六花テーマを作って愛用したらそのまま俺への愛が重くなった件について 作:白だし茶漬け
感想としてはめちゃくちゃ面白いのと普通に参考になるなるのとティアドロップが出た事ですね(ここが最重要)。
さて、OCGと言えばまたまた閃刀姫の新規、ヒンメルとアーカスが出ましたが性能はと言うと……閃刀姫にしては微妙……!というか使いずらい……これサイバーデッキの方が組み込みやすくないか?と思った印象。折角出たからここでも出そうかなと思いましたが……使いこなせるのか、花衣君!?
あと蟲惑魔のストラクがガチすぎる。増G……アイツいるのか。
ピックアップデュエル準決勝、Aブロックの俺と彼方さんの試合が終わり、残るはティアドロップとレイの試合だけどなった。この試合に勝った奴が決勝へと出場し、俺と戦うことになる。
目を離せないデュエル……なんだけど、それよりも俺は彼方さんの容態が気になっていた。その理由としては……今彼方さんは後ろの席で六花達の一斉攻撃によって倒れていた。
「おーい彼方〜。大丈夫ー?つんつん 」
「お兄ちゃん?大丈夫?でも、お兄ちゃんが花衣お兄ちゃんの事叩いたのも、悪いと思う……よ? つんつん 」
ストレナエと天音ちゃんの突っつきに全く反応が無く、彼方さんは今カレンさんと天音ちゃんによる介抱でダウンしていた。
どうして彼方さんがダウンしているかと言うと、彼方さんは試合が始まる2ターン目の時、思い切り俺の顔をぶん殴ったからだ。殴られた事に関しては俺が悪いんだけど、六花達は俺を傷つけた事に対して怒りが収まらず、帰ってきた瞬間に彼方さんをボコボコにした。
ストレナエとプリム、シクランそして内気なヘレボラスは参加しなかったが、それでも精霊のパワーに負けた彼方さんは今屍となっており、気が気でならない。
そんな俺も殴られた所をカンザシに治療されたり、他に外傷が無いのかじっくりとロゼのホーネットビットに検査されていた。
『さぁ、いよいよピックアップデュエル準決勝は残り1つ!前の試合では大いに盛り上がっていましたが、このデュエルでも期待しましょう!それでは選手紹介!まずはこの人! 』
中央のモニターに映ったのはレイの姿だった。
『ガンガン攻めるスタイルが目立つ金髪美少女!使っているデッキは閃刀姫と六花!レイ選手です! 』
「うぉぉぉレイちゃんガンバレェェ!! 」
周りの男性から物凄いエールをされたレイはそれを無視しており、目の前にいるティアドロップに対してかなりのがんを飛ばしていた。
『続いてはこの人!妨害展開何でもこなす美しい美女!ティア選手! 使用デッキはこちらも六花と閃刀姫!なんと、同じようなデッキ構築となっております! 』
「うぉぉぉティアさん、頑張ってください〜! 」
今度はティアドロップを応援する輩が大歓声を上げ、それでもティアドロップはレイと同じようにがんを飛ばし、2人とも胸が潰れるほど密着しつつ目線の間には激しい火花を散らしていた。
「ようやくこの時が来ましたね。どっちが花衣様に相応しい決着をつけましょう 」
「望む所ですよ。そもそも最初に出会った時からギッタギタにしたいと思っていた所なんでね! 」
『あの〜お2人ともリアルファイトじゃなくて平和なカードゲームをして貰えるとありがたいんですが…… 』
「「分かってます!! 」」
『ひぃぃ!すみませんでしたぁ! 』
あまりの圧でMixさんはビビってゲストである白夜さんの背後に隠れてしまい、ティアドロップとレイはそれぞれ持ち場に付き、デュエルが開始されようとしていた。
