この力は誰かの為に・・・   作:とあるP

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とあるPです

今回で夏休み編終わりになります。

次回は、日常編を挟んでお盆休み編になるかな?


それでは本編どうぞ!


第二十八話 夏休み(ロラン・ヴィシュヌ)

シャルロットのいるフランスを後にして、一路オランダに向かう途中にロランから連絡が入った。

 

信二「ん?ロランから電話?もしもしロランどうしたの?」

 

ロラン『やぁ、信二元気にしているかい?』

 

信二「お陰様で元気だよ」

 

ロラン『それは良かった。ところでオランダにはいつ頃着くかな?』

 

信二「そうだね…大体「動くんじゃあねぇ!」うん?」

 

信二がロランに答えようとした時だった。突然飛行機の前後から、銃を持った男達4人組が現れた。

 

「この飛行機は、我々『血のバレンタイン団』が占拠した!逆らう奴はぶっ殺すぞ!」

 

『キャーーー!』

 

「うるせぇ!ギャアギャア騒ぐんじゃあねぇ!」

 

なんと、信二が乗った飛行機にテロリストが乗っており、この機体を占拠したというのだ。今のところ彼らの目的が不明な為、迂闊に動けずにいた。

 

そして、リーダー格の人物が機内放送を使い、犯行声明を出してきた。

 

『我々は血のバレンタイン団。目的はただ一つ、この機体をオデッサに向けることである!それまで皆が何もしなれば、こちらは大人しくしている。但し、一つでも怪しい行動をとればこいつが目を覚ます!』

 

そう言って、服を脱ぐと身体中にC-4爆弾を巻き付けているのを見せた。それを見た乗客達は恐怖を覚えた。そして、男達は電話をしている信二を見つけた。

 

信二「ごめんロラン。また電話する」

 

ロラン『えっ!ちょっと…』

 

「オイお前!」

信二「…何でしょうか?」

 

「今、誰と電話をしていた?」

 

信二「オランダに居る彼女と電話していただけですよ」

 

「けっ!彼女とは羨ましいぜ。それなら、ちょっと来い!」

 

男は信二の腕を取ると、一番前の席に移動させた。そして、1人の見張りを付けてこう言った。

 

「お前らの行動一つで、こいつの命がなくなるからな!覚悟しておけよ!」

 

そう言って、信二に銃が突き付けられた。しかも、最悪な事まで暴露されたのである。

 

「ちょっと待て!こいつ世界に2人しかいないIS男性操縦者じゃあねぇか」

 

「こりゃあラッキーだぜ!日本政府にたんまり身代金を要求できるぜ!」

 

信二「…僕を脅しても駄目ですよ。そんな要求通るわけありませんから」

 

「そんな事ないとおもうぜ~例えば…IS学園とかよ」

 

信二「!」

 

「まぁ、お前の処遇については後だ。オラ!全員携帯電話を出せ!」

 

そう言って、男達は前後から練り歩き乗員乗客から携帯電話を回収して行った。そして、2人の見張りを残してコクピットへ入って行く。その間信二は頭をフル回転させ、この事件を穏便に済ませるために考えていた。

 

そんな時、1人の女性が信二の隣に行きたいと言い出してきた。

 

???「失礼。先ほどの男性操縦者と話したいんだけどいいかしら?」

 

「あ?だれだおめぇ?」

 

「まぁいいじゃあねぇか」

 

そして、女性は信二に近づきこう提案してきた。

 

???「君は、新田信二君であっているかしら?」

 

信二「はい、そうですけど貴女は?」

 

???「私は、貴方を助けに来たわよ。今からひと暴れするけど乗ってくる?」

 

信二「…信用できませんね。僕の名前を知っておきながら、素性を知らいない相手と協力するのは」

 

アトラ「…わかったわ。私の名前はアトラ・モンテヴェルディと言うわ。アトラでいいわよ」

 

そこには、修道女に似た白い制服、胸に黄色のブローチがあり小さな眼鏡をかけ、赤みがかった髪をウェーブ状にしている女性がいた。

 

信二「わかりました。それで作戦は?」

 

アトラ「簡単な事よ。私が合図したら目の前の男を気絶させてほしいの。そして、私がコックピットに向けて助けを呼ぶわ。その隙に残りの2人を倒して欲しいの」

 

信二「そうしたら、後ろにいるもう1人の男はどうするんですか?」

 

アトラ「私の仲間が対処するわ」

 

信二「わかりました。それじゃあお願いします」

 

アトラ「ええ、それじゃあ行くわよ」

 

そう言って、アトラはオランダ語でこう叫んだ

 

アトラ「een(エーン)twee(トゥエー)drie(ドゥリー)GO!!」

 

信二「っく!」

 

「なんだ!ぐあ!」

 

「どうした!ぐはぁ!」

 

それを合図だと思って信二は目の前にいる男を殴り、無力化した。そして、後ろでも同様の声が聞こえた。アトラの言っていた仲間が無力化したらしい。

 

アトラ「ご苦労様です。ステラ、砕蜂」

 

ステラ「…ステラ…頑張った」

 

砕蜂「全く、暗殺がメインな私が、どうして無力化しないといけないんだ…」

 

