高性能な愛車と異世界で最高の一杯を!   作:テニス歴0年 HORIO

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あらすじ、Mission complete、仕事終わりのご飯最高だわ…… ! なんでおやっさんがここに?



17 ・ギルドマスターに報告しましょう

 

 

 筋肉の主張が激しい大きな体、身長は190ほど巨体に厳つい顔、浅黒い肌にキレイに剃られたスキンヘッド…ほぼ俺のラーメンの師匠「あかり」のおやっさんだ

 

 

 

 そのほぼおやっさんの頭の上にある尋常じゃ無いほどの違和感…猫耳…普通の猫耳では無くペルシャ猫のようなファサファサした猫耳

 

 

 

 エールを吹いてもしょうがないよね…

 

 

 

 しばらく頭の中で色々考えてを巡らせて固まってしまっていた

 

 

 

 エっさんが呼んだのと俺が声かけたことで筋肉猫耳が近づいてくる…

 

 

 

 「おう、エリックと…誰だ?俺のことを知ってるみたいだが?」

 

 

 

 「こっちはケイくん…反応的にケイくんはグランのこと知ってんの?」

 

 

 

 「…すいませんあまりにも俺の料理の師匠に似てたもので」

 

 

 

 嘘は言って無い…

 

 

 

 「そうか俺に似てるってことはそいつはきっと男前だな」

 

 

 

 「はい…(性格)超男前です」

 

 

 

 「ほう、良い奴だなケイくんとやら、取り合えず飲もうや」

 

 

 

 俺の肩をバシバシ叩きながらグランさんは慣れた感じでエールや焼鳥を注文していく

 

 

 

 いぬ耳の可愛い店員に運ばれて来たエールを受け取りグラスを掲げる

 

 

 

 「ロトム神に感謝を、乾杯」

 

 

 

 「「乾杯」」

 

 

 

 今日2度目の乾杯、グランさんは乾杯後エールを一気飲み…豪快だ

 

 

 

 「それより聞いたぞ隣町にまで夜道を薬取りに行ったんだってな」

 

 

 

 グランさんは話しを振りながらジェスチャーで店員さんにエールのおかわりを頼む

 

 

 

 「そうそう、ケイくんの持ってる凄い神具でピゅーっとね」

 

 

 

 エっさんはしれっと注文していた にほん酒を片手にざっくりと車のことやロメオくんのことなどを話していく

 

 

 

 俺は料理をつまみながらエっさんの話しに補足説明を入れる係になっていた

 

 

 

 

 

 「…ほー、とんでもない神具だな、それにそんな事になってたのか、俺なんて蜂退治に呼ばれて終わったらすぐに報告書作らされ終わったのがついさっきだぞ…」

 

 

 

 「はは、ギルマスも大変だな」

 

 

 

 「慣れだ慣れあんなもん、やってみるとこれはこれで案外悪くない、エリックもフラフラしてねーでどっかでギルマスになっちまえよ、実力的にはなれるだろうが」

 

 

 

 「おっさんはフラフラと食べ歩くのが生きがいなのよ、それにそんなにギルマスの仕事が楽しかったら丁度良かったな仕事増えるかも知れんよ」

 

 

 

 エっさんはちょっと含みのある笑顔をグランさんに向ける

 

 

 

 「楽しかねーよ…でもこの話しの他にも何かあったのか?」

 

 

 

 ギルドマスターの仕事が増えると言ったら基本厄介事だ、グランさんの顔が少し曇る

 

 

 

 「さっきの話しで言っただろう、レッドウルフ、倒した奴以外にも何度も他の集団に遭遇したんだ、多すぎるんだわ…数が」

 

 

 

 「そんなにか?」

 

 

 

 「はい遭遇回数も頭数も多かったです、それにエっさんに出会った理由も昼間にレッドウルフの大集団に襲われてる所を車で助けたからですし…」

 

 

 

 補足係の俺もエっさんの話しに情報を付け足す 

 

 

 

 「そうか…先週の定例報告ではなんも問題なかったんだが、急激に数を増やしてるってことか…」

 

 

 

 しばらく顎に手をあて考えるグランさん

 

