To LOVEる DxD《デビル・ダークネス》 作:青龍の鎧
プロローグのラストはこの話!
時系列はヤミの襲撃事件直後の夜のお話です。
前半は結城リトのハイスクールD×D生活をダイジェストでお送りします!
このダイジェストについて質問があればどしどしお願いします!
ちなみに、このダイジェストには結城リトにとっての根本的かつ重要なイベントはカットしましたので、そのシーンについてはまたいずれ……
そして後半は物語の根幹に触れてきます!
俺は異世界帰還後の初日を終えて、シャワーを浴びていた。
そして俺はこれまでの異世界生活を振り返った。
始まりは……そう、あの例のチラシから、俺は召喚されたんだ。
その日から俺は、駒王学園に転入しオカルト部のメンバー兼使用人としてこの世界を過ごす事になった。それからは、心優しい聖女…アーシアと出会い、それをめぐるイッセーの元カノの堕天使、レイナーレ一味との戦闘。
無事、アーシアを仲間に引き入れたのも束の間。
今度はリアス先輩がフェニックスの長男に結婚を迫られて、レーティングゲームで決めることになった。
あの時、リアス先輩達が敗北し、その光景を見ることしかできなかった俺は、無力だと、さらにアーシアの件もあり……白龍皇との戦いまで苦悩し続けることになる。
その白龍皇との初めての出会いは聖剣による事件がきっかけだった。その事件では、木場の復讐心をどうにか癒して…俺とイッセーと木場の3人組の親友の関係になった。
ちなみにゼノヴィアとイッセーの幼なじみの紫藤イリナの二人組とこの事件で出会った。
だけど、ゼノヴィアがとある真実を知って破れかぶれでリアスの眷属に入った事で、二人の仲が気になった俺は色々あり連絡先をイリナに教えて貰ったので、どうにか宥めながら……段ボール後輩のギャスパーと出会った。
この時はイリナのケアに夢中になり、ギャスパーとはあまり絡んで無かった。そのせいである日……俺が転んで転倒した際、ギャスパーの【アソコ】を掴んだ時は……そして、ギャスパーは女の子の声で喘いで俺の性癖が歪みかけた。
この事は誰にも相談していない。
いや、してたまるか!
それから寂しい授業参観を終えて、その後3代勢力による会議。
しかし、そこで……今の俺、いやみんなにとって因縁深き関係となる組織……【
そこでは、俺の運命の女の子と今現在、俺の腕に宿っている相棒と出会うのだが……それはまた別の回想で。
その後はアザゼル先生が駒王学園に教師として転入し、オカルト研究部……いや、リアス先輩の眷属の顧問となる。
その後も
小猫のお姉さんが小猫ちゃんの前に現れたり、何やらアーシアがストーカー紛いの糞悪魔によって絶体絶命だったりそれでイッセーがヤバイ覚醒をしたと聞いた。
この時、俺は……NTR博士とその娘との戦いに明け暮れていた。
NTR博士はイッセー達との戦いに深い影響を及ぼしていた。
まず、小猫ちゃんに姉に対する恐怖を増幅させたり……ディアドラを唆してアーシアを公開レイプショーをさせようとした。
そして……悪神ロキの討伐では、イッセーが乳神との交信の最中にそれを強制的に遮断させ、しかも奴は組織に黙って独自に開発していたらしい謎の兵器により……2つの異世界へ通ずるルートを完全に破壊してしまったとアザゼル先生から聞いたけど、少なく共俺の世界では無かった。
その際、奴はかなり焦っていたようだけど……
あれはどういう事だったんだろう?
あれ以来、イッセーによると俺が元の世界に帰還するまで、乳神からの交信は全くなかったそうだ。
その後、ロキは深傷を負いつつ逃走。
討伐作戦は失敗に終わった。
その直後……俺はNTR博士の娘に拐われてしまうのだが、その内容はまた他の誰かが語るだろう。
とにかく俺は『ーーー』の心を救う事に成功した。
そして、京都での修学旅行では……
前回の事もあり……俺は色々とブチ切れて暴れ回り、英雄派の女幹部を生捕りにする事に成功した。
その女幹部は酷いトラウマを頭に刻み込まれたとシクシクと泣き続けた。
そして……リアス先輩率いるグレモリー眷属とサイラオーグさん率いるバアル眷属によるレーティングゲームが始まろうとしていたのだけど………その最中、リアス先輩とギクジャグするイッセーにタイマンの喧嘩をし、彼の背中を押した。
そして試合当日、俺とーーー。そして何故かアザゼル先生に英雄派の女幹部を見張るようにと頼まれて、死んだ目をした彼女……ジャンヌと共に彼らの戦いを見守ったのだった。
俺はこの時、イッセーとサイラオーグさんとの決戦を俺とーーーは号泣しながら応援し続けていた。
この試合に決着がついた際、俺達は抱き合って喜んだのをイリナと何故か顔付きが戻ったジャンヌに冷やかされたのは恥ずかしい思い出だ。
レイヴェルは顔を紅く染めただけで何も言わなかった。
そして、俺がこの世界に戻るきっかけとなったあの事件…………
…………本当に、濃い異世界生活だった。
俺は今までの事を簡潔に振り返りながら、感慨深く浸り風呂に入ろうとした時だった。
ムニッ♡
しかしその時、柔らかい感触が俺を襲った。
この感触は…………
「モモ!」
「リトさん……お邪魔します」
うぅ……
またモモが裸、生まれたままの姿で!
