六花テーマを作って愛用したらそのまま俺への愛が重くなった件について 作:白だし茶漬け
さて、この小説もあと数十話程で100話ですね。別の小説ももう110話超えてるので、合計で何と200以上。
これからも応援よろしくお願いします。(*^^*)
「行くぞ!俺のターン!」
3対3であり、メインモンスターゾーンと魔法・罠ゾーンが3つだけの変則デュエルの3ターン目、つまり俺のターンとなった今の盤面がこれだ。
2ターン目終了
ソナタ アリア トバリ
ライフ:3000 ライフ:2000 ライフ:2000
手札:1 手札:4 手札:4
□□□ □□□ □□□
□①□ □□□ □□□
□ □ □ □ □ □
□□□ □②□ □□□
□□□ □□□ □□□
空 花衣 焔
ライフ:3400 ライフ:4000 ライフ:3800
手札:2 手札:4 手札:3
①:トリックスター・マンジュシカ(裏守備表示)
②:六花のひとひら(裏守備表示)
ソナタさんの罠カード、最終兵器ダルマキャノン(destructive daruma karma cannon)を発動され、盤面が更地当然に戻ってしまった。
こちらのターンで裏守備にされたので表示形式は変更出来ないし、裏守備の為リンク召喚もできない。今頃俺ののひとひらは折角出されたのに裏側にされたカードの下に頬を持ちのように膨らませているに違いない。
正直こっちにしてもそんな気分だ。六花においてひとひらは何としてもどうしても通したい効果のひとつだ。しかも、裏守備だからスノードロップの効果でリリースすら出来ない。以前の俺ならここで詰まっていた所だが……今は違う。俺は手札から1枚のカードを召喚した。
「俺は、【ティオの蟲惑魔】を召喚!」
ティオの蟲惑魔
レベル4/植物族/ATK1700/DEF1100
俺のフィールド上にティオ……正確には疑似餌の方の少女が現れると、このデュエル特有のシステムの例外無くティオの服が水着に変わった。
それを見た観客達は、人気テーマの蟲惑魔を見て興奮していたが、俺の両隣にいた男達は違っていた。
「蟲惑魔だって!?」
「お前、いつの間に……」
焔と空、そして相手チームのトバリもとい雀も驚いていた。それはそうだ、何故ならこの蟲惑魔はピックアップデュエルが終わった数日後、つまりこのデュエルが始まる数日前に彼方さんから渡されたのだから。
数日前……
オールイートカーニバルの数日前の話だ。ピックアップデュエルが終わった数日後に彼方さんからの連絡が入り、渡したい物があると言っていつものカードショップへと足を運び、彼方さんと出会った。
「やぁ花衣君。来てくれてありがとう」
「いえいえ、それで……渡したい物ってなんですか?」
「君って、今デッキを改良したいなと思ったりしてないか?それならちょうどいらないカードというか、ストラクチャーデッキがあるからあげようと思ってね」
「えっ、良いんですか?わざわざそんないいのに……」
「まぁまぁ、俺には無縁だし、植物族使いの君なら使えると思って」
ストラクチャーデッキと言えば、構築済みデッキの事であり、普通のパックより少し値段がする物だ。
何だか申し訳ない気持ちになりつつも、彼方さんの行為に甘えた俺は、どんなデッキなのかとワクワクしながら待ち、彼方さんが取り出したのはピンク色のストラクチャーデッキの表紙には……【蟲惑魔の森】という名前を見てしまった。
「こ……蟲惑魔……?」
その名前を口にした瞬間、蟲惑魔達に食べられそうになった時のトラウマが蘇り、思わず体を震わせた。
というかパッケージにいるの誰だ?白髪で右目が隠れている蟲惑魔に、少し暗い赤毛にまるで蜘蛛のような髪型の蟲惑魔がいるが……新規なのだろう。
というかあいつら以外にまだ居たのかよ。どういった理由で全員で俺を襲わなかったのか分からないが、もし全員で相手されていたらと思うと震えが止まらない。
