六花テーマを作って愛用したらそのまま俺への愛が重くなった件について   作:白だし茶漬け

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えー……約3ヶ月大変お待たせ致しました……サボりの白だし茶漬けです。
この度は長期のこの小説の更新が遅くなってしまい大変申し訳ありません。
もう1つの小説の方を優先してしまい、こちらの方の更新が遅れてしまった事を謝罪します。

相変わらず効果の処理やら可笑しい点があると思いますが、皆さんのご愛読の方、よろしくお願いいたします。

ここで話しますが、少しこのタッグデュエルのルールについて後書きについて書いてますので、気になった方はどうぞご覧になり、ご指摘があればメッセージ等で言ってください。


黄金に狂わされた男

いよいよ『ロマンス・タッグデュエル』の1回戦目が始まった。

初戦の相手は、まさかの見下であり、俺のデッキを盗んだ奴だ。デュエルの腕はどれほどなのかは未知数なので気を引き締める。

 

『ターンシャッフルスタート デュエルスタンバイ』

 

デュエルディスクから機械音声が流れ、タッグデュエルのターンをシャッフルしていた。

ディスクの液晶画面に映し出された順番は、1番花音、2番が真心という女性……恐らくは見下しのパートナーだろう。3番が俺で、最後が見下だ。

何だかレディファーストと思わせるような順番だな……

順番が確定し、画面に全員のライフ等が表示された。

 

桜雪花衣 残りLP4000 咲初花音 残りLP4000

 

見下 正金(みくだし まさかね) 残りLP4000 真心 奈実(ましん なみ) 残りLP4000

 

取り敢えず順番が確定した為、お互いにデッキからカードを五枚引く。

 

「わ…私が1番最初で良いんですかね…? 」

 

花音が不安そうにこちらを見ているが、俺だってタッグデュエルは初めてだ。申し訳ないがアドバイスは出来ない。と言うかアドバイス出来るほどの腕は無い。

俺が出来るのは、せいぜい受け入れろと言わんばかりの苦笑いをする事だけだ。

 

「ま、まぁ取り敢えずいつも通りにしたら? 」

 

「で、では行きます!私のターンです、私は永続魔法"アロマージガーデニング"を表側表示で置き、その後"アロマージ・ジャスミン"ちゃんを召喚!"アロマージガーデニング"の効果で、私はライフを回復します 」

 

咲初花音 残りLP4000▹▸5000

 

初期ライフが4000なので、このライフ回復は大きい筈だ。更にライフを回復したって事は……

 

「ライフが回復した事で"アロマージジャスミン"ちゃんの効果により、私はカードを1枚ドローします 」

 

タッグデュエルのルールにより、1周目は全員ドロー出来ないのだが、花音はその制限を飛び越え、大きなアドバンテージを得た。

 

このタッグルールではアロマの効果"自分のライフが相手よりも上回った"効果は、自分とタッグのライフの合計を競う。

俺と花音のライフ合計は9000。相手は8000なので、"ジャスミン"の効果で召喚権が追加されてもう一度モンスターを召喚出来る。

 

「やった……!私は"ローンファイア・ブロッサム"をジャスミンちゃんの効果でもう一度通常召喚し、リリースします 」

 

さらばローンファイア・ブロッサム……すぐ様リリースされた奴はフィールド上に登場した直後に光となって消えてしまった。

 

「効果により、私は"光の王・マルデル"さんを守備表示で特殊召喚し、効果によりデッキから植物族モンスター"スポーア"を手札に加えます 」

 

光の王マルデル レベル9/植物族/ATK2400/DEF2400

 

さっき花音が手札に加えたカードは確かチューナーモンスターだったはずだ。

次のターンでシンクロ召喚を狙っているのだろうか?

「私はカードを2枚伏せて、ターンエンドです 」

 

花音のターンが終了し、次は見下のパートナーである、真心の番だ。一体どんな戦法を繰り出してくるのだろうか……

 

「わ……私のターン……相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターがいない為、私は"サイバードラゴン"を特殊召喚します…… 」

 

サイバードラゴン!?なんかおどおどした性格では考えられないようなモンスターが出てきたな……

しかも今回のルールはライフは4000……ここでサイバーエンドドラゴンやら出てきたらワンパンされること間違いなしだ。

 

だが1巡目の先行までは攻撃は出来ないため、1ターン目からやられる事が無いことは救いだ。

 

「さ、更に私は"サイバー・ドラゴン・ドライ"を通常召喚します。そして召喚成功時"サイバードラゴン"のレベルを5に出来ます。これにより私のモンスターは全てレベル5になります…… 」

 

「あれ?"サイバードラゴン"は一体だけなのに、どうして全てのモンスターがレベル5になるのですか?そっちのモンスターは"サイバードラゴンドライ"なのに…… 」

 

確かに表記上はそうだが。確かサイバーデッキのモンスターには共通効果があったはずだ。

それを説明しようとしたが、使い手である真心が説明してくれた。

 

「あ……ドライは……と言うより"サイバー"モンスターはフィールド上か墓地にある時は"サイバードラゴン"として扱う事が出来るのです。ですから、ドライも"サイバードラゴン"として扱うので、自身の効果でレベルを5にする事が出来るのですよ…… 」