アトラ「ここで、それはダメよ。それに、まだ敵がいるからね」

 

金髪ショートカットで、ピンクと白のラインが入ったワンピースを着ている大人しそうなお姉さんと、黒髪ショートカットで黒い袴に、白色の上着に背中に「二」と書かれている着物を着ており、いいかにも目がキツめのお姉さんがいた。どうやら、この2人が無力化したらしい。

 

砕蜂「お前が新田信二だな」

 

信二「はい、貴女は?」

 

アトラ「自己紹介は後よ。さて、本丸を落とすわよ」

 

そう言って、4人はコクピットに向かって行った。そして、アトラがノックをして「助けて~」と叫ぶとテロリスト2人が出てきたところを信二と、ステラが手刀で沈黙させた。

 

そして、アトラが機長に事情を説明し無事テロリストは捕まったのである。捕まえたテロリストから危険物を押収すると、乗客達から歓声が起こった。その時改めて2人から自己紹介があった。

 

砕蜂「先ほどはすまなかったな。私は護廷十三隊の二番隊隊長砕蜂(そいふぉん)申す」

 

ステラ「…ステラは…ステラって言うよ…よろしくね」

 

信二「新田信二です。ありがとうございました」

 

アトラ「こちらこそありがとうね。急なお願いにもかかわらず…」

 

信二「いえ、慣れているので大丈夫ですよ」

 

『こちら機長です。只今より、進路をオランダはアムステルダム・スキポール空港へ合わせます。皆さま今しばらくお待ちくださいませ。繰り返します…』

 

アトラ「どうやら、無事に着きそうですね」

 

ステラ「…うん…これで安心する」

 

砕蜂「全くだ、これだから飛行機と言うのは…」

 

アトラ「まぁまぁいいじゃないかしら。偶には空の旅も大事よ♪」

 

砕蜂「確かにそうだが…」

 

信二「アハハ…」

 

 

砕蜂の愚痴を聞きつつ飛行機は、アムステルダム・スキポール空港へと向かうのであった…

 

 

空港で出迎えたのは、銀髪のショートカットにオレンジ色の瞳を持つ信二の恋人、ロランツィーネ・ローランディフィルネィその人であった。

 

しかし、彼女の顔は嬉しさよりも、怒っていると言った方が良かった。

 

信二「ごめんねロラン。急に電話を切っちゃって」

 

ロラン「フン、どうせ私よりも綺麗な花がいたのだろう」

 

信二「そんなこと「そんなことないですよ。ロランツィーネ・ローランディフィルネィ」え?」

 

アトラ「彼は、私と協力してテロリストを撃退したのですから。そう無下にしないでください」

 

ロラン「ア、アトラ・モンテヴェルディさん!」

 

アトラ「ええ、久しぶりねロラン」

 

ロラン「いつオランダに?」

 

アトラ「そうね、欧州連合次世代機選定計画(イグニッション・プラン)の帰りに飛行機が、テロリストにハイジャックされたのは覚えているわよね?」

 

ロラン「はい、その連絡を受けて私とセシリア・オルコット、シャルロット・デュノアに出撃要請がかかりましたが…まさか!」

 

アトラ「ええ、あの飛行機に私と新田信二君が同乗していたんですよ。最も彼のおかげで無事解決しましたけどね」

 

ロラン「そうだったのか…信二疑って悪かった」

 

信二「そ、そんな事ないよ。だから謝らないで」

 

ロラン「そう言ってもらえると嬉しいよ。それに貴女も乗っていたのなら、連絡をくれれば良かったんですよ。オランダ代表(・・・・・・)アトラ・モンテヴェルディさん」

 

信二「ええ!貴女がオランダ代表の!」

 

アトラ「あら、ロラン。バラすのが早いわよ」

 

ロランの言葉に納得のいく信二であった。彼女の統率力やステラ達の連携。テロリスト達のウィークポイントなどを把握したうえであの作戦を立てたのであろう。

 

アトラ「それじゃあ、私達はこれで失礼するわね。2人共オランダを楽しんでね~♪」

 

そう言ってアトラ達3人は空港を後にした。残されたロランと信二はオランダの街を観光するのであった。

 

ロラン「信二、あれが有名なキンデルダイクの風車だ。綺麗だろ」

 

信二「そうだね。やっぱりオランダって言ったら風車とチューリップだよね」

ロラン「そうだな。時に信二。チューリップは色によって花言葉が違ってくると知っていたか?」

 

信二「そうなの?」

 

ロラン「ああ、全般的な花言葉は「思いやり」だが、赤であれば「愛の告白」、白であれば「失われた愛」、黄色であれば「望みの無い恋」、ピンクであれば「誠実な愛」、紫であれば「不滅の愛」と愛や恋にまつわる花言葉がいっぱいあるんだ」

 

信二「そうなんだ。そう考えると花言葉って面白いね」

 

ロラン「ああ、それを踏まえて信二はどのチューリップを私達に送る?」

 

信二「そうだな…僕だったらこれかな?」

 

信二は近くの花屋で数本のピンク色のチューリップを買ってロランに手渡した。

 

ロラン「誠実な愛か…いいセンスだ///」

 

信二「ありがとうね」

 