「いや、本当にすまないとは思ってるんだ。だけどこの蟲惑魔には植物族もいるしシナジーもあるにはある。君のデッキ強化の選択肢の幅が広がると思うが、無理はしないで欲しい。もし要らないなら売っても構わない。人気テーマだから結構な値打ちになるはずだ」
「いや……まぁ、使えれば使いますけど……」
蟲惑魔、モンスターは昆虫族と植物族だけで構成されおり、罠カードを、特に落とし穴系やホール系を駆使する妨害主軸のテーマだ。
六花も新たなフィールド魔法の六花来々が登場して妨害主体となり、確かに蟲惑魔と合いそうっちゃ合いそうではあるけど……
『納得出来ません。却下です』
『私は関係ないですが、花衣さんを食べようとした奴らの近くにいるのは気が知れません』
「デスヨネー」
それはそうだ。俺の命を食べようとした奴らのカードなんて、皆にとっては敵見たいなものなのだから。俺と同じ精霊が見える彼方さんも苦笑いしており、俺の事を同情するように見ていた。
「だが、そのカード自体には精霊は宿って無いんだろう?確か、この世界に存在を移したらカードが1枚この世界に作られ、そのカードを依代として実体化するんだろ?」
「はい。だから、このストラクチャーデッキに入っているカードから蟲惑魔達の気配は感じられません。他のカードからはちょっとは感じますね」
「へぇ……そんなの感じるんだ」
「彼方さんの方はあんまりなんですか?」
「まぁな。俺よりも天音の方がその辺は分かるかな」
同じ精霊が見える人でも、この辺に関しては個人差があるのか……
「まぁ、そんな事より。害は無いんだ。1回試してみたらどうだ?俺も協力するよ」
「折角貰った訳ですし、やってみます」
『そんな!私達だけで十分です!』
「て言われても……俺、もっとお前達の事を使いこなしたいんだよ」
批判しているティアドロップの目を見て、俺は六花デッキを強く握った。
「俺さ、ピックアップデュエルの時のお前を見て羨ましいって思ったんだ。六花の長って言うのか?だからだと思うけど、俺よりも六花達のこと使いこなしてさ……思ったんだ。俺もあんな風に使いこなしたいって」
『花衣様……』
「だから俺は、もっと色んな事を試してみたい。皆だから出来る事を俺は目指したい。俺は、お前達と一緒にもっと色んな事をしたいんだ」
『…………分かりました。そこまで言われては、仕方ありませんね。それにしても花衣様ったら、もっと色んな事をシたいんだなんてそんな情熱的な///』
「なっ……そ、そんな意味じゃないからなっ!?」
『良いんですよ?なんならこの後ベッドの上で2人の愛を人肌で……』
色々と誤解しているティアドロップは今霊体化している為、彼方さん以外の他の人には見えておらず、このまま叫び続ければ他の人に迷惑や不審に思われてしまう為、これ以上大きくはいえなかった。
「はは、甘いねぇ。コーヒーのブラックをいっき飲み出来そうだ」
「彼方さんまで……」
「とにかく、六花蟲惑魔の構築を開始しようか。となると、少し難しいが面白い構築が出来るかもしれないな」
『それはそうと、私達より多く入れるのは禁止ですからね』
「いきなりきつい目に戻るのやめろ……」
そして、時は戻り現在に至る。
「【ティオの蟲惑魔】が召喚された事により、墓地の【ジーナの蟲惑魔】を特殊召喚する」
このジーナは前のターン、ソナタさんが使っていた手札断殺の効果で捨てたカードだ。
今度はジーナが現れ、ジーナの服装も変わって少し色素の薄い緑のスカート付きの水着となった。あまり元の服装と変わらないが、露出度が大きくなった。
ジーナは観客達の方に劣情を煽るような笑顔で手を振り、観客達は雄叫びをあげさせた。相変わらずだなぁ……
『まさかの【蟲惑魔】を使ってきた花衣選手!やはり花衣さんは可愛い女の子テーマが好みとか?』
「いや、六花と合うかなと思って使っただけで……むしろ蟲惑魔は好きにはなれません」
