この力は誰かの為に・・・   作:とあるP

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とあるPです。

今回からタッグマッチトーナメントになります。前後編です。

それでは本編をどうぞ!!


第十七話 タッグマッチトーナメント(前編)

シャルルの正体告白から次の日、一夏と信二、シャルルの3人はIS特訓のためアリーナに向かっていた。その途中、妙によそよそしいシャルルの仕草に一夏が気にしだした。

 

一夏「なぁ、シャルルどうしたんだ?何だかソワソワしていて…」

シャルル「な、何でもないよ!」

一夏「そうか?信二もそう思うよな」

信二「…ノーコメントで」

一夏「なんでだよ!」

 

そうこうしているうちに、アリーナに到着しが、そこにはとんでもない光景が広がっていた。先に来ていた、セシリアと鈴がラウラによって蹂躙されていて、2人は無残な格好になっており尚も攻撃されていた。

 

信二「セシリア!」

一夏「鈴!」

 

いち早く動いた信二はすぐさまIS【ヤークトティーガー】を纏ってアリーナに飛び込もうとした。しかし、アリーナに設置されていた、バリアによって入る事は出来なかった。

 

信二「しまった!バリアか」

 

以前のゴーレム襲撃に備えて、アリーナのバリアが強力になっていた。だから、容易に突破するのは、困難な状態になっていた。仕方ないと思った信二はプライベートチャンネルで千冬を呼び出した。

 

信二『織斑先生、今からアリーナのバリアを破壊します』

千冬『ダメだ、許可できない』

信二『では、友達がやられているのを黙って見ていないといけないのですか!!』

千冬『今から、私が向かう。それまで我慢して欲しい…』

信二『…すみません。反省文や懲罰は後で受けます』

千冬『おい、に』

 

信二は千冬が言い終わる前に、通信を切って、本気モードになった。

 

信二「悪いけど、一夏、デュノアさんは、ピットに向かって」

一夏「わかった、シャルル行くぞ」

シャルル「う、うん」

 

そう言って、シャルルと一夏はピットに向かっていった。それを見た信二は大きく深呼吸をした。

 

いくよ!マホ

 

(わかった)

 

信二は両腕の装甲を外し、トンファーを出してきた。そして、眼帯を外し左目が黄金色になったのを確認し、「Hasenjagd(狩りの時間だ!)」と叫び、バリアを破って、信二はアリーナに向かっていた。

 

 

 

 

~セシリア、鈴side~

 

一夏達がアリーナに来る、数十分前の話しになるわ。セシリアとアタシはアリーナにいた。理由は今度始まる学年別トーナメントに出場するため特訓するためであった。

 

セシリア「鈴さんも特訓なさるのですね」

鈴「当たり前じゃないの!勝って一夏にいいところ見せたいもの!」

セシリア「はぁ~」

鈴「何よ!そのどーでもいい溜息は!」

セシリア「あら?そう見えていましたか?」

鈴「セシリア!アンタバカにしているの?」

セシリア「その様なことございませんわ」

鈴「本当に~?てか、アンタは信二にいいところ見せなくてもいいの?」

セシリア「ご心配には、及びませんわ!わたくしと信二様の愛がその程度の事で揺るぐわけありませんもの!」

鈴「だといいけどね…うん?あれって?」

セシリア「あれは、ボーデヴィッヒさん?」

 

そこには、IS【シュヴァルツェア・レーゲン】を纏ったラウラがいた。ラウラはセシリアとアタシを一目見ると

 

ラウラ「イギリスのIS【ブルー・ティアーズ】と中国のIS【甲龍】か。どちらでもいい、私と戦え!」

セシリア「だそうですよ。」

鈴「アンタから行きなさいよ」

ラウラ「どちらでもいい。面倒なら2人同時でもいいぞ」

セシリア「それは、ごめんこうむりますわ。何だか弱い者いじめをしているみたいなので」

鈴「アタシもパス。今はそんな気分じゃあないから」

ラウラ「ほう、逃げるのか。そう言えばあの男2人も弱そうな人間だったな」

 

その一言が、2人に火を付けた

 

セシリア「今なんておっしゃいました…」

鈴「一夏と信二が弱いですって…」

ラウラ「そうだ、あんな女の園でしか生きていけないなど、軟弱にも程がある」

 

そう言った瞬間、ラウラの横をレーザー光線が横切り、スターライトmkを構えていたセシリアがいた。

 