ロラン「そうだ、今夜舞台をする事になっていてね。良かったら見に来てくれないか」

 

ロランは胸ポケットから、チケットを1枚信二に手渡した。それを見た信二は喜んで受け取った。

 

 

アムステルダム市立劇場。ここで行わる歌劇 カルメンに主役の「カルメン」役としてロランが出演することになっている。信二はタキシードを着て渡されたチケットの席に座ってみようとしたら、どこにも載っていない。

 

係員に聞いてみたら、大急ぎで支配人が出てきた。何とこのチケットは特別席でのチケットだった。そうとも知らず来てしまった信二は笑うしかなかった。

 

そして、席に座った時同じく特別席のチケットを持った人が現れた。

 

信二「貴女はアトラさん」

 

アトラ「あら、信二君じゃないここに居るって事は…」

 

信二「はい、ロランからチケットを貰ったので、ここで見ようかなと思いましてね。

 

アトラ「そう、あのロランがね…」

 

信二「知っているんですか?」

 

アトラ「ええ、あの子は私が師事した優秀な子だもの。それに女の子しか目になかったロランが、君にここを招待したと言う事は、それなりの人と受け取っ手もいいかしら?」

 

信二「ええ、そうですね。彼女とは「付き合っているんでしょ?」え?」

 

アトラ「分かるわよ。空港でのやり取りを見ていればわかるわ」

 

信二「アハハ…」

 

アトラ「お似合いだと思うわよ。しっかり彼女と、他の子達を幸せにしなさいね」

 

信二「はい。え?それはどう意味ですか?」

 

アトラ「あら、幕が上がったわ。お喋りはここまでにしましょう」

 

 

そう言って「シー!」と言ってお喋りをやめて彼女が行うカルメンを観ていた。

 

 『歌劇:カルメン』ジョルジュ・ビゼーによって作曲されたオペラあり、今では世界で最も有名なオペラの一つだが、ビゼーの生前にはヒットせず、彼の死後に人気を高めていった。

 

このオペラには、「ハバネラ」「闘牛士の歌」など所々に名曲が散りばめられている。「序曲」はクラシックファンではなくても、すべての人が耳にしたことがあるであろう音楽だろう。

 

そんなカルメンのあらすじは、真面目な兵士ホセは、自由に生きるジプシー、カルメンに恋をする。そのことでホセの人生は大きく狂い始める。

 

やがて、二人は結ばれますが、気の代わりが早いカルメンはすぐにホセを捨ててしまいます。失恋し嫉妬に狂ったホセが、カルメンを殺してしまったところで幕がおりる。

 

そして、舞台は終盤のカルメン役のロランにホセが短刀で刺し殺してしまい、ホセが「愛するカルメン!」と叫びオペラが終了した。スタンディングオベーションが鳴り響き、信二は余韻に浸っていた。

 

隣りを見てみると既に空席になっており、席の上には書き置きがあり「愛しの彼女達とお幸せに! アトラ・モンテヴェルディ」とメッセージを残していた。

 

出演者控室に行く途中、信二はど派手に着飾った謎の女性集団に囲まれていた。その数90人近くいた。

 

信二「えっと…皆さんは?」

 

「あら、私達はロランさんの愛を受けた者達でしてよ」

 

信二「そうなんですね。僕もロランさんに用事があって楽屋に行こうとしていたんですよ」

 

そう言って、信二が行こうとしたらパッシン!と床に叩き付けられる音がした。よく見ると女の子の1人が鞭を持っていた。

 

「貴方の様な方がロラン様に近づくなんて汚らわしい!恥を知りなさい!」

 

信二「そんな事ないですよ!これでも彼女は僕の恋人だ!」

 

「アハハハハハハハハハ!」

 

「ロラン様と貴方が恋人?冗談も大概にしなさい!そんな醜い姿の貴方にロラン様が惚れる訳がないわ!」

 

「そうよ!そうよ!」

 

「大体、なぜ男がここに居るのかがわからないわ。男なんてISが使えない弱いだけの生き物なのにね~」

 

信二「……」

 

「あら?怖くて声も出ないのかしら!」

 

「オホホ、それじゃあ皆さま、そんな人放っておいてロラン様に挨拶しに行きましょう」

 

「ええ、そうね」

 

そう言って、女たちは機尾を返してロランの控室に向かうのであった。何も言い返せなかった信二は暫く立ち尽くし、その場を去ろうとした。

 

しかし、1人の女の子が遠慮がちに信二に話しかけてきた。サファイヤブルー色の目に赤毛、頬にニキビ跡があり、服装は他の人達よりは落ち着きがあるものであった。

 

「…あの~」

 

信二「…何ですか?」

 

「彼女たちの事気にしないでくださいって言っても難しいと思いますけど…」

 

信二「どうせ、貴女もそう思っているんでしょう」

 

「…そんな事ありません。あの人達、ロラン様が最近貴方の事ばかり話すので嫉妬しているんですよ」

 

信二「それは、貴女も同じ気持ちじゃあないですか?」

 

「私は、こんな格好ですからね。ロラン様に声をかけてもらえるだけでも嬉しいんですよ」

 

信二「…そうなんですか?」

 

「そんなもんですよ。だから、あの人達や女性を嫌いにならないでください」

 