疑似餌の方は美少女が多いと思うけど、蟲惑魔達の正体は身をもって分かっている。もう二度と近づきたくないぐらいにだ。
「それよりも続けますよ。俺は【ジーナ】でリンク召喚!召喚条件は【蟲惑魔モンスター1体】!来い【セラの蟲惑魔】!」
セラの蟲惑魔
LINK1/リンク/植物族/ATK800
「更に手札の【キノの蟲惑魔】は自分フィールドに蟲惑魔モンスターがいる時、手札から特殊召喚する」
キノの蟲惑魔
レベル4/昆虫族/ATK1300/DEF1500
「俺はレベル4の【キノ】と【ティオ】でエクシーズ召喚!……マネージャーさん、今出すモンスターも召喚口上いりますかね?」
『はい、蟲惑魔のエース見たいな物なのでお願いします』
だろうな……まぁ、一応考えてはいたから大丈夫だ。息を整え、言葉が詰まらないように考えていた口上を頭の中で復唱し、俺はそれを言葉にする。
「森に漂う蠱惑の悪魔の長よ、その魅惑な誘いで餌を
フレシアの蟲惑魔
ランク4/エクシーズ/植物族/ATK800/DEF2400
フレシアの蟲惑魔が自身の本体であるラフレシアの上で寝転がって登場し、その姿も白い布を巻いた物では無く、薄桃色のパレオが夏の陽射しで照らされており、いつもの服とはまた違った妖艶さがあるのは何故なんだ……
しかもパレオ自体もはだけさせており、かなり胸元が危うい。少しでも動いたら、その胸の揺らぎによって水着が崩れそうだ。
『花衣様?私以外の水着姿にみとれていたら……本気で貴方を大人の階段に登らせますよ』
「怖い事を言うな……大丈夫だ、俺は蟲惑魔達の正体と怖さを知ってるから……」
『出たァァァ蟲惑魔のエース【フレシアの蟲惑魔】です!水着によってエロさが増していますっ!ちょっと水着をずらせばポロリ!小さい子には見せられません!』
「うおお!ケツ!ケツもすげぇぞ!そんな尻を間近で見れるなんて羨ましいぞ花衣!」
「お前は黙ってろ……!俺はこれでターンエンドです」
3ターン目終了
ソナタ アリア トバリ
ライフ:3000 ライフ:2000 ライフ:2000
手札:1 手札:4 手札:4
□□□ □□□ □□□
□①□ □□□ □□□
□ □ □ ③ □ □
□□□ ④②□ □□□
□□□ □□□ □□□
空 花衣 焔
ライフ:3400 ライフ:4000 ライフ:3800
手札:2 手札:2 手札:3
①:トリックスター・マンジュシカ(裏守備表示)
②:六花のひとひら(裏守備表示)
③:セラの蟲惑魔
④:フレシアの蟲惑魔(表側守備表示)
ひとひらの効果が使えればもっと展開が出来たかも知れないが、今はこれぐらいが限界だ。だが盤面的には問題ない。
それに俺のデッキには手札か墓地のどっちかからモンスター効果を使用した時に発動でき、それを無効にした後除外して相手に2000ダメージ与える罠カード、墓穴ホールがある。
フレシアの蟲惑魔の効果でデッキから墓穴ホールを墓地に送れば、その瞬間それと同じ効果を得ることが出来る。もし次のターンプレイヤーであるアリアさんが手札か墓地のカードを発動しようものなら、2000しか無いライフのアリアさんはここで終わりだ。
「むぅ〜!やっぱり手強いね!だけど私も負けないよ!行っくよ皆ー!私のターン!」
だが、アリアさんもそれが分かっているのか、かなり警戒している様子だ。
「それにしてもまさか【蟲惑魔】使うなんてな。それに、いい妨害盤面なんじゃねえか?」
「だが【ドレミコード】自体には手札や墓地から効果を発動するモンスターは少ない。花衣、妨害の隙を見逃すな」
「あぁ。わかってる」
「それじゃあ私のオーケストラライブのスタートだよ♪私は【ドドレミコード・キューティア】を
ドドレミコード・キューティア
レベル1/ペンデュラム/天使族/ATK100/DEF400
キューティアがフィールドに現れ、俺と目が合うとペコリとお辞儀をした。
(あのキューティア……やっぱり俺が会っていたのと同じ精霊なのか……?)
