高性能な愛車と異世界で最高の一杯を!   作:テニス歴0年 HORIO

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あらすじ 凄腕の剥ぎ師モチ爆誕(`・ω´・)+ 、しかも素材以外の部分だけでも凄い栄養量…これはスライム界最強も夢じゃないね(*´∀`)♪



40 ・やることいっぱい頑張りましょう  

 

 

 めちゃくちゃ積まれていたレッドウルフの死体の山がやっと無くなった、素材だけとは言えあれだけの量が車のトランクに入ってるの考えると凄いと思う

 

 

 

 時間帯はもうすぐ夕方に差し掛かる、荷物も全て積み終わり後は帰るだけだ

 

 

 

 「おっさんも車で帰りたかったなー、まーでも怪我人達 優先だな…じゃあ ケイくんまた後でなー」

 

 

 

 エっさんと別れ俺は車に乗り込む、後部座席には美人二人がすーすーと寝息を立てている

 

 

 

 「…よろしくお願いします」

 

 

 

 助手席のムック君が申し訳なさそうに頭を下げる、律儀な一礼 冒険者と言うと野蛮なイメージがあるのはアニメの見すぎだろうか?

 

 

 

 「こちらこそ 、安全運転で町まで送るから」

 

 

 

 前の馬車や人たちが動き出した、それに着いていく形でレバーをDに入れアクセルをゆっくり踏む、すーっと動き出す車、この車にはガタガタ道など関係ない

 

 

 

 まったく揺れない車に声を出そうとするも遠慮して声を抑えるムック君、遠慮とかしないでくつろいで欲しい、リラックスして気軽に話して欲しい…エっさんの様に

 

 

 

 なんか喋って…

 

 

 

 しばらく進んだ車内はまさに無音である、シスターさん二人が後ろで寝ている為行きの様に音楽はかけていない、ついでムック君との会話も無い、基本自分から話を話さない俺は気軽に皆としゃべり潤滑油の様になってくれていたエっさんの有り難さを今 実感していた

 

 

 

 片足を失った青年に声をかけられるほどの会話力は俺にはない…ダメな大人ですまないムック君…

 

 

 

 沈黙のまま車が進むこと5分、この空気に耐えられ無くなったのか向こうから喋ってくれる…

 

 

 

 「やっぱり気になりますよね…足」

 

 

 

 違ったみたいだ、俺の目線が露骨過ぎたみたいだ…悪気は無いんだ…ゴメンね

 

 

 

 「気を悪くしたらゴメンね、さっきグランさんがムック君の次の仕事融通出来ないかなーって言ってたの思い出して」

 

 

 

 「そうですね…冒険者とか力がいる仕事は今の状況的に無理ですからね…頭も良くないし手もあまり器用じゃないんですよね…どうしましょう…」

 

 

 

膝から先の無い足を擦り力無く笑う彼…地雷を踏み抜く自分のコミュ力を呪いたい…

 

 

 

 「…ムック君…そうだ!、バイトしない?人手がたりないしさ、ムック君みたいな真面目そうな子なら大歓迎だよ」

 

 

 

 「バイト?」

 

 

 

 「一時雇用みたいなものだよ、お金も入るし取り合えず これから先の事を決めるまででいいからどう?」

 

 

 

 「いや…でも、嬉しいですが運び屋は無理ですから…この足じゃ…」

 

 

 

 「違う違う…確かに今運び屋してるけど 俺の本業は飲食業…まだ店も無いけど近々料理を振る舞う事は決定してるんだ、その時に結構な人手がいる、だからムック君 バイト頼める?」

 

 

 

 「…ありがとうございます、よろしくお願いします」

 

 

 

 自分でも不器用な誘いかただと思う、それでもムック君は頷いてくれた、こんな俺だが少いけども彼の助けになれてたらいいな

 

 

 

 そしてこの話をしてふと思ってしまった、俺何も準備してねー…

 

 

 

 人手にお皿、材料にそもそもラーメンが出来て無い…ヤベー、俺呑気にバイト誘ってる立場じゃねーわ

 

 

 

 帰ったら即クラウス商会のマルクさんにいろいろ頼んで準備しないと

 

 

 

 ラーメンの構成を考えながら車を走らせる、運転の前に安全運転で帰るとか言っときながらこの世界に来ることになった事故前にしていた事と同じ事をしながら町へと向かっていく…良いよね馬車とかに合わせて速度遅いし…

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 「「乾杯ー」」

 

 

 

 「あー幸せだわ~仕事後の飯とお酒は何でこんなに旨いのか、奢りだとさらに格別だわ~」

 

 

 

 片手には串焼きもう片方の手でエールを飲み干しエっさんは生き生きとした声を出す

 

 

 

 レッドウルフの討伐隊は日が沈む前にトータスの町に着いた、俺はシスターさん達をしっかりと送り届け トランクに入っていた大量の素材等をギルドの倉庫に全て降ろした

 

 

 

 あまりにも数が多すぎて直ぐ全部 換金が出来ないらしいが一部だけ換金してもらい、エっさんと約束してた通りに串屋でお酒をご馳走している、もちろん俺を助けに来てくれたメンバーも含めてだ

 

 

 

 「「「乾杯」」」

 

 

 

 今日何回目になるか分からない乾杯のコールが聞こえる、串屋のエールを全て飲み干すのではないかというペースでジョッキを傾ける冒険者達…

 

 

 

 「確かに酒代は俺が奢りますって言ったけどさ…」

 

 

 

 「ははは、冒険者にそんなセリフ言ったケイさんが悪いですよ、逆に全部奢りじゃ無くて酒代って言っといて良かったですね料理とか含めると凄い額になると思いますよ」

 

 

 

 俺のいるお酒をゆっくり楽しむ組の席でマルクさんが笑う、ついでにこの席にはギルマスのグランさんとムック君がいる、グランさんとムック君は回復魔法で傷は塞がっているも医者から酒を控えるように言われて今回はこの席だ…モチ?皆の中心で飲みまくってバブルスライムっぽくなってるよ

 

 

 

 

 

 「ふっ ケイくん酒代なんか気にしてていいのかい?もっと気にする事あるんだろう」

 

 

 

 「あぁ…気を紛らわしてたのにて…、取り合えず材料とか必要な物は全部マルクさんに丸投げするんで大丈夫だとして…プレッシャーが…」

 

 

 

 「丸投げされる方も大変なんですけどね…、でも味見せずに決めるのはブルーノさんらしいですね、きっとケイさんを信頼して成功すると思ってるんですよ」

 

 

 

 何の話をしてるのかと言うともちろんラーメンの話である、ブルーノさんに討伐のお祝いに皆に作るという話だったが もちろんの事 材料などが準備出来て無い、その話になった時に完成まで時間かかりますと伝えたら

 

 

 

 そこで領主ブルーノさんの一言

 

 

 

 「よし、来月末にあるトータスの料理祭りのメインの場所をケイくんのラーメンにしよう」

 

 

 

 領主の一言で決定された案は俺が抵抗する間もなく祭りの予定に組み込まれた…

 

 

 

 「味見どころか出来ても無いですよ…」

 

 

 

 材料費やお皿の代金とかまで全部経費で出してくれるらしいけど…間に合うか?俺…

 

 

 

 

 

 トータスの料理祭りまであと26日‼

 

 

 

 

 

 出来る限り頑張ろうと思う

 

 

 

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