鬼狩り? 私は一向に構わん!!   作:神心会

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当初の予定では、蝶屋敷で烈さんが鬼殺隊や鬼についての事情を聴く場面まで一気に飛ぶつもりでした。
ただ、そこに至るまでの話をダイジェストにしたところ、得体の知れない烈さんをいきなり信じるのか等の違和感が生じてしまった為、結果としてこの一話を丸々分書く形になりました。

後、烈さんにアレをやらせたかったのが大きいです(´・ω・`)


05 胡蝶しのぶの困惑

 

 

蝶屋敷。

 

 

それは、鬼殺隊が蟲柱―――胡蝶しのぶの邸宅にして、隊にとって無くてはならない重要拠点である。

 

 

 

 

 

非政府公認組織である鬼殺隊の隊士達は、負傷したからといって一般の病院へと通う事は出来ない。

 

 

鬼の存在を公に出来ぬ以上、負傷の経緯も同様に説明できぬ為。

 

 

何より、鬼の持つ異能―――血鬼術には、通常の医療が通じない特殊な猛毒等が多い為だ。

 

 

 

 

 

蝶屋敷は、そんな者達を治療する為にある……謂わば鬼殺隊専用の治療院である。

 

 

 

 

(烈海王さん……ですか)

 

 

 

その廊下を歩きながら、胡蝶しのぶは大きくため息をついた……つくのも、無理は無かった。

何せこの短時間の間で、余りにも衝撃的すぎる出来事が重なったのだから。

 

 

 

 

そしてこれから、その根幹を為した問題の人物―――烈海王との対面が、待っているのだから。

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

事の発端は、しのぶが任務を終えて帰路に就こうとした最中だった。

突如、自身の元へと一匹の鎹鴉が飛来し、こう告げたのである。

 

 

『下弦の陸を近隣の山間部にて確認、片平紳助隊士が戦闘に入るも力の差は歴然。

 大至急、応援に駆け付けるべし』

 

 

 

下弦の陸。

 

鬼舞辻無惨直属の精鋭である十二鬼月の一体。

末席とはいえ、並の隊士では到底歯が立たない強さを持つ鬼だ。

 

その報告を聞くや否や、即座にしのぶは現場へと急行した。

片平隊士の事は、二度治療に当たったので覚えている。

彼の実力では―――口にするのは申し訳無いが―――十二鬼月には敵わないだろう。

 

 

 

せめて、到着するまでは死なずにいてほしい。

 

どうにか持ち堪えてさえいてくれれば、助けることが出来る。

 

 

 

しのぶは必死にそう祈りつつ、同時に自身の鎹鴉を現場へと先に飛ばした。

十二鬼月となれば、異能・異形の鬼である可能性は極めて高い。

特殊な戦法の組み立てを必要とされるかもしれない……故に、情報を事前に手に入れられるかどうかは大きい。

鴉から有益な情報を得られれば、戦況を有利に運べる。

 

 

 

 

 

そう考えての、判断だったのだが……凡そ七分後。

 

戻ってきた鴉から伝えられた情報は、予想の斜め上を遥かに行くものだった。

 

 

 

 

 

 

――――――屈強な一般人、服装から察するに中華民国人が突如助太刀に入り、十二鬼月と単独で交戦中。

 

 

 

――――――そして、素手で下弦の陸を圧倒している。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はい?」

 

 

 

その報告を聞き、しのぶは己の耳を疑った。

思わず、鴉が何かと見間違えたのではないかと確認を取った程だ。

 

 

しかし、返ってきた答えは変わらず……謎の一般人が、十二鬼月を素手で圧倒しているという内容だった。

 

 

 

その瞬間、しのぶの脳裏に浮かんだのは『ふざけるな』の一言―――恐らく、彼女に限らず大半の隊士もそう思うだろう―――だった。

 

 

 

一般人が鬼を倒す事自体は、確かに前例はある。

鬼殺隊最強の岩柱を筆頭に、同じく風柱、霞柱の三人がそうだったと聞いている。

 

だが、それは下級の鬼が相手だからこそ出来た芸当だ。

繰り返しになるが、十二鬼月は並の隊士じゃ歯が立たない精鋭部隊だ。

 

 

 

それを一般人が、素手で圧倒?

 

 

ありえない、冗談にしてもどうかしている。

 

 

そういえば最近、同僚の鴉が老齢に差し掛かり、判断能力等が落ちているという話を聞いた……自分の鴉もそうなったのか?

 

 

それとも、もしやこの鴉は……血鬼術を喰らって、幻惑でも見ているんじゃないのか?

