六花テーマを作って愛用したらそのまま俺への愛が重くなった件について   作:白だし茶漬け

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どうも皆さんこんにちは、白だし茶漬けです。

今回は銀河眼デッキを使っている妹に少しアドバイスを貰って書いてみました。

デュエルパートな為どうしても投稿頻度は遅くなりますが、お待ち頂けると幸いです!


決勝戦 開幕

満点な星空の海と、綺麗な満月が浮かぶ夜の下、いよいよこのタッグデュエルのトーナメントが幕を下ろそうとしていた。

 

舞台である中央デッキには1、2回戦とは違ったデュエルフィールドとソリッドビジョンが設置されており、観客達は興奮が冷める事を知らなかった。

 

『さぁ、始まりました!"ロマンス・タッグデュエル"決勝戦!決勝戦を戦うペアはこの2組!! 』

 

Mixさんが左手の方向のフィールドに腕を伸ばしながら指すと同時に煙が舞い上がり、その向こうから星空と宝石のペアが現れた。

 

『まずはこのペア!煌めく輝きは正に美の象徴!気高くも美しい宝玉獣を扱う"宝石カレン"選手!! 』

 

「さぁ!この可憐な美に酔いしれても良くってよ!! 」

 

1番手にも関わらず高飛車で自信満々な態度で飛び出したのは宝石だった。カメラやライトの光の中でも煌びやかな衣装と彼女の立ち振る舞いは、それに負けないぐらい輝いていた。

それに負けないように、カレンの背後からは彼女のエースモンスターである"究極宝玉獣レインボードラゴン"がソリッドビジョンを通じて登場した。レインボードラゴンの周りには全ての宝石獣が集合し、カレンの周りには眩い輝きを放っていた。

 

「これこそ私の美しさですわ!! 」

 

『続いてはこの男!その破壊力は正に銀河級!!全てをねじ伏せる光を放つフォトンデッキを扱う"星空彼方"選手!! 』

 

「そんな風に紹介されると、少しこそばゆいな 」

 

宝石の時とはうってかわり、少し恥ずかしげな態度で星空がこの舞台に登場した。

星空が舞台へと登場した瞬間、まるで夜空に浮かぶ星空から飛んできたように"銀河眼の光子竜"が空から舞い降り、高らかな咆哮をあげた。

 

「ソリッドビジョンだから意味は無いと思うが……行くぞ、銀河眼!! 」

 

「お兄ちゃん〜!!頑張れ〜!! 」

 

「天音……あぁ、お兄ちゃん頑張るよ 」

 

妹の天音ちゃんの声に気づいた星空はそのまま笑顔で小さく手を振り、いつもの態度でデュエルに望む体制が整った。

 

『おや?妹ちゃんのそばにいるのは〜花音選手のお友達である霊香選手ですか? 』

 

「あぁ、決勝戦だから天音が自分から言ってきたんだ。お兄ちゃんの邪魔はしないようにって 」

 

「大丈夫よ彼方。私達が見てるから、気にしないでやって頂戴 」

 

「任せろよ!彼方! 」

 

白井だけではなく、傍には炎山や機羽、河原もおり、天音ちゃんの心配は無いだろう。

 

『では、次はこのペアの紹介!!甘い香りは全ての癒し!癒しの花園アロマを主軸としたデッキを使うのはこの女性!"咲初花音"!!』

 

「こ、このように紹介されるのは少し恥ずかしいですね…… 」

 

煙の演出から花音がもじもじしながら舞台へと登場し、内股で観客達に小さく手を振っていた。

そんな花音をフォローするように、マジョラムを先導に全てのアロマージモンスターが花音をエスコートするように隣に立った。

 

『おおっとこれは愛くるしい登場だぁ!!さぁ、最後はやはりこの男!閃刀開花!その美しさはまさに氷の中の花!"六花"と、可憐な乙女騎士"閃刀姫"を使い、唯一無二のレゾンカードを使うはこの男!"桜雪花衣"選手! 』

 

最後は俺の番という事で、全てのライトが俺が出る所に当たり、煙が上がった。煙が晴れたその時俺が登場……とは行かず、現れたのはそれぞれ自分のモチーフとなった花束を持った六花精だった。六花精達は花束を一斉に上空に投げ飛ばすと、どこからかレイとロゼが現れ、花束の接合部分だけを綺麗に切ると、まとまった花は美しく散った。

 