それにしても、どちらのデッキも六花と閃刀姫は入ってはいるが、大きく違う点はやはりレゾンカードの存在だろう。レイは閃刀騎をティアドロップは六花聖華を持っており、やはりその点が勝負の分かれ目になるのだろうか。彼方さんがいないから判断はしずらいけど。
『そ、それじゃあ始めてください〜 』
『何故私の後ろで言うんだ。堂々としろ 』
「「デュエル!! 」」
ティアvsレイ
開始と共にコイントスが行われ、先行はティアドロップとなった。
「私は【六花のしらひめ】を特殊召喚 」
六花のしらひめ
レベル4/植物族/ATK0/DEF0
いきなり新しい六花のしらひめが出てきたか……それにしても無条件での特殊召喚は強いな。それに他の六花がいたら、デッキに戻す事で効果を無効に出来るから、妨害を1度掻い潜る事だって可能だ。
成長したなぁ〜ひとひら、思わずしみじみしてしまう。
「更に【六花のひとひら】を通常召喚 」
六花のひとひら
レベル1/植物族/ATK0/DEF0
「【ひとひら】の効果発動し、デッキから【六花精エリカ】を墓地に送り、更に手札から【トレード・イン】を発動。手札の【六花精ヘレボラス】を墓地に送り、2枚ドローします 」
あれってレイも同じようなコンボをしなかったか?意外とトレード・インと相性が良いのかと一瞬思ったが、そもそも植物族って同じ種族のサーチ手段が結構多いからわざわざ入れる必要は無いと思った。こんな時彼方さんに質問したらアドバイスが貰えるんだろうが、その彼方さんはまだ復帰しておらず、カレンさんが介抱してくれている。
「更に手札の【六花精スノードロップ】の効果発動。【ひとひら】をリリースし、このカードと【光の王マルデル】を特殊召喚 」
六花精スノードロップ
レベル8/植物族/ATK1200/DEF2400
光の王マルデル
レベル9/植物族/ATK2400/DEF2400
「そして特殊召喚された【光の王マルデル】の効果により、デッキから【セリオンズ“リリー”ボレア】を手札に加え、【スノードロップ】の効果により、全てのモンスターのレベルを【マルデル】と同じ9にします 」
これで全員のレベルが9……そして植物族しか出せずにランク9と言えば、今の所モンスターは1体しかいない。
「私はレベル9の【スノードロップ】と【マルデル】を素材にエクシーズ召喚!ランク9【神樹獣ハイペリュトン】! 」
神樹獣ハイペリュトン
ランク9/エクシーズ/植物族/ATK2600/DED1400
エクストラデッキから表れたのは、鹿のようなフォルムに大きな角を持ち、美しい草原のような色の体に無数の花を咲かせた獣だった。見た目からして獣族とか幻獣族っぽく見えるが、あのモンスターは正真正銘の植物族だ。
なんか遊戯王って見た目と種族が合ってないようなものが多い気がする。俺も六花達と出会った時、初見では魔法使い族と思ったのにまさかの植物族で驚いたのが懐かしい。
「更に手札から魔法カード【森羅の施し】を発動。カードを3枚ドローし、その後手札の【森羅】カードを含むカード2枚をデッキの1番上に好きな順序で戻します。無かった場合は全てデッキの上に戻します 」
「3枚ドロー!?……って思ったけど。実質カードを1枚ドローするだけと変わらないのか 」
「いや〜?多分ここからドローよりも凄いことになると思うよ? 」
「それに、魔法カードが発動した事で【ハイペリュトン】の効果が発動します。たとえカードが引けなくても、魔法カードが下に重ねられますので相手の魔法を無効に出来ます 」
スノードロップとヘレボラスの解説に耳を貸し、ふむふむと相槌をうった。確かに相手が閃刀姫なら魔法を無効にされたら手痛い筈だ。
ティアドロップは3枚カードを確認し、その中で見事森羅カードである森羅の仙樹 レギアと、あと1枚はバオバブーンをデッキの上に戻した。