セシリア「今の言葉、撤回してください!信二様はそんな方ではありません!」

鈴「そうよ。一夏もそんな事ないわ!アイツは望んでここに来たわけじゃあないのよ!」

ラウラ「そんな事は知らん!昨日だってあの後、戦う姿勢を見せなかった!だから弱いのだ!」

セシリア「…いいでしょう。そこまで言うのであれば、私たちが相手になりますわ!」

鈴「ちょうど、退屈していたところだし。いいわ!やって、やろうじゃない!」

ラウラ「面白い」

 

そう言って、ラウラは大口径レールカノンを放った!アタシとセシリア躱して両サイドから接近して行き、双天牙月を振った!しかし、あと数センチの所で止められた。

 

鈴「なんで!」

セシリア「鈴さん!」

 

すかさず、セシリアがフォローに入ろうとしたが、シュバル・レーゲンから出てきた、ワイヤーブレード×6に阻まれてしまった。

 

セシリア「きゃ!」

鈴「セシリア!この!動きなさいよ」

ラウラ「無駄だ、この慣性停止能力(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)からは逃れられない」

 

 

ラウラの第三世代型兵器である、停止結界、慣性停止能力(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)通称AICは対象を任意に停止させることができ、1対1では反則的な効果を発揮する。これによってアタシと双天牙月の動きが止まってしまったわ。

 

しかし、使用には多量の集中力が必要であり、複数相手やエネルギー兵器には効果が薄いのが弱点である。

 

ラウラ「さて、この状態では避けられまい」

鈴「ひ!」

 

至近距離で大口径レールカノンがアタシに向けて、あと数秒で直撃するところで、セシリアのブルー・ティアーズが邪魔をしてAICが解かれて難を逃れた。

 

ラウラ「チィ!」

鈴「サンキューセシリア」

セシリア「いえいえ、けどどう対処いたしましょう」

鈴「あのAICが厄介よね」

ラウラ「来ないのか?ならば、こちらから行くぞ!」

 

そう言って、ラウラは瞬時加速(<イグニッションブースト>)をして、セシリアに肉薄した。当然セシリアは近距離武装である「インターセプター」をコールしたが、ラウラのプラズマ手刀にはじかれてしまい、ガラ空きになったボディにラッシュが入った。

 

そして、ワイヤーブレードでアリーナの壁まで吹き飛ばされてしまった。

 

鈴「セシリア!」

 

すかさず救護に回ったアタシだがそこに大口径レールカノンからの、対ISアーマー用特殊徹甲弾の雨が降り注いだ。セシリアをカバーしようとしたが間に合わず、2人のSEが0になり、アタシ達は絶対防御が働いて気絶した。そこに、バリアを破った信二が乱入してきた。

 

~セシリア・鈴side out~

 

 

 

信二は乱入すると同時に、レールカノンから散弾を放ちセシリアとラウラの間に入り、セシリアを抱きかかえた。

 

信二「大丈夫かいセシリア」

セシリア「し、信二様…」

信二「よかった無事で」

セシリア「申し訳…ありません…ですわ」

信二「そんな事ない。よく頑張った」

鈴「ちょっと!こっちも結構ヤバいんだけど…」

信二「ごめんね!」

 

 

そんなやり取りをしていると、一夏とシャルルも合流してきた。

 

一夏「鈴!無事か!」

鈴「遅いわよ、バカ…」

一夏「ごめんな、時間がかかって」

ラウラ「来たな」

 

 

信二は、ラウラを確認するとシャルルと一夏に指示を出した。

 

信二「シャルル、一夏。2人はセシリアと鈴を連れてピットに向かってくれ」

一夏「信二、お前はどうする?」

信二「…ちょっとこの子にお灸をすえてくる」

ラウラ「面白い。かかって来い!」

一夏「…わかった。行くぞ、シャルル」

シャルル「う、うん。気を付けてね」

 

 

4人がピットに向かうのを確認した信二は、最後通告としてラウラに言った。

 

信二「なんであんな事!一歩間違えれば酷い事になっていたぞ!」

ラウラ「そんなの知らんな。ISは兵器だ!それを身をもって教えただけだ」

信二「違う!ISは宇宙に連れていく翼だ!それを兵器と呼ぶにはお門違いだ」

ラウラ「ごちゃごちゃと、戦うのか、逃げるのかどっちなのだ!」

信二「…本当は使いたくなかったけど仕方ない」

 

信二は、両サイドの装備を外し、トンファーを取り出しだした。しかし、眼帯はしたままである。

 

ラウラ「このAICがあるのに接近戦を挑んでくるとは。面白い」

信二「行くぞ」

 

