ありふれたRTAでラスボス撃破 タンクチャート 作:エチレン
だから、初投稿しておきたいんだ
カミノゾンザイナドフヨウラ! なゲームのRTA、はーじまーるよー!
前回はメルジーネ海底遺跡の本試験開始まででしたので、今回はその続きからです。
神代の都市では建物の中に入るとアイテムが置いてある事があるのですが特に欲しいものはないので全てスルーをして、ひたすら襲い掛かってくる幽霊兵を衝波で蹴散らしながら奥に見える城を目指します。
余談ですが、ここの幽霊兵は『魔法を受ければ自身のHPがゼロになる』という仕様なのですが、発売当初は稀に処理がバグって『魔法を受ければ自分以外のHPがゼロになる』になる事があったみたいで、魔法を使った瞬間にパーティが全滅したという報告がありました。お前のデバックガバガバじゃねえかよ。
>戦闘に勝利した!
もちろん、現在は修正パッチで不具合は修正されているので、このように魔法で倒しても大丈夫です。
>戦闘に勝利した!
まーだ時間かかりそうですかね~。まあ、戦争中の戦場真っただ中を突っ切っているのでエンカウントが多いのは仕方ないのですが、こうも単調だとつまらないですね。やっぱりこのゲームはクソゲーだった?
…移動中は話す事がないですね。あ、そう言えばもう片方の船の墓場ですが、あちらは移動距離が長くて通路も複雑な分置いてある宝箱も多めです。金目の物が置いてあったりもするのでルタが不足している兄貴はそっちで稼ぐのも良いかもしれませんね。逆に言えばそれくらいしか良いところが無いのですが…。
>戦闘に勝利した!
や~っと市街地エリアを抜けましたね。ここからはエンカウントは固定以外はありません。ストレスから解放されてウレシイ…ウレシイ…。
市街地エリアを抜けると階段を上がって、その先の王城エリアへ入ります。ここに門番くんが居るのでちゃっちゃと倒してしまいましょう。市街地にいた幽霊兵と同じなので衝波で瞬札です。
>戦闘に勝利した!
ナニモイウコトハナイ。それじゃあ門番くんも倒した事ですし城に入りましょう。おっ、開いてんじゃ~ん!
「やっと着いたね…。奥に進めばいいのかな?」
「……うん、奥の方に沢山の魂がいる。そこがゴール地点じゃないかな?」
「随分と慌ただしく女給が動き回っておるな。どうやら兵以外は襲い掛かってこぬようじゃ」
ティオ姉貴の言う通り、神代の都市での戦闘はこれで終了です。
もちろん、引き返せば無限湧きする幽霊兵くんとイチャイチャ出来ますが経験値もまず味なので引き返す意味はないです。そのまま進みましょう。
後は奥に進んで重鎮たちから話を聞いたりして終了です。
道中のメイドさんとか文官とかからも情報を色々と聞いたりできますが、特に攻略には関係ない情報ばかりなので全スルーです。大体が神に祈ったり光教教会に対して暴言を撒き散らしてたりするだけなので。
というわけでパパっと到着です。しっかりと道順を覚えていれば三分程度でゴール地点まで辿り着けます。
>ここが謁見の間だろうか
>玉座には王冠を被った人が座っている。この国の王様だろう
偉い人たちが何だか話していますが倍速。話の内容を一言で表すと、満州事変ですかね?
魔人族を抹札するために人間族の村を魔人族の仕業と見せかけて滅ぼして、それを口実として戦争を仕掛けたんだとか。でも返り討ちにあってこうして首都まで攻め込まれてるらしいです。清々しいまでのかませ犬っぷりですね…。
なお、村を滅ぼしたのは光教教会の司祭だった模様。やっぱり宗教はダメだな!
「酷い…。これじゃあ滅ぼされた村の人達は何のために殺されちゃったんだろうね…」
「…どこの世界でも人間は変わらねえんだな」
「光教教会…聖教教会とは何か関りがあるのかな?」
風景がぐにゃ~と歪んで教会の大聖堂に移動です。とは言ってもここでも戦闘はありません。
やらかした司祭が神に助力を乞うために子供たちを生贄に捧げているところを見るだけです(ニッコリ)。辺り一面真っ赤になってるんですがこれ、全年齢対象のゲームなんだよなあ…。
子供たちの命乞いも虚しく頃されてしまいましたね。なお、神は力を貸してくれん模様。神なんていねえんだよ!