「これで終わりません。続いて手札の【セリオンズ“リリー”ボレア】の効果を発動し、墓地の【ひとひら】 を装備させて特殊召喚 」
セリオンズ“リリー”ボレア
レベル8/植物族/ATK2400/DEF2400
「私はフィールドの【しらひめ】と【リリーボレア】でリンク召喚!召喚条件は【植物族モンスター2体】。森羅の舞踏娘 ピオネをリンク召喚! 」
森羅の舞踏娘 ピオネ
LINK2/リンク/植物族/ATK1700
「【ピオネ】の効果により、デッキの上から3枚捲り、その中に植物族がいた場合2体まで特殊召喚出来ます。そして、【森羅の施し】により私のデッキトップの2枚は決まっています 」
「そうか、この時の為にデッキトップを操作したのか 」
ピオネの効果により、2枚は森羅の仙樹 レギアとバオバブーンが確定しており、残りの1枚は閃刀姫ーレイだった。
「【閃刀姫ーレイ】は墓地に送り、残りの2枚は特殊召喚します。ただし、この効果で召喚したモンスターはリンク素材には出来ません 」
森羅の仙樹 レギア
レベル8/植物族/ATK2400/DEF2400
バオバブーン
レベル3/植物族/ATK1200/DEF1000
「【バオバブーン】が特殊召喚された時、デッキからカードを1枚ドローし、その後手札を1枚デッキの上に。そして【レギア】の効果発動。デッキの1番上をめくり、植物族ならそれを墓地に送り、カードを1枚ドローします。……めくったカードはさっきの効果で置いた【トマボー】。よって墓地に送り、更に1枚ドローします 」
『なんという展開&ドロー!これが植物族の恐ろしい所であり、強みでもあります! 』
「まだ終わりません。【ピオネ】のもう一つの効果発動。自分の墓地の植物族を一体選び、リンク先にいるモンスターのレベルは、その選んだモンスターと同じレベルになります。私は【六花精ヘレボラス】を選び、リンク先にいるモンスターのレベルを8にします 」
今リンク先にいるのはさっき出したレギアとバオバブーンであり、これでレベル8のモンスターが2体となった。
「私は、レベル8の【レギア】と【バオバブーン】でエクシーズ召喚。ランク8【六花聖ティアドロップ】を召喚! 」
六花聖ティアドロップ
ランク8/エクシーズ/植物族/ATK2800/DEF2800
『またまたティアドロップ来たァァ!先程は花衣選手が使っていましたが、今度は真っ先に召喚され、妨害盤面が着々と進んでおります!』
「更に【リリーボレア】と【ピオネ】でリンク召喚。召喚条件は【植物族モンスター2体以上】。リンク3【
聖天樹の大精霊
LINK3/リンク/植物族/ATK0
「これでターン終了です 」
1ターン目終了
レイ 残り手札5枚
残りライフ8000
□□□□□
□□□□□
① □
②③□□□
□□□□□
ティアドロップ 残り手札2枚
残りライフ8000
①:聖天樹の大精霊
②:神樹獣ハイペリュトン
③:六花聖ティアドロップ
流石ティアドロップ……俺なんかよりも上手く扱えているな。手札2枚の余力を残しておきながらもモンスターをリリース出来るティアドロップ、効果を無効に出来るハイペリュトン、しかもその2体は聖天樹の大精霊のリンク先にいるから1度だけ攻撃を無効にできる。
「中々やりますね。ですが、そんな壁壊してあげます。私のターン、ドロー。私は手札から【増援】を発動。デッキから【閃刀騎ーカイム】を手札に加えます 」
「あれ?ここを【ハイペリュトン】で止めないのか? 」
「無効にしてもデッキから【
「その言い方は止めてカンザシ。私の
「失礼致しました。ですが旦那様は昨今で私達と夜を共に過ごしておりますので、
