ありふれたRTAでラスボス撃破 タンクチャート 作:エチレン
ハジメのアトリエ ~トータスのオタクな錬成師~ のRTA、はーじまーるよー!
前回は新たな仲間を咥え、ブルックの町からライセン大渓谷を目指してセンチュリーを走らせるところまででした。
キャンプから一晩明け、昼になるころには辿り着く計算ですね。
ひたすら車の操作をしてるだけとかどんな苦行なんですかね?
愚痴っている間に着きました。
そんじゃライセン大渓谷を駆け抜けてオルクス大迷宮のアジトに行きましょ。
転送の魔法陣は生きているので、それを起動すればわざわざ迷宮を攻略する必要はないです。
ただし、アジト側から起動しないとその後の使用は出来ないので、ライセン大渓谷にある魔法陣を探してオルクス大迷宮をスキップすると言う事はできません。
意地でも一度は攻略させていくスタイル。
>魔法陣を調べた
>『オルクスの指輪』があれば起動できそうだ
>魔法陣が輝きだした!
と言うわけでオルクス大迷宮のアジトに転移です。
ほもくんがユエ姉貴と14日間過ごした場所ですね。
ここでハジメくんに生成魔法を覚えさせるわけですが、覚えるためには該当のキャラクターを旅の一行に咥えた状態で、ボスである『ラースヒュドラ』を倒す必要があります。
シア姉貴の試運転も兼ねてボコしましょう。
では、以前此処で入手した『ドラゴン殺せる剣』『ストロングガントレット』『ウインドブーツ』をシア姉貴に装備させましょう。
『ドラゴン殺せる剣』は、単純な物理攻撃力ならトップクラスです。
付加効果はありませんが、それを補って余りある脳筋武器です。
『ストロングガントレット』は筋力を40%上昇させる効果がある籠手です。
『ウインドブーツ』は筋力と素早さを20%上昇させる足装備です。
暴力、暴力、暴力! って感じの装備構成ですね。
パーティはフロントメンバーにほもくんとユエ姉貴とシア姉貴、後は清水くんを入れておきましょう。
清水くんはデバフ、状態異常魔法を複数持ついやらしい性能をしています。
世界樹の迷宮で言うカースメーカーみたいな感じです。
取りあえず放り込んでおけば大抵の戦いでは一定の活躍はしてくれますね。
なお、デバフを弾く敵に対しては…んにゃぴ。
隊列はほもくんを一番前のど真ん中に、ユエ姉貴と清水くんは一番後ろの左端っこに固めておきます。
シア姉貴は一番前の右端に配置。いの一番に敵を殴りに行きましょう。
バックメンバーはハジメくんと谷口姉貴です。
ハジメくんの補助効果であるオートアイテムは『戦術』から設定できます。
ほもくんの体力が50%を切ったら回復ポーションを使うように、パーティメンバーのMPが50%を切ったらマジックポーションを使うように設定しておきましょう。
よし、これでアイテムさえあれば自動で使ってくれるようになりました。便利な男やでえ。
>! 何かが起こりそうな気配を感じる!
>魔物が襲い掛かってきた!
アジトを突っ切って200階層へ続く扉を開けるとすぐにラースヒュドラくんが出迎えてくれます。
チカラヲタメスノニチョウドイイアイテガアラワレタナ!
というわけで再び『ラースヒュドラ』との戦いです。(もはや苦戦する要素は)ないです。
ほもくんは挑発してユエ姉貴は最上級魔法連発ですね。いつもの。
「隙だらけだぜぇ。よそ見してるからこうなるんだよ」
清水くんは範囲内の物理防御力を下げる『軟化』を使っておきます。
そしてシア姉貴は『強化魔法』で戦闘形態へ入りましょう。
シア姉貴の強化魔法は使用後すぐに再行動できるチート仕様です。そんじゃあ次に行動順が回ってくる赤頭に単体物理攻撃であるスキル『砕撃』を喰らわせましょ。
「ぶっ飛びやがれですぅ!」
翠星石みたいな喋り方しやがって。でも一撃で倒しましたね。やっぱりこの兎火力がバグってる…。
挑発しているほもくんに何やら攻撃してきてますが、装備が整いレベル上げも完了したほもくんなら自動回復で受けきれます。
>戦闘に勝利した!
>少しだけ強くなれた気がする……
>『アザンチウム鉱石』を手に入れた!