 

 

 「はぁー、わかったギルドのほうで調べてみる、最悪クイーン種の出現だしな…」

 

 

 

 クイーン種とかいう始めて聞く単語が飛び出す…うん、後でエナに聞こう

 

 

 

 「はぁ、仕方ないギルドに戻るか…警備兵達にも報告しないといけねーしな…はぁ」

 

 

 

 グランさんは立ち上がると残ったエールを飲み干す、串を一本持ちお会計の場所へ…全然飲み足りない様子だ

 

 

 

 「じゃあな、楽しんで飲めよ…」

 

 

 

 会計を済ませ、俺とエっさんを羨ましそうに見つめ店を出ていく、なんか大男の背中が小さく感じた

 

 

 

 「さあ、グランの奴に言われた通り楽しむか」

 

 

 

 そういってメニューを見渡すエっさん、エっさんは何も気にしていない様子、俺もエっさんを見習い グランに申し訳なく思いながらも割りきって楽しむ事にしようと思い注文をおこなう

 

 

 

 「にほん酒、常温の奴と熱燗を」

 

 

 

 いぬ耳店員さんに注文おこなうが首をかしげられてしまう…可愛い…なんでだ?

 

 

 

 「ケイくん、熱燗って何?」

 

 

 

 「えっ無いの?」

 

 

 

 エっさんの熱燗の説明をする、どうやらこの世界のにほん酒はまだあまりメジャーなお酒でなく飲み方が冷か常温のみでそもそもお酒を温めるという文化が無いそうです…でも無いと言われると飲みたくなる

 

 

 

 厨房にいる店長さんに話すと「へーそんな飲み方が」と言われ 作り方を知ってる俺が熱燗をつくる事になった、徳利なんて物は無いため仕方なく大きめの湯飲みで代用する

 

 

 

 お酒を背の高いの湯飲みに入れる→鍋に水を張りそこにお酒の入った湯飲みを鍋に浸す→湯飲みの半分まで浸かるように水の量を調整し湯飲みを取り出す→鍋の水に火をかけ沸騰したら火を止める→そして火を止めた鍋に湯飲みを浸ける→熱燗なら50℃前後かな

 

 

 

 大雑把に説明しながら熱燗を準備する、是非とも異世界にもにほん酒の温度で感じる違いを楽しんでほしい

 

 

 

 おちょこが無いので小さめなグラスに注ぐ、俺以外にも興味津々なエっさんや店長さんの分も注いで用意が出来た

 

 

 

 グラスを口に近づけゆっくりと傾ける…口の中でゆっくりにほん酒の風味を楽しみコクリと音を立て飲み込む

 

 

 

 「はぁーー」

 

 

 

 身体にお酒が染み渡る…五臓六腑に染み渡るとは良く言ったもんだ

 

 

 

 熱燗を始めて飲んだ二人を見てみると二人ともしっかりと身体に染み渡ってるようだ

 

 

 

 「温度が上がると香りや風味が引き締まって…こう言う飲み方があるとは…これも店で提供したいけど大丈夫かい?」

 

 

 

 「はい、俺が考えた訳じゃないですし」

 

 

 

 日本酒があるなら是非とも異世界で熱燗を広めてほしい

 

 

 

 エっさんに目をやると自分のグラスにおかわりを注いでいた、気に入ってもらえたようだ

 

 

 

 「いやー、ケイくんは変わった事知ってるね、おっさん ケイくんが作ろうとしてる ラーメンってのが楽しみで仕方ないわ」

 

 

 

 「是非エっさんに食べてほしいです…まだ材料とか全然だけどさ」

 

 

 

 熱燗の話しからどんどん料理の話しへ、焼鳥などをつまみながら俺とエっさんさらにはこのお店の店長さんを巻き込みお決まりのグルメトークになっていく、特に今回は俺の知ってる料理をエっさんや店長さんが興味津々で聞いてくる

 

、俺は俺でエっさんに食材を買うための市場に連れてってもらうよう約束を店長さんにはキッチンの使用許可を取り付ける

 

 

 

 予想以上に盛り上がった飲み会は店の閉店時間まで続いた

 

 

 

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