 

「あ、そうだったのですね。ご丁寧にありがとうございます 」

 

花音は礼儀正しくお辞儀をすると、真心が驚いたような表情を浮かべた。

 

「め……滅相もごさいません!花音様にそのように頭を下げる事は無いのですよ!早く顔をあげてください……! 」

 

驚いていると言うよりは……なんだかかなり焦っている様な印象だ。花音はそれを不思議と思いながら顔を上げると、真心はホッと安堵したような息を漏らしていた。

 

すると、何故か見下が真心に対して怒りの表情を浮かべていた。

 

「全くだ……お前ごときが花音さんに頭を下げられるなんてな…… 」

 

「っ……すみませんすみませんすみません……! 」

 

今度は真心が見下に対して何度も何度も頭を下げた。

別に謝る事でもなんでもないのに、あのような光景を見せられては良い気はしない。

 

「おい、お前のパートナーなんだろ?そんな態度はやめたらどうなんだ 」

 

「パートナー?こいつはただの数合わせだよ。このタッグマッチは男女のペアしか組めないからなぁ……そんな時こいつがせがんで来たんだよ。」

 

「どういう事だ? 」

 

「僕の会社の下請けにこいつの父親が経営会社がある。みすぼらしい会社だが技術が確かだから買ってはいるが……経営難でな。会社との繋がりを切ろうとしたその時に……娘のこいつが来たんだ。『何とかお願いしますとな』」

 

そう言って見下は嘲笑う……いや、まるで楽しんでいるかのように話した。俯くあの子をまるで見世物のように見ていたその目見た俺は、酷く落胆した。花音もそうだ、信じられないと言った顔をしながら、見下から離れるように一歩後ろに下がった。

そんな中でも見下は嬉々として話した。

 

「そこで思いついたんだ。この大会に出で結果を出せば考えてやる……とな。そして、今に至るって訳だ。僕はチャンスを与えたんだ。光栄だろ? 」

 

「は、はい……ありがとうございます…… 」

 

見下の言葉に何故か引っ掛かりを覚えていた。「考えてやる」……もしかしたら、勝っても負けても結果は変わらないのかもしれないという疑惑が浮かび、そう考えると無性に腹が立つ。手札を掴む指の力が強くなり、暴れ出す怒りを抑えるようにした。

 

「はぁ……無駄話したな。おい、さっさとしろ」

 

「は、はい……!私はレベル5の"サイバードラゴン"と"ドライ"で、オーバーレイ……! 」

 

焦った真心は直ぐにデュエルへ戻り、2体のモンスターをオーバーレイする。

2体のモンスターは生み出された光となって黒い宇宙のような穴に飛び込み、その中から新たなモンスターか生まれた。

 

「私はランク5"サイバードラゴンノヴァ"を召喚します! 」

 

サイバードラゴンノヴァ

ランク5/ATK2100/DEF1600

 

機械音声で作られた龍の咆哮が響き、ソリッドビジョンによってその迫力が体全体で感じられた。

 

「まだ終わりません……私はこのモンスターを素材に、新たなモンスターを召喚します 」

 

真心がエクストラデッキから1枚のカードを取り出し、それをサイバードラゴンノヴァの上に重ねた瞬間、サイバードラゴンノヴァが唸りを上げ、自身の体を変形させた。

巨体がさらに大きくなり翼の羽が展開され、さらに雄々しくなった。

 

「ランク6"サイバードラゴンインフィニティ"を特殊召喚します! 」

 

サイバードラゴンインフィニティ

ランク6 ATK2100DEF1600

 

ですよね〜そう来ますよね……しかもあいつの効果って確か……

 

「"サイバードラゴンインフィニティ"の効果、フィールドにいるモンスター一体を対象にし、そのモンスターをエクシーズ素材にします。わたしは……"アロマージジャスミン"を指定します 」

 

インフィニティの体が開き、内部から無数の機械で出来た触手をジャスミンに絡ませた。

触手に体を拘束され、そのままインフィニティの中に連れていかれてしまった。

 

「あぁ!ジャスミンちゃんが!! 」

 

花音がジャスミンに手を伸ばすが、無惨にもジャスミンはインフィニティの内部に取り込まれてしまい、内部から光となってインフィニティの周りに漂った。

周りからはなんとも感じられないこの光景だが、精霊と会話でき、触れ合う事が出来る俺と花音にとっては、かなりキツい光景だ。

 

勿論ホログラム上の演出だって花音だって分かっている。花音はそれ以上何も言わず、顔を俯かせていた。

 

「ジャスミンちゃん…… 」

 

「花音……大丈夫? 」

 

「大丈夫です。大丈夫です、これはホログラムなのですから……現実じゃ……無いのですから 」

 

強がっているのが声の震えでバレバレだった。

多分、俺でもああなる……

 

「え…と、私はこれでターンエンドです。あ、インフィニティはエクシーズ素材によって攻撃力が200アップするので、今の攻撃力は2900になっています……」

 