特にこれと言ったアクシデントもなく撃破ですね。銀頭のカースドブレスでも半分喰らわなかったですし良い硬さですよ~。谷口姉貴の10%カットが身に染みる~。
アザンチウム鉱石が運よくドロップしたので折角だし武器の強化に使っときましょう。
ラースヒュドラを瞬殺した事で、生成魔法を手に入れる権利を得ました。
3階にある魔法陣の所に行けばパーティメンバー全員に該当する神代魔法を覚えさせる事が出来ます。
オスカー兄貴の説明は一度聞けばスタートボタンでスキップできるのでキャンセルだ。
生成魔法は、ハジメくんの適性は『最適』です。様々なアーティファクトが作れますし、武器の強化で特性を付与する事も出来ます。
なお、谷口姉貴、シア姉貴の適性は『不適』で、清水くんと中村姉貴は『並』です。
ちょうど2階に工房もありますし、ここで新しい乗り物の作成や武器の強化を行っておきましょう。
ここで以前集めておいた素材が役に立つわけですね。
「工房があるね。何か作れるけどどうする?」
乗り物は潜水艦と飛行艇を作ります。
潜水艇は☆8、飛行艇は☆9ですが、設計資料集のお陰で☆が1つ下がっているので実際は☆8までのレシピ作成能力があれば問題ありません。
錬成師は自身のレベルを10で割って、端数を切り捨てた数値までのレシピを作ることが出来ます。
ハジメくんのレベルが現在86なので、それを10で割って小数点以下を切り捨てた☆8までのレシピを作ることが出来ます。計算通り…!
「うん分かった。ちょっと待っててね」
画面が暗転して、作成終了ですね。時間を待たされることが無いのが幸いです。
「よし、出来たよ。中々満足いくものが作れたと思う」
>『潜水艇』を作成した!
>これで移動が楽になりそうだ
これで海の中を移動できますね。地上では役に立たないですが、迷宮攻略にはほぼ必須です。
>『飛行艇』を作成した!
>これで移動が楽になりそうだ
これで空を移動できます。移動速度がすごく速いので時間の短縮が出来ます。
乗り物の確保はこれで終わりですね。
ちなみに、この2つの乗り物はそれぞれアザンチウム鉱石を1つずつ使うので、足りない場合はラースヒュドラのマラソンを強いられることとなります。あらかじめ工房で拾っておいたので安心!
次は武器の強化をしましょう。
生成魔法の真髄をとくと見よ!
「どの武器を強化するの?」
工房の武器強化画面で、現在装備している、もしくは荷物にある武器を強化できます。
鉱石を使えば攻撃力や防御力を上げれますし、ほもくんが装備している剣や盾のように付加効果を付けることが出来ます。
なお、付加効果をつけるのには特に素材は要らないですが、武器によって付与できる効果は決められています。いくつかある候補の中から選べる感じですね。
ほもくんの『アザンチウムクロス』に追いアザンチウムをして物理防御力を上げて、付加効果は『状態異常耐性+20%』を選びます。これで状態異常は全てカット!
以前のラースヒュドラ戦の時のような事故は起こらないようになりました。
『バイタルガントレット』と『ジェネラルグリーブ』は付加効果は最初から付いているので、アザンチウム鉱石を使って防御力を上げるだけですね。
あとはシア姉貴の『ドラゴン殺せる剣』に付加効果で『筋力+50%』を付けておきましょう。
当初はこれだけで強化を終了するつもりだったのですが、さっきの戦いで運よくアザンチウム鉱石が手に入ったのでシア姉貴の『ドラゴン殺せる剣』も強化しておきます。
ユエ姉貴の装備は強化のしようがないのでそのままです。
「出来たよ。これで戦闘がもっと楽になるといいけど…」
ありがとナス! ほもくんの生成魔法ではここまで良い数値になりません。適性が低いと付加効果の倍率が低くなってしまいます。
例えばシア姉貴が自分で付加効果を付けようとしても+5%程度が関の山です。
ともあれ、これで準備は整いました。それじゃあ3階にある魔法陣からライセン大渓谷に行きましょ。
>魔法陣を調べた
>『オルクスの指輪』があれば起動できそうだ
>魔法陣が輝きだした!
ライセン大迷宮は、転移した場所から飛行艇で2日分ほど移動した場所にあります。
完全にノーヒントなので初見では見つけるの無理だゾ。
まあ、道中に居る雑魚敵は飛行艇で移動するためスルー出来るので大丈夫です。
ちなみに、センチュリーだと5日くらいかかります。徒歩だと考えたくもないくらいかかります。このマップを作ったのは誰だ!
