RDがISを動かしました   作:オールドクイーン

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続きました。
一話に続きまた駄文になりますが、どうぞ


二話 寮の相部屋

RD(一次移行?初期化?何すかこれ!聞いてた話と違うじゃないッスか!)

 

 話が…違うッスよ、最初は…世間一般の予備知識だけでついていけるって…死にたくない…

 

RD(先生にも話をかけづらいし、どうしよう、これ。必読って書いてた辞書みたいに分厚い本に、少しでも目を通しとければ良かったッス…馬鹿っスね、本当)

 

「あの〜、レイ君?」

 

RD(それに、最初から分からないって周りにバレでもしたら…)

 

「レイ君!」

 

RD「な、何すかぁ?!」ビクッ

 

山田「レイ君。さっきから聞いてるんだけど、調子でも悪いのかな?」

 

RD「え、あ、大丈夫ッスよ。えぇ」

 

山田「そうなの?あ、それと今までで分からない所ってあるかな?」

 

RD(これは、チャンスッスか?けど、あぁ…皆見てる。ギラギラした目でこっちを見てるッス…けどここで言わなきゃ…よし、もうどうにでもなれ!ッス)

 

RD「すいません、先生。分からないッス」

 

山田「分からないって、どこら辺ですか?」

 

RD「ぜ、全部でス…」

 

山田「えっ?あ、あの〜ここまでで他に分からない人はどのくらいいるかな?」アセアセ

 

 山田真耶が周りを見渡す。しかしそこに手を上げる者は一人も居らず、孤立無援の状態とはこの事だ

 

千冬「おい、レイ。お前必読と書いてあった本に目を通したのか?」

 

RD(な、なんか織斑先生もこっちに来てないっスか?!マズイっすよ!死ぬのだけは死んでも御免ッス!)

 

 RDは死や危険に敏感である。これは生まれ持っての特性みたいな物であり、主にこういう時に発動する。

 

RD「あの本ッスか?アハハ…読んで、ない、ッス…」

 

バシーン!

 

 RDの後頭部に大きな音がした。音の原因は出席簿。RDの死への危険はまさしくこれであり、音の後にRDが頭を抱えてへたりこむ。余程力を入れたのだろう。今まで受けた暴力で一番痛かった、と思う

 

RD「痛ッ、痛いじゃないッスか!出席簿で攻撃する事無いじゃないッスかぁ!」

 

千冬「必読と書いてあっただろう。何故読まなかったんだぁ?」

 

RD(言えない、ロボットゲーのアセンにハマってたせいで読み忘れたなんて、口に出したらまた来るっスよ、出席簿)

 

RD「……(俯いて黙るしかないッス)」

 

千冬「はぁ、まぁ良い。再発行はしてやるから一週間で覚えてこい。他の奴等とこれ以上遅れはとれんだろう?」

 

RD「は、はい…」

 

RD(姉さん…俺、こんな所にいて良いんスか?)

 

 

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放課後

 

RD「っふぅ、やっと終わりッスね」

 

 座学で凝り固まった体をほぐしながら帰る準備をする。今日は色々あった。一つ一つを思い出すのが嫌な程

 

RD(早くに帰って姉さんの料理を食べたいなぁ)

 

 

 RDはどんな料理だろうと考えながら席を立ち、帰ろうとする。入学初日だ、美味しいものでも作ってくれるだろう。と思いながら笑みを薄っすらと浮かべて教室を出る。すると

 

山田「あ、いたいた。ごめんねレイ君。少しお話いいかな」

 

RD(こんな時間に、何スかね)

 

RD「何ですか?できれば手短にお願いします」

 

山田「あのね、レイ君。学園の寮の事は知ってるよね?」

 

 嫌な予感がした

 

RD「えぇ、知ってますよ。で?俺になんの関係が?」

 

山田真耶「あのね、世界初の男性操縦者が一人での登下校は危険だって言う事で…」

 

 思った通りだ。つまりは寮の部屋を貸すからそこで寝起きして欲しい。そういう事ッスね?あれ?じゃあ姉さんの料理は?あ、料理は寮の方で出すと…不自由なんスね、色々と。

 

 

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山田「じゃあ、これが部屋の鍵。1026室だから注意してね。後、ごめんね、一人部屋が確保できなかったの。何せ急な事だったから…」シュン

 

RD「いえいえ、大丈夫ッスよ。」

 

RD(全然大丈夫じゃない。一体どんな女性と部屋を共に使うんだ?怖い人?それともあの金髪の人?けど直感では危険って出てこないしな)

 

山田「そうですか、困った事があったら先程言った電話番号にかけてください。では」

 

 

 RDは廊下に一人残される。目の前には1026室、ここに居ても始まらない、と鍵を使って中へ入る。中は結構綺麗に掃除されてて、使うのには不便しなさそう。というのが第一印象だった

 

 

RD(電気はついてるッスね、えーっと、なら居るはず。第一印象が大事ッス、面倒になるのは死んでも御免ッス。けど一応確認を)

 

RD「あの、すいません。誰かいますか?」

 

 一声かける。その後すぐに返事が返ってくる。

 

「ん、そうか、君が部屋を共に使う人か。私は織斑一夏。よろしくね」

 

 ん?今この人織斑って言わなかったッスか?