やはりデュエルディスクによるソリッドビジョンシステムでは説明つかない行動だ。ロマンス・タッグデュエルでも、ピックアップデュエルでもそうだが、このデュエルディスクかソリッドビジョンシステム……どうなってるんだ?
いや、それよりもデュエルに集中だ。今そんなことを考えるのは野暮ってものだ。
フィールドにいるキューティアの服が光で変形し、桃色のワイヤー入りの露出が少ない1個のドーナツの絵柄がポイントの可愛らしい水着となった。
キューティアに付いている小さな精霊も同じ様な水着になった。
服の変化にキューティアは恥じらいの赤い顔を浮かべて体を隠し、その場でしゃがみ込んだ。
『うぅ〜これ、ちょっと恥ずかしいですね……えへへ』
キューティアはそう言い、その言葉を俺は耳にした。やっぱり体を動かしたり喋れるぐらいの意思はある様だ。一体なんなんだこれ……。
「【キューティア】の効果発動!デッキから【レドレミコード・ドリーミア】を手札に加えるよ」
『ここでペンデュラムモンスターを手札に加えた!』
「更に魔法カード【ドレミコード・エレガンス】発動!手札の【ソドレミコード・グレーシア】を表側でEXデッキに戻して、デッキから奇数と偶数のスケールの【ドレミコード】をPゾーンに置くよ♪奇数は【ドドレミコード・クーリア】のスケール1、偶数は2枚目の【キューティア】の8を置く!」
「1枚で一気にPゾーンを埋めるのか……ここでペンデュラム召喚をするつもりか?」
「うーん、ここではまだ使わないかな。私が今使いたいのは、さっき手札に加えた【ドリーミア】の効果。この子は自分フィールドに【ドレミコード】がいる時、手札から特殊召喚出来る効果があるんだけど……」
「それをしたら花衣君の【フレシア】の効果で【墓穴ホール】の効果が発動されて、アリアのライフは0になるって事だね」
「そゆこと、だからちょっとだけ無効にさせて貰うよ。速攻魔法発動【禁じられた聖杯】!【フレシア】の効果を無効にするね♪」
この状況で発動出来るホール系のカードは俺のデッキには無い。ここは甘んじて受けるしか無い……!
「これで【墓穴ホール】の心配は無いかな?私は手札の【レドレミコード・ドリーミア】を特殊召喚!」
レドレミコード・ドリーミア
レベル2/ペンデュラム/天使族/ATK600/DEF400
今度はタイトめな黄色い服装を来た奴が来たな……例に漏れずその衣装も水着に変わり、自身のスタイルの良さを見せつけるような際どい水着となり、キューティアと違って観客達の前にもその姿を見せるようにアピールした。
『ドリーミア先輩大胆ですね……』
『ふふん!こういうのはアピールしてこそだからね!エンジェリア先輩も言ってたし!』
「どんどん行くよ!私は【キューティア】と【ドリーミア】でリンク召喚!召喚条件は【Pモンスター含む効果モンスター2体】!」
「ここに来てリンク召喚!?」
「そう!演奏するためには、それを支える人がいるってこと!来て!【
軌跡の魔術師
リンク2/リンク/魔法使い族/ATK1200
「【軌跡の魔術師】の効果発動!私のライフを1200ポイント払いデッキからPモンスターを手札に加える!私は【ラドレミコード・エンジェリア】を加えるよ」
アリア 残りライフ2000→800
『な、なんと!?ここで少ないライフを更に削りました!』