>夜になった……
>これ以上は行動しない方が良いだろう
飛行艇も夜になると地上に降りてキャンプしなければいけない謎仕様です。
せっかく安全に休める飛行艇があるのに何でコイツらわざわざ外で休んでるんですかね…。
「それにしても大変な事になっちゃったね」
「解放者、神代魔法、狂った神…まあ、ありがちっちゃありがちな設定だな」
「神様か~、ほんとにいたんだね。あっ、まもるんお代わり!」
「世界の裏を知っちゃいましたね~。むむ、これは中々…!」
「帰るためにはその神様を倒す必要があるのかな…?」
「……はむはむ……うまうま……」
君ら軽すぎへん? 世界の裏事情を知ったんだからもっとこうさぁ…。
まあ、無駄にシリアスになられても困るのでこれで良いんですけどね。
「それにしても便利だなこのテント。空調までついてんのか?」
「せっかく生成魔法を手に入れたんだし、冷暖房完備、防音、防虫機能付きにしてみたんだ」
はえー、すっごい便利…。日本で売りに出したら絶対にヒット商品ですね。
ただ、キャンプ醍醐味の環境音が聞こえなくなるのでそこはマイナスでしょうか。
「うあ~食べ過ぎた~! これじゃあ太っちゃうよ~、ポヨンポヨンだよ~!」
「体重計がないのが救いだったね…」
「……ん、お腹いっぱい……もう寝る」
「野菜を食べれば大丈夫です! 野菜を食べましょう! 明日は野菜三昧です!」
そう言えばユエ姉貴の自動再生って肥満防止の効果もあるんですかね?
生活習慣病とは無縁そうで羨ましい限りです。
つまりエヒトは生活習慣病克服のためにユエ姉貴を狙っていた…?
>朝になった
そんじゃ出発ですね。最短距離を突き進めば今日中には着くはずです。
これから挑むライセン大迷宮ですが、初見では非常に難しいダンジョンになっています。
一定時間ごとにマップの配置が変化するので迷いやすいんですよね。トラップも満載で、何も考えずに進んでいると簡単にガメオベラまで追い込まれます。
さらに、この迷宮内では時間が進行するので、迷ってしまえば原作ハジメくんのように何日もこの迷宮の中で過ごすこととなってしまいます。
とはいえ、時間経過によるマップの変化は固定なので、あらかじめ道順を覚えておけば特に問題とはなりません。最短距離で駆け抜けろ!
道中出現する雑魚敵は物理攻撃しかしてこないので、ほもくん一人で突破できます。
魔法職はあまり力を発揮できないので、今回はほもくんとシア姉貴に頑張ってもらいましょう。
一応MP効率度外視であればユエ姉貴も括約できますが、雑魚敵でそんな事したらマジックポーションの消費がマッハなので、エンカウントは出来るだけ避けます。
お、そうこう言ってる間に着きましたね。斜めに立てかけてある岩盤が目印です。
では飛行艇から降りてライセン大迷宮に入りましょう。ここからは徒歩です。
岩盤と崖の隙間に通路があるので、そこを進めばライセン大迷宮の入り口に辿り着きます。
入り口の近くにミレディ姉貴渾身の歓迎メッセージが書いてありますが無視だ無視!
>壁に切れ込みがある
>どうやらここから入れそうだ
入り口である回転扉くんは分かりやすく見える化されているのでちゃっちゃと調べて入りましょ。
原作ではシア姉貴が盛大にやらかしてましたがここではそう言った事はありません。
よかった、聖水で汚される回転扉くんはどこにもおらんのやな…。
>矢が飛んできた!
>体力が少し減った……
一部トラップは全員に効果が出ますが、基本的にこういった物理系のものはトラップによる効果はパーティの先頭にいるキャラが受けます。ほもくん肉壁になって、やくめでしょ。
それじゃあ進んでいきますが、ここからは瞬速です。
右側の通路を真っ直ぐ! 2つ目の階段を上る! 上ったら左に進んで突き当りの階段を下りる! その後はすぐ右にある部屋に入って正面にある通路へ! 飛んでくる矢はライフで受ける! 左側の4番目に見えた階段を下りて三叉路を右へ! 半分進んだところで移動床が来るのを待って乗る! 移動床を下りた後は右側の上り坂を進んで、上り切ってすぐのところにある階段を上る! そしてそのまま道なりに進む!
よし、完璧ですね!
このようにしっかり道順を覚えておけば10分ほどでライセン大迷宮は抜けることが出来ます。
後ろから騎士人形くんが追いかけてきてるので、ほもくんをポーションで回復させてからさっさとボス部屋に入りましょう。
>とても巨大な空間だ……
>どうやらここが最奥らしい
たった10分で渾身のトラップダンジョンを抜けられたミレディ姉貴かわいそう。
原作では不意打ち即死攻撃をかましてきたミレディ姉貴ですが、このゲームでは流石にそんな事はしてきません。やさしい。
格納庫から出撃する巨大ロボのように、ダイマックスした騎士人形くんが昇ってきます。
こやつが解放者の一人にしてライセン大迷宮のボスであるミレディ・ライセンですね。
「やほ~、はじめまして~! 皆大好き、ミレディ・ライセンだよぉ~!」
ミレディ姉貴オッスオッス! わずか10分で迷宮を踏破された気持ちはどうだ? 感想を述べよ!
