪:六花精華 カイリ

 ⑫:六花聖痕 ティアドロップ

 ⑬:六花の精痕 ひとひら

 ⑭:六花聖華 ティアドロップ

 

 

 

「俺のターン! ドロー!」

「彼方、分かっているとは思うが……」

「はい、レゾンカードでトドメはしません」

 

 花衣君のライフは残りわずか、このターンで決められると思えば決められる。

 ……だが、レゾンカードでトドメをさせば花衣君が消滅してしまう。それだけは絶対に避けなければならない。

 

「その為には……【六花聖華ティアドロップ】と【カイリ】を何とかしないとな……」

 

 あのティアドロップの効果は、バトルフェイズ中に自身をリリースする事でバトルフェイズを強制的に終了させる効果がある。

 

 だが、チェーンして効果を止めようにも【カイリ】の効果で更に無効にされてしまい、このターンで決められない恐れだってある。

 

 なんとかこのメインフェイズでティアドロップだけでも除去出来れば、このターンで決めきれる。

 

 その布石はもう、前のターンで仕込んでいる。

 

「俺は魔法カード【最後の希望】を発動! 俺のライフを半分払い、墓地のモンスター2体で【No】モンスターをX召喚する! 俺はレベル8の【フォトン・エンペラー】と【無限竜シュヴァルツシルト】でX召喚!」

 

 星空彼方 残りLP7400→3700

 

「俺が召喚するのは【No.62 |銀河眼の光子竜皇《ギャラクシーアイズ・プライム・フォトン・ドラゴン》】だ!」

 

 No.62 銀河眼の光子竜皇

 ランク8/エクシーズ/光属性/ドラゴン族/ATK4000/DEF3000

 

「更に罠発動【永遠なる銀河(エターナル・ギャラクシー)】! 【 |銀河眼の光子竜皇《ギャラクシーアイズ・プライム・フォトン・ドラゴン》】を対象にし、そのランク4つ上の【フォトン】か【ギャラクシー】モンスターを特殊召喚する」

 

 つまり、ランク12の【ギャラクシー】モンスターを特殊召喚出来る訳だが、通常そんなモンスターは存在しない。だが、俺だけは持っている。

 

 その名は銀河心眼(コズミックアイズ)極流星光子竜(ミーティア・フォトン・ドラゴン)

 

 その攻撃力は脅威の5000であり、相手フィールドのカード全てを裏側で除外する強力な効果が備わっている。これを出したら最後、花衣君の盤面は消し去る。

 

 そうならない為に花衣君は……。

 

「【六花聖華ティアドロップ】の効果発動! X素材をひとつ取り除き、そのモンスターをリリースする」

 

【 |銀河眼の光子竜皇《ギャラクシーアイズ・プライム・フォトン・ドラゴン》】はティアドロップが放つ吹雪によって花となって消え去り、永遠なる銀河(エターナル・ギャラクシー)】の効果は不発となった。

 

 切り札を失ってしまった……だが。

 

「俺の狙いはこれだ! 墓地の【フォトン・エンペラー】の効果! このモンスターを墓地から特殊召喚する」

「なんだと?」

「【フォトン・エンペラー】はフィールド以外の場所から墓地に送られた場合特殊召喚する。そしてこいつはさっき、X素材になっていた。X素材のカードはフィールドには存在しない扱いにされている……」

 

 つまり、さっき【 |銀河眼の光子竜皇《ギャラクシーアイズ・プライム・フォトン・ドラゴン》】がリリースされたと同時に【フォトン・エンペラー】は墓地に送られた。

 

「そこはフィールド以外の所だ。よって、こいつの自己蘇生は問題なく使える!」

「すげぇ! ここまで読んで布石を張っていたのかよ!」

「ここまでしないと花衣君には勝てませんから」

 

 花衣君、君はいつだって奇跡を呼び起こして勝ってきた。だから、俺はその奇跡が起きる事を前提に布石を仕込んでいる。

 

「そして、俺がドローしたカードはこいつだ! 俺は手札から【|銀河眼の残光竜《ギャラクシーアイズ・アフターグロウ・ドラゴン》】を特殊召喚! こいつは、自分の場に【銀河眼(ギャラクシーアイズ)】が存在する時、手札から特殊召喚できる!」

 

「これでレベル8のモンスターが3体!」

 

「花衣君、これで君の目を覚まさせてやる! 俺は【銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)】、【|銀河眼の残光竜《ギャラクシーアイズ・アフターグロウ・ドラゴン》】、【フォトン・エンペラー】の3体でオーバレイ!!」

 

 3体のモンスターがオーバレイユニットの渦に光となって飛び込んだその時、俺の周りに赤い光が纏い、右手には赤い槍が現れる。

 