今のインフィニティのエクシーズ素材は、サイバードラゴン、サイバードラゴンドライ、サイバードラゴンノヴァ、そしてアロマージジャスミンの計4枚で攻撃力は800ポイントアップしている。

 

しかも、インフィニティは1ターンに1度、カード効果を無効にして破壊する効果も持っている。先行制圧はされてるにはされており、このまま放置するのは得策では無い。

 

次は俺のターン……ここでインフィニティをどうにかしたいのだが……

 

『花衣さん、ここは私に任せてください! 』

 

するとレイが後ろから自信満々に声をかけてきた。しかし手札にはレイのカードおろか、ほとんどが魔法カードと言うとんでもない手札事故が起きている。

 

これでどうやって戦えばいいんだと叫びたくなる運の悪さだ。

思わず顔を強ばらせる。

 

『大丈夫、信じて 』

 

ロゼは俺の目をじっと見つめていた。ロゼの紅い瞳を見ていると、不思議と何故か懐かしい感じが体の内側から湧き上がるような気持ちになった。

前にも、こんな風な事があったのかな……俺はロゼの目を信じてみた。

 

「よし……お前達の力借りるぞ!俺は手札から永続魔法"閃刀機構マルチロール"を表側で設置! 」

 

このカードはまだ効果を発動していない為、サイバードラゴンインフィニティの効果では無効化されず破壊されない。

 

「更に手札から魔法カード"閃刀術式ーアフターバーナー"を発動!相手モンスターを一体対象に、そのモンスターを破壊する!狙いは勿論、"サイバードラゴンインフィニティ"だ! 」

 

発動したカードがフィールドに表示され、ホログラムに投影された"閃刀姫カガリ"が赤い炎を纏い、サイバードラゴンインフィニティに突撃した。

 

「させません!インフィニティのオーバーレイユニットを使い、その魔法カードの効果を無効にします 」

 

しかし、インフィニティの効果によってそれは無効にされた。インフィニティが口から青い炎を吐き、炎諸共カガリを焼き尽くした。だがこれで良い。これでインフィニティの効果はこのターン使えなくなった為、俺の好き勝手が出来るようになる。

 

俺が最初に出した魔法カード"閃刀機構マルチロール"には【このターン、自分の魔法カードの発動に対して相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない】というテキストがあるが、これはチェーンブロックされる……つまり、インフィニティの効果で無効にされる事が出来る。

しかも俺の手札は半ば事故に近い為、手札や墓地を整えるには、このカードを使いたかったのだ。

 

「俺はカードを1枚伏せてから、フィールド魔法"閃刀空域ーエリアゼロ"を設置する 」

 

フィールドカードゾーンにカードをセットすると、当たり一面に赤い線が張り巡らせた。赤い線は観客達がいる所まで延びていき、線はまるで巨大な立方体を型どるような空間を作り出した。

 

「そして、エリアゼロの効果発動。自分フィールドにあるカードを1枚対象を取ったあと、デッキから三枚めくり、"閃刀"カードがあればその中から1枚手札に加える事が出来る 」

 

俺が最初に対象に取るのは先程伏せたカードだ。対象のカードにエリアゼロが反応し、フィールドに映し出されたカードにロックオンマーカーが投影された。

 

俺はデッキから三枚めくると、"閃刀姫レイ"、"閃刀姫ロゼ"、"閃刀機構エンゲージ"、がめくられた。

 

「よし、俺は"閃刀姫レイ"を手札に加える。この瞬間、エリアゼロの効果で対象にとったカードは墓地に送られる 」

 

レイを手札に加えた後、エリアゼロでロックオンされたカードは墓地に送られた。

俺が対象にした伏せカードは"閃刀機ウィンドアンカー"だ。

ウィンドアンカーが墓地に送られ、これで俺の手札は2枚になった。

 

「俺は"閃刀姫レイ"を召喚! 」

 

『待ってましたよ! 』

 

レイの声が上空のマルチロールのサークルから聞こえ、颯爽とそのサークルからフィールドへと着地し、登場した。

 

閃刀姫レイ

レベル4/ATK1500/DEF1500

 

「更に俺は、レイを素材にリンク召喚!召喚条件は火属性以外の閃刀姫モンスター1体! 」

エクストラデッキから1枚のカードを取り出すのと同時に、フィールドのレイの制服が光となって消え、閃刀モードのスーツへと変わった。

そして、マルチロールのサークルから赤い装甲がレイの周りへと浮遊し、装着の準備を進めていた。

 

「俺は"閃刀姫-カガリ"をリンク召喚! 」

 

エクストラモンスターゾーンにカガリを置き、レイはカガリの装甲を身にまとった。背中の剣が炎へと変わり、ホログラムでなければこの一体を焼き付くしていたかもしれいない炎を吐き出していた。

 

閃刀姫-カガリ

LINK1/ATK1500

 

「攻撃力1500?そんな攻撃力でどうするんだぁ? 」

 

見下がこれみよがしに煽ってくるが……俺は不敵に笑みを返した。

 

「攻撃力ばかりが全てじゃないぞ。カガリのモンスター効果発動!このカードを特殊召喚したターン、墓地にある"閃刀"と名のつく魔法カードを1枚手札に加える 」

 