その花々をティアドロップ、カンザシ、ストレナエは氷の風を起こし、花々はグルグルと周りいつしかそれは美しく弾けた。その弾けた中心地には俺が立っており、観客は派手な演出し拍手喝采を上げた。

 

(いやぁぁ!これすっごい恥ずかしいっ!決勝戦1時間前にパフォーマンスはどうしますとか言われてこんな風にしたいって言ったけどすっごい恥ずかしいぃぃ! )

 

こんな風にしたいとは言ったが、本音を言えば俺は皆と一緒に出たかったという事もあるが……とは言えこんな風に注目されるとすっごく恥ずかしい。穴があったら入りたい程にだ。

 

『いや〜改めて見ると相変わらずモテモテな花衣選手!羨ましいぞ〜! 』

 

「ちょ!そんな事は……! 」

 

「羨ましいぞ〜花衣! 」

 

「炎山……!あの野郎……! 」

 

Mixさんの煽りもあってか炎山を初めとした観客達もつられてヒューヒューとからかってきたりした。あまりの羞恥に耐えられなくなり、俺は顔を隠し、膝を曲げて体をうずくまらせた。

 

「確かに羨ましいと言えば羨ましいな。男の夢が叶って良かったじゃないか 」

 

「彼方さん……あんたなぁ……! 」

 

『さーて、からかうのはこれくらいにして、次は先行後攻の発表です! 』

 

Mixさんが手持ちの端末を操作すると、パフォーマンスで登場したモンスターは全て消え、代わりに上空に何やら画面が登場した。画面には4枚の裏側表示のカードと、俺達の写真がはられていた。

 

『それでは……今から運命のルーレットが開始されます!順番は完全ランダム!恨みっこなしですよ〜!それでは……スタート! 』

 

画面内でカードがシャッフルされ、先行後攻が決まるルーレットが始められた。

ここで取りたいのは後攻だ。彼方がもし最初に攻撃できる3番手だと、ワンターンキルさせられる可能性だってある。さて、どう来る……?

ルーレットは終わり、それぞれのデュエルディスクのモニターカードが配られた。

 

『それではみなさん!一斉にモニターをタップしてカードをオープンしてください! 』

 

Mixさんの指示通り、俺たち4人は一斉にモニターにタッチすると、カードは裏返り、数字が現れた。

 

1番手 桜雪 花衣

 

2番手 星空 彼方

 

3番手 初咲花音

 

4番手 宝石 カレン

 

『順番はこのようになりました!さぁ、これが吉と出るのか凶と出るのか!? 』

 

「先行……しかも星空が2番手…… 」

 

このタッグデュエルでは、1番最初に攻撃できるのは2週目の後攻プレイヤーだ。つまり、星空はその気になればワンターンキルが可能になる番手にいる。

こればかりは避けたがったが、なってしまった物は仕方がない。出来ることを精一杯やるだけだ。

 

4人全員デッキから5枚のカードを引き、あとはデュエル開始の宣言をMixさんが言うだけとなった。

 

『それでは、いよいよロマンス・タッグデュエル決勝戦、開始!! 』

 

宣言と同時に上空のホログラムモニターがガラスが割れたように砕け散り、砕けた破片がまるで紙吹雪のようにデュエル開始を滾らせた。

 

肝心の先行は俺からだが、手札にはいきなり"閃刀騎-カイム"が存在し、残り全てが魔法カードとかいう半ば事故みたいな物だ。だが、カイムが入れば差程は問題ない。

 

「俺のターン!まずは永続魔法"閃刀機関-マルチロール"を設置し、"閃刀起動-エンゲージ"を発動。"閃刀機-ホーネットビット"を手札に加えてそのまま発動し、閃刀姫トークンを一体場に出す 」

 

フィールド上に6機のビットのような物が表れ、蜂の集団のように1箇所に留まっていた。ホーネットと言っても、蜂のような形でも無ければ羽も無かった。

 

「いきなりだけど頼むぞ……俺は"閃刀騎-カイム"を通常召喚する 」

 

『おおっといきなりレゾンカードであるカイムを召喚しました!最初から飛ばすつもりか!? 』

 

「カイムの効果発動。手札、デッキ、墓地からレベル4の閃刀姫モンスターを二体特殊召喚出来る。俺はデッキからレイとロゼを特殊召喚する 」

 

俺のフィールドにレイ、ロゼ、そしてカイムの3人が現れ、それぞれのステータスが空間上に表示された。

 

「Mixさんの言った通り、最初から飛ばすぞ! 」

 

