とある暗部の上条当麻   作:蒼山龍一

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登場人物紹介

『エクセル』
工山規範……ハッカー。裏の事情に詳しく、情報量が半端では無い。運動は苦手。
男たち……モブ。プロテクターを着けたガチムチ。E.銃


暗部組織『エクセル』

食蜂は冥土返しに言う。

「先生、倒れた患者の耳や脳を調べてみてくれませんか。なにかがわかるかも」

「ふむ……それではやってみるかね」

 

上条当麻は裏路地を走っていた。

手がかりは掴めた。しかし、情報はまだ足りない。だから、集めなければならない。

そのために走り回っていた上条は突如声をかけられる。

「こまるなあ、暗部組織『ドラゴン』。そんなことされたらボクたちの仕事が増えちゃうじゃないか」

その声に上条は驚く。

なぜなら、『ドラゴン』について知っているのは、アレイスターはじめとして数名のみ。

つまり、このように呼ばれるということは、かなりの権力者が実力者なのだ。

「なに者だテメェ! なぜ俺らのことを知っている!?」

上条は叫ぶ。問いかける。

すると、相手は思ったよりも簡単に答えてくれた。

「ボクは暗部組織『エクセル』の構成員、工山規範だ。仕事は裏の情報の管理というわけさ」

直後、ザッと数名の男たちが上条に銃口を向ける。

「ずいぶんなご挨拶だな、クソ野郎」

「ひどい言われようだな。ボクは上の命令に従っているだけなのにさ。

つまり、お前らが『幻想御手』関連のことから手を引いてくれればそれでいいのだけどね」

「お断りだよ」

上条は工山に向かって突っ込む。

音をほとんどたてず、周りの男たちが持つ銃が火を吹く。

上条は音速で飛んでくる弾丸を、直感でかわす。普通ならあり得ないことだが、暗部の人間にはできる人も数名いる。

上条もその一人。

男を蹴散らし、工山を殴り飛ばす。

「ぐあぁ!」

工山が悲鳴をあげる。

まだ動ける男たちが殴りかかってくる。銃を使わないのは、仲間に当たる可能性があったから。

上条の裏拳が、一人の顔のプロテクターが無い場所に命中し、KO.

続けて回し蹴りが繋ぎ目にヒット。対爆の靴は固く、多少のダメージを与える。

後ろからの不意打ちをギリギリでかわし、アッパー。当たりどころが悪く一撃。

「うらあぁぁ!」

最後に残った一人がストレートを放つ。

上条のクロスカウンターもきまり、お互い倒れる。

上条が足をつきだし金的をきめ、とどめ。

「つつっ、痛かったなぁ。こいつ、情報持ってるよな?」

上条は立ち上がり、工山に近づく。そして、工山の服を探る。

そして、小型のパソコン(起動している)を見つけ、ファイルを開いた。

「…………『幻想御手』、……音楽、共感覚性……実験。木山春生……こいつだ!」

上条はついに情報を掴んだ。直後携帯の着信音がなる。

「だれだ? 用件は?」

『食蜂操祈よぉ。当麻さん、介旅さんが倒れたのと『幻想御手』の関連性が掴めたわぁ』

「詳しく話せ」

『介旅さんをはじめとして、『幻想御手』の使用者はみんな脳波がほぼ同じなのよぉ。つまり、他人の脳波を共有、いえ強要されているの。だから脳の自由力がなくなって、倒れてしまったって訳』

「ありがとう。こっちも情報を掴んだ。木山春生だ!」

『その人が犯人って訳ねぇ。それで、どこで合流すればいいのかしらぁ?』

「今回は俺一人でいい。それよりも強い能力者の脳波を変えれるか? 敵の戦力を減らしたい」

『りょうかーい。悪影響がこれ以上出ない程度にやってみるわぁ』

「たのむ」

頭のいい人間は説明の手間が省けて助かる。

ぶっちゃけ上条よりも食蜂のほうが頭がいい。

「さて、仕上げの時間だ」

上条は歩き出した。左手で携帯を使いながら。




蛇足でしたかね? オリジナルの暗部組織を使ってみました。
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