「うっ…! こ、こんなのむご過ぎます…!」
「…神に縋った結果がこれとは。子供たちは完全に無駄死にじゃのう…」
「……もう終わった昔の事だけど……見てるだけで気分が悪い」
そして、これにてイベントは終了です。自動的に最奥の神殿に続く通路まで転送されるので、魔法陣に入ってさっさと神代魔法をもらっていきましょう。
>通路の先に神殿が見える
>あそこがメルジーネ海底遺跡の終着点だろうか
「おおっ、あれがゴール地点かな? これで四つ目か~。今度はどんな神代魔法なんだろうね」
「何にせよ、随分と趣味の悪い迷宮だったな。さっさと神代魔法をいただいてオサラバしようぜ」
「賛成ですぅ…。ちょっと精神的に疲れたので一休みしたいですね…」
>頭に何かが流れ込んでくる……!
>『再生魔法』を習得した!
神殿の中央にある魔法陣に乗ればOKです。これでメルジーネ海底遺跡の神代魔法は『再生魔法』です。このゲームでの戦闘では完全に補助系統の魔法という扱いです。
回復はもちろん、味方に素早さのバフを掛けれたり、敵の行動順を遅くしたりすることが出来る有用な魔法であり、また、再生魔法の取得で新たに使える魔法が開放されます。
特に白崎姉貴のような回復役や谷口姉貴のような補助役にとってはあるのと無いのとで天と地ほども戦闘能力が違ってきますので、プレイ予定兄貴は参考にしてください。
適性ですが、ほもくんは当然のように並です。最適なのは谷口姉貴、シア姉貴ですね。清水くんと中村姉貴は残念ながら不適で、ハジメくんとユエ姉貴、ティオ姉貴はほもくんと同じ並です。
「やりました! やっと私に使えそうな神代魔法がきましたよ!」
「……見つけた、再生の力。これでハルツィナ樹海の迷宮に入れるかも」
「ハルツィナ樹海というと大陸の一番東の方じゃの」
「……あ、あの。もしかして大陸を横断する必要があるんじゃ…」
「移動手段があるとはいえ疲れるね…」
中村姉貴が言った通り、ハルツィナ樹海までは大陸の端と端なので移動にものすごく時間が掛かります。大体飛行艇で三日くらいですね。センチュリーだと寄り道せずに走ったとしても七日くらいかかります。
現在が27日目なので、ハルツィナ樹海に着くころには30日目になります。
次にハルツィナ樹海の迷宮に入れるようになるのが37日目なので十分間に合いますね。
さて、それではメイル・メルジーネ姉貴のビデオレターが始まります。全部ボイスを聞いてると長いのでキャンセルだ。
言ってる内容を意訳すると、「立って歩け、前へ進め。あんたには立派な足がついてるじゃないか」みたいなニーサンのようなメッセージです。以上。
そんじゃ脱出しましょ。ここの脱出はライセン大迷宮の時と同じように水攻めをされて、海中に放り出されます。ミレディ姉貴のアレはメルジーネ姉貴リスペクトだった…?
海の中に放り出されて、自動的に潜水艦に搭乗しました。そしてここでミニゲーム発生です。
>後ろから何かが迫ってくる!
>先ほどメルジーネ海底遺跡で見た魔物だ!
クリオネくんから逃げるゲーム、はーじまーるよー!
原作では潜水艦に乗る前に襲い掛かってきてましたが、今作ではしっかりと乗り込むのを確認してから襲ってきます。やさしい。
で、肝心のミニゲームの内容ですが、ただの作業です。
迫ってくる触手を魚雷みたいなので迎撃したり躱したり、氷柩で防御したりするだけです。ただ、グリューエン大砂漠でのミニゲームとは違い、こちらは水中なので三次元的な動きをしなければならないのと、あと触手との距離感が掴みにくいです。
油断してると潜水艦の耐久力が尽きてガメオベラとなってしまいます。
氷柩での防御は魚雷での迎撃が間に合わない場合に使いましょう。防御してもダメージは少し通るので、緊急避難的に使うのが正解です。楽しようとして防御ばかりしてると、いつの間にかガメオベラ一歩手前になってたりすることが多々あります。
時々予告線が出て、その後すぐに水流みたいなので攻撃してくることがあり、これは迎撃も防御も出来ないのでしっかりと躱します。たまに縦や横に薙ぎ払ってくるので気を付けましょう。当たるとガッツリ耐久力を持っていかれます。
ちなみにこのミニゲームにもスコアがありますが、特に意味は無いです。この後クリオネくんとの決戦がありますが、高いスコアを取ったからと言って有利になったりする事はないので、頑張るだけ損です。
最低限の労力で切り抜けましょう。
目標をセンターに入れてスイッチ! どうでもいいですが、このミニゲームをやってるとスターフォックスの水中ステージを思い出します。
何でこのゲームは変なところに力を入れるのか、コレガワカラナイ。
>無事に魔物の攻撃を切り抜けた!