『了解!頼みますね、カイムさん! 』

 

『よろしく…… 』

 

レイとロゼの応援にカイムはグッと両手の親指を立てて声を出さずに答えた。

 

「俺はレイを素材にリンク召喚するぞ。召喚条件は水属性以外の閃刀姫モンスター一体!来い!"閃刀姫-シズク"! 」

 

レイの周りにシズクの装甲が身にまとわれ、シズクが持つ2つの青色の大盾の間にはホログラムのようなバリアが張られた。

 

「シズクが召喚された時、自分の墓地にある"閃刀"魔法カード以外の"閃刀"魔法カードを1枚デッキから手札に加える。俺はデッキから"閃刀機-ウィンドアンカー"を手札に加える 」

 

「それだけじゃ無いんだろ? 」

 

「当然!俺はシズクを素材にまたリンク召喚!来い!ハヤテ! 」

 

シズクの装甲が外され、レイは今度はハヤテの装甲を装着した。ハヤテのリンクマーカーは左下……俺のフィールドに向けられている。問題なくアイツを呼べる。

 

「次はロゼだ!俺はロゼとホーネットビットの閃刀姫トークンでリンク召喚!召喚条件は閃刀姫含むモンスター2体!来い!"閃刀姫-ジーク"!」

 

ホーネットビットがリンクサークルへと消え、そのサークルから巨大な国鉄のロボット……閃刀姫ジークが表れた。

閃刀モードとなったロゼが中央のコクピットに乗り込むとジークの頭部のカメラが光り動き出した。

大迫力スケールのロボット機動に何故か心がざわつき始め、失われた少年心が呼び覚まされるようだった。

 

「……はっ!いやいや、次だ次!」

 

ついジークの登場演出に惹かれてしまい、頭を左右に振って気持ちを切り替える。

 

「更に俺は魔法カード"成金ゴブリン"を発動。相手にライフを1000回復させて俺はワンドローする効果だが、俺は相手の対象を花音にしてライフを回復させる 」

 

『そう!このデュエルでは自分以外のプレイヤーは相手として対象にとれるので、"成金ゴブリン"のライフ回復はパートナーにも適用されます。このデュエルではノーリスクハイリターンのカートです! 』

 

解説どうもありがとうございます。これで花音のライフは5000となり、余裕を持ってアロマの効果も使える。

更に、全てのプレイヤーはこの一巡目がドローできないルールとしては、先行ドローはかなりのアドバンテージになるはずだ。

カードを1枚ドローし、俺の手札はまだ3枚ある

 

咲初 花音 残りライフ4000→5000

 

「まだ行くぞ!俺はさっきドローしたカード、"六花絢爛"を発動。デッキから"六花"モンスターを一体手札に加える。俺は"六花のひとひら"を加える 」

 

「ここでひとひらを手札に加えるということは……君の手札はほとんど魔法カードになるのかな 」

 

「うぐっ…… 」

 

「図星かな 」

 

見透かされてる……だが見透かされても今はやれる事をやるだけだ。

 

「俺はハヤテを素材にリンク召喚!召喚条件は火属性以外の閃刀姫モンスター1体!来い!"閃刀姫-カガリ"!」

 

リンクサークルから6つの炎を纏った剣がレイの周りに刺さると、レイを中心に炎が舞い上がった。刺さった6つの剣は火柱の中に突っ込み、円形にレイの背中へと装備された。緑の装甲が赤く変わり、閃刀姫-カガリへと姿を変えた。

 

『おおっと!これはレアシーンかも知れません!今フィールドには"閃刀姫-カガリ"と"閃刀姫-ジーク"が隣に立っています!設定では敵同士ですが今はまさに肩を寄せ合う戦友同士!絵になりますね〜! 』

 

そっか……2人はそう言えば元々敵同士だったんだ。最初に出会った時から2人は一緒に行動してたから忘れていた。でも、そんな関係を壊したのがカイムだ。本当、どんな手品を使ったのやら……

 

『どうしましたか?花衣さん。早く次に行かないんですか? 』

 

「……ん、ごめんちょっと考え事してた 」

 

レイの声に俺は気持ちを切り替え、デュエルを再開させる。

 

「"カガリ"が召喚されたことにより、俺は墓地から"閃刀"魔法カードを1枚手札に加える 」

 

よし、大体これくらい出来れば十分だろう。そろそろ行くぞ……

 