俺は目線を逸らしながら、風呂に入ったが……何故かモモも一緒に風呂に入り始めた。
うぅ……
彼女には羞恥心というものがないのか?
悪くない、か……
俺がそんなハレンチを考えている時だった。
「…………リトさん。昨日はごめんなさい」
モモがいきなり俺に謝ってきたのだ。
「いやいや、いきなりどうしたんだよ!」
昨日だよな?
…………何かあったか?
「…………
………………ハーレム?
その時、俺の記憶は蘇った。
「あぁ……ああああ!!」
そう、俺は異世界に召喚される直前のお風呂の時だった。
あの時もモモはお風呂場に入ってきて……
『作りましょう…!リトさんの"
という事を言っていたのだ。
俺はこの時、異世界生活の際にイッセーから"ハーレム王"という言葉を聞くたびに頭がちくりと疼いたのはこれが原因だったのだ。
「モモ……そうだ、何で俺は……」
「…………リトさん。やっぱり昨日の事が原因でリトさんが壊れ……」
「…………んん?」
そしてモモは俺に抱きついてきて、謝り始めたのだった。
「ごめんなさい。ごめんなさい……」
そして俺は今日の己の奇行を思い出し、すべてを悟った。
何、簡単な話だ。
昨日のハーレムを俺に話したせいで、そのショックで俺が変な方向にねじ曲がってしまったんだろうとモモはそう見えてしまったんだろう。
そして、その疑念が古手川の件が決定的になってしまったんだ。
………………悪いの俺だろうな。
くそっ!
みんなに大口叩いて置いて…………
俺は自分の情けなさを呪いつつ、泣きじゃくるモモを慰めるためモモを抱きしめて……
「り……リトさん?」
「モモ…………色々心配かけさせて、ごめんな」
俺はモモに謝罪した。
モモは俺の顔を見て、切なそうな顔をしていた。
「…………リトさん」
俺はモモの様子を見て、すぐに異世界の事を話そう!
俺はあの時の『勇気』を思い浮かべ、決意したのだった。
そして…………俺はモモに異世界の話をした。
異世界で出会った友達、仲間、そして愛を誓いあった人。
しかし、その中で襲来した『敵』。
そんな奴らからみんなを守ると誓い、手に入れた力。
俺は、異世界へ帰還した際にみんなに向けて言った言葉はまだ言わずに、籠手など異世界へ行った証を見せつつ、様々な思い出を語ったのだった。
「………………」
モモはポカンとした表情のまま驚いていた。
…………信じてくれるかな?
「リトさん」
「あ……あぁ!」
俺はドキドキが止まらなかった。
モモはどんな反応をするのだろう?
呆れられないかな……、いや今までのモモに限ってそれはないと思いたい!俺がそんな無駄な思慮を立てていた時だった。
「リトさんが異世界で出会った『想い人』という方はどんな人なんですか?」
「………………へっ?」
俺は予想外の答えに気の抜けた声を出してしまった。
「あの……そんなことよりもっと気になることあったと思うけど…………悪魔とか、俺の異変とか、それから『魔法』ってやつとか……」
「いや、気になるじゃないですか!春奈さん以外にリトさんの心を打ち抜いた人の存在!それにリトさんの異変やテロ組織はそこそこ気になりなったけど……宇宙にはそんな異質な人たちがいるのは当たり前ですよ?」
「………………それもそうか」
俺はモモの答えに心底ホッとした。
いや、モモ達の反応についての予想は大体さっきの通りかなと思っていたんだけど、いざ言うとなると……どうしても気が引けてしまった。
という訳で宇宙人メンバーには異世界の事を話しても問題なしという事は確定したな。
「あっ、でもそれについてはまだヤミさんや私達の兵士…それにお父様に言うのだけはやめてください。色々とややこしい事になりかねないので……」
「あぁ、モモ達のお父さんやザスティン達に話すと色々とやばい事件に巻き込まれそうな気がする……ヤミについては何か勘付かれていたような気がするから手遅れだと思うけど……」
「…………ヤミさんの事についてはまた明日。とにかく今はリトさんの異世界の想い人の話です!根掘り葉掘り聞かせて貰いますよ!」
「お……おう!」
こうして俺はモモに『彼女』の出会いから、『彼女』の思い出を一寸も溢さずに語り尽くしたのだった。
その中でモモは「あれ……この人なんかヤミさんに…………いや、気のせいかな?」と彼女の特徴を聞いた後、呟いていた。
その後、話の終わりの際は…………涙ぐみ、しかし何かを決意した顔つきに変わったので俺はホッとした。
『彼女』の思い出話は終わり、そしてモモは真剣な顔で俺の手を取った。