信二「大丈夫ですよ。ありがとうございますね」

 

「そ、そんな事ないです!///それじゃあまたね」

 

信二「あ、ちょっと待ってください。あのお名前だけでも」

 

「アンと言います。それじゃあ…」

 

そう言って、アンはそそくさと行ってしまった。信二は後を追おうとしたが、見失ってしまったので仕方なくロランに連絡をした。『今夜舞台公演を祝ってディナーはどうかな』とそうしたら、『いいだろう。場所はこちらで手配する』と連絡が来た。信二は相変わらずカッコイイことするなぁ〜と思っていた。

 

 

そして、信二はあるサプライズを思いついて何処かに連絡していた。

 

 

連絡を受けて20分後。ロランは予約していたホテルに向かっていた。そこには、既にガチガチに緊張していた信二が待っていた。

 

信二「おかえりロラン」

 

ロラン「すまない。着替えに戸惑ってしまってね」

 

信二「大丈夫だよ。それに、よく似ている」

 

ロランは、淡い黄色の花をあしらったロングドレスに身に纏い、肩から白いファーを掛けていた。レストラン前で腕を組み、ファーを取ってそれボーイに渡すと席までエスコートした。

 

そして、セシリアから学んだテーブルマナーをして楽しい会話をしていた。食事が終わる瞬間、信二からある提案をして来た。

 

信二「ロラン。明日は何か予定でもあるのかい?」

 

ロラン「そうだね。特にこれと言った予定はないよ。もしかしてデートの誘いかい?」

 

信二「うん。そうだね」

 

ロラン「え///」

 

信二「僕は、あの時の告白から君の事をまだ知らないからね。だから、この旅行中に知りたいと思ったんだ。どうかな?」

 

ロラン「…うん。喜んで受け取るよ///」

 

信二「本当かい!良かった」

 

そう言って、2人は食事を楽しんだ。そして、会計(もちろん信二の自腹)が済んで帰ろうとした時である…

 

信二「どうしたんだい?」

 

ロラン「今日は、女の子達の所に泊まると言ってきた。だから、帰りたくない///」」

 

信二「…わかった」

 

その一言で察した、信二はロランの手を引いて部屋へと戻って来た。そこは…

 

ロラン「わぁ~綺麗だ」

 

部屋中を埋め尽くしたチューリップであった。その色は紫とピンクで統一されていた。そして、信二は一輪の赤いチューリップを持ってロランにこう言った…

 

信二「ロラン。いゃロランツィーネ・ローランディフィルネィさん。僕は貴女を愛しています。どうかこれかもよろしくお願いします///」

 

ロラン「信二///私もだよ、信二」チュ!

 

そう言って、一世一代の告白をした2人はベットに倒れこみ互いにキスをした。

 

ロラン「信二///私もIk hou van jou(愛しているよ)///」

 

そこからお互いを求めあう夜になっていた。気が付けばロランのドレスも、信二のタキシード姿も脱がされており一糸纏わぬ姿で抱き合ったり、求めあったりしていた。

 

その様子を見ていたのは、部屋を覆いつくしていた紫とピンクのチューリップしかいなかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝。互いに抱き合って寝ていた2人は同時に目が覚めて顔を見合わせて笑っていた。

 

ロラン「おはよう信二///」

 

信二「おはようロラン///」

 

ロラン「昨日は、その…とても良かったぞ///」

 

信二「大丈夫だった?何処か痛い所とかない?」

 

ロラン「どこも痛くないと言ったら嘘になるがな…と言うか信二上手くないか?」

 

信二「アハハ…」

 

ロラン「まぁ、私以外の人をあれだけ抱いてきたんだからな」

 

信二「それは…」

 

ロラン「けど、これだけは言わせてもらうぞ。私は一番信二を愛している。それは変わらない。だから…」チュ~

 

信二「ん!ロランこれって…」

 

ロラン「これで、信二は私の物だな♪」

 

なんとロランは信二の首を思いっ切り吸っていた。そこは赤く腫れており、いわゆるキスマークであった。これに対してお返しとばかりに信二はロランの胸に同じくキスマークを付けた。

 

それを見た2人は高笑いをして、シャワーを浴びて朝焼け眩しいオランダの街に出かけたのであった。

 

ロランとの逢瀬を楽しんだ次の日。信二はロランと腕を組んで空港に到着していた。遠くにはロランの彼女達99人が悔しそうに見つめていた。その中にはあのアンの姿もいた。

 

信二はロランと一緒にアンの所に行き、お礼をしていた。

 

信二「アンさん、あの時はありがとうございました」

 

ロラン「私からも礼を言うよ。ありがとう」

 

アン「そ、そんな私の事は気にしないでください///」

 

「ムキー!なんであの子だけ…」

 

信二「これ、僕の連絡先です。悩みがあったら連絡してね」

 

ロラン「やれやれ、彼女の目の前で他の子を口説くとは…信二はどこまでも浮気性何だね」

 

信二「ち、違うよ!僕はただこの子が心配なだけで…」

 

ロラン「フフフ、知っているよ。そんな優しい所に皆惚れているんだよ」

 