 俺はその槍を握り締め、オーバレイネットワークの渦に向かって投げ、槍が渦に当たった瞬間、このフィールドを包み込む光が溢れ出す。

 

「逆巻く銀河よ! 今こそ、怒涛の光となりて姿を現すがいい! 降臨せよ、【|超銀河眼の光子竜《ネオギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン》】!」

 

 超銀河眼の光子竜

 ランク8/エクシーズ/光属性/ドラゴン族/ATK4500/DEF3500

 

「すげぇ、こんなドラゴンがいるのかよ……!」

「【|超銀河眼の光子竜《ネオギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン》】の効果発動! 【銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)】の素材にした時、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するカードの効果を無効にする!」

 

 これで、六花聖華ティアドロップのバトルフェイズ終了効果も使えない。だが、こいつの効果はまだ他にある。

 

「更に【|超銀河眼の光子竜《ネオギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン》】の効果! オーバレイユニットを1つ使う事で、相手モンスターのオーバレイユニットを全て取り除く!」

 

 今オーバレイユニットを持っているのはカンザシの2つのみだが、充分だ。

 

「これにより、【|超銀河眼の光子竜《ネオギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン》】の攻撃力は1000アップし、このターン2回攻撃出来る」

 

 超銀河眼の光子竜 ATK4500→5500

 

「攻撃力5500の2回攻撃か」

「花衣君、これで君の目を覚まさせる。バトルだ! 俺は【|超銀河眼の光子竜《ネオギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン》】で、【六花聖痕ティアドロップ】に攻撃!」

 

【|超銀河眼の光子竜《ネオギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン》】の三首の口が開き、赤く輝く閃光がティアドロップに襲い掛かる。

 

 この攻撃が通れば、花衣君のライフは0になる。

 激しい閃光がティアドロップを包こもうとしたその瞬間、花衣君はあるカードを発動した。

 

「このダメージ計算前、俺は手札の【六花精痕 エリカ】の効果発動」

「なっ……!?」

 

 このタイミングで発動出来る効果は限られている。本来六花精エリカの効果は攻撃宣言時に限定されており、多少の軌道修正は可能になる。

 

 だが、このタイミングでもし【六花精エリカ】と同じような効果がだとしたら……。

 

「【六花聖痕エリカ】は【六花】のダメージ計算前に手札からリリースする事で効果が発動する。このカードと自分フィールドの【六花】をリリースする事で、フィールドでリリースしたモンスターの攻撃力を戦闘している【六花】にその分の攻撃力を加える。俺は【六花聖痕カンザシ】をリリースする」

 

【六花聖痕カンザシ】の攻撃力は2400。【六花聖痕ティアドロップ】の攻撃力は2800。

 

 攻撃力の合計は5200。まだこちらの方が攻撃力は上だ。

 しかもこちらにはあと一回の攻撃が残っている。

 

「まだ1回の攻撃が残っているから勝てる……そう考えているだろうが、お前に次は無い」

「何……?」

「【六花精痕エリカ】の効果には続きがある。この効果でリリースしたモンスターがXモンスターだった場合、相手モンスターの攻撃力はその分下がる!」

「しまった……!」

 

 六花聖痕ティアドロップ ATK2800→5200

 |超銀河眼の光子竜《ネオギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン》 ATK5500→2100

 

「やべぇ! 攻撃力が逆転しちまった!」

「彼方!」

 

 ティアドロップに向かって放たれた攻撃は、咄嗟に展開された漆黒の氷壁によって寸前で防がれた。

 

 熱を帯びた衝撃波が壁にぶつかるたび、裂け目のような亀裂が音を立てて走る。だが、氷壁は崩れない。

 

 まるで意思を持つかのように、ティアドロップを守るために牙を剥く。

 

「これ以上花衣様を傷つけるのは許しません」

 

 冷ややかに呟いたティアドロップの周囲に、空気が凍てつくような冷気が渦巻く。次の瞬間、彼女の背後から伸びるようにして、無数の氷の槍が空中に浮かび上がった。一本、二本──いや、数えることすらできないほどの鋭利な氷柱が、天を突くように整列し、俺のフィールドに降り注ぐ。

 

 冷たく、無慈悲に槍は雨のように降り注ぎ、【|超銀河眼の光子竜《ネオギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン》】の体は貫かれて消滅し、その衝撃で吹き飛ばされる。

 

 星空彼方 残りLP3700→600

 

 氷の冷たさ、衝撃による鈍い痛みが同時に襲い掛かり、氷の壁にぶつかるまで飛ばされた俺は、何とか意識を保つ。

 

