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ということを一回やらかしてしまいました...w
次回からは気を付けますm(_ _*m)
それでは、歌の力を借りて、この世界を混沌から救い出そうー
ある日の昼下がり、響はトレーニングに励んでいた。
「ふっ!はぁっ!」
響が最後の一体を倒すと、風鳴司令が手を叩きながら入ってきた。
「響くん、トレーニングは順調のようだね。ところで、何で急にトレーニングをしたい、だなんて言い出したんだい?」
「えへへ、いざというときのために、今から体を動かした方がいいと思いまして」
「うむ、いい心がけだ。来るべき日に備えて――」
その時、サイレンが響いた。友里の声が響く。
「工業地帯で火災発生!原因は未だ不明!」
「――っと、今日がその日かもしれないな。響くん、様子を見に行ってきてくれ。くれぐれも無理はするなよ」
「はい、師匠ッ!」
工場が燃え盛っている中、その玄関口に響はたどり着いた。先に現場に到着した調と切歌から、状況を聞いた。
「どうやら、幸いにもけが人はいないそうです」
「休日だということもあって、今日は出勤している人はいつもより少なかったそうデス」
「良かった、でもまだ人がいないか確認して――」
そう響が言いかけたとき、突然巨大な建物の一角から爆発音が轟いた。三人が振り返ると、そこには彼女らの見たことない物がいた。
見た目はノイズのようだが、ノイズのように多様な種がいるわけではなく、すべて青い体に赤い爪という奇怪な形状をしていた。こちらに向かってくる奴らから熱波が飛んできているのが分かる。おそらく、あの爆発の原因はこの謎の生命体だろう。
「良く分からない敵ーだけど!!」
「この場で奴らと戦えるのは、私たちだけ...」
「腹をくくるしかないデスッ!」
「Balwisyall Nescell gungnir tron...」
「Various shul shagana tron...」
「Zeios igalima raizen tron...」
三人が聖詠を唱え、その身体をシンフォギアで包む。間もなく、彼女達は戦いに臨んでいた。
「せいっ!はぁぁぁーっ!」
「デースッ!」
「これで...ッ!」
奴らは突然響たちに襲い掛かってきた。どうやら敵対視しているようだ。が、ただでやられるシンフォギア装者ではない。三人とも彼らと戦っているが――
「そんな、攻撃が効かないデス――うッ!?」
「これは一体...ッ!?」
自分たちの攻撃が一切当たらない――どこかで聞いた現象だ。響は必死に奴らの攻撃をよけながら普段はほとんど使うことのない頭をフル回転させた。やがて、彼女は一つの結論にたどり着いた。
「まさか――位相差障壁!?」
位相差障壁とは、自身の周りの空間を強制的に捻じ曲げることで外部からの干渉をほぼ0にする能力である。ノイズがそれを有しており、それに対抗できるのはシンフォギア装者だけである。が、これは彼女たちですらも手に負えないもののようだ。
「く...じゃあ、奴らに対抗するには、どうすれば...」
三人とも、すでに体力の限界が近づいてきていた。立っているのもやっとな状況、相手はこちらの攻撃が効かない、もはや万事休すか――
「まだあきらめちゃだめだ!」
突然、謎の声が聞こえた。三人が辺りを見回すとー
奴らをなぎ倒しながら、一人の青年が近づいてくる。彼の手には、青色の刀身をした、禍々しい雰囲気の剣が握られていた。
「そうだよ...私たちがあきらめてどーすんだー!」
響が叫ぶ。その言葉に、調と切歌も士気を取り戻したようだ。とはいっても、やれることと言えば相手をけん制して青年の攻撃の補助をすることぐらいである。三人と青年は、再び戦いだした。
「はっ!やぁっ!」
「せいっ!はぁっ!」
響と青年は、初めてあったとは思えないほど、見事な連携を見せていた。
彼らは前にも増して、うまく奴らと戦えるよういなっていた。すると――
工場の方から、ひときわ大きな爆発が起きたかと思うと、その生命体をそっくりそのまま巨大化したような奴が飛び出してきた。どうやら、奴が親玉らしい。
「みて!あれを倒せば...」
「でも、あんな大きさ、聞いてないデスッ!」
「それでも、やるしかない...!」
「あぁ、オレ達なら、きっと!」
その時、彼の持っている剣がかがやきだした。不思議がる三人。その青年が話し出した。
「オレの剣、オーガベインは、今なら相手の動きを止められる!そのうちに一気に決めるんだ!」
「分かった、じゃあすぐにでもッ!」
そして、その青年はオーガベインを高く掲げた。すると、彼を中心に、空間がゆがんでいくのが分かる。その空間内にいる奴らは、ピクリとも動かない。
「よし、今のうちに一気に!」
「うん!調ちゃん、切歌ちゃん、いくよッ!」
