暗部組織『ドラゴン』
上条当麻……暗部組織『ドラゴン』のリーダー。自分の不幸で沢山の人を傷つけ、敵に回し、暗部堕ちした。
食蜂操祈……暗部組織『ドラゴン』の構成員。自身の能力の影響で他人が信じられなくなり、暗部堕ちした。
不良たち……モブ。スキルアウト。暗部組織『ドラゴン』の下部組織の人間。
常盤台中学校
御坂美琴……表の人間。超能力者で唯一暗部に関わっていない。『温室育ちのお嬢様』といったところ。
超電磁砲との出会い
学園都市。約230万人が住むこの街は、表向きは最先端科学と超能力を開発する学生の街だ。
が、この街はそこら辺の国では話になら無いほどの暗部が存在する。
暗部では、学生をモルモットとして扱い、怪しいものをつくりあげ、邪魔者は容赦なく消す。そして、そのすべてが最終的には『プラン』に繋がる。
その末端が暗部組織。
有名なものだと『
有名といってもあくまで裏世界の話。表の人間なら名前すら知ることはない。
その暗部組織の中で、最暗部かつデータが少ない組織が『ドラゴン』。他の暗部組織はもちろん、理事会メンバーでも知らない人間がいるほどだ。
役目は、学園都市の最重要機密『ドラゴン』のカモフラージュ。そして、『プラン』をスムーズに進めるための調整・工作。
リーダーは『もうひとつのメインプラン』上条当麻。構成員は学園都市第五位の食蜂操祈。
この二人は多かれ少なかれ、『プラン』についての情報を持っている。情報を漏らさないため、仲介人は使わない。
例えるなら、アレイスターの猫。犬でなく猫なのは、割と自分勝手な行動が多いからである。
とある日、上条当麻は不良に絡まれている女の子を見つけた。そして、助けに入った。
いつもの上条なら放置しただろう。上条が止めに入った理由は二つ。
ひとつは不良が自分の組織の下部組織だったから。もうひとつは絡まれてる女の子が学園都市第三位
「おい、お前らこんなところでなにしてんだよ」
「あ? テメエには関け……リーダー!?」
上条に声をかけられた不良は驚く。能力者・無能力者関係なく叩き潰す、最強の男から声をかけられたのだから。
第三位も驚く。知らない男が現れて、そいつがリーダーと呼ばれている事実に。
「つーかさ、お前らよく見ろよ。あいつまだガキじゃねーか」
第三位はキレる。ガキと言われた事実に。
「ちょっ!? リーダー待って、こいつの様子が変……」
「テメエらみたいなロリコンが仮にも部下だと思うとムカツクんだよ!」
「私が一番ムカツクのは……」
不良が一歩下がる。上条が一歩前に出る。
「オマエだああああああッ!」
電撃が炸裂し、全員黒こげ病院送り。のはずだった。
パキンという音と共に電撃が消え去る。上条は何でもない表情で言う。
「あぶねえな。俺じゃなきゃ死んでたぞ。なんだ? 超電磁砲の御坂美琴ってのはこんな基地外だったのか?」
不良は驚く。リーダーが来なければ死んでいた。
第三位改め御坂は驚く。自分の能力が効かない事実に。
「な、なんで私の能力が効かないの!?」
「そりゃあ、そういう能力だからだよ」
御坂はイラついた。努力して
だったら、勝負して勝てばいい。
「アンタ、私と勝負しなさい」
「めんどいから、断る!」
その後色々あって根負けした。振りきろうにも付いてくるし、表の人間は正当な理由なく殴れない。
「いつでもいいぜ、かかってきな」
「言われなくても……ハアッ」
御坂から上条にむかって電撃の槍がとぶ。上条は右手に宿る『
「なら、これはどう?」
砂鉄の剣が何本も襲い来る。
「効かねえよ、素人が」
が、上条は軽快なステップと幻想殺しですべてをかわす。
「こんなに早く、切り札を使うとは思わなかったわ。ねえ、レールガンてしってる?」
御坂がコインを構える。
そして、発射する前に上条が御坂の手を掴む。
能力が発動しない。
「え!? なんで!?」
「
上条の拳が御坂の頬にめり込む。バキッと原始的な音がした。
約一ヶ月後
家――学生寮ではなく『ドラゴン』の隠れ家――で休んでいた上条の仕事用の携帯が鳴る。
「はい、どちら様でしょうか」
『私だよ』
「オレオレ詐欺ならお断りです」
『……アレイスター=クロウリーだ。突然だが仕事だ』
「用件は?」
上条の表情が真剣なものに変わる。
『
「了解」
ふぅ、とため息を吐き仲間の食蜂操祈に声をかける。
「おい、操祈。仕事だ。虚空爆破事件についての情報を集めてくれ」
「りょうかーい☆ まあ、私の情報収集力にかかればあっという間だけどねぇ」
食蜂は精神操作系の頂点、『
食蜂の返事を聞くと、明日以降の仕事のため上条は眠りについた。
御坂が好きな人はごめんなさい。
やっぱり御坂の態度は、暗部の人に嫌われると思うんです。
次から虚空爆破事件です。