「ちっ…… 」
「それにしても、ベッドの上の旦那様……とても愛いかったです。林檎の様に顔を真っ赤に染めてそれはもう」
「今すぐ貴方の体を真っ赤に染めて上げることも可能だけど……? 」
まずい、ロゼがキレ始めた。髪が逆だってしまう程の逆上で赤い目が更に紅く見え初め、今すぐにでも閃刀を取り出してカンザシの喉元を切り裂こうとする勢いだ。
そんなロゼの前でもカンザシは涼しい顔で扇子を仰ぎ、余裕の笑みをロゼに向けていた。
「あら怖い。狂犬がいますわ 」
「カンザシ、そこまでにしろ 」
荒ぶりかけているロゼを止める為にロゼの両肩を掴むと、ロゼはすかさず俺の胸元に耳を当て、腕を回してそのまま俺から離れないようにした。
「ちょ!?ロゼ! 」
「花衣、私はカンザシに心を傷つけられた。これを癒すのは貴方の心臓だけ。だから慰めて欲しい。ちょっとだけでいいから」
「因みにそのちょっとってどれぐらい? 」
「永遠に 」
「無理があるわ!」
だがロゼは俺の心臓の鼓動を聞く体勢に入ってしまい、力の差で引き離す事も出来なかった。これはしばらくはこうだな……
「良いですね……細くて 」
ヘレボラスが羨ましそうにロゼをまじまじと見つめており、ロゼはヘレボラスの巨峰な胸に苛立ちを感じたのか目を逸らした。
「当てつけかしら? 」
「あ、いや……スタイルが良くて、羨ましいと 」
「ふん……胸だけが魅力じゃ無い…… 」
ロゼは不機嫌そうに俺の胸に蹲り、しばらく何も見なかった。
「ヘレボラスさん……分かります!ロゼさんってアスリートみたいに細くて羨ましいですよね! 私も最近美味しいもの食べたせいかちょっとお腹とか足回りが…… 」
「花音さん……」
ヘレボラスと花音の間に何か友情めいたものが芽生え、お互いの悲しみを分かち合うかのように互いの手を握った。
まぁそれはともかく……レイは増援のカードでカイムを手札に加えたが、ここからが問題だ。カイムを使えば一気にレイとロゼが呼び出せるが、ハイペリュトンの効果でモンスター効果は1回だけ無効にされる。仮にカイムの効果を使って無効にされてしまえば、攻撃力0のカイムは何も出来ずにやられてしまう。
仮に効果を通してもフィールドにいるティアドロップの効果でリリースされる……どうするつもりなんだ?
「私は【閃刀姫ーレイ】を召喚。そして【モンスターゲート】を発動。【閃刀姫ーレイ】をリリースし、デッキの上から召喚可能なモンスターがくるまでデッキの上から墓地に送ります 」
「墓地肥やしですか。ですがさせません。【ハイペリュトン】の効果発動。魔法カードのエクシーズ素材を取り除き、その効果を無効にします 」
『おっとこれは手厳しい。【モンスターゲート】のリリース効果は発動コストなので【閃刀姫ーレイ】はリリースされて場はがら空きになってしまいました 』
「ですがこれで気兼ねなく魔法カードが使えます。更に私は【成金ゴブリン】を発動。相手のライフを1000回復し、私は1枚ドローします 」
ティアドロップ残りライフ8000→9000
「そして墓地には魔法カードが3枚。私は【戦闘術式ーシザークロス】を発動。墓地の【閃刀姫】を手札に加えられる効果ですが、墓地に魔法カードが3枚ある時、直接特殊召喚出来ます。もう一度【閃刀姫ーレイ】を特殊召喚し、そのまま【閃刀姫ーハヤテ】にリンク召喚! 」
閃刀姫ーハヤテ
LINK1/リンク/機械族/ATK1500
「バトル!【ハヤテ】は自身の効果で直接攻撃が可能!そのまま貴方にダイレクトアタック! 」
……?このままダイレクトアタックしても、ティアドロップにライフを渡すような物なのに……?