「行くぞ!俺は"閃刀姫-カガリ"、"閃刀姫-ジーク"、"閃刀騎-カイム"でリンク召喚!召喚条件は閃刀騎含むモンスター三体! 」

 

上空に一際巨大なリンクサークルか出現し、カガリとジークとカイムは一斉にサークルの中へと飛び出した。

サークルから白い光が溢れ出し、中から巨大な白い装甲を身にまとった"閃刀騎-ラグナロク"が降臨した。

 

「ラグナロクの効果発動!召喚された時、墓地いる閃刀姫リンクモンスターを召喚条件を無視して可能な限り召喚できる。そして、ラグナロクの攻撃力は自分フィールドの閃刀姫リンクモンスターの数×1000になる 」

 

『花衣選手の墓地の閃刀姫リンクモンスターはカガリ、シズク、ハヤテ、ジークの4体なので攻撃力は4000となります! 』

 

閃刀騎-ラグナロク ATK0→4000

 

「更に俺は、カガリの効果で手札に加えた"閃刀起動-エンゲージ"をもう一度発動する 」

 

「ちょっと待て、君のメインモンスターゾーンにはモンスターが……って、そうか確か"ラグナロク"の効果って…… 」

 

「ラグナロクが俺の場に存在する限り、全てのメインモンスターゾーンはエクストラモンスターゾーンになる。つまり、メインモンスターゾーンが存在しなくなる状態になり、モンスターも居ないため"閃刀"魔法カードが使用出来る 」

 

「改めて相手にすると中々厄介な効果だな…… 」

 

「その気持ちは察しますよ。俺はエンゲージを発動し、"閃刀術式-アフターバーナー"を加え、更に俺の墓地には3枚の魔法カードがあるからカードを1枚ドローする 」

 

これで俺の手札は5枚になった。

 

「まだ終わりじゃない。俺はラグナロクの効果発動!1ターンに1度、自分フィールドの"閃刀姫"リンクモンスターを一体リリースする事で、リリースしたモンスターと同じ効果を持ち、墓地から魔法カードを1枚手札に加える。俺は再度"閃刀起動-エンゲージ"を加え、発動! 」

 

『まさか1ターンで3度もエンゲージを発動!先行ドロー出来ないはずが、サーチとドローを繰り返している花衣選手は今圧倒的なアドバンテージを手にしてるぞ! 』

 

「俺はデッキから"閃刀術式-ジャミングウェーブ"を加え、墓地には3枚の魔法カードがあるからデッキからカードを1枚ドローする 」

 

怖いくらいに回りに回り、いつしか俺の手札が7枚まで増えてしまった。魔法カードだらけだった手札も六花も加わってバランスの良い手札になった。

 

「俺はカードを2枚伏せてターンエンド。そしてエンドフェイズ時、マルチロールの効果で俺が発動してきた"閃刀"魔法カードの数だけ、墓地にある"閃刀"魔法カードをセット出来る。俺は……エンゲージのみをセットする。次にラグナロクの効果により、墓地にいる閃刀姫リンクモンスターはフィールドに戻る 」

 

先行にしては大分良い出だしだろう。手札の5枚のうちひとひらとアフターバーナー、ジャミングウェーブはサーチによってバレてはいるが、残り2枚はドローによって引いたカードだ。しかもスノードロップとヘレボラスなので大分運がいい。

 

……ここまで上手くいくことが怖いくらいに。

 

「……さて、"閃刀騎-ラグナロク"か……ここは少し、守りを固めることにしよう 」

 

「何……? 」

 

「俺のターン、俺のフィールド上にモンスターがいない時、手札の"フォトン・スラッシャー"を特殊召喚する 」

 

フォトン・スラッシャー

レベル4/戦士族/ATK2100/DEF0

 

「更に俺は手札の"銀河剣聖"の効果発動。手札のフォトンモンスターを一体相手に見せることで、このモンスターはリリース無しで召喚できる。俺は手札の"銀河眼の光子竜"を見せ、"銀河剣聖"を特殊召喚! このモンスターは、相手にみせたモンスターと同じレベルになる」

 

銀河剣聖

レベル8/戦士族/光属性/ATK0/DEF/0

 

「そして魔法カード、"星に願いを"を発動。自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、攻撃力か守備力が同じモンスターとのレベルを同じにする 」

 

『彼方選手の場には共に守備力0のモンスターが2体!対象によって、どちらもレベル4か8にすることができますが……? 』

 

「俺は"銀河剣聖"を対象にし、"フォトン・スラッシャー"のレベルを同じ8にする 」

 