「……まさか!」

 

「ちょっと強引な手だけどな。もっといい手があると思うけど、これしか思いつかなくて……俺は墓地からアフターバーナーを手札に加えて、これを発動する 」

 

自分でもかなり強引な手だが、インフィニティを破壊できる手はこれしか思いつかなった。

もう一度アフターバーナーを発動し、カガリが剣を構えた。

背中の炎が更に燃え盛り、カガリはそのままインフィニティに突撃をかけた。

 

インフィニティのモンスター効果は1ターンに1度しか使えない。もう効果を使えないインフィニティはそのままカガリの炎に包まれ、消え去った。

 

『やった!やりましたよ花衣さん! 』

 

カガリ…いや、レイがブイサインでこちらに笑顔を向けてきた。他の人達に悟られないように、俺は微笑みだけで返事をした。

それで充分だったのか、レイは嬉しそうな表情で前を向いた。

 

「俺はカガリを素材に再度リンク召喚を行う。召喚条件は、水属性以外の閃刀姫モンスター1体だ 」

 

ちょっと勿体ないが……俺には六花やまだ頼れる仲間がいる。俺はエクストラデッキから"閃刀姫-シズク"を取り出し、エクストラモンスターゾーンに設置した。

勿論、カガリは墓地に送った。

 

フィールドのレイは装甲をカガリからシズクに変え、盾を地面に突き刺して前方に電磁バリアを展開した。

 

「更に、俺は永続魔法"水舞台"を発動。これにより、俺と花音の水属性モンスターは水属性モンスター以外の戦闘では破壊されない 」

 

このタッグデュエルは、相方のフィールドは自分兼相手フィールドしても扱う。

この場合、俺の水舞台は花音のフィールドにも影響するが……花音の場には光属性のマルデルしかいない。

次は見下のターンだが、俺が警戒しているのは真心のターンだ。

 

タッグデュエルでは1巡目の後半からバトルフェイズが始まる事が出来、真心のデッキは超火力のサイバードラゴンデッキだ。

花音には水属性モンスターで守備表示にさせておけば、破壊されずにダメージも受けない。

まぁ……サイバーエンドとか来ればどうしようもないのだが……

 

「俺はこれでターンエンドだ。そして、エンドフェイズ時に俺はシズクとマルチロールの効果を発動する。まずは"閃刀姫シズク"の効果からだ 」

 

ディスクにチェーンの設定が映し出され、俺は順番に処理を行う。……こんな機能もあるのかと感心しながら、まずはシズクの効果から発動する。

 

「"閃刀姫シズク"は特殊召喚されたターンのエンドフェイズ時に墓地には存在しない閃刀"魔法カードをデッキから1枚手手札に加える 」

 

俺が墓地にある魔法カードはアフターバーナーとエリアゼロの効果で墓地に送ったウィンドアンカーの2枚だ。

さて……どうしようか。手札は無いし、どうにかして手札も補充したいし、墓地だって肥やしたい。

悩みどころだ……

 

「よし、俺は"閃刀術式ーベクターブラスト"を手札に加える 」

 

俺が選んだのは墓地肥やしだ。これで俺の手札にはベクターブラストだけとなった。

 

「そして、マルチロールの効果だ。このターン、墓地送られた閃刀魔法カード全てセットする事が出来る 」

 

墓地から2枚の魔法カードをセットし、ようやく俺のターンは終了した。

俺がセットしたのはアフターバーナーとウィンドアンカーだ。これで多少の妨害行為にはなるだろう。

 

「ようやく僕のターンか……待たせてくれる。僕は魔法カード"名推理"を発動。さぁ花音さん、1〜12の数を言ってください 」

 

「え?か、花衣さん。どう言う事ですか?」

 

「"名推理"は相手に1〜12のレベルのどれかを宣言して、その後デッキからモンスターカードを出るまで墓地に送り続けるカードだ。宣言が当たったら、出たモンスターは墓地送られ、違ったら特殊召喚されるカードだ 」

 

「じ、しゃあ……頑張って当てないと! 」

 

花音はレベルを当てようとしてるが、この場合あいつの目的は単なる墓地肥やしだ。当てようと当てまいとそれほど影響は無いだろう。

となるとあいつのデッキは……炎山と同じアンデッド系か何かだろうか。

 

「え〜と……じゃあ、レベル12です! 」

 

花音は悩んだ末レベル12と宣言し、見下はカードを1枚ずつ墓地へ送った。

次々と魔法・罠カードが墓地へ送られ、10枚目でようやくモンスターカードがでてきた。

モンスターの名は……"黄金郷エルドリッチ"。

 

「残念!これはレベル10……よってこれを特殊召喚!」

 

フィールドの1部が黄金色に輝き、光と共にエルドリッチが傲慢な目つきでフィールドに登場した。

 

黄金郷エルドリッチ レベル10 ATK2500 DEF2800

 

「そして僕は墓地にあるエルドリッチの魔法・罠カードを1枚ずつ除外し、デッキからカードを罠を2枚伏せ、カードを3枚伏せてターンエンド 」

 

見下は特に何もせずにターンを終えた。いきなり5枚の伏せカードに不気味さを感じながら、ようやく一巡目を終えた。

 