 

 

 

自身の鎹鴉が情報を伝え誤るなんて事は今まで一度もなかったが、今回ばかりは信用出来なかった。

余りにも内容が無茶苦茶すぎる。

その為しのぶは、道案内役を務めていた片平隊士の鴉との、役割交代を命じた。

再度飛ばして確認すれば、正しい情報が手に入ると信じて。

 

 

 

 

 

 

結果……戻ってきた片平隊士の鴉から伝えられた情報は、輪をかけて酷い物であった。

 

 

 

 

 

 

―――その男は、自らを烈海王と名乗った。

 

 

―――烈海王は片平隊士の日輪刀を借り受け、下弦の陸の首を見事切り落とした。

 

 

 

 

 

 

その報告を聞いた瞬間、しのぶは凄まじい眩暈に襲われた。

 

 

(何なのよ、それ!?

 烈海王って……一体何者ッッ!?)

 

 

感情の制御が出来ないのは、未熟者の証拠。

常日頃からそう心掛けているしのぶであったが、この時ばかりは流石に心が乱れていた。

鴉の老齢による能力低下の可能性は消えたが、寧ろそちらの方がまだ良かったかもしれない。

 

 

 

一般人が素手で十二鬼月を圧倒した挙句、討滅に成功したッ……!?

 

 

集団幻覚の一種ッッ……!?

 

 

まさか自分まで、血鬼術に陥っているッッ……!?

 

 

 

(いけない、落ち着いて。

 もうこうなったら、私自身の目で事実を確かめないとッ……!!)

 

 

深く息を吸い、精神を安定させる。

そして脚に力と意識を集中させ、更に速力を上げた。

今ここで悩んでいても仕方がない、自分で真偽を確かめるまでだ。

 

もうここまで来ると、何が飛び出してきても不思議はない。

だからこそ、冷静に対処をせねばならない。

 

 

 

そう覚悟を決めて、山のより奥深くへとしのぶは飛び込んでいった。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

(この方が……烈海王さん……?

 本当に、十二鬼月が倒されている……?)

 

 

 

そうして現着を果たしたしのぶの前にいたのは、傷ついた片平隊士と、彼を背負う屈強な男―――烈海王の二人であった。

十二鬼月の姿は、どこにも見当たらない。

もしやこの男がとも思ったが、瞳に数字は刻まれていないし、何より鬼特有の気配が一切ない……紛れもない人間だ。

 

 

こうなると、流石にしのぶも鴉の話を事実と認めざるを得ない。

下弦の陸は首を落とされ、倒されたのだと。

それも、隊士でも何でもない一般人に。

 

 

(……嘘……)

 

 

表情こそ努めて冷静にしているが、彼女の心中では驚愕驚嘆が渦巻いていた。

自分が知る限りの話にはなるものの、鬼殺隊の長い歴史においてもこんな事は前例がない。

一般人が、大した手傷を負う事もなく十二鬼月の首を斬り落としたなどと……

 

 

(いえ……一般人と呼ぶのも、少し違うかもしれませんね)

 

 

否。

烈海王の姿を見て、しのぶは彼が一般人であるという認識を改めた。

身長は凡そ175程と、それなりの―――現代日本ならば平均よりやや上程度だが、大正時代においては十分すぎるレベルである―――高さだが。

その身体の造り込みは、筋肉の造形は、一目見るだけ―――片平隊士を背負う為に上着を裂いた為、今は筋肉が露出している―――でも相当なモノだと分かる。

並大抵ではない修練を、それも長い年月を掛けて積み重ねなければ、この肉体は出来ない。

 

 

そして、何より……身に纏っている空気が違う。

 

 

これは、歴戦を潜り抜けた鬼殺の剣士が持つモノと同じだ。

 

 

 

 

ならばこそ、余計に謎が残る。

 

鬼殺隊でも、まして鬼でも無い唯の人間が、ここまでの圧を持つに至っている……

 

それは一体、どういう事なのかと。

 

 

 

(いえ……いけませんね。

 聞きたい事は多くありますが、今は片平さんの治療を最優先にしましょう。

 彼が救われたのは紛れもない事実……それだけは、この人が何者であろうとも確かなのだから)

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

「胡蝶さん……成程、貴方がどういう方なのかは一先ず察せました」

 

 

そんな内心を全く悟らせない、笑顔のしのぶに対して。

烈海王が最初に抱いたのは、軽い警戒心であった。

 

何せ彼女は、視認できる距離に至るまで、その気配を彼に感じさせなかったのだ。

 

先の釜鵺戦でも十分過ぎる程に活かされたが、間合いを計る能力は闘争において重要なファクターとなる。

功夫を極めた烈海王が、彼我の差を誤る事などまず無い。

 

 

(年の頃は十六から十七と若く、闘いには不向きな小柄な身……

 それでいてこの技量なのだから、大したものだ)

 

 

だからこそ、自身が気づかぬ内に接近をしてきた―――自身の間合いに入りかけていたしのぶの存在には、驚かされた。

それだけではない。

彼女の立ち姿は一見自然体と思わせながら、その実、隙が見当たらないのだ。

恐らくは、己と同様に相手を警戒しているが故だろう。

 

 

「では、貴方の屋敷へご案内願いますか?