「ふふ、空くんが花衣くんが自分のライフを削りあった熱いパッションが私の心にフォルテシモしちゃったからね。だから今度は、私の熱いメロディーを感じてね♪」
アリアさんは音符を飛ばすような明るいウィンクをし、展開を進めた。
「じゃあ行くよ!私はスケール1の【ドドレミコード・クーリア】とスケール8の【ドドレミコード・クーリア】でペンデュラム召喚!手札から【ラドレミコード・エンジェリア】と【シドレミコード・ビューティア】を、EXデッキから【ソドレミコード・グレーシア】をペンデュラム召喚!」
ソドレミコード・グレーシア
レベル5/ペンデュラム/天使族/ATK2100/DEF1400
ラドレミコード・エンジェリア
レベル6/ペンデュラム/天使族/ATK2300/DEF1400
シドレミコード・ビューティア
レベル7/ペンデュラム/天使族/ATK2500/DEF2400
「【グレーシア】の効果で、デッキから【ドレミコード・ハルモニア】を手札に加えて設置!」
『なんと!レベル5〜7のモンスターを全て召喚!これがペンデュラム召喚の力なのか!』
「そして【軌跡の魔術師】の効果発動〜……あっ、そうか。メインモンスタゾーンが3つだけだから、このモンスターのリンク先に2体のモンスターが居ない!」
そう、これがこのルールにおけるネックだ。メインモンスターゾーンは減っているが、エクストラモンスターゾーン自体は2つのままだ。この配置では、自分から見て左に置けば、向いているリンクマーカーは下と右下。
逆に右なら、下と左下だ。軌跡の魔術師のリンクマーカーは右下と左下なので、どちらかしかメインモンスターゾーンに向けないのだ。よって、軌跡の魔術師の効果は使えないということだ。
「テヘ♪失敗しちゃった」
「「可愛いぞぉ!!A・L・I・Aアリア!」」
「みんなありがとう〜!でもね、まだ終わりじゃないよ。私の協奏曲はここから!私はリンク2の【軌跡の魔術師】と【ソドレミコード・グレーシア】でリンク召喚!召喚条件は【Pモンスター含むモンスター2体以上】!」
リンク2を含むって事は……リンク3か?するとアリアさんの周りに虹色の音符や譜面が踊り出すように現れ、アリアさんはしなやかに指を指揮棒の様に動かし、ステージから流れる音楽に合わせてダンスを踊った。
「音楽で皆を笑顔にしよう!これが天使が届ける協奏曲!リンク3の【グランドレミコード・クーリア】をリンク召喚!!」
グランドレミコード・クーリア
LINK3/リンク/天使族/ATK2700
「り、リンク3のドレミコード!?」
『おっとこのモンスターは最近新しく追加されたカードだ!中々厄介な効果がこのモンスターには備わっていますよ〜?』
「そしてフィールド魔法【ドレミコード・ハルモニア】の効果発動!自分のPゾーンにいる【ドレミコード】を1体対象にして、そのPスケールをそのモンスターのレベル分増やすよ。私は【キューティア】を選んで、キューティアはレベル1だから、スケールは9になるね」
「スケールを増やした?もうこれ以上ペンデュラム召喚は出来ない」
「違うよ♪【ハルモニア】の効果は3つあって、これ全部使えるの。そしてその一つがこれ!自分フィールドに奇数か偶数のPスケールがあれば、相手モンスター1体破壊できる!」
「何だって!?」
今奇数のPスケールモンスターは、さっきスケールが上がったキューティアとスケール1のクーリア、そしてスケール3のエンジェリカの3体……!