 全身の熱が奪われているせいなのか、体の震えが止まらず、手足の感覚が無くなってきている。

 

 それもその筈だ。何故なら俺の右腕が現在進行形で指から肩にかけて凍っている。

 

「……実際のダメージでこれか……容赦ないな」

 

 完全に右腕は動かず、むしろこのままだと凍傷で壊死すること間違いない。

 

(手札のカードはこれ1枚……)

 

 このカードじゃ花衣君には勝てない。俺の負けは確定したのも同然となったが……。

 まだ全容を見た訳じゃない、少しでも多く焔君に花衣君の使うカードを見せる為に、踏ん張るしかない。

 

「俺は……カードを……1枚伏せて……ターンエンドだ」

「このエンドフェイズ、墓地の【六花のひとひら】を復活させる」

 

 5ターン目終了

 桜雪 花衣 残りライフ1500

 手札:1墓地:5除外:1 デッキ:28

 

 □□□□□

 ⑨⑩⑪⑫⑬

 ⑭

 □□□□□ □□①□□ ⑤

 □⑦□⑧□ □②③④□

 

 星空彼方 残りライフ:600

 手札:0墓地:9除外:0デッキ:33

 

 遊城十代 残りライフ:8000

 手札:1 墓地:6 除外:5 デッキ:23

 

 ①:(エタニティ)HERO ユニバース・ネオス

 ②:フェイバリット・ヒーロー

 ③④:伏せカード

 ⑤:ネオスペース

 

 

 ⑦:銀河百式

 ⑧:伏せカード

 

 ⑨:六花のひとひら

 ⑩:六花聖痕カンザシ

 ⑪:六花精華 カイリ

 ⑫:六花聖痕 ティアドロップ

 ⑬:六花の精痕 ひとひら

 ⑭:六花聖華 ティアドロップ

 

 

 

「俺のターン、ドロー」

「この瞬間、罠発動【立ちはだかる強敵】!」

 

 俺の最後の伏せカードはこのカードだった。

 

「俺は【ユニバース・ネオス】を対象にとる。これで君は【ユニバース・ネオス】にしか攻撃はできない!」

「上手い! これでモンスターがいないお前には攻撃できないな」

 

 ニカッと十代さんは不敵に笑い、このターンで俺の負けはなくなった。

 

【立ちはだかる強敵】のような攻撃を強制された時、対象になったモンスターがいなければ、対象がいなくなった事により戦闘は行えない。

 

 しかも【ユニバース・ネオス】は【フェイバリット・ヒーロー】と【ネオスペース】によって攻撃力が6500になっている。

 

 純粋に高い攻撃力は厄介だが、花衣君の目は相変わらず虚ろであり、脅威とも見ていなかった。

 

「……なら終わらせよう。このカードで、お前達の全てを葬ってやる!」

 

 ドローしたカードが突然輝き始め、フィールドには氷の花畑が咲き誇る。

 黒く、美しく輝く氷の花畑だった。

 花の種類はプリムラ、シクラメン、ボタン、エリカ、スノードロップ、ヘルボルス……六花精のモンスターだけじゃなく、レイ、バラ、アザレア、カメリア……閃刀姫に関するものも咲いていた。

 

「深淵を呑み込む闇から生まれし全てを飲み込む漆黒の花々よ! 今こそ、秘めたる想いを咲き誇り、祝福せよ! 【RUM-六花χ花(ランクアップマジック-りっかかいか)】!」

「RUM!?」

 

 花衣君のフィールドに存在したモンスターは全て花畑に包み込まれ、一つの黒い蕾が地中から生えた。

 

 蕾からは黒い氷が吐き出されるとともに、蕾を打ち払いながら現れたのは、花の衣を身にまとったモンスターだった。

 

「……花衣?」

 

 氷の壁の向こうにいる焔君は、俺と同じ言葉を放った。

 

 そう、間違いなくあれは花衣君だった。だが、本人ではない。なぜなら花衣君自身はあのモンスターの後ろにいるからだ。

 

「これが深淵の愛のカタチ! 想いの花々の衣を纏いし究極の愛! 【六花影縛(りっかせいえい)アエテルヌム・カイ】」

 

 六花影縛(りっかせいえい)アエテルヌム・カイ

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「なんだこのモンスターは……!?」

「レベルも攻撃力も何もかも分からなんて……」

「闇は見据え、見通すことは出来ない。それがたとえ全てを滅ぼす光であってもな」

(……いや、見通すことは出来なくても、効果を間近で感じることは出来るはずだ)

 

 このデュエル……俺の負けは必須だ。だが、焔君たちの為に1ターン、いや1秒でも長くこのデュエルを続けさせる! 