「リトさん、彼女の事はよく分かりました。だからこそリトさんに問います。貴方は、『春奈さん』の事を……今でも愛していますか?」
「あぁ、俺は春奈ちゃんの事は今でも好きだ。春奈ちゃんの想いは異世界に行っても何も変わらないし、むしろその想いは大きくなったよ」
モモの問いに俺はなんの迷いもなく答えた。
モモは驚いた表情をしながらも、真剣な顔に戻してさらに問いた。
「お姉様については?二人の彼女に本気に惚れてしまって……それで!」
ララ達の事を蔑ろにしかねないか……
そうだな。
今までの俺なら無意識ながらにやらかしていたかもな。
「ララか……モモ。俺はララと出会ってからお前を含む、沢山の女の子達と関わって、その関係に今まで迷ってばかりだったし悩んでばかりだった。でもそれが全て無駄だったとは思わない」
「私が聞きたいのはそんな事じゃ……」
「……ごめん、そうじゃないよな。とにかく、俺はララやルンみたいに好意を向けてくれる人達から目を逸らさない……逸らしたくない」
「リトさん」
きっと、俺自身の本当の願いは……《こんな俺を大好きだと思ってくれた人達》の、泣き顔なんて見たくないんだ。
でも、前の俺にはその人達全てを幸せにできない。
できる訳がない。
そう諦めて……春奈ちゃん以外の彼女達の好意をなんとか目を晒そうと無意識にしていたかもしれない。
だけど、異世界でイッセー達と……『ーーー』と出会い、その臆病をその不安を……イッセーの拳と生き様によって粉々にされ、『ーーー』によって粉々になったカケラが新しい形を彩り、答えを得た。
俺はハーレムを……彼女達が笑顔になれる楽園を作らなければ、いや……俺は作りたい!!
イッセーとは違う形を……
あの子達の、形は違うとはいえ皆が心から笑える楽園を!
俺はその事をモモに話そう。
いや、ハーレムを望む彼女には必ず話すべきだ!
俺はそう思い、モモにみんなと別れ際に宣言した夢を言おうとした時だった。
「リトさん……あなたは本当に優しい人♡」
「お……おう」
「それに今のやり取りで、やはり
うぅむ……言いそびれた。
だけどまぁ、もともとモモはその未来を一番に望んでた訳だし……問題は。
『私達は間違いなく、イッセーのハーレムの一員になるでしょうけど……私はイッセーにとっての一番は譲りませんわ♡』
…………問題は?
『朱野さん!私だった負けませんよ!』
…………待て。
『どうしたの、リト?イッセーのハーレムに入るのなら一番とか位置づけなんてって?それは違うわよ。私達だって一人の女の子。やっぱり一番に愛して貰いたいのはハーレムの一員になっても変わらないものよ?イッセーもこの事については承知の上だしね♪』
…………モモは、そもそもこの
「さて、まずは春奈さんの告白とお姉様の愛に応えて……」
「なぁ、モモ」
「リトさん、どうしました?」
もしかしたら、これから俺がやる事はモモを深く……
…………でも、俺の夢を叶えるのならば!
俺は心の中でモモに謝り倒し、そしてモモに根本に触れる質問を……俺は聞いた。
「モモは…………俺の事が『本当』に好きなのか?」
此処からは、よく覚えていない。
ただ、わかっている事が多々あった。
俺はモモに酷くて残酷な『地雷』を踏み抜いた事を。
そして…………俺は今日、二度もモモを泣かせてしまった事を。
………………まいったな。
こんな調子で、俺は夢を叶える事ができるのか?
俺は赤く腫れた頬を摩りながら、これからの未来に不安になりながらも……必ず彼女達を心から笑顔にしてみせる。
俺はそう心に誓いながら、モモにどうやって謝ろうか……そもそも俺にとってのハーレムをどう今のモモに伝えればいいのかを考えるのであった。
今回はハイスクールd×dミニ!は休載し、今回のこの物語のターニングポイントを……ネタバレしすぎない程度に説明しよう!
QUESTION①
何故、この話のラストがこの結末になったのか?
リトにとってのハーレムは『現実』を見据えたハーレム。モモにとってのハーレムは『理想と願望と……逃げ』に徹したハーレム。この二つのハーレム思想は似ても似つかぬ物。
今回はこの事を頭に入れて、今後の物語を考察してくれるとありがたいです。
結城リトは優しい。
だからこそ、異世界で学んだ彼は半端な真似はしない。
とはいえ、結城リトも人間なので失敗はします。
今回の様に……
その代償は軽い感じで払うのでそこまで身構えない様にお願いします。
スクール
と言う訳で今回の話で序章を終えて、次からは《金色の『ヤミ』part1》をはじめます!
次も1週間以内に更新できるように頑張りますので、応援よろしくお願いしますm(_ _)m