 

 

1ターン終了

 

花音:フィールド:光の王マルデル(守備表示)

伏せカード2枚

永続魔法:アロマージガーデニング

手札2枚

 

花衣:エクストラモンスターゾーン:閃刀姫シズク

永続魔法:水舞台 閃刀機工マルチロール

フィールド魔法:閃刀空域エリアゼロ

伏せカード 閃刀術式 アフターバーナー 閃刀機ウィンドアンカー

手札1枚

 

真心:フィールド、伏せカード無し 手札3枚

 

見下:フィールド 黄金郷エルドリッチ

伏せカード 5枚

手札2枚

 

 

 

状況的には若干こっちが有利だが、花音が先行なので攻撃出来ない。この中で一番最初に攻撃出るのは真心だ。

しかもデッキは高火力のサイバーデッキなので、どうにかして妨害しなければならない。

 

「私のターン、ドローです! 」

 

花音がどう言った展開を考えてる中、その考えを断ち切るように見下はニヤリと不敵な笑みを零した。

 

「永続罠発動!"王宮の勅命!"このカードがある限りフィールドにある魔法カードの効果を無効にする! 」

 

「なっ……!? 」

 

あのカード……俺の閃刀姫にとっては天敵見たいなカードじゃないか……!

これにより、俺の伏せている魔法カードと"水舞台"、花音の"アロマガーデニング"は発動は出来るが効果が無効にされているので、何も意味が無い。

 

「それでも、何も出来ない事はありません!私はセットした永続罠"恵の風"を発動します!手札のスポーアちゃんを墓地に送ることで、私はライフを500回復します 」

 

咲初花音 残りライフ 5000→5500

 

よし、王宮の勅命は魔法カードしか効果を発揮しない。しかもあれはライフ回復カードでもある為、まだデッキは機能しているはずだ。情けないが、今の所は花音に頼るしかない。

 

「私は手札にあるもう1枚の"アロマージ・ジャスミン"ちゃんを通常召喚し、更にライフが相手よりも上回っているので私は手札から"ナチュル・パイナポー"をもう一度通常召喚します! そして墓地にいる"スポーア"ちゃんの効果発動!墓地にいるジャスミンちゃんを除外して、除外したジャスミンちゃんのレベルを足して特殊召喚します! 」

 

ナチュル・パイナポーのレベルは2、ジャスミンは2、スポーアは3、レベルの合計は7だ。一体どんなモンスターをシンクロ召喚するつもりだ?

 

「私はこの三体のモンスターでシンクロ召喚します! 」

 

シンクロ召喚の声と共に、フィールドの三体のモンスターが飛び立ち、チューナーであるスポーアはレベルの数分の光の輪を作り出し、パイナポーとジャスミンはその輪をくぐると、光となった。

 

「私はレベル7、" 月華竜 ブラック・ローズ"をシンクロ召喚! 」

 

月華竜ブラックローズ ATK2400 DEF1800

 

光の向こうからバラの花弁を纏った龍が降臨し、ブラックローズが羽を広げると、バラの花弁が当たりを優雅に舞った。その優雅さと美しさに観客達は魅了された。

 

「おぉ、何と美しい……! 」

 

「流石咲初家の娘、美しいカードを使う…… 」

 

確か、花音にお似合いと言えばお似合いのカードだった。しかし当の本人は恐縮のあまりに恥ずかしがっていた。

 

「は、恥ずかしいですね……コホン……げ、"月華竜ブラックローズ"が召喚した時、相手のレベル5以上のモンスターを手札に戻します!勿論、対象は"黄金郷エルドリッチ"! 」

 

ブラックローズが大きくバラの翼を広げると、バラの花弁の嵐がエルドリッチに襲いかかった。これでエルドリッチを手札に戻せば、見下のフィールドはがら空きになる!

 

「おっと、これを発動するのを忘れていた。永続罠"スキルドレイン"を発動 」

 

だが、バラの嵐はエルドリッチの手前で散ってしまい、エルドリッチは無傷でフィールドに戻った。

 

「残念でしたね〜花音さん。このカードが存在する限り、フィールド上のモンスターの効果は全て無効になります。よって、貴方のモンスターの効果は無効です 」

「そんな…… 」

 

「ですが、僕はコストとして1000ポイントのライフを失います」

 

見下 正金 残りライフ4000→3000

 

ブラックローズの効果が不発になったのは残念だが、それ以上に俺は真心の反応が気になった。どこか困ってるように、見下の事を見ていた。

……まさか、そのカードを使う事を知らされていないのか?だとしたら、スキルドレインの影響は予想よりも大きいのかもしれない

 

「うぅ……私はカードを1枚伏せて、ターンエンドです 」

 

効果は不発したが、初期ライフ4000で1000のダメージは大きい。更に王宮の勅命の維持コストもあるから、見下の負担は大きいはずだ…!

