見たいな話をしていて出来上がった予告みたいな感じの小ネタ。
僕は前世の記憶がある。
そしてこの世界を知っている。カンピオーネだろうと予想できる。
いや、うん、お隣の同い年の幼馴染みがそれの主人公と同じ名前だしさ……
それだけじゃなくて他にも混ざっている気もするけどたぶん主流はカンピオーネだと思う。
目の前に現れたおそらくまつろわぬ神っぽい人がその考えを全力で否定する感じだけど……いや、否定はしてないかな?
僕の中のまつろわぬ神って言う定義が変わりそうなだけで。
「ん?現状の整理は終わったかい?オリ主君」
そう、最後の呼称だ。
―――オリ主?アレですか、オリジナル主人公の略のオリ主ですか?
「うん?だからそう言っているだろ、オリ主君。そろそろ現状の確認がしたいのだが良いかな?」
思わずへんな喋り方に成ってしまったが、当たり前だろ?何言ってんだ?見たいに返されて絶望した。
さて、そろそろ現実に戻ろう
目の前に唐突に顕現したこの男だ。
自我がしっかりとしていてかなり理性的。
だがしかし、何かが本能に語りかけてくるのだ。だがしかし、本能が既に逃げる事を放棄して逆らうなと語りかけてくるのは一体どういうことなんだろうか。
「えーと?まず始めに君の名前を聞こうか」
「はい、僕は森山
「へえ……うん、俺の名前は
はい、やっぱりー俺の人生オワタorz
「正直呼ばれてもやる事もないし何すればいいかわかんないんだよね。ま、とりあえず情報収集でもやりますかね」
そういってハイネ様は僕の頭に手を置いた。
「あ、別にさまとかつけなくてもいいよ。畏れ敬う気持ちがあれば呼び捨てでもかまわない」
心が読まれた!?
「あ、記憶読ませて貰うね、
もっともばれてはいけない事がばれてしまった気がする。
「なるほどね、此処は所謂、カンピオーネとか言う物語の世界である可能性が大。そして君にはオリ主の称号があることから原作、もしくは別の場所で物語の主人公のような感じで騒動に巻き込まれて活躍しちゃうわけだ。俺の予言では現在8歳の君は8年後、高校一年生でカミサマに遭遇、運よく豪運で強運で凶運で悪運で偶然に神殺しをなしてしまうわけだが……」
「ちょっとまったぁ!!」
「ちなみにその日のラッキーアイテムは君の家の一階、一番奥の部屋の押入れの右奥に眠る桐箱の中身。
アンラッキーアイテムも同じものだけど、持ってないと死んじゃったり、いっそのこと殺してくれって言いたくなる結果が待っているよ」
「いらなかった!!そんな情報要らなかった!!」
「あ、一週間お前んちに泊めてくんね?」
「そして唐突な話題転換!?」
そして一週間後
物語は急展開を迎える。
とてつもなく、日常的な口調で告げられた一言によって。
「あ、そうだ。シゲル……お前、今から神殺しに成らないか?」
ちょっと今からコンビニ行かないか?のようなノリで、横になりながらテレビを見る、我が家のまつろわぬ
「え?」
正直、そのときは理解が及ばなかった。
「いやー正直此処に現界しているのも飽きたんだよ。他のまつろわぬ神が来てくれれば喧嘩押し売りに行くんだけど、くる気配ないしさ。まあ、趣味で主人公を魔改造してその活躍を見て楽しみながら時々絶望的なボスクラスを送り込んだりして楽しむって企画を立てて時々やってるんだけど。
おめでとー、きみはえらばれましたー(棒)」
実にうれしくない当選だ。
「あー君に殺して貰う神は俺だ、ちょうどお前の名前がいい感じだし、この一週間の様子から見ても問題なし。将来の夢が、嫁さん貰って老衰で孫に見守られながら大往生と、うん。大きな力を手に入れても暴君になることはなさそうだ」
なぜその夢を!?
「さあ、押入れから条件付で神をも殺せる懐刀を持ってきてある。これで君が俺を刺せば神殺しは完遂される!!」
桐の箱を僕の前に置いた
「我は成長と進化をつかさどる豊穣の神也!!さあ殺せ人間、さすれば貴様には進化の加護が与えられるだろう!!」
彼の右手には神気をあふれさせる鍬が、彼の左手にはナニカ視認できないものがもたれていた。
「と言うわけだ。ほれ、早々に俺を殺さないと此処に張ってある脆い結界が割れて神気が外に漏れるぞ?厄介ごとがやってくるぞ?」
完全に脅しであった。
心得の無い自分でもわかる、と言うよりも視認できそうな力を放出…いや、垂れ流している。
「なあに、この身はただの
さあ、
これは、異世界で魔王神とかやっちゃっている元三国志の時代で神格化された豊穣神みたいな隠れ里の長やっていたような気がしないでもない規格外の遊びに巻き込まれたある
彼が得たのは進化の力、必要を感じ動けば相応以上に結果を返す、傍迷惑で自動で受動的な彼の意思の及ばない
わずか齢八歳で授かった、人外への片道切符。入手と同時に乗車する拒否権の無い一方通行。
『努力は人を外れる』今後の八年、常にこれを念頭に置いて生きることになった男の話……
続く……予定は有りません。