というわけでノーダメージでクリアです。フン、ザコカ!
辿り着いたのは少し西にある無人島で、ここが決戦のバトルフィールドとなります。波打ち際で巨大なクリオネくんがウネウネしてるので、接触すれば戦闘開始です。デカ過ぎて画面に収まりきってないですね…。
その前にメニュー画面を開いて隊列を確認しまして、ほもくん以外の全員が最後方まで下がっているかどうか、しっかりと確認しましましょう。
それが終わったら連携で清水くんとティオ姉貴を組ませます。その理由は戦闘中に。
「少し話をしたいのじゃが、構わんかの?」
そして、バトル前にイベント発生です。オリ主人公の場合、ティオ姉貴は最初は自身の身の内を明かしてくれませんが、こうしてパーティメンバーに入れて迷宮を一つクリアすると自身が竜人族であることを明かしてくれます。
目の前にクリオネくんがいるのに暢気に長話をしてる暇はあるんですかね? でもクリオネくんは空気を読めるのでしっかりと待っててくれてます。行儀が良いですね。
なお、この無人島には魔物が生息していますが、魔物がクリオネくんに近づくと触手で捕らえられてそのまま食べられてしまいます。細かいところに拘らなくてもいいんですがね…。
ウネウネする軟体生物の前で輪になって話を聞くほもくん一行…あ、牛みたいな魔物がクリオネくんに捕まった。
なお、ほもくん一行は気にせず話を続けています。シュールすぎる。この辺りの演出は何とかならなかったのでしょうか?
「黙っていて済まなかったの。じゃが、竜人族は公には滅んだとされている一族故に軽々しく話すわけにいかなかったのは事実。お主らが信頼できると思ったからこそ、こうして打ち明けさせてもらったのじゃ」
あっ、良いっすよ(即許し)。皆特に気にしてなさそうですね。長々と会話してますが、一言で纏めると「私達、仲間だもんげ!」って感じです。
>『ティオ・クラルス』が竜化を使えるようになった!
そう言うわけで、ティオ姉貴の竜化が解禁されました。この先きっと役立つ時が来てくれると信じましょう。
では、クリオネくんも待ちくたびれているようなので戦闘に入りましょう。
その前にユエ姉貴に吸血させてMPを全快させまして。
よしイクゾー!
>魔物が襲いかかってきた!
さっきのやりとりを見てる身としては白々しいシステムメッセージなんだよなあ…。ともあれ、メルジーネ海底遺跡のラスボスである『???』改め『グラトニーテンタクルス』との最終決戦です。
【急激に潮が引いていく!】
開幕で必殺技の予備動作に入るボスの屑。
まずやる事は、一番最初に行動するほもくんが要塞を使う事です。
次の敵の行動順でフィールド全体に現在のHPの100%のダメージを与えてくる『大海嘯』を使ってくるので、防御なり結界なりを使わないと即氏してしまいます。
ほもくんの要塞で対処できるので使う必要があったんですね。
他の三人は炎属性の魔法で削っていくのですが、ここで『連携魔法』をお披露目しましょう。
連携魔法とは、戦術で連携させたキャラクターが特定の魔法を連続して使うことにより、その場で新たな魔法を追加で発動させる仕組みです。
今回は清水くんとティオ姉貴ですね。
「〝炎龍〟」
まあ、二人はユエ姉貴と違って詠唱がいるのでね。敵の攻撃を凌いでからとなります。それにしてもやたらHPが高い敵ですね。炎属性で攻めればダメージは相応に通るのですが、総HPで言えばラースヒュドラの三倍はあるらしいです。
攻撃できる箇所は胴体、左右の触手の三箇所ですが、どれを攻撃しても構いません。ミレディ姉貴みたいに部位破壊をすると隙ができるというわけではないのでね。
【巨大な津波が辺りを飲み込む!】
島ごと飲み込むような大津波ですが、当然要塞を発動しているのでノーダメージです。やはり守護者の安定性を…最高やな!