信二は瞬時加速(イグニッションブースト)を使って、ラウラに接近した。当然ラウラはAICを使って信二を拘束しようとした。

 

ラウラ「本当に突っ込んでくるとは、バカだな」

信二「くっ!」

 

やはりAICが発動しラウラに当てる前に止まってしまった。しかし、ある人物の登場によって状況が一変した。

 

???「全く、どいつもこいつも手を焼かせるな」

信二・ラウラ『織斑先生(教官)!』

 

千冬は打鉄の近接ブレード「葵」をもって登場しISを装備せず生身の状態で、ラウラと信二の間に立ちはだかる。

 

千冬「そんなに、決闘がしたいなら次回の学年別トーナメントまで取っておけ。今後、学園内での一切の私闘を禁ずる。解散!」

 

千冬の一言で解散となり、信二はセシリアと鈴の様子を見るために保健室に向かうのであった。

 

保健室に着いた時は、セシリアと鈴は包帯でグルグル巻きになっていた。

 

信二「セシリア、鈴!大丈夫?」

セシリア「大丈夫ですわ」

鈴「大丈夫よ。それよりラウラとはどうなったの?」

信二「その事だけど織斑先生が何とか納めてくれたよ」

セシリア「織斑先生が?」

鈴「あ~あの子千冬さんには、べったりだからね」

一夏「そうなんだよな」

シャルル「それよりも、どうして2人はボーデヴィッヒさんと戦うことになったの?」

セシリア・鈴『そ、それは…』

 

若干の気まずさがあった2人は、お互いに目をそらした。それを悟ったシャルルは、2人に近づいて

 

シャルル(もしかして、一夏と信二の事を馬鹿にされたから怒ったんだよね)

セシリア(そ、そ、そ、そんなこと、ご、ご、ございませんわ)

鈴(そうよ!そうよ!そうよ!そうよ!)

シャルル(ふ~ん。ならいいけどね)

 

 

そんなやり取りを見ていた信二と一夏はキョトンとするしかなかった。

 

信二「けど、そのケガじゃあトーナメント出場は無理だね」

一夏「確かにそうだな。ちょっと怪しいな」

セシリア「そんな事ありません!」

鈴「そうよ!大丈夫よ!」

真耶「大丈夫じゃあありませんよ」

 

その時、保健室のドアが開いて、真耶が現れた。

 

真耶「お二人のISを見ましたが、ダメージレベルがCを超えていました。この状態で出場すると後々大変な事になります。今回は諦めてください!」

セシリア「…わ、わかりましたわ」

鈴「…わかったわ」

 

真耶に強い口調で言われて我慢するしかなかった。その時、地鳴りに近い音が保健室に近づいてきた。

 

信二「な、なんだ!」

 

瞬間、大量の女子生徒がなだれ込んできた。そして、信二、一夏、シャルルを囲んできた。

 

 

 

『新田君、織斑君、デュノア君!私と組んでください』

 

 

 

一瞬何を言っているのか分からなかったが、ある女子生徒が持っていた紙を見て悟った。

 

信二「なになに、今年の学年別トーナメントは例年とは違い、より戦闘経験を積ませる目的でツーマンセルのタッグ戦に形式とする」

 

「そうなの!だから、新田君、私と組んで」

「抜け駆けずるい、新田君、お願い!」

「織斑君、お願い!」

「デュノア君!」

 

シャルル「え~と…」

 

 

シャルルが困惑する目でこちらを見てきたので、信二は助けることにした。

 

信二「えっと。皆のお願いは非常に嬉しいけど、僕はシャルルと組むことにしたんだ」

一夏「あ、ずるいぞ!信二!」

信二「ごめん一夏。だから、諦めてほしい」

 

 

「そっか…デュノア君と新田君が組むのなら仕方ないね」

「私達は、別の人をあたってみるよ」

「じゃあね~」

 

そう言って、女子生徒たちは帰って行った。

 




と言うわけで、信二君のパートナーはシャルルになりました。(知ってた)

シャルルとシャルロットですが、区別して呼ぶようにしてます。なので混同する場合があると思いますが、よろしくお願いします。

正式にシャルロットになるのはもう少し先になります。

感想・評価・誤字報告お待ちしております。

信二を基に次回作(サクラ大戦)を執筆しようと思いますがどのシリーズにしますか?

  • サクラ大戦
  • サクラ大戦 熱き血潮に
  • サクラ大戦2
  • サクラ大戦3
  • サクラ大戦4
  • サクラ大戦Ⅴ
  • 新サクラ大戦
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