信二「もぅ~それに、僕はロランの事が大好きに決まっているじゃないか///」

 

ロラン「し、信二!?」

 

アン「フフ、お二人ともお熱いですね♪」

 

そんなやり取りを最後までしていて、信二は最後の目的地タイへと飛び立ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

アムステルダムからバンコクのスワンナプーム国際空港までは10時間のフライトとなった。その時間を利用して信二は各地の彼女達と連絡をしていた。

 

先ずは、箒と静寐である。向こうは夜中である為短めみしていた。

 

信二「もしもし。箒?」

 

箒『し、信二か!///』

 

信二「うん。良かった、まだ起きていたんだね」

 

箒『ああ、日本はもう10時だがな。皆元気にしているぞ』

 

信二「そっか、なら安心しているよ。風邪とか引いてないよね?」

 

箒『そんなに心配しなくても大丈夫だ。一夏達も元気にしている』

 

信二「知っているよ。箒はそんなに軟な身体じゃあないからね」

 

箒『か、身体!///』

 

信二「あ///」

 

箒『///』

 

信二「そ、それじゃあまた、連絡するね!」

 

箒『う、うむ!道中気を付けてな!』

 

信二はあの夜の事を思い出してしまい、急いで電話を切った。次に掛けたのは静寐であった。

 

信二「もしもし、静寐?」

 

静寐『もしもし!信二君!元気にしていた?』

 

信二「ああ、元気だよ。静寐は?」

 

静寐『私も元気だよ。何かお母さんが変わりたいんだって』

 

信二「え!?」

 

雫『もしもし信二君~元気にしてますか~?』

信二「お、お久しぶりです。雫さん…」

 

雫『そんな雫さんだなんて他人行儀なこと言わないで、お義母さんとか言わないの?』

 

信二「そんな、まだ早いですよ」

 

雫『あら、まだ(・・)って事はいつか呼んでくれるのね~楽しみだわ~』

 

信二「アハハ…」

 

雫『そう言えば最近、酸っぱい物が食べたくなるのよね~。これって、静寐が生まれる前にあったことだけど、どういう事かしら~?』

 

信二「!そ、それってもしかして…」

 

雫『あとで、静寐に聞いてみるわね~それじゃあ~またね~』プッツン

 

信二「え!ちょっと雫さん!「ツー・ツー・ツー」ハハハ…」

 

 

信二は気にするのをやめて、セシリアに連絡してみた。

 

信二「もしもし、セシリア?」

 

セシリア『あら、信二様。ごきげんようですわ』

 

信二「セシリアも元気そうで良かったよ。これから、タイに向かうところなんだ」

 

セシリア『そうでございましたか。失礼、信二様ビデオ電話してくださいますか?』

 

信二「?わかったよ」

 

そう言って、信二は一旦切ってビデオ電話を立ち上げた。そこに写っていたのは、プリプリ顔のセシリアとシャルロットの姿があった。

 

セシリア・シャルロット『信二(様)!』

 

信二「おわ、どうしたんだよ?」

 

シャルロット『どうしたんだよ?じゃないよ!心配してしたんだからね!』

 

信二「えっと…」

 

セシリア『先日、信二様が乗った飛行機がハイジャックを受けたと、オランダ政府から連絡がありまして、急遽私とシャルロットさんに出撃要請が入りましてね』

 

信二「そう言えばそんな事をロランが言っていたっけ…」

 

シャルロット『もう!そんな事なんて言わないでよ。ボク達は、とても心配したんだからね…』

 

信二「シャルロット…セシリア…ごめんよ」

 

セシリア『まぁ、信二様が無事で本当に良かったですわ』

 

シャルロット『帰って来たら、いっぱい甘えるからね』

 

信二「わかったよ…」

 

シャルロット『それまで、元気にいてね』

 

セシリア『あの…信二様///よろしければ…』

 

信二「ああ、セシリアもおいで」

 

セシリア『はい!』

 

信二「じゃあ、またIS学園でね」

 

そう言ったセシリアはとても笑っていた。そして、離陸するアナウンスが流れ始めたので信二はビデオ電話を切った。

 

そして、10時間のフライトが始まった。空の旅は快適だった。時折小さな女の子が迷子になっていて、「お兄ちゃん目ケガしているの?」とか「大丈夫?」とか会話してきたが、信二は嫌な顔せず話していた。

 

女の子と両親を探していると、辺りをキョロキョロしていた夫婦が居たので、それとなく聞いてみたところ女の子の両親だった。泣きながら両親に向かって行く姿を見て、信二は羨ましいと思ってしまった。

 

女の子両親達は「是非ともお礼がしたい」と言ってきたが、「お気持ちだけで大丈夫です」と丁寧に断った。去り際に「バイバイ♪お兄ちゃん」と言ってきた。

 

 

 

 

飛行機は事故もなく、タイのスワンナプーム国際空港に到着した。7月でもタイは日本のようにムシムシするような暑さではなく、カラッとした暑さだった。そして、空港には褐色美人のヴィシュヌが待っていた。

 

信二「ヴィシュヌ!元気だった?」

 

ヴィシュヌ「ええ、信二。それにしても会わないうちに、随分と逞しくなっていますね」

 

信二「そうかな?ヴィシュヌには負けるけどね」

 