「灰となりて大地へ帰るがよい!〝螺炎〟」
「一陣の風の前に散れ!〝塵風〟」
そして詠唱が完了したティオ姉貴と清水くんの番がきました。
中級の炎と風の魔法を連続して使った事で、追加で連携魔法が発動します。
【連携魔法発動】
「行くぜティオさん!」
「うむ、任せるがよい!」
「「〝鮮火烈風〟!」」
中級同士の炎×風の魔法の組み合わせで発動する『鮮火烈風』です。威力は大体ユエ姉貴の蒼天の半分くらいですね。
これの優れたところは追加で発動するので、元となった魔法に加えてダメージを与えられるのと、MPを消費しない点にあります。
今回は中級同士でしたが、最上級同士での連携となると凄まじいダメージを追加で与えることができるので、火力源として非常に重宝します。
欠点としては若干ゃ演出が入ることくらいです。
ちなみに最上級と中級の組み合わせでは連携魔法は発動しません。ユエ姉貴は最上級を乱射してた方が強いので、清水くんと組ませるよりほもくんと組ませて反撃してた方が時間当たりのダメージ量は高くなります。
【グラトニーテンタクルスは触手を振り回した!】
「……お返し。〝雷槌〟」
おお、痛い痛い。単体二回攻撃に腐食効果が付いている行動です。状態異常対策をしていなければ、下手すれば一発で乙りますが、ほもくんであれば問題なく受け切れます。
谷口姉貴のおかげで思ったよりも被ダメージが低いですね。これなら防御しなくても自動回復だけで賄えそうです。やはり引き入れたのは正解だったみたいです。
ちなみに、今回の戦闘では脳筋AIではなくなり、『最もダメージを与えてくるキャラクター』を優先的に狙うようになります。つまり、最も火力の高いユエ姉貴にタゲが行きやすくなっています。
ですがユエ姉貴はほもくんと連携しているので、単体攻撃であれば今のようにほもくんがガッチリ庇えますし、範囲攻撃であって発動までにディレイがかかるのでその間に逃げてしまえば問題ありません。
何だったら城郭を使って強引に攻撃を続けるのもアリです。
一発でも状態異常を喰らえばそのままジリ貧になる初見頃しのボスですが、対策を立ててしまえばこの程度です。
ティオ姉貴と清水くんはそこそこの火力で殴っているので無警戒なままです。そのまま連携魔法で削っていきましょう。
ほもくんもショボイ威力ですが、一応初級の炎魔法が使えるので攻撃しておきましょう。ユエ姉貴の緋槍の10%以下のダメージしか出ないと思いますが一応ね。
【鋭い水流が発射された!】
「……お返し。〝破断〟」
(ダメージが)入ってねえんだよこの野郎!
このボスは、水属性はほぼ無効化してきます。カスみたいなダメージですね。ほもくんの魔法攻撃と良い勝負です。まだ清水くんの塵風の方がダメージ出てたゾ。
MPに関しては介護士ハジメがいるので問題ないですが、そろそろマジックポーションを補充しとかないといけませんね。次の街に寄った時に買っておきましょう。一応錬成で自作も出来るのですが、素材を集める手間を考えると買った方が速いです。
【急激に潮が引いていく!】
また大海嘯ですね。ハイハイ要塞っと。ハジメくんのおかげで一回の戦闘において三回程度までなら使えるので助かります。オートアイテムが無ければ一々自分で回復しなきゃいけないので安定性も時間も損なってしまいます。
もうほもくんはハジメくん無しでは生きていけない体にされてしまいましたね…。
「〝炎龍〟」
「〝螺炎〟」
「〝塵風〟」
【連携魔法発動】
「幸利よ、合わせるがよい!」
「そっちこそタイミングをしくじンなよ!」
「「〝鮮火烈風〟!」」
【巨大な津波が辺りを飲み込む!】
はいノーダメ。もう特に言う事はないですね。操作ミスをしなければ問題なく勝てるでしょう。
抱溶をしてきましたが、これもユエ姉貴が対象なのでほもくんが庇えます。そしてほもくんは状態異常無効なので腐食も窒息も効きません。うま味。
ただし抱溶は庇えるので攻撃ではあるのですが、何故か判定がデバフ扱いなので反撃は発動しません。
「〝炎龍〟」
そしてこれにて敵のHPは無くなりましたので、戦闘終了となります。
>戦闘に勝利した!
