シンフォギア フィーネの妹に転生古代転生で技術チート転生 作:のうち
先日の戦いから数日、アンブロシアよりマリアとセレナの血縁関係や聖インサラウム王国についての説明がおこなわれていた。
「・・・・そのようにじゃ、セレナ、マリアお主らはそのインサラウムの王族の血を色濃く受け継いだものなのじゃ」
「今でも信じられないわ。セレナがインサラウムの王を継承したなんて」
「私もあまりぴんとは来ないかな。」
「私もです。アンブロシア顧問、娘同然に育ててきた子が、先史文明時代の王朝の王族の末裔だなどと」
「まあ、いいじゃろ。それにじゃナスターシャ、わしらはどのみちアメリカには帰属することは出来んじゃろう。今は息を潜め、力を蓄える時じゃ、インサラウムの化学でワシはお主らのシンフォギアとやらも改良していこうと思うとるしの」
「そんなことが出来るのですか?、シンフォギアは我々と接触したフィーネという人物が製作したもの、我々も大分解析をしたものの、ブラックボックスが多くてとても改良を加えられるようなものでは」
「何、あの娘の発明のイロハを叩き込んだのはワシじゃからな。弟子の発明くらいは、解析くらいはなんてことないわい。」
とアンブロシアは自信満々の笑みを浮かべるのだった。
F.I.S サイドend
どうもフォルテちゃんです。今日は久しぶりに姉さんと2人で話す機会があったので姉さんと食事をしています。
「・・・・・え、アン婆生きてるの⁉︎」
「ああ、別に不思議がることではないだろう。アンブロシアは我々の科学者としての師だ。私達と同じようなことが出来ないと何故断言できるのだ?」
「・・・・・それはそうだけど」
「まあ、私もそれを知ったのは5、6年ほど前の話だからな。」
「姉さんがアメリカと接触してた時期じゃなかった?」
「ああ、その時に私が接触していたF.I.Sという聖遺物の研究を目的として組織された組織の特別顧問をやっていたのだ。」
「というか、まだ先史文明時代の頃の話を聞くことになるなんて思わなかったわ。」
「まあ、と言ってもインサラウムの科学を扱えるのは私やお前以外ではあのババアしか知らない。」
「まさか、インサラウムの復興なんて考えてないよね。」
「それは無理だろう。いくらお前のスフィアを起動していない状態で保存する術を持っていようともスフィアリアクターがいなくては」
「え、インサラウム一世ってスフィアリアクターだったんだね。我が発明ながら恐ろしいな。」
「まあ、それにインサラウムの王族も途絶えて久しい、そもそもの血筋やインサラウム一世ほどの素質を持った王は生まれてこないだろうさ。」
「まあ、その通りなんだろうけどさ。」
と2人で昔の話に花を咲かせ、久しぶりに姉妹のふれあいを楽しんだ。
途中、私達2人をナンパしてお持ち帰りしようなんて不届きな輩がいたから2人でボコボコにして、財布の中身を抜いてやった。