「【聖天樹の大精霊】の効果発動。戦闘ダメージを無効にし、無効にした分だけライフを回復します 」
ティアドロップ 残りライフ9000→10500
「そして、その回復した分のライフ分、エクストラデッキから【サンヴァイン】モンスターをエクストラデッキから特殊召喚します。私は【聖蔓の守護者】を特殊召喚 」
聖蔓の守護者
LINK1/リンク/植物族/ATK800
「メインフェイズ2に入り、私は【閃刀姫ーハヤテ】を素材にリンク召喚!【閃刀姫ーシズク】をリンク召喚! 」
「私はこの瞬間、【六花聖ティアドロップ】の効果発動。エクシーズ素材を取り除き、フィールドのモンスターをリリースします。そして素材が植物族なのでこれは相手ターンでも使えます。そのモンスターをリリースします 」
「やっぱりそう来ますよね……ですが、自分の【閃刀姫】リンクモンスターが相手の効果によってフィールドから離れた時、墓地の【閃刀姫ーレイ】を特殊召喚します。今度こそ、私はカードを1枚伏せてターンエンドです 」
「相手エンドフェイズ終了時、墓地の【ひとひら】は自身の効果で墓地から特殊召喚します 」
2ターン目終了
レイ 残り手札2枚
残りライフ8000
□□①□□
□□□②□
③ □
④⑤⑥⑦□
□□□□□
ティアドロップ 残り手札2枚
残りライフ10500
①:伏せカード
②:閃刀姫ーレイ
③:聖天樹の大精霊
④:神樹獣ハイペリュトン
⑤:六花聖ティアドロップ
⑥:聖蔓の守護者
⑦:六花のひとひら
『レイ選手、キツそうです!相手に妨害&ライフの回復をさせられてしまい、しかも手札は【閃刀騎ーカイム】のみ!ここを耐えて次のターンに行く事が出来るのか! 』
その為の伏せカードだとは思うが……1枚だけが心苦しい。レイのデッキの性質上、罠カードだとは考えにくいが果たして……
「私のターン。どれだけ状況が苦しかろうと、手は緩めません。私は【六花のひとひら】の効果を発動し、デッキから【六花精ボタン】を手札に加え、【ひとひら】をリリースし、【六花精ボタン】を特殊召喚! 」
六花精ボタン
レベル6/植物族/ATK1000/DEF2000
「【ボタン】の効果により、デッキから【六花来々】を手札に加え、フィールド魔法【六花来々】を発動。デッキから【六花】魔法・罠カードをフィールドにセット 」
「流石にあれは危険ですね……【閃刀姫ーレイ】の効果発動!このカードをリリースし、エクストラデッキから【閃刀姫】リンクモンスター【閃刀姫ーカイナ】を特殊召喚! 」
閃刀姫ーカイナ
LINK1/リンク/機械族/ATK1500
ティアドロップが魔法カードを発動した瞬間、フィールド魔法六花来々によって盤面が雪景色に移り代わり、変遷した景色と共にレイの姿はカイナへと変わった。
「【カイナ】が召喚した事により、効果発動!相手モンスター1体を選び、そのモンスターを相手ターン終了時まで攻撃させません。私は……【神樹獣ハイペリュトン】を選択! 」
「え、ティアドロップじゃないのか? 」
レイが選んだのはまさかのハイペリュトンであり、カイナの4つのアームがハイペリュトンに大きな打撃を与えた衝撃でそのままうつ伏せになった。
「それにしても何で【ハイペリュトン】を選んだんだ?1番攻撃力が高いのは【六花聖ティアドロップ】なのに 」
「恐らく手札に【六花の誓い】がある事を警戒しての事でしょう 」
「もし【ティアドロップ】に効果を使ってもランクアップされて別のモンスターにされてしまえばその効果は無駄になるネー 」
エリカとボタンの解説に納得した俺は、この2人の本気度の違いを改めて知った。やっぱりこの2人……本気で互いを潰しにかかっている。
「そして私はセットされた魔法カード【六花絢爛】を発動。私は植物族モンスターである【聖蔓の守護者】をリリースして発動します……が 」