>少しだけ強くなった気がする……
「妾の炎は一味違うであろう? 竜人族というのは伊達ではないのじゃ」
「……ん、流石。私も負けてられない」
ひとあじ派は賢いな。
あ、ちなみティオ姉貴が竜人族がどうのこうの言ってますが、今回は特に竜化はしてないです。ぶっちゃけタンクがいるのであれば人間の状態で魔法使って連携してた方が時間当たりの火力は高いですし…。
雑魚散らしには便利ですがそれはユエ姉貴と清水くんがいますし…。
完全に今回のチャートではロマン技ですね。
あ、今回のMVPはユエ姉貴です。ほもくん? ロクにダメージを与えられてないので貢献度レースからは脱落ですよ(きくうし並感)。
さて、メルジーネ海底遺跡も攻略し終わった事ですし、宗教の総本山で勧誘を断り続ける作業に今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
□どうでもいいオマケ□
アーティファクトとは現在の魔法や技術では再現できない程の強力、または特殊な効果を持つ道具の事である。神代に造られたとも言われているそれは、ステータスプレートのような一部の物を除いて新たに作られる事も出回る事も無い。
だが、神代魔法を会得したのであれば話は別である。生成魔法は無機物に魔法を付与することが出来る、アーティファクトを作ることが出来る神代魔法なのだ。
「それにしても随分と色々作ったよね。このネックレスって何に使うやつだっけ?」
「あっ、それ鈴が作ったやつ! 魔力を流すだけで〝聖絶〟が張れるタリスマンだよ!」
潜水艇の一室。倉庫として使える程に広いその部屋では一行が道具の整理整頓をしていた。
メルジーネ海底遺跡に行くためには夜にならないといけないとミレディに聞いたので、それまでの暇潰しと迷宮攻略に使えそうな道具の選別を兼ねての事である。
北条、シアは調理室で夕食の仕込みをしている。この二人が一行の胃袋を握っているのだ。
今日の夕食はナポリタンにピラフ。地球組にとっては懐かしい料理。
床に無造作に置かれた数々のアーティファクト。見る者が見れば卒倒しそうな光景である。
「おっ、これは南雲が作った卑劣爆弾じゃねえか。一応持ってくか」
「卑劣爆弾? その板はどう見ても爆弾のようには見えぬが…」
「それには空間魔法を付与してあって、中に大量の爆弾とこれと同じ板が複数枚入れてあるんだ。さらにその板にも大量の爆弾と同じ板が複数入れてあって、これを複数回繰り返してある。一度投げると連鎖して空間魔法が解けて、中身が尽きるまで爆発し続ける仕組みになってるんだ」
「お、お主…顔に見合わずえげつないものを造るのう…」
この板一枚でどれほどの威力が出るのか考えたくなかったティオは目線を逸らして他のアーティファクトを吟味する。おお、と声を上げて白い花の形をした飾りが付いた簪を手に取る。
「見事な髪飾りじゃのう…。これを作ったのは誰じゃ?」
「あ。そ、それ、私が作ったやつ…」
「おお、恵里が作ったのか。して、どのような効果が?」
「挿した瞬間に髪の毛を空間魔法で根元から切り落とす効果が…」
試しにその黒い髪に挿そうとしていたティオの手が文字通り間一髪で止まった。
あと一瞬でも遅かったら丸刈りになるところだった。冷や汗が頬を伝う。ティオは知る由も無かったが、簪に付いている花のモチーフはスノードロップと言う花で、イギリスのある地方では死を象徴する花として忌み嫌われているとか。
「あ、あぶなッ…! 危なかったのじゃっ…!」
「ほ、本当は天之河くんに近づく人に贈ろうと思ってたんだけど…その予定も無くなったから今はただのジョークグッズに…」
「ジョークにしては質が悪すぎるのじゃ! もしやここにあるものはそのテの物ばかりというわけではなかろうな!?」
「……これとかどう? シアが作った体重が半減する腕輪……」
「…一度着けたら外す時が怖いのう」
うがー、と心の中で吠えるティオにユエが金属製の腕輪を渡す。シアは生成魔法、重力魔法、空間魔法のどれも赤点だったのでこの程度のアーティファクトとも呼べないようなものを作るので精一杯なのだ。
その後も刺さったら呪われるナイフやら空間ごと切り裂く剣やらヘビーマシンガンやら火炎放射器やらの危険物の間を歩き回るティオは、里への報告はどうしたものかと頭を悩ませることになった。