三人は、不思議と力が湧いてくるのを感じてファントムノイズに攻撃を仕掛けてみた。するとどうだろう、なんと攻撃が当たるではないか。この空間上でなら、奴らに好き放題攻撃を浴びせられるようだ。彼女たちの怒涛の反撃が始まった。
それからしばらくして、小さいものはほとんど片付いた。しかし、まだ例の親玉は残っていた。
「――!?まずい、そろそろ動き出す!早く決めないと!」
「でも、あいつの体力は周りの小さいやつらとはけた違いなはず...どうすれば...」
青年が黙り込む。彼はちょっと考えた後、
「ーよし、オレ達の必殺技で決めよう!」
「うん、それならー」
「ーいけるかもデスッ!」
彼らは力を振り絞り、技を浴びせる。調と切歌が大技を打ち、その後に響と青年が一緒に技を浴びせる、という作戦だった。
「これで...っ!」
「喰らうのデースッ!」
2人が技を打ち、奴の腹が大きく抉れる。それを見計らったかのように、二人は技を打ち込んだ。
「限界なんて壁は、突破しますッ!」
「これで終わりだ!」
2人が技を繰り出したすぐ後に、空間のゆがみも消えた。そして、奴らの親玉らしき物は、がくりと膝をついたかとおもうとー
ー点に向かって咆哮を上げると、再び立ち上がり、調と切歌を吹き飛ばした。
「うわぁぁぁーっ!?」
「きゃぁぁぁーっ!!」
「調ちゃん、切歌ちゃん!」
2人を心配する響に、巨大な影が迫る。親玉は、響に向かってその手を振り下ろして
「まだ、くたばらせるわけにはいかないッ!!」
――その拳は、青年とオーガベインが受け止めた。親玉は思わず後ずさりした。とその時、青年のオーガベインと響のペンダントが、共鳴するようにかがやきだした。そして、なんと――再び、あの空間のゆがみが発生したのである。
「オーガベイン!?これは一体――」
すると、驚くべきことに剣が口をきいた。
「感じたのだ――我と、その娘の中にある力の共鳴を...!」
「何ッ!?それは、どういう――」
「アルド...話す暇があれば、まずは目の前の敵を倒してからだろう。」
「そうだな...!君、一緒に――」
「響、でいいよッ!」
剣にアルドと呼ばれたその青年はちょっと驚いたような顔をしたが、ふっと笑うと、
「分かった、響。さぁ...反撃開始だ!」
オーガベインと響のギア――ガングニールは、これまでになく輝いていた。
「これなら、今まで以上の技を出せる気がする...ッ!」
「あぁ、オレも感じてるよ...これ以上ない共鳴を...!」
二人は、親玉に突っ込んでいった。アルドは剣を構え、響は拳を強く握って――
「最速で、最短で、まっすぐに、一直線に――ッ!」
「これで、けりをつける!はぁぁぁーっ!」
二人は、同時に技を繰り出した。我流・巨魔剣斬――それは巨大な光の槍となって、目の前の敵を貫いた。
次の瞬間、空間のゆがみが消えた。二人が息を整えようとしていると、後ろで轟音が響いた。
2人が後ろを振り返ると、そこには巨大な青い幽霊のようなものの亡骸が横たわっていた。
「やった...のか?」
「そうだよ!私たち勝ったんだ...よ...」
そういうと、響は疲れてその場に膝から倒れてしまった。
響が目を覚ますと、そこはベッドの上だった。
(あれ...ここは、S.O.N.G.の医療室...?)
「あ、響!やっと起きた、大丈夫?」
「あ...未来...」
その場には未来もいた。前にも話したように、小日向未来は響の同居人だ。同時に、彼女のことを誰よりも想っている人でもある。
「もう、心配したんだからね響!無理は禁物だって司令にも言われてたのに...」
「ごめん未来、でも今回はほんとに大変だったんだから...」
「まったく、響らしいというかなんというか...」
未来が病室を出て行ったあと、響はもう2人、同じ空間にいるのに気づいた。
一人は病室で響と同じく寝込んでいるアルド(なんと甲冑を着たままベッドの中で眠っている)。そしてもう一人は――
「ふぃ...フィーネちゃん!?」
「あ、響さん!まさかこんな形でもう一度会うことになるなんて...」
そこにいたのはなんと、昨日学校の裏山で出会ったフィーネだった。響は驚いた。なんでフィーネがこんなところに...?
「響さん、私がここにいる理由が知りたいって顔をしてますね。ふふっ」
そういうと、フィーネは響のベッドに腰掛けて、こう言った。
「実は私、アルドお兄ちゃんの妹なんです」
ここまで読んでくださりありがとうございます。
本当は昨日投稿する予定だったんですが、こちらの操作ミスで文章が全部消えてしまい、また一からやり直す羽目に...泣
さて次回は...
フィーネと再開を果たした響たち。アルドとフィーネ、そして彼らの仲間と共に、S.O.N.G.は新たな事件に立ち向かうことになる。
次回[時の影より来たりし者]
お楽しみに!