 

「私のターン……ドロー 」

 

真心のドローフェイズが終わり、スタンバイフェイズに突入した事により、見下の"王宮の勅命"の維持コストが発生した。見下は維持コストを払い、"王宮の勅命"をフィールドに出し続けた。

 

見下生金 残りライフ 3000→2300

 

「ちっ……これ以上は流石に厳しいな……おい、一気にケリをつけろ。良いな 」

 

「で、ですが……見下様の"スキルドレイン"と"王宮の勅命"のせいで私のモンスターの効果も魔法も…… 」

 

「は?お前のモンスターは攻撃力が高いんだからどうにかしろ。お前の父親の会社がどうなっても良いのか?ん

 

「っ…… 」

 

と言っても、サイバードラゴンのデッキも僅かながら魔法カードに依存するデッキだ……真心は動きたくとも動けず、"サイバー・ドラゴン・ドライ"を召喚し、カードを2枚伏せただけでターンを終えた。

 

「俺のターンだ。ドロー、……スタンバイフェイズに入るが、"王宮の勅命"の維持コストはどうする 」

 

「払うさ、庶民が僕に指図するな 」

 

見下正金 残りライフ 2300→1400

 

これであと1回分しか"王宮の勅命"を維持することが出来なくなった。次のあいつのターンになれば、あいつの残りライフポイントは700になり、"王宮の勅命"の維持コストが払え無くなるので、"王宮の勅命"は破壊される。

ここで何とかして耐えるか、ライフを700以下まで下げれば良いのだが……

 

「そろそろか……罠発動!"黄金の征服王"!自分の場に"エルドリッチ"モンスターがいる場合、僕墓地から魔法・罠カードを3枚デッキに戻し、相手のライフポイントの半分を奪う!当然対象は……花音さんのライフだ! 」

 

花音のライフは5500……その半分は2750だ。ここに来てライフ回復が裏目に出てしまった。

 

咲初花音 残りライフ5500→2750

 

見下正金 残りライフ1400→4150

 

しかもライフの合計も逆転された……これは不味いな……今のこの手札では、状況を打開する事は無理だ。

だが……今は1人でデュエルをしているのでは無い。

俺はパートナーである花音の顔を見た。

 

「花衣さん、私も頑張りますからね! 」

 

笑顔のガッツポーズの花音を見たら、不思議と心が軽くなった。張り詰めた感情が柔らかく解きほぐされるようでもあった。

 

『むぅ……私達もいますからね! 』

 

ヤキモチなのか、ティアドロップとレイもこれ見よがしに自分の存在をアピールしてきた。

 

「分かっているよ。よーし……やるか! 」

 

「はい!私は罠カード"砂塵の大竜巻"を発動!相手の魔法・罠カードを1枚破壊します!私が選ぶのは……"スキルドレイン"です! 」

 

「なんだとっ!? 」

 

これはまた意外なカードの登場により、見下のスキルドレインは破壊された。予想もしなかったカードが出てきて内心驚きつつも、助かった。

 

「花音……よくそんなカードをデッキに入れていたな…… 」

 

「べ、便利そうだな〜って思って……あ、砂塵の大竜巻の効果により、私は手札から伏せカードをセットします 」

 

そ、そう……でも何がともあれ何とかこれで細い光だが勝ち筋が見えてきた。

ほんの一時、ほんの悪あがきだけかもしれないが、やれることはやっておく。

 

「俺は手札から"六花のひとひら"を通常召喚! 」

 

先程ドローしたひとひらをフィールドに出し、"スキルドレイン"が無くなった為、ひとひらの効果は問題なく使える。

 

「ひとひらの効果発動!自分のデッキから六花モンスターを手札か墓地に送る。俺は"六花聖スノードロップ"を手札に加える! 」

 

よし……だが、ここで初期手札にあったボタンを出せば、ランク6か8のエクシーズモンスターを出せるが、俺が出したいモンスターはレベル6のモンスターが3体必要だが……

 

「花音、お前のモンスターを使わせてもらうよ! 」

 

「はい!どうぞ使ってください! 」

 

「よし、俺は手札のスノードロップの効果により、ひとひらをリリースし、手札にある他の植物族モンスターを特殊召喚する。俺はスノードロップとボタンを特殊召喚! 」

 

ひとひらが1つの白い花の蕾ひ姿を変え、ゆっくりと花が開き、花の中からスノードロップとボタンがフィールドに降り立った。

 

「ボタンの召喚時効果!俺はデッキから"六花"と名のつく魔法・罠カードを1枚手札に加える!頼むぞボタン! 」

 

『まっかせるネー! 』

 

ボタンが氷の傘を天に掲げ、その傘先から一筋の青い光が俺のデッキに触れる。それに反応するようにデュエルディスクのディスプレイが俺のデッキにある六花魔法・罠カードを表示した。

 

「俺が選ぶのは……"六花深々"! 」

 

これで今後は多少凌げる筈だ……だが、今これの出番は無い。

 

「次はスノードロップの効果!スノードロップ自身を対象にし、自分フィールドのモンスターのレベルを対象のモンスターと同じにする!対象にしたスノードロップのレベルは8、これでボタンのレベルは8となる! 」

「レベル8のモンスターが……2体! 」

 

「さぁ反撃だ!俺はレベル8のスノードロップと、レベル8になったボタンでオーバーレイ! 」

 

