自来也英雄物語   作:マルドリ

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 すごく遅くなってしまいました·····!!
 ストーリーを考えていると止まらなくなってしまい·····NARUTOの自来也が戦っているシーンなどをよく読み返していたら、こんなになってしまいました·····!

 ほとんど居ないかと思いますが、待ってくれていた人がいたのなら、本当に申し訳ないです·····!
 時間をかけた割には文がおかしいところがあると思うのですが、その時は感想でこうした方がいいよ、とか、ここ誤字だぞオラァ!と教えていただければ幸いです。

 それでは、1話、お楽しみください!




1話

 

 

 

 

 

ピピピピッピピピピッピッ····ガチャ

 

 

「········懐かしい夢だったのぉ」

 

 

 気持ちのいい朝日ではなく、耳障りな目覚まし時計のアラームで起きたワシは、鬼武辻(きぶつじ) 頼弥(らいや)。ピチピチの15歳だ。

 聞いたことのある苗字だが、文字が違うし、ワシは不変を求める鬼の首魁じゃあない。

 

 

「ふぁ〜······この世界に転生してから15年····神様は元気でやっとるかのォ?」

 

 

 久々に見る夢で、前世のワシを間違って殺してしまった神様のことが少し気になった。

 そうして、ゴロゴロとベッドの上で転がりながら考え事をしていると、ドタドタと階段を上ってくる音が聞こえた。

 足音がワシの部屋の前で止まると、蹴破るかのような勢いで扉が開けられた。

 

 

「こら!起きろ頼弥!今日がなんの日だか分かってるのかい!?」

 

 

 そう言って入ってきたのは、俺の今世の母親である鬼武辻(きぶつじ) (なで)。 見た目は完全にNARUTOの綱手だ。

 

 

「起きとるし、何の日だかもちゃんと分かっておる·····だからそぉ急かさんでくれ」

 

「起きてるっていうのは、布団から出てることを言うんだよ!·····全く、せっかくの受験日だって言うのに」

 

 

 そう、今日は中学3年生の一大イベント。今後の人生を決めるとも言っていい高校受験の日だ。

 そして、ワシが受ける高校は·····。

 

 僕のヒーローアカデミアを見たことある人なら絶対に知っているであろう、雄英高校だ。

 

 

 

 

 

  雄英高校ヒーロー科!!

 

 

 そこは、プロに必須の資格取得を目的とする養成校!

 全国同科中、最も人気で最も難しく、その倍率は例年300を超える!!

 

 国民栄誉賞に打診されるもこれを固辞!! 『オールマイト』!!

 

 事件解決数史上最多! 燃焼系ヒーロー『エンデヴァー』!!

 

 ベストジーニスト8年連続受賞!! 『ベストジーニスト』!

 

 偉大(グレイトフル)なヒーローには雄英卒業が絶対条件なのだ!!

 

 

 

 

 はい、というわけで雄英高校到着と。 ちなみに、今日受けるのはヒーロー科の一般入試、それの実技試験だ。

 筆記試験はと思うかもしれないが、それは後日、1日開けて明後日に行うことになっている。

 

 

「ほぉ、この目で見るのと創作物とじゃ、やはり違うものじゃの····」

 

 

 漫画とアニメ、両方で見てきたが、実際に見る方が何倍も迫力がある。

 絵ではあるが、何回も見たこの風景を目に収めようと、立ち止まって周りを見渡していた。

 

 もう少し見ていたい気持ちもあったが、大事な試験ということもあり、いそいそと受付まで向かうのであった。

 

 

 

 

「今日は俺のライヴにようこそー!!! エヴィバディセイヘイ!!!」

 

 

シーン──····

 

 

「こいつあシヴィーー!!! 受験生のリスナー!」

 

 

 受験生達が一同に集まった会場の、ステージでテンション爆高で話しているのは、プロヒーローでありながら、ラジオのMCや雄英の講師をしている、ボイスヒーロー『プレゼント・マイク』だ。

 いつも通りの感じで、アンサーを求めたのだろうが、受験ということもあり、緊張している受験生達が、返せるわけがないであろう。

 

 

「実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!! アーユーレディ!?

 

 

 TEAHHHH(イヤァァァァ)!!!!」

 

 

シーン──!!

 

ブツブツブツブツ·····

 

 

 誰も返さないとわかったのか、結局自分でアンサーをしていた。

テンションは高いが、しっかりと実技試験についての説明をしていた。

 簡単にまとめるとこうだ。

 模擬市街地演習(もぎしがいちえんしゅう)を10分間、各自の会場で行い、1P(ポイント)、2P(ポイント)、3P(ポイント)と三種・多数の"仮想敵(かそうヴィラン)"が配置してあり、それらを行動不能にしてポイントを稼げばいいようだ。

 

 

「もちろん、他人への攻撃等、アンチヒーローな行為はご法度だぜ!?」

 

 

 すると突然、1人の受験生が手を挙げながら立ち上がった。

 

 

「質問よろしいでしょうか!?」

 

「!」

 

「プリントには四種の敵が記載されております!」

 

 

 眼鏡をかけきっちりとブレザーの制服を着た彼は、受付で渡されたプリントを指差しながこの大人数の中、恥ずかしげもなく意見を述べた。

 

 

誤載(ごさい)であれば日本最高峰たる雄英において、恥ずべき痴態!! 我々受験者は、規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!!」

 

 

 そういうと、勢いよく振り返り、1人の受験生を指さした。

 

 

「ついでにそこの縮毛の君」

 

「!?」ビクッ

 

「先程からボソボソと····気が散る!! 物見遊山のつもりなら即刻、雄英(ここ)から去りたまえ!」ギロ···

 

「すみません·····」

 

クスクスクス

 

 

 ギロりと音がつきそうなほどの目力で睨まれ注意された、緑の縮毛をした受験生は、萎縮してしまったのか、縮こまってしまった。

 

 

「オーケーオーケー、受験番号7111くん。 ナイスなお便りサンキューな!」

 

 

 三種の仮想敵の姿しか映っていなかったモニターに、もう一体、映し出された。

 

 

「四種目の敵は0P(ポイント)! そいつは言わばお邪魔虫(・・・・)! スーパーマリオブラザーズやったことあるか!?

 あれのドッスンみたいなもんさ! 各会場に一体! 所狭しと大暴れしている『ギミック』よ!

 リスナーには、上手く避けることを、おすすめするぜ!」

 

「なるほど、避けて通るステージギミックか」

「まんまゲームみてぇな話だぜ、こりゃ」

 

「有難う御座います! 失礼致しました!」

 

 

 質問した受験生は、手本のような90度のお辞儀をし、席に着いた。

 

 

「俺からは以上だ!! 最後にリスナーへ、我が校"校訓"をプレゼントしよう」

 

「「「「!」」」」

 

「かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った! 『真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者』と!!!

 

 

 更に向こうへ·····!!

 

 

 『Plus Ultra(プルス ウルトラ)』!!」

 

 

 

「それでは皆良い受難を!!」

 

 

 

 

 

 






いかがでしたでしょうか?
え?ほとんど原作のセリフだけだった?

い、いや、、そんなこと、、ないと、、、おも、、、。


じ、次回もすぐに書きあげまますので、少々お待ちください!
読んでいただきありがとうございました!


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