白い雪の中だが、寒さは感じられない世界の中、フィールドにいる閃刀姫ーカイナが氷の花々に囲まれるとそのままフィールドに消えてしまった。
「フィールド魔法【六花来々】の効果。自分が効果を発動する為に自分フィールドの植物族をリリースする時、代わりに相手モンスターをリリース出来ます。そしてリリース時の効果により、私は【六花精プリム】 と同じくレベル4の【六花精シクラン】を加えます 」
「除去しながらモンスターを手札に加えられるなんて……何てカードなのですの…… 」
「本当に凄いカード、まるで【シャドウ・ディストピア】みたい…… 」
「……たしかにな 」
あの六花来々は言わば、俺が前に使っていたDNA改造手術などで相手モンスターを植物族に変更しシャドウ・ディストピアの効果で相手モンスターをリリースするコンボに似ている。それが合わさったのがあの六花来々……まるで是が非でもシャドウ・ディストピアを思い出させようとしているようだった。
「ですが、墓地の【閃刀姫ーレイ】の効果が発動。守備表示で特殊召喚します 」
「続けて行きますよ。私は【六花精プリム】 を通常召喚。そして手札の【六花精シクラン】をリリースし、【ボタン】のレベルを2つ下げて4にします」
これでボタンのレベルはプリムと同じ4……つまり……!
「私はレベル4の【プリム】と【ボタン】でエクシーズ召喚!ランク4【六花聖ストレナエ】を召喚! 」
六花聖ストレナエ
ランク4/エクシーズ/植物族/ATK2000/DEF2000
「【ストレナエ】の効果発動。エクシーズ素材を1つ取り除き、墓地の【六花】カード【六花絢爛】を手札に加え、このままバトル。まずは【ストレナエ】で【レイ】に攻撃! 」
フィールドにいる六花聖ストレナエは閃刀姫ーレイに近づき、レイは閃刀でストレナエに攻撃したが、ストレナエの蝶のような軽やかな動きに翻弄され、ストレナエのビームでレイは破壊された。
「おー!私カッコイイ! 」
近くにいるストレナエは自分の奮闘に興奮し、いけいけとティアドロップを応援した。というか六花って意外にもステータスが高いんだよなぁ……
「これで貴方の場は何もありません。【六花聖ティアドロップ】と【聖蔓の守護者】で攻撃! 」
2体の合計攻撃力は3600。これでライフの差は更に広がった。
レイ 残りライフ8000→4400
「これで私はバトルを終了します 」
「この瞬間罠発動!【拮抗勝負】!バトルフェイズ終了後に発動し、私のフィールドにいるカードの枚数と同じになるように貴方はカードを裏側で除外しなければなりません! 」
「くっ、【ハイペリュトン】の素材に罠カードはありません……それは無効に出来ませんね 」
「えーと、という事はティアドロップは全部のカードを除外しないといけないのか? 」
「違う。あのカードも発動している時に場にあるから1枚になる様に除外する 」
「え、そうなのか? 」
しかし1枚だけでもティアドロップにとってはかなりの痛手の筈だ。しかも墓地では無く除外……それも裏側だ。これを避けられないティアドロップはどう出るか……
「【六花聖ティアドロップ】の効果発動。エクシーズ素材を取り除き、フィールドにいる【六花聖ストレナエ】をリリース。チェーン処理で私の効果から適用しますよ 」
ティアドロップの効果でストレナエがフィールドから離れた後、拮抗勝負によりティアドロップはどのカードを残すのか選択した。
「私が残すのは【六花聖ティアドロップ】。その他は全て除外します 」
これでティアドロップ以外のカードは無くなった……が、前にエクシーズ素材を持ったストレナエをリリースしたということは……