フィールドに宇宙のような光の穴が空き、スノードロップとボタンは光となってその穴に飛び込んだ。2人が飛び込んだのと同時に爆風の無い爆発が起こり、その中心から無数の花びらと六花模様の雪が降り注いだ。

 

その美しい光景に観客達は目を奪われ、これから出る氷模様のドレスを纏った美しい女性を讃え、降臨に祝福した。

 

「来い!"六花聖ティアドロップ"! 」

 

デュエルディスクにティアドロップのカードを設置すると、上空からゆっくりとティアドロップが俺の下に降りてきたので、俺は思わず手を伸ばした。

 

ティアドロップが目の前にいるが、これはホログラムだ。

レイと戦ったあの時とは違う。その筈なのに、まるで触れ合っているかのようにティアドロップと手を合わせ、ティアドロップは俺の手をとって着地し、フィールドに歩いた。

 

『……まさか貴方と一緒のフィールドに居ることになるなんて思いませんでした 』

 

『私もですよ。ですが今は花衣様のフィールド上です。今は休戦といきましょう 』

 

同じフィールドにいるティアドロップとレイだが、不穏な空気を帯びながらも喧嘩はしない様子だった。

……ちょっと安心した。

 

『さぁ、お指示を下さい。花衣様! 』

 

「え?お、俺はティアドロップの効果発動!オーバーレイユニットをひとつ取り除き、フィールド上のモンスターを一体リリースする!リリースするのは"黄金郷エルドリッチ"だ! 」

 

ティアドロップが花のブーケを空に投げると、ブーケの花々が氷の槍に変わり、槍がエルドリッチに向かって突き刺さり、リリースされた。

 

「モンスターがリリースされた事により、ティアドロップの攻撃力は200アップする! 」

 

六花聖ティアドロップ ATK2800→3000

 

「くそっ! 」

 

「これでがら空き!俺はティアドロップでお前にダイレクトアタックだ!」

 

ティアドロップは氷の傘先を見下に狙いを定め、氷の矢を打ち出した。氷の螺旋状の軌跡を描きながら、矢は見下の体を貫いた。

どうやら、伏せていた罠カードはカウンター系の罠では無いらしい。

 

見下正金 残りライフ 4150→1150

 

「ぐっ……くそぉ……! 」

 

ホログラムで見た目だけの攻撃の筈なのに、何故か見下は苦しそうだった。演技……いや、あれは怒りでどうにかなっている様子だ。髪を激しく掻きむしり、歯を食いしばって俺に怒りの矛先を向けていた。

 

「よくも……下民風情が僕にここまで追い詰めたなぁ! 」

 

「……そう言うが、お前が"王宮の勅命"や"スキルドレイン"を使ってなければ、多分俺は負けていた 」

 

「何だと……!? 」

 

訳が分からないと訴えている見下に対し、俺は無言で真心の方に顔を向けた。

 

「彼女のサイバーデッキはかなりの超火力を持っているタイプだ。本来の8000のライフを削り切れる程にだ。だが、お前の勝手な行動で彼女が思うように動けず、結果何も出来ないようになった 」

 

「僕のせいだって言いたいのか……! 」

 

「まぁな 」

 

その一言に更に見下は怒った。自分は悪くない、ミスを認めないアイツにはもう何の感情も沸かなかった。

 

「もう終わらせるぞ……俺は"閃刀姫シズク"でダイレクトアタック! 」

 

シズクを装備したレイは電磁バリアの出力を一方向に集中させ、巨大な電子の槍を生成した。

そのまま最大速力で見下に突っ込んでいき、トドメをさしたかと思いきや、見下は伏せていた罠カードを発動した。

 

「罠発動! "黄金郷のワッケーロ"!このカードが発動した時、攻撃力1800のアンデット族になってフィールドに出る! 」

 

突如レイの一歩前に地面から海賊姿のゾンビが地上に這い上がり、レイは一時退却した。

シズクの効果は相手モンスターの攻撃力を下げることが出来るが、それは墓地の魔法カードの数だ。俺の墓地の魔法カードは"閃刀機構マルチロール"しかない為、攻撃出来ない。

 

『仕留めそこないましたね…… 』

 

「仕方ないさ。俺は攻撃を中止し、カードを1枚伏せてターンエンドだ 」

 

こういう事になるなら、シズクからダイレクトアタックが出来るハヤテに変えて置けば良かったと後悔しながら俺は自分のプレイングの未熟さを呪った。

……まだまだだなぁ。

 

「許さないぞ……お前を許さないぞぉ! 」

 

突然の叫びに心臓が跳ね上がる程の驚きをしつつも、俺は見下の異変に少し疑った。

 

「……なんだあれ? 」

 

うっすらとだが、見下の後ろに何か黒いモヤが見え始めた。見下本人や他の人には見えないようだが……

 

「花音、見下に見えるアレが見える? 」

 

「え……何かありますか……? 」

 

花音にも見えないのか……じゃあ、モンスターであるレイとティアドロップにも黒い影のようなモヤが見えないかと尋ねると、どちらも首を横に振って否定した。

 

つまり、あの影は俺にしか見えないという事になる。

だが、あの影……嫌悪感を感じるはずなのに()()()()()()()()()()。何なんだあれは……

 