 

「【アエテルヌム・カイ】の効果発動。墓地の【六花】モンスターをこのモンスターのX素材にする。【六花聖痕カンザシ】をX素材にする。そしてこの効果は、モンスターをリリースする度に発動できる」

「X素材を補充する効果か……」

「俺は【六花のひとひら】と【六花の精痕ひとひら】をリリースし、墓地から【六花精痕スノードロップ】と【六花の精痕ヘレボラス】をX素材にする」

 

 アエテルヌム・カイの周りにカンザシ、スノードロップ、ヘレボラスが浮遊し、3人はアエテルヌム・カイの中に取り込むと、カンザシの和服と髪飾りがアエテルヌム・カイに身にまとう。

 

「更に効果発動。X素材を一つ取り除き、このカードのX素材になっているモンスターのX素材を使った効果を発動する。俺は【六花聖痕ティアドロップ】の効果を使う……が、その前に」

 

 すると突然、十代さんの伏せカードが突然リリースされてしまい、X素材は減らなかった。

 

「なっ、どういうことだ!?」

「【アエテルヌム・カイ】は【ティアドロップ】の効果を発動できる。俺は【EƎ HERO ユニバース・ネオス】をリリース……だが」

「EƎ HERO ユニバース・ネオス】は、お前のカード効果を受けない」

「だが、カードがリリースされた事により【アエテルヌム・カイ】の効果発動。このカードのX素材の数分、600ポイントのダメージを与える」

「それってティアドロップの効果じゃねぇか!」

 

 どう言う事だ……? 同じモンスター効果があるって言うのか? いやそれは有り得ない。

 

 さっきの効果でティアドロップの効果を受け継いだからその効果も使えるという事だろうか。

 いや違う。さっきの効果は、『X素材を使う効果を発動する』効果だ。

 

 このバーンダメージはX素材を使っていない。

 

「……まさかっ」

 

 ストレナエの効果から感じていた効果の多さ……そして、アエテルヌム・カイがティアドロップと同じ効果を使うその理由は……。

 

「そうか、そういう事だったのか……!!」

 

 六花精痕と効果はもう1つあった。

 それを焔君に伝えなければと後ろに振り返り、声を出す。

 

「焔君! 六花精痕にはもう1つの……」

「終わりだ、【アエテルヌム・カイ】のX素材は4つ。2400のダメージでお前は負ける」

「あぁ、だろうな……」

 

 ここで負けはするが、希望は残せた。

 恐怖はもう、なかった。

 

 不意に笑みが漏れる。

 それは諦めではなく、どこか安堵に似た微笑だった。

 

 その瞬間──アエテルヌム・カイの背後から、黒き剣群が音もなく浮かび上がる。

 

 深淵の闇が形を成し、意思すら宿しているかのように俺へとその刃を向けていた。

 

「終わりだ」

 

 花衣君の声は、静かで、どこか苦しげで……けれど、抗いようのない決意を帯びていた。

 それでも、俺は──目を逸らさなかった。

 

「……だが、まだ次がある」

 

 焔君がいる。十代さんも、ネオスも。

 そして、まだ花衣君の中にも……微かに、光が残っている。

 

 例え俺のターンが終わっても、物語は終わらない。

 それを信じるだけの理由が、このデュエルにはあった。

 

「焔君……あとは頼んだぞ」

 

 呟いたその時、全ての剣が一斉に放たれる。

 

 ──漆黒の閃光が、俺の体を貫いた。

 

 視界が白く塗り潰されていく中で、誰かの声が遠くで響いていた。

 

「彼方ああああああああああ!!」

 

 その叫びが聞こえたことが、最後の希望になった。

 




新規カード紹介

ビックバン・フュージョン 通常魔法
このカードの発動処理として、自分フィールドのモンスターを全て破壊する。その後、破壊したモンスターと同じ数まで、相手フィールドのカードを破壊する。

①:自分の手札・フィールド・墓地から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを持ち主のデッキに戻し、融合モンスターをEXデッキから特殊召喚する。



EƎ HERO ユニバース・ネオス(エタニティヒーロー)
Lv11/光属性/戦士族/ATK3500/DEF2500

【E HEROネオス】+レベル10以上の闇属性【HERO】モンスター
このカードはルール上【E HERO】または【E-HERO】モンスターとして扱い、【フュージョン】カードの効果のみで特殊召喚出来る。

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか発動できない。

①:自分・相手メインフェイズに、EXデッキから【E HERO ネオス】を融合素材に含むモンスターを相手に見せる。その後、【E HERO ネオス】以外のモンスターをデッキから見せたモンスターの融合素材にとなるモンスターを除外し、見せたモンスターの特殊召喚時効果を発動し、そのモンスターの効果を得る。

②:このカードは相手のカード効果を受けない。

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