ヴィシュヌ「それは一時だけでしょう。それにしても…」

 

信二「な、何かな?」

 

ヴィシュヌ「クンクン…何やら、匂いますね」

 

信二「そ、それは…ほら、飛行機内で、迷子の女の子を助けたからその時に移ったと思うよ」

 

ヴィシュヌ「…そうでしょうか?」

 

信二「そうだよ!さぁタイの街を案内してよ」

 

ヴィシュヌ「ええ、分かりました」

 

 

そう言って、タイの名所を見て回った。ワット・ポーにワット・アルン。タリンチャン水上マーケットでは昼食を一緒に取り時折ヴィシュヌにも笑顔が出ていた。

 

彼女から「家に行きませんか?」と誘われたので、向かうことにした。そこは、古びた格闘場であった。そして、案内されて入って行くと中では格闘技の訓練中であった。

 

ヴィシュヌ「お母さんただいま。信二を連れてきました」

 

???「おかえりヴィシュヌ!」

 

そこには、筋骨隆々でお腹が六つに割れており、鷹の様な目、真っ赤なルージュや紫のアイシャドーで男を魅惑するような容姿をしおり、腰まである長い黒髪をなびかせた褐色美人がいた。

 

どうやら、この人がヴィシュヌの母親で間違いないらしい。

 

???「アタシはガブリエル。ギャラクシー・ガブリエルってんだ。よろしく」

 

信二「僕は「新田信二君だよな」ええ、そうですよ」

 

ガブリエル「話しは娘から聞いているよ。学園に気になる奴がいるって言っていたからね。それがまさか男で彼氏とはね」

 

ヴィシュヌ「別にいいじゃないですか///」

 

信二「アハハ…」

 

ガブリエル「それよりも新田君。君は強いかね?」

 

信二「それは…分かりません」

 

ガブリエル「なんでさぁ?聞くところによると、暴走した軍用ISを止めたそうじゃあないか?」

 

信二「それは、僕一人ではなくみんなで戦ったことですから」

 

ガブリエル「そうかい…」

 

信二「ええ、いつか胸を張って強いと言いたいですけどね」

 

ガブリエル「なら、勝負しようじゃあないか」

 

信二「え?」

 

ガブリエル「アタシから、この3日間で一本でも勝ちを取ったら娘との交際を認めてやる。それが出来なければ、娘とは別れてもらうよ!」

 

ヴィシュヌ・信二『えええ!』

 

ガブリエル「アタシはこれでもムエタイチャンプなんだ。それよりも強い男じゃあないと安心して、娘を任せられないからね。さぁ!どうする?」

 

ヴィシュヌ「信二…」

 

信二「…やります!お願いします!」

 

ガブリエル「ウムよく行った。それじゃあ、明日勝負しようじゃあないか」

 

信二「はい、よろしくお願いします」

 

そう言って、今日からヴィシュヌの家で寝泊まりする事になった。心配そうに信二を見るヴィシュヌをよそに信二は眠るのであった。

 

次の日。早速信二はトレーニングを開始した。いつものトレーニングにシャドーボクシング、柔道などこれまで培ってきた格闘技を再確認していた。

 

そして、だいぶ体がほぐれてきたところで、ガブリエルと対戦することにした。向こうもアップが終わったのかリングの上からこちらを覗いていた。

 

ガブリエル「おはよう。昨日はよく眠れたかい?」

 

信二「ええ、それじゃあよろしくお願いします!」

 

ガブリエル「遠慮はいらないよ。さぁ!かかっておいで!」

 

信二「行きます!」

 

そう言って、2人はリング上で拳をぶつけ合いバトルがスタートした。信二はボクシングの要領で仕掛けて行ったが、流石はムエタイチャンプ。お見通しとばかりに、かわしており逆にカウンターを貰ってしまった。

 

次にガブリエルから仕掛けていき、ラッシュを信二めがけて行ってきたがガードをするだけで手一杯だった。結局初日はガブリエルの圧勝でバトルが終わった。気が付けば信二がマットに倒れて居るところをヴィシュヌが助けていた。

 

ヴィシュヌ「大丈夫ですか信二?」

 

信二「ああ、情けない所を見せてしまったね…」

 

ヴィシュヌ「そんな、初日で母に勝った人間なんていませんから」

 

信二「ありがとう。そう言って、もらえると嬉しいよ」

 

ヴィシュヌ「…本音を言うとこのまま、一緒に駆け落ちしてもいいですけど」

 

信二「それは、ダメだ」

 

ヴィシュヌ「え?」

 

信二「それじゃあ、何かから逃げているような感じがして僕が嫌だ」

 

ヴィシュヌ「信二…」

 

信二「それに、この試合に勝てばもうワンステップ行けそうな気がするんだよね」

 

ヴィシュヌ「そうですか…なら私も一緒に対策を考えます」

 

信二「ありがとう。そうだ!ヨガについて教えてよ!」

 

ヴィシュヌ「ヨガですか?しかし、何故ヨガ何ですか?」

 

信二「ヨガを教われば、体の柔軟性とか向上しそうだし、そうすれば活路が見出せるかもしれないんだ」

 