 

RD「あ、俺はレイ・ドミナントって言うッス。よろしくッス。」ペコリ

 

一夏「知ってるよ。テレビで毎日のように報道されてるからね。」

 

RD「ハハ、それなら…あ、そういえば貴方の織斑って…」

 

RD(人違いであってください人違いであってください人違いであってください)

 

一夏「まぁ、考えてる通りだよ。織斑千冬は私の姉。」

 

 

 RDは確信した。「面倒な事になった」と。

 

 

RD「アハハ、そうだったんスね、やっぱり…」げんなり

 

一夏「そんなに露骨に嫌な顔しないでよ、印象悪いぞ?ん?」プクー

 

 

 一夏の頬に空気が貯まる。他の男性ならば可愛いと思えるのだろうけど、織斑千冬に容姿が似ている彼女を見ると、どうしてもあの出席簿の事を思い出して休めもしないッス…

 

 

RD「ハハ、すいません。ちょっと、授業中に出席簿を頭に食らっただけッスから…」苦笑い

 

一夏「あの時は驚いたよ。にしてもやりすぎだよ、千冬姉も。何も相手は生徒なんだから」ハァ

 

RD「忘れたこっちが悪いんスよ。仕方ないっス。にしてもまだ頭が少しじんじんする。」

 

 

 

 そうやって彼女と雑談をした。その後線引きは必要だと、風呂の時間等を決め、夕食を食べ、目の前にある分厚い本を机の上に出す。

 

RD(こんなのを一週間で…無茶ッスよ、先生)

 

 まぁそう言ってても仕方がないと、本を開いて見る。あ、ここは今日やった所だ。本を見てみると簡単な説明とそれについての情報等など、授業ではそれを必要最低限だけ教えてるから分からなかっただけで、本で見てみると呆気ない

 

RD(やれる!やれるんだ!俺は!)

 

 

30分後

 

 

RD「すいません、一夏さん。ここ教えて下さい」

 

 本の説明にムラがありすぎたのだ。心の中での感覚を文字にするのは難しい。その為変な長文になり、それがRDの理解を遅くし、次第に苦しめた。

 

 その点一夏はISの操縦は学校に入る前から何度かやってるらしく、それを宛てにして頼み込んだのだ。文章を見るよりかは幾文かマシである

 

一夏「ん?良いよ、何処?あ、ISの展開の所かぁ」

 

RD「やっぱり、操縦した人に感覚とかを聞きたくて」

 

一夏「展開の感覚ねぇ、そうだなぁ。こう、目の前に図形を思い出す様な感じ?」ウーン

 

 一夏は悩みながらその言葉を捻り出す。けど、どういうのか分かっただけでもRDにとっては大きな収穫であり、一礼をして感謝をした

 

RD「ありがとうッス。おかげで多少なりと分かった気がするッス」

 

一夏「良いよ、こんな事で感謝しなくても。あ、それとわからない所があったら教えてね。部屋にいる時は大体本読んでるだけで暇だから」

 

RD(姉さん、俺はこの学園で初めて信用できる人を見つけたッス)

 

 

 

その頃

 

ロザリィ「ヘクション」

 

レオン「どうしたロザリィ。くしゃみなんて珍しい」

 

ロザリィ「誰かが私の噂でもしてるのよ。あら方RDね、帰ったらただじゃ置かないんだから」

 

レオン「はいはい、帰ったら入学記念パーティーね」ヤレヤレ

 

ロザリィ「そんなんじゃないっての!」ムス

 

レオン「ハハハ、その時は隣の家の奴等も呼ぶか!」

 

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そうしである内にも二人の勉強会が始まる

 

一夏「ここはね、こうした方が分かりやすくていいかな。ほら」

 

RD「あ、それならここをこっちにして」

 

一夏「その手があったか、面白い事思いつくね、レイは」ニコニコ

 

RD「そ、そんなでもないッスよ」

 

一夏「そんなでもあるよ」ニコニコ

 

一夏「さぁ暇はありませんから勉強に戻ろうね〜」

 

RD(あ、結構ペースが早いッスね。これなら…)

 

 

一時間半後

 

 

RD「結構進みました。本当、ありがとうございます。感謝してもしきれないッスよ」

 

一夏「良いよ良いよ。私も教えてる内に内容が頭に入ってきて勉強できたし」

 

 

 RDは一夏との猛勉強(?)の末に今日のノルマが達成した。ISの感覚の部分は一夏に、それ以外のものもこうではないか、あぁではないか、と談笑を交えながらも着々と進んでいた

 

 RD自体もこのノルマが無茶なものだと思っていたが為、自分でも驚きを隠せず終わった時に満面の笑みを一夏に向けたのは言うまでもないし、一夏となら明日も順調に勉強ができると思っていた。

 

 そして寝る迄にはまだ早すぎると、雑談を始める。学校生活大丈夫?など、女に囲まれて大変でしょ、などそんな事を話していた。そして個人的に一番RDの心に届いたのが…

 

 

 

RD「というか、一夏さんって俺と同じのクラスなんですね」

 

一夏「何で気づかなかないのかな?君がこっちに来てすぐの会話でそれらしき会話したよね?ほら、千冬姉の所の!」ハァ

 

RD「千冬先生の…あぁ!出席簿の事ッスか、詳しいなとは思ってたッスけど、そこまでは…」

 

一夏「全く、まぁ良いよ。許す」

 

RD「本当ッスか?」

 

一夏「二言は無いよ、ただでさえ色んな事が一日に集中してたんだから、仕方ないって所もあるしさ」

 

RD「そ、そうッスか?けど…」

 

一夏「はいはい、この話題は終わり!それよりも…」

 

 

 結局このまま話し続けて寝た

 




御朗読ありがとうございます。
あれ?ヒロインどうするの?となり他とは違うように、と思ってこうなりました。
それにこれはRDじゃない、と思う人もいるかと思いますが、このRDは私の中でのRD像ですので、これも一つの可能性と思ってください
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