 彼には助けられた……その恩は返さねばなりません。

 このまま、私が背負っていきましょう」

 

 

もっとも、今はその警戒心も幾分か和らいでいた。

背負う片平隊士が彼女に対して敬語を使い、加えて同じ意匠の制服を纏っている事から、凡そだがその素性に当たりが付いたからだ。

ならば、彼を救おうという同じ考えを持つ者同士、協力し合うのが筋という物である。

 

 

「それは……いえ、分かりました。

 では、お言葉に甘えさせていただきます」

 

 

しのぶは、片平隊士を背負うという烈海王の申し出に対し、やや迷ったもののそれを受け入れた。

何せ急な任務であった為、事後処理部隊『隠』の到着が遅くなる。

しかし怪我の具合を考えれば、早急な処置をしたい……そうなると、烈海王に彼を任せるのは確かに合理的だ。

自分が背負おうかとも思ったのだが、彼には色々と事情を聞く都合もあるので、結局屋敷には来てもらわなければならない。

 

 

何より、彼から感じるこの気迫……よく知っている。

 

鬼殺隊にも何人かいる……断ったところで、絶対に聞いてくれそうにない手合いだ。

 

 

 

「ただし、余りゆっくりは出来ません。

 治療の準備もあるので、私は全力で駆けさせていただきます。

 もしついてこれなくなったら、この鴉が道案内をしますので……どうか、お願いしますね」

 

 

しかし、だからと言って速力を彼に合わせる必要性は無い。

到着次第すぐ治療に取り掛かれるよう、色々と準備もしなければならない。

いざとなれば道案内役は鴉に任せればいい。

 

 

故にしのぶは、屋敷まで全力で駆ける事にしたのだが……これには、烈海王がどれ程かを試す意味合いもあった。

 

 

下弦の陸を倒したのは恐らく事実だろうが、ならば彼にはどれだけの力量があるか。

それをしのぶは、自身にどこまでついてこれるかで測ろうと決めたのだ。

 

 

 

「ええ……私は、一向に構いません。

 君も、多少揺れるが大丈夫だな?」

 

「は、はい……よろしくお願いします」

 

「では……いきますよ!」

 

 

 

そうして了承を得ると同時に、しのぶは強く地を蹴った。

 

烈海王なる男が如何なる者か、見定める為に。

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

そうして駆ける事、数分。

しのぶは加減などせずに全力で屋敷へと向かっていたのだが。

 

 

(……着いてきている。

 人を一人背負っているにも関わらず、息が乱れる気配もないッ……!!)

 

 

烈海王は、一度も距離を離す事無くぴったりと着いてきていた。

呼吸が乱れた様子―――全集中特有の呼吸音こそ聞こえない、或いは聞き逃したのかもしれないが―――もなく、足運びも完璧だ。

まして彼は、その背に男性を一人背負っているのに……その重さを、まるで感じさせない動きだ。

 

人間を一人ないしは二人背負って走るだけならば、隊士のみならず隠でも日常的に行ってはいる。

しかし……そこに速力の要素を加えれば、話は別だ。

 

 

自分が全力でも尚引き離せず、着いてこれる隊士が……柱を含め、今の鬼殺隊にどれだけいるだろうか。

 

 

 

(この身軽さ、身のこなしッ……!!

 先程は蝶と形容したが、寧ろこれは蟲そのものッッ……!!)

 

 

一方の烈海王も、しのぶの軽快な足捌きと瞬発力には感嘆の意を覚えていた。

蝶の様に優雅に舞うどころではない。

時には飛蝗の様に疾く跳び、時には蜻蛉の様にブレーキを掛ける事無く急角度への進路変更を果たす。

 

 

 

蟲柱と自身で名乗っていたが、その由来が良く分かった。

等身大の蟷螂と対峙すべく、自らもその領域に踏み込んだ刃牙と同じだ。

 

 

これこそが、彼女の闘法ッ!!

 

正しく、蟲の動きッッ!!

 

 

 

 

(下弦の陸を倒した……これだけの身体能力があるなら、頷けるッ……!)

 

 

(ふふっ……鬼に、それと闘う剣士か。

 一体、どれ程の者達が集っているかッッ……!!)