「レベル8のモンスターが2体…… 」

 

「俺はレベル8になった"フォトン・スラッシャー"と"銀河剣聖"でオーバレイ! 」

 

2体のモンスターが光となって混じり合い、遥か彼方にある星空に向かって上へと目指した。光は夜空の中に溶け、その中心から眩くも美しい粒子が降りてきた。

 

「現れろ!"No90銀河眼の光子卿(ギャラクシーアイズ・フォトン・ロード)"!」

 

銀河眼の光子卿

ランク8/エクシーズ/戦士族/ATK2500/DEF3000

 

まるで銀河眼の光子竜が鎧を纏ったようなモンスターが現れ、騎士道精神を誓うように槍を掲げ、槍先をラグナロクに向けた。

「まだ終わらないぞ!俺は魔法カード"銀河の施し"を発動。フィールドにギャラクシーモンスターが存在し、手札を1枚捨てることで俺はカードを2枚ドローする。俺は手札の"銀河の光子竜"を墓地に捨て、2枚ドロー! 」

 

あちらもドロー出来ない制限を掻い潜るようにドローし、何故か彼方さんはドローしたカードに少し驚いているようだった。余程悪いカードを引いたのか……?

 

「早いな……でも、まだかな 」

 

しかし、そんな考えは彼方さんの少し笑った顔で否定された。手札にあるあのカード、何か嫌な予感がする。

 

「……自分フィールドにギャラクシー、またはフォトンモンスターが存在する時、手札の"銀河騎士"は特殊召喚出来る 」

 

銀河騎士

レベル8/戦士族/ATK2800/DEF2600

 

「更に……"銀河騎士"の効果発動。さっきの効果でこのモンスターを召喚した時、自分墓地に存在する"銀河の光子竜"を特殊召喚する! 」

 

「なっ……! 」

 

フィールドにいる"銀河騎士"が剣を遥か上空へと投げると、その剣から急に青白い粒子が形成された。

粒子が徐々に手足のある龍の形へと変化され、青い装甲を身にまとった光の龍が降臨した。

 

「さぁ来い!我が魂!"銀河眼の光子竜"! 」

 

『グォォォォォ!! 』

 

ソリッドビジョンによって作られたホログラムの筈なのに銀河眼の咆哮がまるで本物のように感じられた。

神経と細胞が震えるほどの迫力と圧力が俺に襲い掛かり、無意識に右足を一歩後ろに下がってしまった。

 

「まだまだこれからだ!俺は"銀河騎士"と"銀河眼の光子竜"でオーバレイ! 」

 

銀河騎士が突如粒子となって消えると、その粒子が銀河眼の体へとまとわりつくように移動した。粒子の影響か銀河眼の鎧が白く染まり、銀河眼の体がまた一層光出した。

 

「現れろ!"No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー"!! 」

 

No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー

ランク8/エクシーズ/光属性/ATK3000/DEF2800

 

『おおっとこれは!魔法カードを無効にするタイタニックとモンスターの効果を無効にする光子卿!これは手厳しい! 』

 

確かに1ターンに1度という制限はあるが、俺たちは事実上罠カードしか使えない。しかも俺の場にも手札にも罠カードが無いため、結構えぐい事をしている。

 

「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ。悪いけど初心者だからって、俺は手加減出来るほど器用ではないよ 」

 

確かに初心者相手にここまでするかとはという大人気なさという気持ちはほんのちょっぴりある。

だけどそれ以前に、どこか胸の高鳴りが感じられていた。まだ火種ぐらいの燻っている炎のように、徐々に燃え、俺の胸を滾らせつつあった。

 

どこか喜んでいるのだ。こんな人と、こんな最高の場所で立ってデュエルしていることに、俺は楽しみで仕方ない。

 

「望む所ですよ!俺……いや、()()()で貴方達に勝つ! 」

 

拳を彼方さんに突きつけ、その挑戦を受けるように彼方さんは不敵に笑った。

 

夜の冷たさなんて忘れるほどの熱狂している今、ロマンス・タッグデュエルは今幕を開けた……

ここまで(〜90話)出てきたレゾンカードの中で強いと思うのは?

  • 六花聖華ティアドロップ、カイリ
  • 閃刀騎-カイムと閃刀騎-ラグナロク
  • 銀河心眼の光子竜
  • RRRリノベイルイグニッションファルコン
  • 炎転生遺物-不知火の太刀
  • 常闇の颶風
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