高性能な愛車と異世界で最高の一杯を!   作:テニス歴0年 HORIO

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あらすじ どうも先ほど串カツをおあずけされたモチです…(´・ω・`)、でもお酒が飲めるかもしれないという期待を胸に我慢します(*´ω`*)飲める飲める飲めるぞ~酒が飲めるぞ~♪



31 ・お酒の席でいろいろ話ましょう  

 

 

 「ロトム神に感謝を、乾杯」

 

 

 

 「「乾杯」」

 

 

 

 グランさんの掛け声と共に始まった今日の飲み会、今テーブルにいるは今日一緒に仕事をしたメンバー3人だけ、昨日一緒に飲んでたマルクさんと隊長のタイザさんは仕事が終わってから来るらしい、取りあえず 待てねーなってことで先ほどの乾杯で飲み会が始まる

 

 

 

 「お待たせしました、焼鳥…タレです、新メニューなので後で店長が感想を言ってほしいと言ってました」

 

 

 

 ロメオくんがしっかりとした口調と手つきでお皿をテーブルに置く

 

 

 

 「おー少年、様になってるねー頑張れー」

 

 

 

 「はい」

 

 

 

 一礼して仕事に戻るロメオくん、本当しっかりしてる子だな…改めて関心してロメオくん仕事風景を見ていた俺、しかし皆はロメオくんが去った瞬間から目線はお皿に釘付けになっている

 

 

 

 香ばしいタレの匂いに タレの照りがお店の照明できらきらと輝いている、俺には馴染みあるこのタレも皆は始めてなのだ…

 

 

 

 「ゴクッ…じゃあ皆、串持ったか」

 

 

 

 「「おう」」

 

 

 

 皆 同時に食べるようだ…おっさん達仲良いな、と言いながらも俺も2本スタンバイする 1本はモチ用だ

 

 

 

 「せーの」

 

 

 

 「「いただきます」」

 

 

 

 皆一斉に口に入れる、トロっとしたタレの中から醤油の旨みと甘さが広がりそこにぷりっぷりのビックコッコの肉汁が絡まり味をさらに上へと押し上げる…弾力あるビックコッコの肉が歯を楽しませた後ゆっくりと喉を通って俺に溶け込んでいく…

 

 

 

 俺は

 

 すかさず串をジョッキに持ち替えエールに肉の後を追わすように喉に流し込む、ゴクゴクと心地よい音を俺の身体が奏でる、

 

 

 

 「「ぷはっーー」」

 

 

 

 皆も俺と一緒の動きをしていたみたいだ、エールを飲んだ後の悦びの溜め息が皆とシンクロした

 

 

 

 「うめー…」

 

 

 

 「この 甘辛いタレが…」

 

 

 

 「うん、酒に合う…」

 

 

 

 皆感想ほどほどに二口目に突入、串屋の新メニュー第1弾は成功だね、皆の表情を見て安心する…ん?モチどうしたの

 

 

 

 鍋の中なんか不満そうなモチ…焼鳥あげたでしょ…もう一本?なに違う?

 

 

 

 モチとの異種間コミュニケーションがうまくいかない…エっさんが何か閃いたようにジョッキをモチに近づける…めっちゃ反応するモチ

 

 

 

 「おーわかってるなモチちゃん、この焼鳥にはエールだよなー」

 

 

 

 エっさんが楽しそうにお鍋の中のモチにエールを回し入れる…

 

 

 

 「よーしよしよしよしよし」

 

 

 

 スライムにエールをかけて喜ぶおっさんという絵面をほっといて…俺は残りの焼鳥を楽しんでいるとグランさんから軽い感じでいつか聞かれると思っていた質問をされる

 

 

 

 「ケイくんは遠くから来たって聞いたけどこんな料理があるケイくんの故郷ってどんなとこだ」

 

 

 

 「…」

 

 

 

 「ん?…すまん言いたくなかったら別にいいんだ、ただ興味本意で聞いただけだからな」

 

 

 

 「…いや、そう言う訳じゃ無いんですけど…ただなんて説明したらいいのか?」

 

 

 

 説明しようにもうまく話をまとめる自信がない…困っていると胸ポケットのスマホが震え出す

 

 

 

 「ん?エナどうした」

 

 

 

 胸ポケットからスマホを取りだし画面を見る

 

 

 

 「マスター、話は聞いていました 準備万端ですいつでもいけます」

 

 

 

 眼鏡にスーツに指示棒と女教師のコスプレで準備万端のエナ…どうやら代わりに説明役をしてくれるみたいだ

 

 

 

 スマホを皆が見やすい位置に立て掛けエナに説明を丸投げする…頑張れエナ

 

 

 

 そこから始まったのは通販番組のような軽快なテンポと解りやすさで進められる俺の現状説明と故郷の説明etc.(神の不倫や裏取引は内緒)…俺ではやっぱり無理だったよこんな説明凄いなエナ

 

 

 

 一通り話が終わり皆の反応はそれぞれ…

 

 

 

 「ケイさんは外の世界から来た稀人か…ということは勇者?」

 

 

 

 「いや、今の勇者はまだ現役だ、神託を授かったって話もギルドに伝わってないし…勇者では無いだろう…でも」

 

 

 

 「へー、おっさん異世界の料理を味わってんのか…いやー何が起こるかわからないねー」

 

 

 

 グランさんの話によると異世界からの転移というものはこの世界では勇者特有のモノらしい、話を聞く限り俺はかなりのイレギュラーみたいだ…まー神様の裏取引の結果みたいな感じだったし正式な転移では無かったんだろう

 

 

 

 「でもおっさん的には府に落ちたわ、このクラスの神具持ってるの勇者くらいだしさ神様に直接会って貰ってるなら納得だわー うん」

 

 

 

 皆もうんうんと納得している…確かに俺の愛車は高性能過ぎるからね…

 

 

 

 そんな俺大きなカミングアウトが終わった後、丁度良く料理が運ばれてくる、串屋新メニュー第2弾「串カツ」の登場だ

 

 

 

 俺のカミングアウトに負けないくらいのインパクトがある料理だ、味見した俺が保証する、俺の話が一旦終わり取りあえず串カツを楽しもうという話になった…皆 お酒と料理の欲望に忠実なようだ

 

 

 

 串を持ちスタンバイ、焼鳥と同様に皆同時に串カツ食べるようだ、

 

 

 

 「せーの」

 

 

 

 「「いただきます」」

 

 

 

 俺達は初代勇者が広めたという日本の言葉を合図に串カツをほうばった、お店に サクっという軽快な音が鳴り響きエールを飲む音が聞こえる…今日の飲み会はまだ始まったばかり

 

 

 

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