「私は【フレシアの蟲惑魔】を破壊!」
「くっ……」
「ふふーん、これで私はターンエンド!」
3ターン目終了
ソナタ アリア トバリ
ライフ:3000 ライフ:800 ライフ:2000
手札:1 手札:0 手札:4
□□□ ③□④ □□□
□①□ ⑤□⑥ □□□
□ □ ⑦ ⑧ □ □
□□□ □②□ □□□
□□□ □□□ □□□
空 花衣 焔
ライフ:3400 ライフ:4000 ライフ:3800
手札:2 手札:2 手札:3
①:トリックスター・マンジュシカ(裏守備表示)
②:六花のひとひら(裏守備表示)
⑧:セラの蟲惑魔
③:ドドレミコード・クーリア
④:ドドレミコード・キューティア
⑤:ラドレミコード・エンジェリア(守備表示)
⑥:シドレミコード・ビューティア(守備表示)
⑦:グランドレミコード・クーリア
『さぁさぁさぁ!花衣選手の潰し、逆に展開したアリア選手のフィールドには!大人の魅力ムンムンのドレミコード達が勢揃い!いや〜目の保養になりますね〜』
「おぉ、高レベルになるとおっパイもデケぇ……」
焔は相変わらずであり、向こうのドレミコードも満更でも無い様子だ。
エンジェリアという精霊は派手なオレンジ色のビキニに、丈が太ももの少し上ぐらいしかないホットパンツを着て観客達の視線を釘付けにするようにポーズを取っていた。
対してビューティアという女性は清楚な白い水着にパーカーを来ており、何だか母親というイメージが強い。
そしてクーリアは何と黒水着をしており、白い肌と巨万な胸が余計に目立っていた。これ……デュエルさせる気あるのか?だが観客達は大いに盛り上がっており、目的は達成されてはいる。
「というかお前のターンだぞ焔」
「おっと、そうだったな。んじゃ行くか!俺は魔法カード【隣の芝刈り】発動!俺はアリアのデッキの枚数を確認するぜ!」
「私のデッキ?えーと、何枚だっけ?」
『アリア選手のデッキ枚数は30枚ですね。初期手札4枚で残りデッキは36で、ソナタ選手の【手札断殺】【ドレミコード・エレガンス】でそれぞれ2枚、そして【キューティア】【軌跡の魔術師】1枚ずつ抜かれましたね』
「おー、よく覚えてるね」
『実況者なので!そして対する焔選手は52枚!フルデッキの60枚ですねこれ!つまり、墓地に送る枚数は22枚!』
「ろ、60枚デッキ!?」
「うだうだと墓地にカード送るなんてめんどくせぇ!とにかく全ブッパだ!」
「させないよ!私は【グランドレミコード・クーリア】の効果発動!相手が効果を発動した時、Pゾーンの奇数スケールのモンスターをこのモンスターのリンク先に特殊召喚して、効果を無効にするよ」
「うげっ……めんどくせぇなそれ」
「私はスケール1の【ドドレミコード・クーリア】をリンク先に召喚!そしてその後、EXデッキから偶数のスケール【ソドレミコード・グレーシア】を手札に加えるよ」
効果を無効にしつつ、モンスターの展開と手札補充……中々厄介だな。しかも初動の大量墓地送りを止められた炎山は中々嫌そうな顔をしている。
「くっそ〜!手札あんまし良くないんだよなぁ。まぁいいや、俺は【不知火の隠者】を通常召喚!」
不知火の隠者
レベル4/アンデッド族/ATK500/DEF0
「【隠者】をリリースして効果発動!デッキから守備力0のアンデッドチューナー【ユニゾンビ】を特殊召喚!」
「我はこの瞬間手札から【増殖するG】を発動!増え続ける闇を思い知るが良い!」
トバリがこのタイミングで相手が特殊召喚する度ドローするカード、増殖するGを発動した。
「げっ、このタイミングかよ……やなタイミングだなぁおい」
確かに、この時点でトバリはカードを1枚ドローしており、今焔の場にはユニゾンビ1体だけだ。このまま展開するか、それとも手札を増やされてしまう事を抑えてこのままにするか……こればかりは決闘者の判断次第だ。
「考えても仕方ねぇ!【ユニゾンビ】の効果でデッキからアンデッド族の【馬頭鬼】を墓地に送って【ユニゾンビ】のレベルを1あげる!やっぱこの動きつえー!」
ユニゾンビのレベルは3……それが効果で1上がって4になったのか。
「更に墓地に送った【馬頭鬼】を除外して墓地の【隠者】をもう一度召喚!」
『これでレベル4のモンスターが2体!』
「だけどやるのはエクシーズじゃねぇよ。俺はレベル4の【不知火の隠者】とチューナーの【ユニゾンビ】でシンクロ召喚!レベル8【アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン】!」
アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン
レベル8/シンクロ/ドラゴン族/ATK2500/DEF2000
焔の背後に神速の速さで姿を現したスターダストが現れ、アクセルシンクロと名付けられるからか、その姿は少し赤みがかっていた。
「まだ行くぜ!更に【スターダスト】の効果で墓地のレベル2チューナー【マッド・マーダー】を特殊召喚!」
「ふぇ!?そんなカードいつ……って、そうか。ソナタの【手札断殺】か!もう、ソナタったら〜」
「何よ、私が【アルティメット・ファルコン】をどうにかしなければ負けてたのに〜」
「何を〜?」
「むむむむむ〜」
「あー……俺はこれでターンエンドだ」
ソナタ アリア トバリ
ライフ:3000 ライフ:800 ライフ:2000
手札:1 手札:1 手札:7
□□□ □□④ □□□
□①□ ⑤③⑥ □□□
□ □ ⑦ ⑧ □ ⑩
□□□ □②□ □⑨□
□□□ □□□ □□□
空 花衣 焔
ライフ:3400 ライフ:4000 ライフ:3800
手札:2 手札:2 手札:1
①:トリックスター・マンジュシカ(裏守備表示)
②:六花のひとひら(裏守備表示)
⑧:セラの蟲惑魔
③:ドドレミコード・クーリア(守備表示)
④:ドドレミコード・キューティア
⑤:ラドレミコード・エンジェリア(守備表示)
⑥:シドレミコード・ビューティア(守備表示)
⑦:グランドレミコード・クーリア
⑨:マッド・マーダー
⑩:アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン
「ふふ、ようやく我の出番という事だ。深淵に潜む無数の蟲達の力により、我の手札は豊潤の時を迎えた。さぁゆくぞ!我のターン!」
「俺はこのメインフェイズ【アクセルシンクロ・スターダスト】の効果発動!こいつをリリースしてEXデッキから【スターダスト・ドラゴン】をシンクロ召喚扱いで特殊召喚し、場のチューナーモンスターとシンクロ召喚する!」
「き、貴様!我のターンだと言うのになんという冒涜だ!」
「うるせぇ!俺はやりたいようにやるんだよ!行くぜシンクロレベル10!疾風怒濤!荘厳華麗!出番だぜ!【フルール・ド・バロネス】!」
スターダスト・ドラゴンとチューナーモンスターが光となり、その光の向こうから金の装飾を纏った鎧を着た白馬の上に、それと同じような鎧を纏った顔の隠した女騎士がフィールドに降り立ち、馬は前足を浮かして立ち上がって雄叫びをあげた瞬間、その周囲にバラの花びらが舞い踊った。
そして、それと同時にフルール・ド・バロネスの鎧て白馬の鎧は弾け飛び、馬はサングラスにハイビスカスを、そしてバロネスは、胸と腰を隠すような鎧の水着に姿を変え、顔を隠したマスクも脱がされたが、両目を塞いでいるアイマスクの仮面を被っていた……
フルール・ド・バロネス
レベル10/シンクロ/戦士族/ATK3000/DEF2400
『こ、これはマニアックな水着だぁ!』
「ほえ〜鎧の水着かぁ……こいつなんか太もも太っ……」
焔がなにか言いかけた瞬間、バロネスが持ち主である焔の顔に槍先を寸止めし、明らかな殺意を焔に向けていた。
ソリッドビジョンだから質量とかは無いが、迫力だけはある。殺されかけた焔は笑顔のまま顔を青ざめ、バロネスから距離を取った。
「こ……こぇぇ……」
「お前……何言ったんだ」
「ま、まぁとにかく!【バロネス】がいるから妨害は出来る!勝った!」
「ふははは!我が力を甘くみている様だがそうはいかん。なぜなら、増殖する闇の力で我は闇よりも深い闇を手札に加えられたのだからな!」
「……?どういう事だ?」
「我のターン!見せてやろう、我が漆黒の風を!永続魔法【常闇の颶風】を発動!」
トバリが発動した永続魔法カードは、黒い旋風とは少し違う、黒い竜巻の様な物が描かれたカードだった。
「何だあのカード……?」
「あんなカード知らねぇぞ?」
「まさかあれって……レゾンカード……!?」
「そう!我だけが持つことが許されたこの力!貴様ら愚民共に見せてやろう!」
ザワつく観客達の声をかき消すようにトバリの背後から旋風よりも激しい暴風が吹き荒れ、トバリは深い笑みを浮かべた。
どうやら、思っていた以上にこのデュエルは一筋縄では行かなそうだな……
オリカをまとめた章が欲しい?
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欲しい!
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別に( *¯ ³¯*)