とりあえず読んでみてくれ
私は所謂ファンタジーな世界に迷い込んでしまった。
高い山の中腹より上の地点に気付いたら居て、残念な事に見渡す限り森や荒野。
ボーゼンとしていたら、視界の下のほうに……ネットゲームとかでありそうなショートカット欄?
まあ、そんな感じのものがあって、そこにはいろいろな種類のつるはしと、スコップ、斧が収められていた。
流石にダイヤのピッケルを取り出す気に離れなかったので、ザ・ツルハシ成るものに視線を合わせて出ろ出ろと念じる……必要も無くポンと、巨大なツルハシが出現した。
それと同時に体が消えたかのような感覚を得て、視界ががおかしくなる。
まるで、今居る山の断面を見ているように……
あれ?それにしては全部ブロックっぽいし、ところどころ緑や白っぽい土も……地層とは違ったこの感じ、どこかで……
あ、勇なまか……でも勇なまだとツルハシだからピッケル表記の物に斧とスコップはなんだ?
「まあ、とりあえず洞窟掘ってそこで住むか……どうやら一日二日で行ける先に人は居ないみたいだし、探しに出るにしても食料とかないとどうしようもないからね」
堀ポイントの表記は∞、すき放題ほれるわけだが、そんなに掘るつもりは無い。
とりあえずは……10ブロック、中腹付近から横向きに掘っておくか。
確か一ブロック大体1mだったと思うから、養分、魔分を避けて10m……これだけ掘っておけば雨風はしのげるだろう。
そして、試行錯誤の後、何とかツルハシをしまって現場に向かう洞窟は明らかに人工物だというほどに直角な角を持った一メートル四方の穴であった。
「やべえ、入れないほど小さくは無いけど立っての歩行が無理な高さだ……まあ、入り口は良いとして、中をどうするか……スコップで掘って過ごし易い大きさに整えるか」
しゃがんだ体制で穴に入り、五メートルほど移動して鉄のスコップを取り出す。
「えっと、下に掘ると豪雨とかで浸水しかねないから……ってか良く崩れないなこの土……」
正直暗くてまともに見えないわけだが、真上を避けて天井にスコップを突き刺……せない!?
不思議に思ってスコップを消して天井を触ってみると…
「石か、これ?」
畜生、掘るの大変だなぁ…
ツルハシだと断面から見るため、実際どうなるか解り辛いので仕方なくピッケルを出して天井に振り上げる。
ガッ、ガッ、ガッ……ボス
「え?」
数回振り上げたところで急に手応えが消えた。
驚いてピッケルを地面に置いて天井を触ってみると、此処までの通路と同じように不自然なほど綺麗な立方体に削られていた。
「なんだよこれ、思ったより苦労死なさそうではあるけど……」
呟きながら、足元に置いたピッケルに手を伸ばす
「ん?何だこれ……」
なにやら四角いブロックを見つけた。
「駄目だ、暗くてまったく解らん。いったん外に出て確認するか」
キューブを片手に洞窟から外に出る。
太陽の位置はまだ真上から少し動いた程度、洞窟に入る前も日が高かったと思うからそれほど時間はたってない。と言うよりも入って、数回叩いて、出てきただけだ。
それなのに日差しに目が眩む……だが一秒もしないうちに明るい場所に目が慣れた。
暗いところもそうだった、一気に暗所に慣れた状態になっていた。
これも不思議だが、悪い事ではないので後回しにして手の中のブロックを見る。
「石?石製のブロック……立方体で……うわ、見事な垂直、この角…凶器になるな」
まあ、でも今は家作りだ。
ブロックを邪魔にならない、入り口に入りながら、その横に置こうとして、手を何かにぶつけた。
驚いて頭を戻して見ようとして入り口から出しそこねて強打する。
「ッ~~~!!」
痛みに耐えるように構えるが……しゃがんだときには痛みが引いていた。
「なんでだ……」
まったく持って訳がわからない。
とりあえず、手をぶつけた何かを見てみると、そこには約一メートル四方の立方体の石が置かれていた。
それはもう、自然に、そして不自然に。
……
「……あ~……うん?」
訳がわからない。
しかし此処で一つの仮説を立てた。
それが正しいか確かめるために、ピッケルを取り出し、石の立方体ブロックに振り下ろす。
ガッ、ゴッ、ガッ
三発、そして四発目……
ボスッ…
不自然な音を立ててブロックが崩れた。
後に残ったのは手のひらサイズのブロック。
「なるほど……良くわかった」
どうやら、俺は……
破壊神で、クラフターになった様だ。
勇なま+マイクラの能力を持った主人公。
勇なまのツルハシで掘ったブロックもアイテムにスタック!!
容量オーバーだと足元に散らばる!!
これ、建築最強だと思うんだ。
さらにMOD追加で便利に強く!!