「しゃ、喋った…!」
「うわ~、すっごい大きい! 写真撮りたかったな~!」
「ミレディ・ライセン…オスカー・オルクスの手記に書いてあった名前だね」
「オスカーの手記が正しければミレディ・ライセンは人間だ。だとしたらすでに寿命でくたばってるはずだぜ。これも神代魔法とやらか?」
「……実は人間じゃなかったとか?」
「ユエさんという例があるからあり得ますね。オスカーさんがミレディさんの事でわざと嘘の内容を書いた可能性もありそうです」
谷口姉貴がのんき過ぎる…。そして誰一人として挨拶を返さないのは草。
ここは連れてくるキャラによってセリフがそれぞれ違ってきます。
「目的は何? 何のために神代魔法を求める? 嘘偽りなく答えて」
わちゃわちゃどうでもいい事を話した後にマジモードのミレディ姉貴に問われますが何を選んでも大丈夫です。
『エヒトを討つため』『故郷に帰るため』『特に何も』の3つがありますが、『故郷に帰るため』を選びましょう。なお、『エヒトを討つため』を選んだらご機嫌ニコニコ顔でデュエルを仕掛けてきます。
「……ふ~ん、そっかそっか。なるほどねぇ~。別の世界からねぇ~。うんうん。それは大変だよねぇ~。よしっ、ならば戦争だ! 見事この私を打ち破って神代魔法を手にするがいい! いくよ~!」
ではライセン大迷宮のボス、『プライドゴーレム』との戦闘開始です。
オマエヲタオセナケレバ、カミヲコエルコトナドユメデシカナイナ!
今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
□どうでもいいオマケ□
ライセン大渓谷に向かう途中での車内で、助手席に座って地図を広げるハジメが不思議そうに言った。
「そう言えば衛、この車どうやって作ったの? 錬成師の指輪があっても車の構造なんて普通分からないと思うんだけど…」
「だよなあ。少なくとも男子高校生じゃあよっぽどの車オタクじゃない限りこんなのは作れねえ。北条、お前って車オタだったのか? つーか見た目がランドクルーザーっぽいのになんで名前がセンチュリーなんだよ」
三列目のシートに座っている清水も首を捻る。
北条は膝に座っているユエにハンドルを任せてごそごそと自分の懐に手を突っ込んだ。
「…これだ」
体積を無視してずるりと懐から取り出したのは分厚い設計資料集だった。
当然、ハジメには見覚えのあるものだ。なぜならクリスマスプレゼントで自分が渡した物だったから。
「それって僕がプレゼントした…。いや、何で持って来てるの…?」
「いやいや、どうやって懐に入れてたんだよ。明らかに体積が合ってないだろ」
「やはりハジマモ…つまりこの車は愛の結晶…?」
「ギギギ……次は鈴があそこに……ハッ! まもるん、それ貸して!」
「…分かった」
二列目のシート、北条の後ろに座った鈴はユエを歯軋りしながら睨んでいたが、何かに気付いて北条に設計資料集を渡すように頼んだ。手渡されたほんのり温かい設計資料集をぎゅっと抱きしめる。
「これがまもるんの体温…! つまり、これは実質まもるん…! ぐへへ…!」
「……! スズ、天才……?」
そのまま頬ずりを始めた鈴に驚愕したようにユエが振り返る。
ユエは頭が良いので、脳内で補完するのは難しい事ではなかった。
「何やってんだコイツ等……もうまともな女子はシアさんだけ――」
呆れたように清水が溜息をついた瞬間、横に座って爆睡を決め込んでいたシアが清水の方に倒れこんできた。美少女との急接近に心臓が跳ね上がった清水だが、次の瞬間には違う意味で心臓が跳ね上がった。
「……うへへ……う~ん……もう食べれないですよ~」
「ぐえっ! 涎垂らすな! 俺のお気に入りの一張羅がっ! チクショウ、やっぱりまともな女子なんて居なかった! お、おい、誰か助けろ!」
「助手席は平和だな~。あっ、ちょっと進路がずれてるかな? もう少し右側にハンドルを切った方が良いと思うよ」
「…分かった」
騒がしく砂煙を巻き上げながら旅の一行は進んでいく。