白き機械の守護神   作:虎目

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久しぶりです。(;・∀・)


第7話

コツコツコツ...

 

「主任にあんな事言われたけど、彼に何て言えば良いのかしら。いきなり、IS学園に入れなんて言えないし。」

 

主任の提案を受け、全職員に招集を掛けた典花は歩きながら呟いた。普段からぶっ飛んだ思考をしている主任だが、ここまで上機嫌なのは久しぶりだ。一応、部下としての役目は果たさなければならないが、余り人と相談する事が少ない典花は彼に伝える内容を脳内で試行錯誤しながら悩んでいた。

 

「さてと、確かここで休憩するよう伝えていたけど...」

 

ガチャ

 

「良平君?ちょっといいかしら...あら?」

 

( ˘ω˘ ) スヤァ…

 

そこにはベンチに横になってスヤスヤ寝ている良平の姿があった。しかし、それもそうだ。普通の人間が味わうには濃厚過ぎる一日を送ったのだ。疲れていても不思議ではない。

 

「寝てしまっているわね...」

 

しかし、こんな所では疲れは取れないし彼に話す事もある。典花は良平の肩を揺さぶりながら...

 

「良平君。ねぇ、良平君。起きて下さい。」

 

「ん〜、まだ眠いよ母さん...」

 

「...私、そんなに老けてるかしら...」イラッ

 

寝惚けているのだろうが良平の発言が典花の譲れない所を刺激したらしい。典花はさっきより強めに肩を掴み...

 

「起きなさい!良平君!ガルムで蜂の巣にされたいの?」

 

「うわぁ!?ごめんなさい!ごめんなさい!」ガバァ

 

寝惚けていた良平の耳に飛んできた典花の発言に、うとうとしていた気分も一気に覚め、飛び起きた。

 

「まったく、休憩していてねとは行ったけどこんな所で寝ていると風邪を引くわよ?」

 

「あ、さっきの人...」

 

「あら?そういえば、まだ自己紹介してなかったわね。私は来栖 典花(くるす ふみか)。ここ、ラインアークの研究員及びメンタルチェックの担当をしているわ。一応、貴方の担当随伴者になるわね。これからよろしくね。」

 

「あ、どうも。(随伴者?すぐに帰れる訳じゃないのか?)」

 

「良平君、申し訳ないのだけれど今日は帰宅させる事が出来ないの。」

 

「え?何故ですか?特に体調不良とかはないのですが...」

 

「いえ、既に主任から御家族の方には連絡が行っているわ。ただ、まだ貴方の体の検査が全て終わった訳ではないし貴方も今日は疲れたでしょ?だから、今日はここに泊まっていって貰うわ。着替えや夕食はもう用意してあるからとりあえず、少しの間暮らしてもらう部屋に案内するわね。それと説明しないといけない事もあるし...」

 

「はぁ...分かりました。あ、一応僕からも親に連絡をしたいのですがいいでしょうか?」

 

さすがに他所の場所に宿泊するのに息子から連絡がないと親父達も心配するだろう。

 

「ええ、もちろん。夕食が終わったら少し時間があるからその間にするといいわ。貴方の携帯も部屋に置いてあるから、それで連絡してちょうだい。」

 

そういえば、ポケットに愛用しているスマホが無かった。体育館で落とした時に研究員の人が拾ってくれたのだろうか?

 

「それじゃ、行きましょうか。」

 

典花に連れられて良平も部屋を後にした。

 

────────────────────────

 

主任室

 

「あぁ、どうも。私です。はい、彼の簡易検査の結果が出ました。ええ、当たりですよ。彼が[J]で間違いありません。1つ違う点を挙げれば、我々の予想を遥かにこえています。手綱を取れるかどうかは、我々ラインアーク次第ですね。」

 

主任室で資料を見ながら電話をしている主任は何処か楽しそうに語った。

 

「フム、ソレナラバキミタチガシッカリタヅナヲニギレバイイハナシ。ワレワレヲシツボウサセルケッカニハシテクレルナヨ?デナケレバ、ケイカクヲスイコウスルコトガデキナイカラナ。」

 

相手はノイズを通した様な声で返した。

 

「もちろんです。それと明日、全職員にプランの始動を発表しようと思うのですが...」

 

「スキニスルトイイ、ソチラノタントウハスベテキミニマカセテアル。」

 

「了解です。では、私はこれで。やる事がまだ残っていますから。」

 

「アア、デハノチホド。」

 

電話を切り、主任溜息を吐いた...

 

「まったく、うるさい連中だ。上から資金を送るしか脳の無い奴らの命令を聞いていると吐き気がする。しかしながら[管理者]の豚共よ。貴方達の計画も掌握しているのは我々...。どのような結果になろうとも、最早とめられませんよ?キヒッ」

 

その、歪んだ笑顔は誰にも届かず誰にも分からない。本人すら無意識だろう。主任は、これから起こる様々な事を考え、期待と優越感に浸りながら職務に戻った...

 

────────────────────────

 

[???]

 

「[J]であると言う理由だけで彼を巻き込んでしまった...。フィオナ、ジョシュア。もしもの時は彼を助けてあげて下さい...」




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