「リリースされた【六花聖ストレナエ】の効果により、エクストラデッキからランク5以上の植物族エクシーズモンスターを特殊召喚します。私はランク6の【六花聖カンザシ】を特殊召喚し、【六花聖ストレナエ】はそのエクシーズ素材になります 」
六花聖カンザシ
ランク6/エクシーズ/植物族/ATK2400/DEF2400
「私はこれでターンエンド。そして手札からリリースされた【六花精シクラン】はリリースされたエンドフェイズ時に墓地から特殊召喚出来る。来なさい、【シクラン】」
六花精シクラン
レベル4/植物族/ATK1800/DEF800
3ターン目終了
レイ 残り手札2枚
残りライフ4400
□□□□□
□□□□□
□ □
□①②③□
□□□□□
ティアドロップ 残り手札4枚
残りライフ10500
①:六花聖ティアドロップ
②:六花聖カンザシ
③:六花精シクラン
「私のターン、ドロー!よし、ここから巻き返しますよ。まずは魔法カード【閃刀起動ーエンゲージ】を発動。デッキからもう1枚の【閃刀機構ハーキュリーベース】を加え、効果で更にワンドロー!今度は【強欲で貪欲な壺】を発動し、デッキから10枚除外し、2枚ドロー! 」
『これで合計4枚ものカードを引き込んだレイ選手!やはりターン1制限がついてないのがとんでもないです! 』
「まだ終わりません。私はさっきドローした【閃刀姫ーロゼ】を召喚してそのままリンク召喚!【閃刀姫ーカガリ】を特殊召喚! 」
閃刀姫ーカガリ
LINK1/リンク/機械族/ATK1500
「【カガリ】の効果により、墓地から【閃刀起動ーエンゲージ】を手札に加えてもう一度発動!【閃刀機ーウィドウアンカー】を加えてワンドロー! 」
『更に2枚の手札増強!これによりレイ選手の手札は2枚から6枚なりました! 』
「更に魔法カード【閃刀機ーホーネットビット】を発動し、【閃刀姫トークン】を1体召喚。私は【閃刀姫ーカガリ】と【閃刀姫トークン】でリンク召喚し、【閃刀姫ージーク】をリンク召喚!」
閃刀姫ージーク
LINK2/リンク/機械族/ATK1500
「【閃刀姫ージーク】がリンク召喚に成功した時、貴方の場のモンスターを次の相手エンドフェイズ時まで除外します。私が選ぶのは【六花聖ティアドロップ】! 」
ジークが時空を切り裂き、ティアドロップはその切り裂かれた空間の狭間に飛ばされてしまった。これで次のティアドロップのエンドフェイズ時まで、ティアドロップは除外されてしまった。
「更に【二重召喚】を発動し、もう一度私は通常召喚出来ます。出すのは勿論……【閃刀騎ーカイム】! 」
『先にレゾンカードを出したのはレイ選手の【閃刀騎ーカイム】だ! 』
閃刀騎ーカイム
レベル4/戦士族/ATK0/DEF0
「【閃刀騎ーカイム】が召喚された時、デッキ、手札、墓地からレベル4の【閃刀姫】モンスターを2体まで特殊召喚できる。私は墓地から【閃刀姫ーレイ】を特殊召喚! 更に【カイム】さんの効果で、墓地にいる【閃刀姫】リンクモンスターの数だけ、デッキから魔法カードを墓地に送ります!4枚の魔法カードを墓地に! 」
「これで場には【閃刀騎】含むモンスターが3体……! 」
『来るか!?もう1枚のレゾンカード!? 』
「私は、【閃刀姫ーレイ】【閃刀姫ージーク】【閃刀騎ーカイム】でリンク召喚!召喚条件は【閃刀騎】モンスター含むモンスター3体! 」
レイとジークが上空に出現したリンクマーカに飛び込んだ時、カイムを中心に全ての閃刀姫パーツが合体し、装甲の色が白に統一されて行った。
やがて全身が鎧に包み込まれ、最後に自らリンクマーカに飛び込み……いや、貫くと、全ての武装を統合させた新たな閃刀モンスターがこの場に表れた。
「これが私達の希望!【閃刀騎ーラグナロク】! 」
閃刀騎ーラグナロク
リンク3/リンク/機械族/ATK????