ヴィシュヌ「そうですか。わかりました。なら、ヨガについてお教えします」

 

そこからは、ヨガについて一日中ヴィシュヌの指導の元、色々な方法を教わった。呼吸法や様々なポーズ、それを戦いに活かす方法などを信二は吸収していった。

 

 

2日目。今日も信二は朝からトレーニングを行った。そして、ガブリエルと2度目対戦をする事になった。

 

ガブリエル「おはよう。昨日は何か掴めたかい?」

 

信二「ええ、よろしくお願いします!」

 

ガブリエルと対峙する事1分。昨日は信二から仕掛けて行ったが今日はそう言った素振りはなかった。逆に信二は受け手に徹していた。ガブリエルは何故動かない事に考えていたが、居ても立っても居られなく仕掛けて行き、関節技を決めに来た。

 

これを好機とみた信二はまず、猫ねじりのポーズを応用した体位で関節技から脱出し、逆に関節技をしていた。そして、蛇のように巻き付き柔道の一本背負いを行った。更に、マット上でコマンド殺法を決めてガブリエルの表情が驚きに変わった。

 

ガブリエルがマットをタップした時点でゴングが鳴り、信二の勝ちが決まった。

 

ガブリエル「…参ったな。完敗だよ。おめでとう」

 

信二「はぁ、はぁ、…ありがとうございます」

 

ガブリエル「約束だ。娘の事任せたよ」

 

信二「はい、ありがとうございます」

 

そう言って、ガブリエルは部屋を出て行った。ヴィシュヌは嬉しさのあまり抱きついて来た。

 

ヴィシュヌ「おめでとうございます!信二!」

 

信二「ありがとう。ヴィシュヌ…」

 

ヴィシュヌ「何だか浮かない顔をしていますが、大丈夫ですか?」

信二「…ああ、大丈夫だよ。ちょっと汗を拭いてくるね」

 

ヴィシュヌ「ええ…」

 

そう言って、信二はガブリエルの後を追った。彼女は自室で椅子に座っていた。

 

ガブリエル「おお、信二じゃあないか。どうしたんだい?」

 

信二「…どうして手を抜いたんだですか?」

 

ガブリエル「どういうことだい?」

 

信二「あのくらいの技であれば、直ぐに抜け出せたはずですよ、なのにどうして!?」

 

ガブリエル「…あの娘の事を考えちまってね。アタシといるよりIS学園や信二と一緒にいる方が幸せだと思ってね。そうしたら、身体が動かなくなったんだよ」

 

信二「ガブリエルさん…」

 

ガブリエル「けど、勝負は勝負。信二は本当に強くなっている。だから、あの娘の事、ヴィシュヌを幸せにしてやりな」

 

信二「…はい!」

 

そして、互いに拳をぶつけ合い幸せにする事を誓ったのであった。

 

ガブリエル「しかし、早く孫の顔が見たいものだね」

 

信二「が、ガブリエルさん!///」

 

ガブリエル「照れんな、照れんなってアハハハハハ!」

 

最後の最後まで豪快な人だった。その後ヴィシュヌも合流しガブリエルは「今日は2人で出かけてくるといい」と言いったきり、朝食の準備するのだった。

 

その後はヴィシュヌと昨日行っていなかったタイの名所を回っていた。夕食時になって自宅に帰って来たが、ガブリエルが居なかった。机には「今日は友達の家に泊まって、明日の信二の出発時間までには戻る」と書いてあった。

 

信二「どうする?」

 

ヴィシュヌ「と、とりあえずご飯にしましょう」

 

信二「うん…」

 

急に二人っきりになったことで緊張し始めたヴィシュヌであるが、信二と料理をしているうちに、徐々に緊張の色がなくなった。そして、お風呂になり信二が先に入っていることになった。

 

信二「ふぅ~やっぱりガブリエルさんって強いや」

 

ヴィシュヌ「…信二いますか?」

 

信二「ヴィシュヌ?どうしたんだい?」

 

ヴィシュヌ「いえ、大したことじゃあないのですが…」

 

信二「ん?」

 

ヴィシュヌ「その…お邪魔します」

 

信二「んな!なんで入って来るの!」

 

そこには、バスタオル1枚だけを纏っているヴィシュヌがいた。普段から鍛えているボディに褐色肌に白いタオルと相反する色なので、信二はとてもドキドキしていた。

 

ヴィシュヌ「?母さんが意中の人と仲良くなるにはこれが一番だと聞いて…迷惑でしたか?」

 

信二「あ~いやそんな事はないけど…」

 

ヴィシュヌ「なら、いいんですね?お邪魔します///」

 

信二「う、うん///」

 

そう言って、ヴィシュヌはおずおずと入って来た。お互い若干照れくさそうにしているのを他所に、ヴィシュヌは身体を洗っている。

 

そして、信二の横に座り湯船に浸かっていた。

 

信二「……」

 

ヴィシュヌ「……」

 

お互い無口になり、どう話しを切り出せばいいか探っていた。そんな沈黙を破ったのは…

 

ヴィシュヌ「信二は…母さんと対戦してどうでしたか?」

 

信二「そうだね…ただ強いだけでじゃあなくて技の完成度、パターン、それに意志の強さを感じたね」

 