「僕のターン、ドロー!」

 

王宮の勅命のコストにより見下正金 残りライフ 1150→450

 

「僕は魔法カード"砂塵の大竜巻"を発動!王宮の勅命を破壊! 」

 

何故か見下は王宮の勅命のアドバンテージをここで捨てた。

しかし、俺の伏せカードの魔法カードの殆どは"閃刀"魔法カードだ。自分のメインモンスターゾーンには、ティアドロップがいる為、発動は出来ない。

だが、花音のフィールドにはレベル5以上のモンスターを手札に戻す"月華竜ブラックローズ"がいる。

エクシーズかリンクモンスター以外だったら、見下の強力なモンスターの召喚を止められるはずだ。

 

「奪ってやる……何もかもゼンブ!僕は魔法カード"強欲で金満な壺"発動!エクストラデッキから6枚裏側除外し、カードを2枚ドロー!」

 

ドローカードを見て見下はニヤリと笑い、背後の影が更に大きくなった。

 

「更に永続魔法"黄金郷の七摩天"を発動!フィールドか手札の決められた融合素材を墓地に送る事で、エクストラデッキから融合モンスターを融合召喚出来る! 」

 

「そんな! 」

 

「あのカードは融合カードなのか……! 」

 

「奪ってやる……全部僕のモノだァァァ!!僕は手札のエルドリッチとコンキスタドールで融合! 」

 

見下の叫び共に、エルドリッチはコンキスタドールを巨腕な腕で掴み、自身のモンスターの筈なのに無惨にも握りつぶした。馬の悲鳴と乗っているアンデットの血がエルドリッチにかかり、付着した血が黄金へと代わり、更なる鎧へと変化した。最早融合と言うより……侵食だ。

 

今までの鎧が高貴さの欠片も無く、禍々しさが全面的に強調されていた。エルドリッチの目が赤く不気味に光だし、まるで全てを食らうかのような無数の牙はまるで狂人そのものだった。

 

『グォォォオォォオォォォ!!!! 』

 

ホログラムでは無い。間違いなく現実の衝撃波で俺は吹き飛ばされそうになり、会場のシャンデリアを揺らし、観客達はざわめいた。

 

「い、今の衝撃は何だ? 」

 

「これも演出なのかしら……? 」

 

『違う……花衣さん!これって……! 』

 

そうだ……この感覚……レイと戦った時と同じ感覚だ。この感覚が間違いでは無ければ、この衝撃は偽物でも、演出でも無い。……本物だ。

 

「融合召喚!"黄金狂エルドリッチ"ぃぃぃぃ!貴様の全てを奪ってやる!! 愚民ガァァァ!!」

 

見下の背後の影がまるで何かの人影のように大きくなり、エルドリッチのように狂ったように見下は叫び、フィールドのエルドリッチも狂ったように吠えた。

 

 

 

 




ロマンタッグデュエルのルール
※アニメ(ZEXAL)のタッグルールを参考にしています

・ライフは個別で4000でのスタート

・場は各々で持っている。(つまり場は4つある)

・互いは手札や伏せカードを見せ合う事が出来ない。相談は可能

・墓地と除外は共有できる。

・パートナーのモンスターをコストとしてアドバンス、融合、シンクロ、エクシーズ、リンク召喚が可能。

・一巡目は総てのプレイヤーがドロー出来ず、バトルフェイズに入ることができない。またバトルフェイズに入ることが出来るのは二巡目の後攻のプレイヤーから。

・全てのフィールドを対象にした効果は、自分以外の全てのフィールドに対して影響する。

・『自分フィールド』と書かれている効果は、自分フィールドでしか効果の影響を受けない。

・『相手フィールド』又は『相手に』と書かれた効果は、パートナーを対象に選ぶ事が出来る。また、対象は自分以外の誰か1人になる。(つまりギフトカードでパートナーのライフを3000回復する事が可能)

・自分の場に存在しない時に特殊召喚する場合は、自分の場のみ参照する。 (自分の場を参照にする効果も自分の場のみ参照)

・パートナーがダイレクトアタックを受けた時、自分のモンスターを使って身代わりなるのは不可能

・デッキに戻す効果をもつ貪欲な壺などを使用した場合、味方のカードも戻す事もできる。その場合は各々のデッキに戻す。ただしドローするのは発動したプレイヤーのみ。

・自分の墓地等を参照にする効果は、自分の墓地でしか参照出来ない。

・自分はパートナーのセットしたカードを発動出来ないが、永続魔法やフィールドの魔法のように、場に表側表示で存在しているカードなら使用可能。



補足として、花音が使っている"アロマ"の効果『自分のライフが相手より上回った時』の効果は、自分とパートナーのライフ合計を競います。

ここまで(〜90話)出てきたレゾンカードの中で強いと思うのは?

  • 六花聖華ティアドロップ、カイリ
  • 閃刀騎-カイムと閃刀騎-ラグナロク
  • 銀河心眼の光子竜
  • RRRリノベイルイグニッションファルコン
  • 炎転生遺物-不知火の太刀
  • 常闇の颶風
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