『出だァァァァ!【ラグナロク】!全ての閃刀姫の武装を詰めに詰め込んだまさにロマンの様なモンスター!男の子はこういうのが好きそうだが、皆はどうだ!? 』
「好きだァァァァァ!!」
世の男性がラグナロクの姿で童心に帰ったのか、ラグナロクに向けて熱狂的な応援を向けた。
確かに、全部盛りプラス閃刀姫ージークの様な巨体さを合わせ持ったロボット的な感じだから、分からなくも無い。しかし、女性陣からはいささか不満な様子。
「うーん、私にはちょっと厳つくて逆に怖いですね…… 」
「私もあのようなゴテゴテした物、美しくはありませんわ 」
ま、こう考えるわな。だが、効果は恐ろしく強力だ。
「【閃刀騎ーラグナロク】の効果!墓地にいる【閃刀姫】リンクモンスターを召喚条件を無視して可能な限り特殊召喚し、【ラグナロク】の攻撃力はフィールドの【閃刀姫】リンクモンスターの数×1000ポイントアップ!」
確かレイは全ての閃刀姫リンクモンスターを召喚したはず……つまり、攻撃力は5000となる。
閃刀騎ーラグナロク ATK5000
「そして【ラグナロク】がいる限り、私のメインモンスターゾーンが全てエクストラモンスターゾーンとなり、【閃刀】魔法カードが使えます。私は【閃刀機ーハーキュリーベース】を装備。これで2回攻撃が可能! 」
「本来【ハーキュリーベース】を装備されたモンスターはダイレクトアタックが出来ない。だけど、【ラグナロク】は元々ダイレクトアタックが出来ないから問題無い 」
「更に装備魔法【団結の力】を【ラグナロク】に装備!これで【ラグナロク】の攻撃力はフィールドのモンスター×800。つまり、4800アップ! 」
閃刀騎ーラグナロク ATK5000→9800
「攻撃力9800……しかも2回攻撃。相変わらずとんでもないパワーのモンスターネ 」
「しかもあのモンスター、相手モンスターとの戦闘ダメージを2倍にする効果があったはず…… 」
「えーと、今場にいるのは攻撃力2400のカンザシと攻撃力1800の【シクラン】ちゃんだから……どっちかに攻撃されたら負けるじゃん! 」
確かにティアドロップのライフは10500。仮にカンザシに攻撃を仕掛ければ本来のダメージは7400。だが、ラグナロクの効果でその倍になるからまさかのダメージは14800になる。
まさか手札1枚からここまで繋げるなんてな……流石閃刀姫のアド稼ぎは伊達じゃない。
「さぁ、覚悟は良いですか? 」
「くっ…… 」
「私は【閃刀騎ーラグナロク】で、【六花聖カンザシ】に攻撃!」
これが決まればティアドロップの負けは確定だ。ラグナロクの炎の大剣は、今まさにカンザシに向けて振り下ろそうとされた……
戦ってみたい決闘者は?(性格からの判断でも可)
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逆境を覆す奇跡のドローの持ち主花衣
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ルールの枠を外れて自分の土俵で戦う焔
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圧倒的な制圧力で立ち塞がる空
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相手の手を読み、その手を封殺する彼方
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健気にライフを回復し続けて粘り勝つ花音
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連続墓地蘇生から妨害する霊香
-
1ターンで全ての展開をやり遂げる雀
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全破壊から一気に勝負を決めるカレン