ヴィシュヌ「意志の強さ?」

 

信二「上手く表現できるかどうかわからないけど、何かを守っている感じがしたよ。それがヴィシュヌ、君だってことを知ったよ」

 

ヴィシュヌ「そうですか…」

 

信二「だから、明日会ったら先ずはお礼を言った方がいいよ」

 

ヴィシュヌ「そうします」

 

信二「それじゃあ、僕先に上がるね」

 

ヴィシュヌ「…待ってください」

 

信二「…ヴィシュヌ?」

 

ヴィシュヌ「その…今日は一緒に寝てもいいですか?」

 

信二「え?」

 

ヴィシュヌ「いつもは1人で大丈夫なんですが、母さんが居ないので寂しく感じてしまうんです…」

 

信二「そっか…」

 

ヴィシュヌ「ダメでしょうか?」

 

信二「…そんな顔されたら断れ切れないよ」

 

 

 

そう言って信二は先に出て寝床の準備をしていた。その後にヴィシュヌが来て、背中合わせで横になった。

 

信二「…ヴィシュヌ寝た?」

 

ヴィシュヌ「…いいえ、まだですよ」

 

信二「そうだよね…」

 

ヴィシュヌ「…ええ///やっぱり、こうした方がいいですね」

 

信二「なにが…ん!」

 

ヴィシュヌ「チュ…んちゅぱ…はぁ///」

 

信二「ヴィシュヌ…」

 

ヴィシュヌ「私だって、信二の彼女なんですよ///だから、信二が求めたいのであればそれに答えます。それに、私も証が欲しいんです///」

 

信二「ごめんね…ヘタレな僕で///」

 

ヴィシュヌ「そんな信二も好きですよ///」

 

 

 

どうやらそれがスタートだった。信二はマウントを取られながらも、ヴィシュヌが気持ちよくなるであろう場所を重点的に攻め続けた。そのたびにヴィシュヌから「ああ信二~♡」と感情的な声が漏れ始めていた。負けじとヴィシュヌもヨガで培ってきた柔軟性を活かして、信二を気持ちよくしていった。そして、朝日が昇るころには、信二の汗がヴィシュヌにかかるほど激しい夜だったのを物語っていた。

 

 

 

 

 

信二「おはよう、ヴィシュヌ」

 

ヴィシュヌ「おはようございます信二」

 

信二「ヴィシュヌ…そのどうだっだ?」

 

ヴィシュヌ「そうですね…とても気持ちよかったです///」

 

信二「そ、そうか///」

 

ヴィシュヌ「ええ、信二のおかげです。ありがとう///」

 

信二「い、いや~ヴィシュヌもその、す、凄かったよ///あんなのどこで知っていたの?」

 

ヴィシュヌ「ええ、母さんに彼氏が出来たと話したら「いずれする事だ」と言って、その手のDVDを見て勉強しました///」

 

信二「へ、へ~ソウナンダ…(何してんだよあの人は!)」

 

ヴィシュヌ「それよりも、そろそろ帰って来る時間ですよ」

 

そう言って、時計を見てみると既に10時を過ぎていた。信二は14時の飛行機で日本に帰るので、そろそろ出ないとまずい。

 

しかし、この幸せ空間に浸っていたかった信二は心を鬼にしてベットから出た。そして、ガブリエルが帰って来たタイミングで部屋を出た。ガブリエルからは「昨夜はお楽しみでしたね」と言った視線を向けられたが、無視して家を後にした。

 

スワンナプーム国際空港に着いた時は既に12時になっており後は搭乗手続きのみとなっていた。そんな中ヴィシュヌから「恋人つなぎをしたい」と要望があったので、数分間だけであるが繋いでみることにした。

 

ヴィシュヌ「いいですね。腕を組むよりこっちのほうがより繫がりを感じます」

 

信二「僕もそう思うよ。学園に帰ったらいっぱいしようね」

 

ヴィシュヌ「はい///」

 

そして、ヴィシュヌとの別れを惜しみつつ、信二は日本へと帰るのであった。そんな中帰りの飛行機内でとんでもないことが起きていた。

 

『次のニュースです。日本政府は先ほど記者会見を行い“IS男性操縦者に対し、一夫多妻制を適用する法律が衆参両議会で可決された”と発表がありました。これにより、現在のIS男性操縦者織斑一夏さん、新田信二さんにこの制度が適用されます。

この発表を受け、イギリス、フランス、オランダ政府から了承の返答がありました。また、タイ政府、中国政府、ドイツ政府からも近日中に何かしらの返答があるかもしれません』

 

この発表により、世界中を巻き込む大騒動が起こることと思った信二は…考えるのをやめた。

 




最後でとんでもない事が発表されましたね。今後は新たな物語を書き始めたので更新速度が更に遅くなるかもしれません。

それでも待っていただけると幸いです。

感想・評価・誤字報告お待ちしております。

信二を基に次回作(サクラ大戦)を執筆しようと思いますがどのシリーズにしますか?

  • サクラ大戦
  • サクラ大戦 熱き血潮に
  • サクラ大戦2
  • サクラ大戦3
  • サクラ大戦4
  • サクラ大戦Ⅴ
  • 新サクラ大戦
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