 

 

 

胡蝶しのぶは、烈海王という男への驚嘆と疑念から。

 

 

烈海王は、これより待ち受ける者達の実力に期待を寄せながら。

 

 

 

感情のベクトルこそ正反対ながらも、双方共に先の事を思うと気が昂らずにはいられなかった。

 

 

 

 

 

尚、背負われていた片平隊士は、この余りの事態をどう表現すればいいのか、それすらも分からず呆然と揺れを感じていたのだった。

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

その後も、烈海王は最後までしのぶから離される事は無かった。

 

特に問題という問題も無く、無事に最短時間で三人は屋敷まで辿り着くことが出来たのだった。

 

 

 

(人間って……川の上を走れるのですね……)

 

 

 

もし、敢えて問題点を上げるとするならば……横幅十メートル程度の川に差し掛かった時。

 

橋への迂回ルートを選択したしのぶに対し、烈海王は直線距離―――即ち川の上を走るというとんでもない選択をした場面だろうか。

 

 

凄まじい速さで脚を動かし、水飛沫を上げて水上を渡り切った烈海王には、しのぶも片平隊士も開いた口が塞がらなかった。

右脚が沈む前に左脚を出し、また左脚が沈む前に右脚を出せば、水上を歩けるという冗談はよく聞くが……本当にやる人間がいるとは思わなかった。

水場での戦いを想定している水の呼吸でも、あんな芸当が可能な剣士は果たしているのだろうか。

 

 

(けれど、おかげで屋敷へと思った以上に早く戻れた。

 片平さんの治療を、手早く済ませる事が出来たのだから……感謝します)

 

 

しかし、そのおかげで片平の命を救うことが出来た。

爪による裂傷複数、全身打撲、肋骨四本骨折。

肉体の損傷は大きかったが、大事に至る前に無事処置を終えられ、今は病室にて安静にしている。

その点については、大いに感謝をしなければならない。

 

 

(さて……しっかりお話を聞かなければなりませんね)

 

 

 

残す問題は一つ。

烈海王の素性を確かめなければならない。

 

鬼殺隊に弓引く者では無いのは行動からして明らかだが、得体が知れないという点は何一つとして変わっていない。

また、彼自身も聞きたい事があるだろうし、それを説明する義務も当然ある。

その過程で、またしても衝撃の内容が飛び出してくるかもしれないが……覚悟を決めよう。

 

 

一度深呼吸をしてから、しのぶは烈海王を待たせている客間の襖を、静かに開いた。

 

 

 

 

「失礼します。

 お待たせいたしました、烈さん」

 

「いえいえ、こちらこそ……胡蝶さん。

 彼の容態は?」

 

「もう大丈夫ですよ。

 しばらくは安静にしてもらいますが、命は繋げました……貴方の御蔭です。

 本当にありがとうございました」

 

 

 

しのぶは上座へと静かに正座し、烈海王に謝辞を伝え頭を下げた。

彼もそれを聞いて、安堵のため息と笑みを浮かべる。

心配していただけに、無事に終わって何よりだと。

 

 

「お役に立てて何よりです。

 もしよろしければ、私も彼を見舞いたいのですが……」

 

「それは、勿論大丈夫です。

 ただ……その前に、お聞きしたい事があります」

 

 

しのぶの表情から、笑みが消える。

真剣な顔つきに切り替わり、その視線は真っすぐに烈海王を捉えていた。

これを受け、彼もまた同様に表情を変える。

 

 

 

互いに、相手の求めるものは分かっている。

 

 

気になる事は、興味を引く事は数多ある。

 

 

腹を割って、伝え合わなければならないだろう。

 

 

 

 

 

「私も同じです、胡蝶さん。

 貴方達の事、貴方達が鬼と呼ぶ怪物の事……どうか、お教えいただきたい」

 




しのぶさん、釜鵺とは違う方向で烈さんに驚きまくりの回となりました。
もっとも、鬼殺隊視点だと「一般人が素手で十二鬼月と渡り合う」なんて異常事態にも程があるので、無理はないと思います。
後、人間は川の上を走れるという事実も衝撃だったのだと思います。

……ただ、水中でこそ威力を発揮するねじれ渦の存在があるので、もしかしたらこれを生み出した歴代水の剣士の誰かが、水上疾走出来た可能性も否定できません。


Q:片平隊士の鴉が釜鵺撃破を伝えてからしのぶさん到着まで少し時間が空いてるのに、烈さんの出発に間に合ったの?
A:前話では一行で済ませてますが、傷口の止血作業に時間がかかったので、無事間に合ってます。

Q:しのぶさん、烈さんを気配で人間判定したけど、分かるの?
A:炭治郎との屋根会話で「柱の皆さんも禰豆子さんの気配を覚えた」と発言したから、出来ると思います。

Q:山で遭難した親子の話はどうなった?
A:残念ながら釜鵺の犠牲になりました。
  後に連絡を受けた隠が来て、遺品探索等後処理を済ませてます。

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